丸ゴリ婦人の新婚劇場

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2011.06.30

運ちゃん。

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昨日の夜、

半年以上ぶりに運ちゃんと電話で話した。

夜9時頃、

どっかの家電から着歴が入ってて

電話帳登録外で、留守電も残さない番号は

大抵がスルーしているんだけど

どこか見覚えのあるような市外局番。

検索かけたら、やっぱり。

運ちゃんの街の番号。

その街で知り合いなのは運ちゃんしかいないもん。

5月の中ごろから、携帯止まったのか

メール入れてもエラーで戻ってきていた。

債務整理、本来なら今年で全部終わるから

順調に進んでるか、丸ゴリは内心ちょっと不安で。

わざわざ家電からかけてくるなんて、

また何かあったんじゃ、、、って

3年の交際で染み付いた心配性が騒ぎ出した。

でも家電か・・誰が出るかわかんないって、

なんか妙にソワソワするな・・。

それに、もしかして、もしかしたら
運ちゃんの家電じゃなくて、間違い電話とかかもしれないし・・。

でもやっぱり悪い方向に考えちゃって、心配になって

意を決して電話してみた。

5回ほどコールして、

切ろうかな、と思った頃に「はい、」と聞こえてきた。

「もしもし」

「おー、もしもし？」

運ちゃんかな、と思ったけど

まだちょっと不安で「あの、先ほど着信いただいたようなのですが」って

念のため事務的に聞いてみた。

「どうしたん、かしこまった言い方して」

「えと、登録外の番号だったので・・

　どちらさまでしょうか・・？」

「おれだよ。xxだよ。」

「・・やっぱり！」と笑うと、

受話器の向こう側でもちょっと懐かしい空気みたいな
いくぶん柔らかくなった雰囲気を感じた。

何かまた、良くないことがあったんじゃないかっていうのは

私の杞憂だった。

丸ゴリが仲間と活動してるプロジェクトの件で、

運ちゃんは協力を申し出てくれて、
その詳細を聞く前に携帯が止まったので

気になって、わざわざ家電から連絡してくれたらしい。

気がかりだった債務整理の話も、

「おかげさまで、1社は終わったよ。

　なんとか毎月返してるよ。」

なんか、すごく自分が報われた気持ちになった。笑

親父さんの自己破産の件も、

だいぶ粘ってひっぱったらしいけど

結局家は手放すことに決まったようで

交際中も「引っ越すかも」ってしょっちゅう聞かされてたけど

買い手が見つかったらしくて

いよいよあと2ヶ月の間に家を出ざるを得なくなったらしい。

それでも、受話器の声はどこか落ち着いてて

ハツラツではないけど、元気もあったから

なんとなく、やっぱり私はほっとした。

「債務整理が終わったら、どうするの？」

「んー、貯金始めて、あとは今度家族への返済だな」

家族と同じくらい

大切に思える人が見つかるといいね、と思った。

私は残念ながら
3年掛けてもそうなれなかったわけだけどorz

プロジェクトの協力＆説明で、

7月中におそらく再会を果たすことになりそう。

運ちゃん、パソコンを貰ったらしいけど

ネット閲覧とネトゲしかしないみたいで

「携帯ないからパソコンでメールしようと思ったんだけど

　何をどうするのかやり方がわからない」って言ってた。

そういうパソコン操作もちょっと教える約束をした。

運ちゃんの、仕事の合間

2時間だけ、切り取って都合つけてもらうことになるらしいけど。

高速で片道2時間かけてまたあの道を行くのか。。。

何時間も一緒にいたら、

たぶんまた私の変な情が騒ぎ出すだろうから

少しの時間だけが、きっとちょうどいいんだろうな。

鼻をフンッて犬みたいに鳴らすクセとか

わざわざオナラしてムード壊すとことか

ディズニー行ったのにお腹壊してたこととか

くだらなくてどうしようもない思い出ばっかりだ。

助手席で眠るのは失礼だ、といいながら

運転変わると助手席で寝始めたこととか

短気を正当化するとことか

辻褄合わせが甘くてバレバレの下手な嘘ついたりとか

見過ごしたり見逃したりしたけど、
やっぱりなんか、最後まで憎めないままだったなぁ。

甘美なこと、幸せなこと、ニヤけるような思いでは
あえて思い出さずに沈めておこう。

寂しくなって、後戻りする道探し始めるのが怖いから。

どうせなら、

前進した先でまた、めぐり合わせた方がステキだからだ。

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