ドクター×ボクサーシリーズ
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●ドクター×ボクサーシリーズ
ボクサーは犬になる 原作者：剛 しいら
メーカー：日本コロムビア
要キャスト：堀内賢雄・伊藤健太郎・塩沢兼人・石川英郎 他
テーマはヘンタイ外科医師の未成年略取。そこに愛は在るのか！？
みたいな出だしでえらいびっくりする内容です（笑）
『コレクター』（旧版のほうね）という映画が在りますが
主題的にはアル意味近いかも。。。
しかし、『コレクター』の男性は、自分の欲望のみを優先し
拉致監禁した女性の人間性を完全に無視した結果
相手に恐怖のみを与えてしまい最悪の結果に終わってしまうハナシなんですが。
この外科医師は自分の犯してしまった過ちを悔いながらも
青年に愛されたい愛されたいと切々と語りかけ・世話をするわけですな。
でもって、幼い頃から不遇な少年時代を送ってきた吃音気味の
ボクサー青年は、人から優しく愛される行為に初めて接して、次第に情にほだされていくわけです。
ああ。モウ一歩というところで
ボクサー青年は本来の目的：チャンピオンになること！！
を思い出し医師を殴り倒して、脱走を図り試合に出場するのです。
さて医師の妄執的な愛の行く末は・・・・・ってなカンジのストーリーですが。。。
この外科医師加藤を演じた堀内氏の、やってることはとんでもない犯罪なのに
語りは甘くてとろける紳士声ってところで、思わず許しちゃうワンっｖ
って思っちまいます～。たいしたもんです！さすがデス！
それと、チャンピオンを目指す貧しい青年徹役の伊藤氏っｖ
もうブラボーーってカンジです★★
自信が無く、他人と関わりを持てない吃音気味の徹そのもので、素晴らしいです！
伊藤氏は明るく元気で正義感が強くて無鉄砲だったりする役が多いので
そうゆうイメージでいましたが、見事に覆してくれて晴れ晴れしいですねえ。
あと、忘れていけないのは、重要な役所加藤の飼い犬２匹を
塩沢氏と石川氏が声を充てられて
それがまた前編の重苦しく切ないストーリーと
まったくチガウ奇妙キテレツな爆笑わんちゃん物語っｖですんごく良かったです！！
これサイコウ！！原作読んだときは２匹のドーベルマンが
こんなにオバかでご主人様命だとは思わなかったので
聴いた当時改めて読み直しましたモノです♪
この作品１９９９年製なんですが、本当に素晴らしく
思い出深いドラマCDに出会えて良かったなあっｖってつくづく思っています。
●ドクター×ボクサーシリーズ
ドクターは犬を飼う 原作者：剛 しいら
メーカー：日本コロムビア
要キャスト：堀内賢雄・伊藤健太郎・塩沢兼人・石川英郎
岩男潤子・佐藤正治 他
テーマはヘンタイ外科医師の未成年略取。そこに愛は在るのか！？
みたいな出だしでえらいびっくりする内容・・・・の２枚目です（笑）
今回のテーマは、ズバリ！ストーカーです！
ほんとか！？・・うーーん、たぶん（笑）
加藤（堀内氏）が犯罪行為を犯してまで、徹（伊藤氏）にした行為を
今度は元患者の美少女（岩男氏）に自分がされてしまうという
なんともイヤハヤなお話です。
まずはこのCD。SEがものすごく上手！！！制作側のスタッフに拍手です！！
わたしは今まで読んだ原作のイメージを越えたドラマCDに出会ったコトは
無かったのですが、これは絶品です！
原作そのものというより、原作を読んだ読者のイメージする世界そのものを
再現してるくらい、とにかくシーンごとのさりげない背景音とか犬の鳴き声だけではなく犬の足音！！！とかちょっとした物音とか
とにかくすべてのさりげない音に繊細な神経を使って
仕上げてるンですよーーー★★★素晴らしい！！
SEで一番驚いたのは、徹の試合を後ろの方で見ていた
刑事と加藤の話しかたに合わせて
繋がる音が全部生き生きと再現されてるのです。
試合会場から二人で語りながら出て行くシーンでは
たった今、会場脇の通路を通ってる所だとか？
今、開閉扉をぶぁん！と開けた所だとかがいちいち把握できるンですよ！！
これ凄い！！ホントに小説のイメージそのものです！！！
さて、役者さんのハナシにしましょう。
加藤役の堀内氏、今回も仕事先では完璧で
誰もが憧れるステキなお医者様な語りっｖ
なのに、徹といるときはちょっと子供じみた嫉妬をしたりと
そのオモテとウラの違いを見事に演じてられて良かった～っｖです
徹役の伊藤氏は、なんか前回と比べて愛が深まったのか
何気にしゃべりに色気があるのですっっｖ
やーー！！こりゃまいった！！
だって、伊藤氏はあくまでもこの録音時だけの徹であって
前回の事件に巻き込まれて加藤センセと
どうこうなった本人じゃあないのです！！
だのに、まるで徹本人そのものじゃあないですか！
これじゃまるで、愛に繋がれた故の声の変化みたいで
わたしはもう伊藤氏にメロメロですワ～
それで！それで！！もっとすごいのが狂気的美少女役の岩男潤子氏！！！
声は愛らしい天使なのに
その口から紡ぎ出す言葉はまるで悪魔そのもの～～！！
相手の心を一切無視した破綻的な執着心は愛らしい声だからこそ
なおさら恐怖感を伴って聴いてるわたしたちに迫ってくるのです～。
もうコワクてたまりませんでしたぁあ～
刑事役の佐藤氏も普段は風采のあがらないおっさん然
としているのに、あるトコロでギラリと変わって事件を追う刑事の声
になるあたりがサスペンスぽくってゾクゾクしましたっｖ
そして最後の決まり手は！！
２枚目もやっぱりカイン（塩沢氏）とアベル（石川氏）のドーベルマン物語っｖ
このわんちゃんドラマもサイコウに素晴らしいですよ～～。
腹抱えて大笑いの悶絶有りですっｖ
●ドクター×ボクサーシリーズ
ライバルも犬を抱く 原作者：剛 しいら
メーカー：インターコミュニケーションズ
要キャスト：堀内賢雄・伊藤健太郎・中井和哉・梁田清之
小野坂昌也・岡田 円・堀川 仁・八戸 優・千葉進歩 他
３作目。
うーーーん！なんていうか、３枚目のキャラ濃いです！みなさん（笑）
今回は、６回戦ボクサーとしての徹がメインのお話です。
全体的に男オトコしてて汗くさいですっｖ
徹（伊藤氏）にとって、ボクシングは今の自分を作り上げた大事なモノ。
ボクシングという勝負の世界を見つけたことで徹は唯一自我を確立できたのだ。
だのに加藤センセはちっとも徹の気持ちを解ってくれず
無理難題を突きつけて徹は振り回されっぱなし。
そんなある日、徹（伊藤氏）の最大のライバル東（中井氏）が挑戦状を突きつける！
と、いう出だしでとんとんと進みます。
今回は徹（伊藤氏）の通うジムでのシーンとか多かったりして
徹の家での穏やかな雰囲気とはまったく違う
チャンピオンを目指すボクサーとしての激しい一面をうかがえます。
トレーニングシーンとかかなりカッコイイですっｖ伊藤氏・・・あ！違った徹デシタ（笑）。
初登場のライバル東（中井氏）は荒々しい性格の中に
埋め尽くせない心の淋しさが見え隠れするシーンがあったりして
そういうイライラ感を巧く表現していてなかなか良かったです～
その東のお守り役（梁田氏）の重厚なお声がこれまた良かった～～っｖ
まあ。当然ですが、３枚目はわんちゃんドラマは収録されてません。
２作目までがとても素晴らしくこのシリーズの引き立て役だっただけに
とても悲しかった思い出があります。。。
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