小さな不動産会社のBOSS日記

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心のMY BANK


昨日もほぼ20年前に取引いただいた顧客である老婦人が突然当社を訪問されました。
すでに八十歳を超えておられると思います。

久し振りに会う方には、同様に
「昔とちっとも変りませんね・・」と言われつつ”^_^”

「年取りましたよ。なんとか生きております。私には保証もないけれど定年もありませんから・・」
と私は返すのです。

とにかく会いたくなったからとこられたその方とは、なんだか人生相談のような会話になってしまいましたが、それでもこうして私をいつまでも忘れずに、わざわざやって来ていただけることに大感謝。

今年不思議と立て続けにこの様な再会が多くあり、私はふと、二十年間の私なりにこなしてきたものに対する、利息の様なものを今受け取っているのだと思ったのです。

その都度、対価等を考えることもなく、様々にあるなかでも、不変の私自身で精一杯を尽くしてきた結果として今があるのでしょう。
他愛ないことに見えるかもしれませんが、昨日の様な仕事とは関係のない話を聴いてあげることさへ、求めてこられたこの方に感謝するとともに、私は心より有難く思うのです。

日々の積み重ねによる結果・・

それはさしずめ定期預金満期による利息や年金のようなものかもしれません。

しかしながら、1%に満たない預金利息や、その当てにおいて、先細り感を否めない年金あるいは投機的なものとは端から比較にならないほどに、その積み立てる内容如何で、確実に自己に還付されるものに違いないのです。

日常におけるその自己の気づき、反省、感謝、精進、そして日常における誠実なる自己成長積んでいくことこそ、絶対的に信頼できるMY BANKとなるのでしょう。

そのMY BANKにその都度積み立てられていくものは、BK破綻の心配も、ダンボール箱に無造作に入れたまま・・しかし棄てることのできない、心を絡め取られた保有の心配も、無形の真の財産には、自己管理においてなんら無用なのです。

又、仮に人生途中にて心の積み立てを失敗したとしても、あの400億の追加融資の可否を喧々諤々、徹夜で紛糾することもありません。
気づいた、反省したすぐさま、また一から自分自身への心の積み立て、追加融資または投資をすればよいだけのこと。

満期の事やすぐさまの対価を望まず、日常における心の積み立ては、その時点で自分自身に充足感を生むものです。
いつの日か、人として満了を迎えるとき、生きてきたその人に相応しい価値ある満期返戻金を受け取ることができるに違いありません。

そして尚有難い事に、この定期預金にも似た、MY BANKへ積み立てというものは、どうやら満期を待たずに、時々において途中ボーナスを与えてくれるようなのです。
それは価値あるお金であったり、人の縁であったり・・

まあ、つべこべ言わず、己を信じ、自己確立の下、再び今を誠実に生きていくことにしましょう。(^^)


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