2008年01月07日
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 「じむじむじーむ、じーむじむ」疲れた声で意味不明な呪文のような言葉を吐き出すライナ。勇者の遺物探しの旅から故郷のローランド帝国へ帰ったライナは、ローランドの王であり親友でもあるシオンから仕事を無理矢理手伝わされる日々が続いています。仕事中毒のシオンは何日も寝ないで仕事をするので付き合わされるライナも当然徹夜です。そんなわけで眠気200パーセント、やる気のやの字すら見つけることのできないライナは呪文のような言葉と緩みきった瞳で膨大な量の書類と格闘しているのです。一方、ライナの相棒のフェリスはその圧倒的な美貌と無表情で好物のだんごを食べていました。彼女は仕事を手伝うことなくライナたちをからかったり、だんごの魅力を世界に認めさせることに一生懸命です。しかし、ライナとシオンは5日も徹夜続きだったり、フェリスの妨害にも関わらず充実した毎日に満足しています。ところがその一週間後、視察に出たシオンは何者かに誘拐されてしまって・・・。
 「伝説の勇者の伝説」シリーズは、主人公である怠け者のライナ・リュートとそのだんご好きな相棒のフェリス・エリスが勇者の遺物を求めて旅に出ることになるというストーリーです。しかし、ライナとフェリスは勇者の遺物を集めるライバルの出現や呪いによる国の崩壊などトラブルに巻き込まれ、勇者の遺物を集めるという目的を達成することなくローランド帝国に戻ることになります。そして、その後は英雄王とも称えられる友人のシオン・アスタールの元で「寝ないで仕事をする」日々を送っているのです。ライナは寝ないで仕事をする働き者の王シオン、相棒のライナをからかい迷惑をかけまくる美貌の剣士フェリス、最近元王女の恋人ができて戸惑っている軍人のクラウ、熟女キラーの青年カルネをはじめ愉快なローランドの人々に囲まれ大変なトラブルに巻き込まれつつも幸せを感じています。しかし、平穏なひとときは突然破られ、第二部である「大伝説の勇者の伝説」シリーズでは激動の展開を迎えることになっていきます。
 短編集シリーズである「とりあえずの伝説の勇者の伝説」シリーズの最終巻です。ライナ、フェリスたちに加えローランド帝国の人々が総登場して大活躍することになります。また、特別編の「なぐりこみ伝勇伝」では「伝説の勇者の伝説」シリーズの世界観が壊れるのではないかと思えるストーリー展開になったり、「ライナとフェリスが付き合っている」という疑惑が湧き起こったり、シオンが突然誘拐されたり、ビックリするようなストーリーが続くことになります。長編の「伝説の勇者の伝説」11巻のラストシーンから考えるとローランドでの平穏な日々の最後のひとときです。今後の展開をからするとライナ、シオン、フェリスたちの幸せな日々のエピソードはなかなか読めそうもないので感慨深くいっそう楽しむことができました。
 ジャンルはコメディ・ファンタジー。コメディやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>



伝説の勇者の伝説 コメディ短編集シリーズ


伝説の勇者の伝説1巻 (シリアスな長編シリーズ。11巻まであります)


大伝説の勇者の伝説シリーズ(長編シリーズの第二部シリーズです)















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最終更新日  2008年01月07日 17時27分39秒
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