2010年04月23日
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 白くて、四角くて、まるで大きな墓石みたいな・・・縁起が悪いから、豆腐みたいな、ということにした方がいいかな?大きな建物が緑の中から、ふいに顔を覗かせた。正面玄関は閉まっていて、人の気配がない。「ええと、すみませーん」声を出してみるが、むなしく反響するばかりだ。怪我人が運ばれていったのなら、きっと建物の中に入れたはずだから。それとも、あの人は死んでしまっていて、ここには死体を保管するために運んで来ただけなのか。進んでいくと、すぐにエレベーターの前に来た。意を決して、乗り込んで、そして停まっていた階のボタンを押した。扉が閉じる。すぐに到着した。ぽん、と、かすかな音がした。そして続いて、声が聞こえてきた。「鬼さん、こちら」それはとても綺麗な声だった。そこには一人の少女がベッドから上体を起こしていて・・・。
 「しずるさん」シリーズは、「世界の敵」なのか?それとも「魔女」に関係しているのか?よく分からない理由で山の上の病院(世界を裏から操っている組織が経営)にずっと入院している主人公の美少女しずるさんが友達のよーちゃんから持ち込まれた不可思議な事件の数々を、ベッドの上にいながら、よーちゃんの話だけを聞いて、その天才的な頭脳で、超能力か魔法のように解決してしまうストーリーです。ずっと入院しているしずるさんは、ようちゃん以外面会に来る者もなく、常に暇を持て余して退屈しています。ようちゃんは、そんなしずるさんの退屈を紛わすために世間で起こっている複雑怪奇な事件を見つけては、しずるさんに報告し楽しく?事件を解決することになります。
 「不敗のカリスマ」と呼ばれるじゃんけんに負けたことがない女性タレント・七ノ輪ほのか。彼女は一対一であり、審判になる第三者がいて、かつ複数の人間が見ている状況で、一度もじゃんけんで負けたことがありません。連続で百回じゃんけんをして、一度もあいこにならず勝つことができるほどです。しかし、彼女の周りでは何者かに殺された彼女自身の両親を含め、死んでいたり行方不明になっている人々が出ています。彼女の「じゃんけんに負けない」という特技?に疑問を抱いた合成人間・巳鑑巳花車は「彼女は世界の敵ではないか?」とうたがい、不可解な事件が起こることになっていきます。久しぶりの「しずるさん」シリーズです。しかも、いつもの短編形式ではなく、長編であり、統和機構の合成人間までゲスト出演するのです。合成人間が登場する「ブギーポップ」シリーズと「しずるさん」シリーズの融合のような不思議なストーリー展開がとても面白かったです。それにしても、じゃんけんに負けない特技というのは素晴らしいですね。
 ジャンルは、異能力サスペンス・ミステリー。サスペンスやミステリーが好きな人にお薦めです。<終>

しずるさんシリーズ







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最終更新日  2010年04月26日 07時38分52秒
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