男の羅生門 ‐ Guitar&Bike Life ‐

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★歪みマニア CAT'S FACTORY AT-222PDW



うわぁ~凄い値段・・・これは欲しいけど買えないなぁ~でも格好良いな。
とは言えこの値段は流石に良くても気合いが・・・そんな感じで観覧している間に一瞬で完売。

AT-222PDWは、2022年2月22日という「2」が並ぶ高崎晃氏のバースディスペシャルモデルで、限定22台のみの生産。
高崎晃氏 誕生日記念 2月22日発売の22台限定生産モデル AT222PDW。




製造元の CAT'S FACTORY というブランドは正直知らなかったのですが、高崎氏が使っているとなれば気になってくるわけで。
勿論、エフェクターが同じだから同じ音が出るという簡単なものでもないのですが、
同じ機材を使えば腕次第では出し易くはなるはず。あと大きく違うのはモチベーションですね(笑)

人間ってのは無くなってから無性に欲する傾向がありまして、ひたすらヤフオクとかを見ては探し回っておりました。
一時、ヤフオクで定価出品されていて30分悩んだ結果、『 買う! 』とポチったら誤差の範囲で落札されてしまい
それ以降、久しく出品されたと思えば転売屋によって2倍近い価格で売られていたりと後悔していたわけですが・・・





探すこと数ヶ月、 ついにGET!
発見して秒で購入。安く買えたのは嬉しい限り。極美品でシリアルも一桁でNO.3と一桁というのも少しだけ嬉しい。
こんな希少なペダルなわけですが同一県内で発見しました。縁ってあるんですね。





まず質感。まるで軍用装甲車の様なミリタリーテイスト溢れるカラーが醸し出すオーラは見ているだけでも無骨。





このデカさと剛性の高いアルミケースが相まって戦闘力の高さを嫌でも感じさせてくれます。明らかにヘヴィな音を出しそうです。
中心部のAT-222Dのノブはマーシャル系のゴールドノブ。見た目にもブラウンサウンドを意識しているのが伺えます。





音は中央部に内蔵されるAT-222Dに焦点を当てたものでHI-Fiで豊潤なドライブサウンドを基準に組み立てられた3in1仕様。
原音に忠実で音の芯が潰れずノイズレス、かつニュアンスしっかりアウトプットしてくれる高解像度が魅力的。





単に高崎モデルというだけではなく、ゲイン幅が広いのでオーバードライブとしても非常に優秀です。
エッジ際立つ80年代マーシャルの音から温かみのあるモダンなサウンド、その中間の音色3モード設計。
ピッキング強弱による表現の幅はかなり広く、良質なファズを少し絞ったときの様な反応を見せます。

やや粒が粗くアナログな温かい歪み ~ 抜けの良いバイト感ギンギンの豊潤な歪みまで切替/調整が出来ます。
大抵のOD~DSで求められる歪みは網羅できる性能を兼ね備えていますのでジャパメタ世代のロングドライブは遂に終着を迎えそうです。

高崎フリークが目指したガッツ溢れる青春の音が響いてくれるでしょう・・・素晴らしいサウンドです。





ボリュームペダルへの追従性は『 この太いドライブサウンドからクリーンまで持っていけるのか!? 』と驚愕の追従性。 トーン/ボリューム/ゲインでのキャラクター変化も大きく、『 フィクスド・ワウ 』『 フェイザー 』も AT-222D専用に調整されているので相性が抜群。 音色の変化を使い分けて楽しめそうです。





反面、いなたいサウンドではないのでヴィンテージ路線としては粗さが無いので幾分 電気的というか解像度が高すぎるというか、綺麗過ぎて欠点が荒さが無いので、味わい深いヴィンテージ系を『 モノラル 』として近年の高性能ペダルを『 ステレオ 』とするなら『 ハイレゾ 』という言葉が良く似合います。『 解像度が高い 』と言うのは、生音にある絶妙な空気振動の音域と言うか、その場にいないと分からないレベルの感覚的な部分、作られていない印象を表現出来るか否かで判断しています。






髙崎氏がペダル3台でボードを組むなら・・・というコンセプト通り、攻めの姿勢を表現する武器となる名器ではないかなと思います。
値段からくるプラシーボも若干あるのかもしれませんが、限定22台即完売という希少さと高い音質で満足感が高いペダルです。


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