統合の先にある創造

統合の先にある創造

統合医療を目指す



しかしご存知の通り、問題もたくさんあります。

何かをするとき 焦点を定め、視点を絞り込んでいくことが必要ですが、まず全体を見渡して適確に把握した上で 焦点をとらえ行動することが重要です。

しかし、今、多くの人が捉えている医療のほとんどは、点在する焦点のみを取り上げているに過ぎません。
西洋医学が特にその傾向が強いでしょう。
何かを明らかにしていくという作業に長けた西洋医学ですが、基本スタンスは条件を絞ってわからないことを排除していく中で、一つの真実を見つけようというものです。
見やすくする わかりやすくするという点で非常に優れた技法であるわけです。
一つの点が見つかることでその周りの様子もある程度わかるようになりますが、やはり焦点はかなり狭いのです。
どのような治療方法も見る切り口によってメリット・デメリット両方あります。
数ある選択肢の中から、求まった場所がそこならよいでしょう。しかし、知らなかったことで、思ったような治療が受けられなかったり、デメリットが強調されてしまうようなことがあれば、それは悲しいことだと思います。

マクロな視点 大局的な観点から 医療というものをとらえて、選択肢を増やしたり、心のかせを外して視野を広げていくことが今求められていることでしょう。



そもそも医療とは 何でしょうか。
病 痛み 不調とは 何でしょうか。

我々の体は 崩れたバランスを 元に戻す働きを持っています。
そして、バランスが崩れたとき何らかの不調となって現れます。

それは、極自然な反応であり、恐れるものではありません。
自分を守るための反応だからです。
むしろ感謝すべきものです。

しかし、何か問題に直面したとき 恐怖があるかもしれません。
もし、恐怖があればそれを見つめてみることです。

向き合う ということがもっとも重要です。
闇が目の前にあれば誰でも怖いでしょう。
しかし、自分の足元は見えるはずです。
向き合って自分の足元から闇を照らしていけば、必ず明るくなっていきます。

まず、最初にすることは 自分を見つめることです。
自分のことを一番よく知っているのは自分だからです。

しかし、足元を照らさず 誰かにすがる 依存する 逃げる
それらの行為は、闇を深めることはあっても前に進むことはなかなかできません。
明るい光を求めることは 有益ですが あくまでも歩くのは自分です。

病、不調からメッセージを受け取っていくことが大切です。


では、医療とは何でしょうか。
癒しとは何でしょうか。

崩れたバランスを元に戻す すべ。

不調からのメッセージを読み取る すべ。

そして 体の法則 精神の法則。

知識、手段、技術 そしてサポート。

実に様々な 知識 方法 があります。
医者に行くこと 薬を飲むことは ごくごく一部の方法です。

視野を広げてみましょう。
自分をみつめるということをしていれば、多くを求めなくても解決されてしまうこともたくさんあるはずです。

良く病は気からといいますが、心と体は、別物ではありません。物質と精神もそれぞれ別にあるのではなくつながっています。

視野を広げていけば どんどん光が差し込んでくるでしょう。
選択肢が拡がっていくはずです。

与えられているのは どんなときも 選択の自由です。

選択肢が限られているように見えるのは それでいてそれが嫌な選択肢なら 視野がまだ狭いということです。


医療とは、治してあげることではなく、
その人に最適な選択肢を一緒に探してあげること
選択肢を増やしてあげること
そっと肩をおしてあげる 見守ってあげる

医者じゃなくてもいいのです。

病も 医療も 患者も 医者も 特別なものではないはずです。

いろんな人がいて いろんなレベルの人がいて
それぞれが それぞれの視点で アドバイスをする 知識をもたらす
少しずつの思いやりが 新たな気付きと 癒しをもたらし 人を成長させていく。

ただ、相談を聞いてあげるだけでも 相手は道を自分で見出すかもしれない。

今ある医学の手法は、それぞれ楽器なのだと思います。
演奏するのは人 聞くのも人。

医者が偉いのではなく 患者が悪いのではなく
与える側 与えられる側ではなく
対等なのです。


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