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新たな事件・・・

「んーんー・・・!!」
口を鬱がれた邑夜は藻掻いていた
「邑夜?!そこに居るのか?!」
ドアの向こうでは、斉藤が邑夜を呼んでいた。
一方、海野井は邑夜の口を鬱ぎつつ何やら考えていた・・・
「仕方ない・・・」
と言い、邑夜の口から手をどけた。
「斉藤!!」
口から手が放れた瞬間に、邑夜は斉藤の名を呼んだ。
海野井は、邑夜の口から手を放すと、窓から逃げた・・・
「ちっ・・・こいつは蹴破るしかねぇな・・・・」
ドッゴォン・・・
鈍い音が寮に響き渡った。
「あ・・・相変わらず・・・すげぇ・・・;」
邑夜は、ドアが斉藤の蹴りで破られたことに戸惑いつつも、縄をほどいてもらった。
「しっかし・・・危なかったな。氷室」
「ぬ?何が?」
何が危なかったのか、相変わらずの鈍さだった。
「だから・・・もう少しで襲われるところだったでしょう?」
「あぁ~・・・ある意味襲われたけどなぁ・・・」
襲われたと言っても、何か二人の意見は咬み違いであった。
「なぬ?!」
ぴくりっと斉藤の耳が動き、邑夜に訊ねた。
「な?!襲われただってぇぇ?!」
「う・・うん・・・;」
「海野井め・・・今度あったら絶対ぇ~ゆるさねぇ・・・」
斉藤は、邑夜が犯されたと思ったのであった・・・。
「何か言った?」
「いや・・・何でもねぇ・・・」
「そう?なら良い。」
邑夜は捕らえられてたにも関わらず、きょとんとしていた。
「っでも・・・本当に海野井君達がやったの?」
「あぁ・・・それは間違えないであろう・・・」
青森が訊ねた言葉に邑夜は即答した。
「あ・・・丁度皆集まったし・・・さぁ・・・事件の解決をしようか・・・・」
邑夜はニッと笑って見せた。
「まずは、どうやって崎枝を殺したか。」
邑夜は、人差し指を立てて言った。
「崎枝は、稲塊に殺されたんだ。いや・・・稲塊と海野井に殺されたんだ。」
「うん。それは分かってるけど・・・」
邑夜は構わず続けた。
「殺し方は、簡単な原理を使ってる。」
「へ?っと言いますと・・・?」
斉藤は邑夜に訊ねた。
「つまり!アイスコーヒーは、二層に分かれていたんだ!」
「あ・・・だから最初に生徒が飲んでも死ななかったんだ~」
「そう。つまり、海野井が飲んだ部分は毒なしのコーヒーで、崎枝が飲んだ部分は毒入りだったんだ。」
ニコッと笑い邑夜は答えた。
「っでも・・・二層に分かれるってことになると・・・」
斉藤はない知恵を一生懸命出していた。
「無い知恵絞るなよ。」
「なにを!!」
佐伯は斉藤のパンチをスルリと抜けた。
「二層に分かれる方法は・・・・」
邑夜が理由を言おうとしたその時
「うわぁぁぁ~~~~!!」
何処からともなく響き渡る叫び声
「?!」
邑夜達は、急いで現場に向かった。
第4部へ


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