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悪魔の囁き


「何だか今回の事件ややこしくなりそうだね」
直毅が言った。
「あぁ・・・どうして死体を焼いたのか、その動機、何故こんなところに死体を運んだのかだな。」
邑夜はもぅここまで考えていた。何の事件でも邑夜は何故?どうして?が先にでる。
「大体死体焦がして此処置いて、何がしたかったんだろうね・・・」
「さあな?」
「よっぽど恨みがあったのか・・・もしくは」
「俺たちに事件を解決させたかった。」
直毅が言い終わる前に邑夜が口を挟んだ。
「何で分かるの・・・」
直毅は首を傾げながら邑夜に聞く。
「いや・・・なんとなくそうかなぁーって・・・」
直毅の質問に邑夜はさらりっといって退けた。
大体が邑夜は昔から変なことが得意だった・・・。
人のやれないことは全てできたし、もちろん人の出来ることだって出来る。
何かとそうだ。塾も何も通っていないはずなのに、何故か出来る。まったくもって不思議だ。
「焼く必要がある理由は三つ・・・。違う凶器かなんかで殺した跡を残すため、ただ単に憎いと思って焼いた。そして・・・俺たちに解決させるため。」
「んー・・・どれもありそぅ」
直毅は苦笑しつつ言った。
「もし俺たちに解決されたらどぅするんだ・・・?それを考えているはず。」
犯人だって馬鹿じゃないさ。ただ単にってことでも無いであろう。
俺たちに解決されたら自分も自殺する訳か・・・?いや・・・それでは意味が無い・・・。この死体を焦がした意味が・・・。
「邑?何深く考えてんの?犯人の脅迫じゃないの?」
「いや・・・それでは意味がないんだ。」
「へ?」
「ただ単に脅迫又は憎いから殺した。っていうのは意味が無いんだ。」
直毅は邑夜が何を言っているのかさっぱりみたいで、首を傾げていた。
「だから、焼く意味がないんだ。もしあの死体が先生だとしたら、その先生に関わる人物が犯人になる。そぅやって偽装しなくても、誰かを犯人にすることだって可能だ。」
「え?っでも、もしあの死体が先生だとして、本当に関係がある人だったらどぅすんの?」
「本当に関わりがあったとしても、何の証拠もなしだったら「そんなの知りません」っで逮捕なんて出来るわけないだろ?第一犯人はそんなドジしないさ。」
「わかんないじゃんそんなの。」
「俺だって根拠はないさ・・・。っでももし本当に単なる殺しだったら可笑しくないか?どぅして死体を焼く?その意味は何なのか。今は未だ解決はしない・・・」
邑夜は悔しそうに舌打ちをした。

翌日
「っと言うわけなんだけど・・・」
直毅は昨日のことを斉藤達に話した。
「そうか・・・だから今日邑夜の姿がないわけだ。」
「屋上で考えてるんじゃねぇ?」
斉藤は言った。
「そぅだね。何か考えごとあるときはいつも其処にいるしね。邑夜って」
斉藤の言う通り、邑夜は屋上で寝転がり昨日のことを考えていた。
「(身元は分かった。あの死体に付いていたブレスレッド・・・。あれに尊・小野(オノ ミコト)って書いてあった。その人物に関わりがあるのは・・・俺達(佐伯達含む)と、小野 祐二(オノ ユウジ)あいつの双子の兄と右沢 誠(ミギサワ マコト)か・・・)」
邑夜は未だ考えている。何故死体を焼く意味があったのか・・・そして、何故殺したのかを・・・
「(そぉいやぁ昨日青森が調べてくれた小野についてあったな。)」
昨日やっと身元が分かり、直毅に調べてくれと頼んでいた。「何故小野について?」っとは聞かれたものの、直毅は焼かれた死体が小野だとは知らない。
「(?!)」
邑夜はいきなり起き上がった。
「(そぅ言えば・・・あのとき(資料見てたとき)兄弟喧嘩が妙なかったって・・・。いや・・・でもそれが証拠とは限らないな。一体誰が・・・)」

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