◆著者からの釈明?!
タイトル
「医者はガンを治せない!」
について
■タイトルは出版社と話し合って決めました。私の案は『ガンの主治医は私だ!』でしたが、出版社側は『個人的な問題に限定しているので訴える力が弱い。非常に多くの本が出回っているので、訴える力が弱いと本を手にとってさえくれない。せっかく素晴らしい闘病記を書いているのだからできるだけ多くの人たちに読んでもらいたい。その為には読者に訴える視点を広く、大きく持つべきである』との理由でした。
たしかに私にとっても一人の患者として、非常に大切な「課題」がありました。それは、
毎年27万人もの多くのガンの患者が、治療の成果を得ることなく口惜しく亡くなっている現実があります。私はこの口惜しい現実をもっと積極的に訴えて行かなければならないとの危惧がありました。但し、『早期発見で、手術で治っている人は大勢居るではないか!』との反論がありますが、では『再発や転移した場合も手術や抗癌剤で治せるの?。毎年27万人もの多くの患者が亡くなっている原因は何?』というのが私の問題提起の出発点です。
更に、「漢方薬や健康食品はガンに効かない」などと結果的には「死を待たされる」だけの医療に対し、「死にたくない!」との一心で代替医療などに取り組んでいる多くの患者の皆さんが居られます。その結果ガンが消えたり、進行が止まったりするなど、数々の朗報が報告されています。ですからこのような情報(治療方法)を、是非とも多くの皆さんに伝えて行かなければならない使命があります。
更に、これからガンになる大勢の皆さんに少しでも役立つ情報をより多く提供する使命があります。 つまり患者の側がもっと積極的に「自分で自分の命を守る」努力をしなければならないからです。であればこの際、生々堂々と「医者はガンを治せない」をスタート(基点)にして訴えることで、それぞれ(特にこれからガンになる方)が、自らの問題として、もっと真剣に「ガン」の事について考えいただけるのではないだろうか。良い意味での問題提起と議論が深まるのではないかと期待しこのタイトルで訴えることを勇断しました。
■医師の皆様には私たちの命を守るために日々悪戦苦闘されているが故に大変「心外」に受け止められ、ページさえ開いてくれないかも知れません。こんな私に『横柄だ!』『素人のくせに生意気だ!』『判ったような事を言うな!』などと様々な批判が聞こえてきそうです。でも目次を見ていただければお分かりのように、事を大上段に構えた感情的な主張(批判)などはしていません。たしかに患者の立場で『遠慮』してはいけない部分は、批判も含めた率直な意見をさせていただきました。ですからぜひ読んでみてください。その上でならば如何様にもご意見、ご批判を承ります。
私の問題提起には賛否両論があり、関係者の皆様からも手厳しいご批判を受けるかも知れません。積極的な議論として歓迎致します。けれども私を批判する事で自己満足なさらないで下さい。何故なら、私を批判する事で心に隙間ができてその分だけガンに対する「寛容」さが生じる危険性が高いからです。それでなくてもガンを恐れて逃げ廻っている分だけ「寛容」になり過ぎている現実があります。ガンに寛容になってもガンは決して手心を加えてはくれません。それがガンとの闘いのはずです。
とにかく『一人でも多くの方に私の本(訴え)を読んでいただきたい!。本を読んでくれれば私の真意が理解してもらえる!。』との一念です。
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ですから、必見(読)の書です!。