c - Rakuten Inc
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
000000
ホーム
|
日記
|
プロフィール
【フォローする】
【ログイン】
‐
―――――――――東方司令部の皆は今日も元気です
001・日常茶飯事
―――――あぁぁぁぁ
大きなあくびが一つ。
其れを発したのは一人の少女――――否、少女というほど幼くないのかもしれない。
彼女の名前はユリナ・シャーカス。
眠い―――――
ユリナは留まらないあくびを恨めしく思いながらもかろうじて仕事をする手を止めていない。
―――――――ふわぁぁぁぁぁぁ
あくびをもう一つ。
眠気が螺旋のように渦巻きながらもユリナを襲う。
――――――――グーグーグーグー
ほらいびきも聞こえて――――――
え?
ユリナは目を開く。
―――――――グーグーグーグー
此れはユリナのものではない。
現に今ユリナは起きている。
その音をを辿るようにユリナは視線を自分の向かって右側に向ける。
音の主は易とも簡単に見つかった。
「ハボック少尉ぃぃぃぃ」
自分の真隣のディスクで男が突っ伏して眠っている様子が見受けられた。
ハボックと呼ばれた男は気持ち良さそうに夢の中だ。
「起きてくださいよ!!起きてくださいってば!!仕事しなくちゃ駄目ですよっ!!」
ユリナはそう言いながらハボックの身体を揺さぶる。
此れは半分嘘だ。
起きて欲しいというのは本当。
でもユリナにとってハボックが仕事をしてようがしてまいが知った事ではない。
ハボックに起きて欲しい本当のわけは――――
「起きてくださいっ!!こっちまで眠くなっちゃうじゃないですかーっ!!」
ということなのである。
生憎ユリナは爆睡している者の隣で黙々と仕事をこなせるような大人な感性は持ち合わせていない。
「起きろぉぉぉっ!!!!」
ユリナはがくがくとハボックを揺らす。
揺らすと言うよりは振ると言った方がいいかもしれない。
それに伴ってハボックも段々と眠りから覚めてきているようなのだがまだ瞼は閉じられている。
頭をシェイクされても眠っているハボックは大物だ。
「シャーカス大尉?」
その大物、ハボックのいびきの合間からユリナの耳に入ったのは凛とした声。
「ホークアイ中尉・・・」
「何をやっているのですか?」
ホークアイと呼ばれた女性が先程の声の主らしい。
ユリナとその腕の中で眠っているハボックを見比べて問った。
其の目には明らかに呆れの色も含まれていたがユリナは気付いていない。
「ハボック少尉が寝てたんですっ!」
まるで小学生が先生に今あった事を報告する時のよう。
『○○くんが授業中に寝てましたっ!!』
と。
その様子にホークアイは苦笑にも似た笑みを浮かべる。
余談だが・・・・ホークアイが笑みを浮かべる事は極めて少ない。
苦笑でも冷笑でもましてや微笑なんて年に一度見られたら良いほうだ。
爆笑しているところなど――――――見た事も無い。
「で、シャーカス大尉にお願いがあるんですが」
その笑みも消し、元の引き締まった表情に戻るとホークアイが言う。
「私に?」
ユリナは腕に抱えていたハボックを放し、ホークアイに向き直った。
――――ガン
今のはハボックがいきなり手を放された事によって机に顔面衝突した音である。
・・・・・・それでも寝ているところは流石と言えよう。
もはや天然記念物並だ。
余程疲れが溜まっていたらしい。
しかしユリナもホークアイもそんなハボックに見向きもしない。
哀れ、ハボック。
「大佐がまたいなくなってしまったので大尉に探すのを御願いしたくて・・・」
口調こそ普通だがその目には大佐と呼ばれる者への怒りの色がありありと溢れていて。
「・・・・・・・・判りました」
最近はこんな事ばかりだ。
大佐が逃げだしたら必ずと言って良いほど自分が探すよう言われる。
其れは全くもって不本意なのだが、自分が探すと早く見つかるというのもまた紛れも無い事実で。
もしかしたら感性が似ているのだろうか―――
ふと考えて、嫌だ嫌だと首を振る。
「大佐を探しに行ってきます。少尉を起こすの、御願いしますね」
「わかったわ」
ユリナはハボック起こしをホークアイに任せて自分のディスクに目を向ける。
武器になりそうな物は―――
チアキは一通りディスクに目をやる。
ボールペン―――小さすぎるから無理。
ハサミ―――――マジで危ないから無理。
ファイル―――――
ユリナの目に入ったのは大きめの青いファイル。
「これでいこっかな・・・・」
ユリナは呟いて踵を返す。
暫く歩いて行くと銃声と男の悲鳴が聞こえてきて歩を早めた。
+++
軍部内を当ても無く歩き回っている。
「人騒がせな奴」
ユリナは自分にだけ聞こえるくらいの声量で呟いた。
人騒がせな奴とは勿論大佐の事だ。
大佐とは腐れ縁というのかなんというのか。
自分が軍に入った時からの知り合いだった。
初めて見た時はもっと真面目で厳しいイメージの男だった。
しかし今となっては
女癖が悪い。
仕事はさぼる。
――――無能。
大佐のイメージを再確認してユリナは溜息を吐く。
何が悲しくて自分はこんな奴の部下なのだろう。
ユリナは目の前の角を左折する。
広い廊下だ。
その前方には。
「大佐・・・・・・・・」
発見した。
ユリナが大佐を探せと言われて真剣に探した事は一度もない。
フラフラと軍部内を歩いていると、ヒョッコリ見つかるのだ。
感性が似ているというのはあながち間違いではなさそうだった。
「・・・・・・・・・それっ」
ユリナは右手を振り上げる。
其処にはあのファイル。
遠近感とコントロール力は射撃で鍛えられている。
あんな大きな的に当てるなんてお茶の子さいさい、朝飯前だ。
――――――ヒュルルルルルルルル・・・・スコーーーーーーーン
「命中」
ユリナは唇を歪める。
出てきたのは綺麗な笑み。
大佐はというと。
幾分と前のめりになったがかろうじて倒れてはいなく体制を保っている。
流石・・・・・・とでも言うべきだろうか?
「大佐、仕事に戻ってください」
ユリナは大佐の目の前まで歩いてくると、自分より大分背が高い大佐を見据えてそう告げる。
「・・・・・・・・シャーカス大尉・・・・」
「何ですか?」
ユリナは顔色一つ変えずに答える。
「・・・何で君は私に物をぶつけるのかね?」
そう、ユリナは毎回大佐を見つけた時に色々な物をぶつけるのだ。
其れは空き缶の時もあれば分厚い本の時もあった。
何時ぞやに水をぶっ掛けた時もあったが、その後の大佐の落ち込みようを見て此れは辞めておいてあげようと思った。
「大佐が口で言っても素直に仕事をしてくれないのはわかってますから」
「・・・・・・」
自分でももっともだと思ったのか黙る大佐。
「では」
ユリナは少し頭を下げて大佐の元を去った。
大佐をほっといていいのか。
自分がいなくなったら大佐はまたさぼるのではないか。
ユリナも最初はそう思ったが不思議な事に大佐はユリナに見つかった後は素直に執務室に戻るのだ。
その理由をユリナは知らない。
大佐本人でさえも其れが何故か、わからなかった。
ジャンル別一覧
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・TV
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
人気のクチコミテーマ
読書備忘録
志記:高田郁
(2026-06-04 00:09:04)
最近、読んだ本を教えて!
日々の贈り物・5月
(2026-06-03 14:09:33)
最近買った 本・雑誌
雑誌『映画秘宝 2026年 6月号』 特集…
(2026-05-16 21:00:05)
© Rakuten Group, Inc.
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Create
a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
評判のトレンドアイテム情報
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: