―――――――夏休み企画






Happy Days






「三蔵っ!煙草買ってきたよ!」


「くれ」


「・・・・・・・」


「よこせと言っている」


「・・・・そりゃあ三蔵の為に買ったんだからあげるけどさ・・・」


「けど何だ?」


「お礼の一つや二つくらい・・・」


「俺がそんな事言うと思うか」


「・・・・そりゃそうか・・・。じゃあね」



「オイ」



振り向くと


三蔵が私が渡した煙草を片手に口端だけで笑って見せた。


笑うと言えるのか分からないほど微妙だったけど。



「三蔵、煙草が切れたらまた買ってくるね」





例えば あなたがいて あたしは優しくなれるとか











「悟空ー!八戒がねっ、お饅頭買って来てくれたから食べるっ?」


「食うっ!食う食う!!」


「二人分貰ってきたよ~」


「さんきゅっ!一緒に食べようぜっ!」



―――――モグモグムシャムシャモグモグ



「ダメッ!最後の一つは私のっ!」


「俺のっっ!!」


「悟空の方が一杯食べたじゃん!!」


「早いもん勝ちだもんねーっ!」


「最後は私っ!」


「俺っ!」


「わ・た・し」


「オ・レ」



――――ぷっ



「くっくっくっ」


「ハハハ」



悟空はお腹を抱えて笑って、私も涙が出るくらい笑った。



「悟空、半分コしよっか」





あたしがいて あなたがいて 元気になれるとか










「いやぁっ、焦げたっっ!!」


「あら、あら。見事に焦がしちゃいましたね」


「ヤダァ!!ホワイトシチューが真っ黒っっ!!」


「初めてにしては上出来ですよ」


「無理無理ッ!こんなの食べれないしっっ!!」


「そんなことありませんよ」


「・・・・へ?」



―――――――ぱく



「あぁぁぁぁっ!!!八戒食べたっっ!!」


「うん、少し苦いですけど・・・美味しいですよ」


「美味しいわけないじゃないっ!!馬鹿ぁ・・お腹こわしても知らないよぉ」


「その時は看病して下さいね?」



八戒はそう言って、涙目の私の頭を優しく撫でてくれたんだ。



「アリガト・・・八戒」





例えば がんばってたら ドジを踏んだりして 頭なでなでとか










「もーっ、何で私が悟浄と買い出しになんか行かなきゃならないのよぉっ!」


「俺だって買い物なんかしたくないっつーの」


「悟浄が一人で行けばいいんじゃないっ!」


「一人で行くなんて寂しーじゃん」


「そんなの私の知ったこっちゃな―――――」



――――――ガイーーン



「・・・・・・・・痛・・・・・何でこんなところに看板があるのぉっ!!!」


「オイオイ・・・ガキじゃあるめーし、正面激突すんなよ」


「うぅぅぅぅ・・・・・・・」


「看板大丈夫か?壊れてねぇよな??」


「看板より私の心配をしろーっ!!」


「へーへー。大丈夫かー?」


「・・・・・・・平気だもん」



其の軽い口調とは正反対に。


悟浄の右手は私の乱れた髪を梳かして、整えてくれた。



「・・・・・・・・馬鹿悟浄」





からかわれたりとか













星空の下




私は貴方を待つの






―――――ジャリ







砂の擦れる音がして






振りかえると







愛しい人














Happy Days    星がいっぱいの夜



Happy Days    待ち合わせ場所で



Happy Days    あたしはドキドキの味




Happy Days    あなたは後ろにいた













貴方に幸せが訪れますようにー―――――








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