全1101件 (1101件中 51-100件目)
久々のブログ更新です。8月はとても忙しく、ブログに手を出すことができませんでした。更新を楽しみにしている皆様、本当にすみませんでした。そして、今日から10日間海外へ行ってきます! 成田空港の出発ロビーにて。さて、海外ではどんなことがあるでしょうか?滞在先からレポートできるかな?
August 29, 2009
いよいよやってきました。札幌芸術の森バレエセミナーが始まりました。今回私が参加するのは後期の指導者クラス。毎年前期は見学してきたのですが、今年は所用が相次ぎ後期の受講のみとなりました。自分の受講するクラスの空き時間は見学三昧です。今回の目玉は吉田都さんの指導するヴァリエーションレッスン。中級シニアはアシュトン振り付けの『ランデブー』、『ジゼル1幕ヴァリエーション』。上級はやはりアシュトンの『シンデレラ2幕のヴァリエーション』。アシュトンを踊るなんて、イギリスへ留学したりしない限り経験できません。ましてや『ランデブー』については動画サイトを探しても見つかりませんでした。とっても貴重な経験です。指導はおだやかに、たおやかに。そして、とても的確です。受講生一人一人にアドバイス。アドバイスを得た受講生はみるみる変わっていきます。その様には目を見張りました。ちょっとした動きのニュアンスをサラリと見本を見せてくださるのですが、また、それがすてき!!!美しい、かっこいい、小気味いい、印象的、無駄がない、緻密、などなど。そんな形容詞が浮かびます。吉田都さんとはかな~り昔、舞台でご一緒できる機会がありましたが、放つオーラがさらに成熟されており、見ているだけでなにかしら心が満たされる。そのように感じましたねぇ。最近は指導者としての活動が増えているようにお見かけするのですが、今のうちに舞台へ足を運ばねば!と改めて思いました。バレエセミナーの雑感は他にもいろいろあるのですが、まずは衝撃的だったことからね。
August 3, 2009
ソロ・パフォーマンスだ、コンクールだとスケジュールを追いかけて過ごしていたら、ハタと気づくと8月になっておりました。ソロ・パフォーマンスを終えてからの7月終盤はコンクール出場者のためのレッスンでした。8月序盤に行われるコンクールに出場する生徒やオーディションに挑戦する生徒。そのフォローアップでした。そして、8月3日からは毎年恒例の札幌芸術の森バレエセミナーの指導者クラスで勉強してきます。昨年は膝の怪我で実習(つまり体を動かす稽古)は参加できず、悔しい思いをしましたが、今回は怪我一つ無い♪安心して参加できることが嬉しいです。自分の勉強が生徒を教えるためのエネルギーになります。勉強をしたら、それをそのまま教えるのだから、自分の勉強はある程度してしまえば、その後はしなくてもいいのではないか?そんな風に思う方がいらっしゃるかもしれません。でも、私の場合はこんな感じなんです。勉強すれば知識が増えます。知識は自分の頭の中で一つ一つがバラバラに存在しています。生徒に指導することでその知識を使い、その結果を見て、バラバラなものに優先順位をつけたり、重要度をつけたり、時系列に並べ替えたりとかします。(これは結構無意識下でやっています。)こんな感じで日々過ごすのですが、やはりこれのみではうまく回らなくなることが起きるんです。どうも活用させるためのエンジンのようなものが別に必要なようです。そのエンジンが勉強し続けることにあたるように感じています。久々にお会いできる先生方や指導者仲間と出会うことがまた楽しみの一つでもあります。とってもワクワクしています。
August 1, 2009
おさらい会改めソロ・パフォーマンスが終わったのもつかの間。次はコンクールが待っています。今日7月24日は埼玉全国舞踊コンクール予選でした。今回出場するのは中学生1名と高校生2名。そのうち2名はコンクール初挑戦です。これまで出場していたシミュレーションとは場の空気が全く異なります。まぁ、それはそうですよね。みんな『好成績を残したい。』そう思って参加しているのですから、殺気立つ空間になってしまうことは自然な成り行きでしょう。そうした場で自分の力量を発揮すること。それが初挑戦の生徒たちにとっての課題です。結果は残念ながら、予選敗退。それでもいい経験となったことと思います。今回の出場者は同じ踊りをシミュレーションバレエコンペティションとおさらい会改め、ソロ・パフォーマンスとで2度舞台で踊ってきているのですが、そちらと比べてみるとコンクールでの出来はあまり良くなかったのです。今回のようにプレッシャーのかかる状況では同じ踊りでも出来が違ってくるものなんですよね。それは大人目線、指導者目線であれば、『まぁ、当然』と思うことですが、生徒本人にとっては初経験なわけで、やはりリアルに経験することがまずは大切です。結果はともあれ、生徒が成長のプロセスを一つ一つクリアしていることは確か。一つ一つの経験が一回りも二回りも生徒たちを成長させていくんです。これからも研鑽を積んで大きく羽ばたいてもらいたいものです。
July 24, 2009
今日、7月20日は我がスタジオ初の試み、ソロ・パフォーマンスが無事終了しました。それぞれの生徒がソロを踊りきりました。特に大きなミスはなく、なかなかよい出来具合でした。一番心配だったのは5歳の初舞台の女の子。場所は取れるか、踊りを忘れやしないか、など、懸念事項はいろいろありました。なにしろ、初舞台がソロなので・・・。しかし、そんな心配はなんのその。なかなか立派にやり遂げました。その次に気になっていたのは高校生のドンキペア。稽古着でのリハーサルでは技術的にはミスはほぼありません。でも・・・衣装をつけるとなかなかそうはいかず、ハラハラするリハーサルが何度か続き・・・。そんな状況での本番でしたが、なんとかやり遂げました!!指導者は袖でそれを見守るわけですが、一つのセクションがうまくいくと、『よし!よくやった!次!』ってな感じでなんだかスポーツ見てるみたいな心境でした(笑)ドンキペアは二人とも本当によくやったと思います。舞台に立つということは、そのためのレッスンを積むということなので、やはりその後には成長や上達というプレゼントが待っています。それぞれの生徒が大きな収穫を得たと思います。達成感とすがすがしい気分が舞台のあとに訪れます。そして、これまでの激務も報われるのでした。当日見にお越しくださった皆様、どうもありがとうございました。 大幅に遅れてのご挨拶で大変失礼しました。 実はこれをアップしているのは8月7日です(^_^;)
July 21, 2009
おさらい会あらためソロ・パフォーマンスはいよいよ明日になりました。今日は総稽古でプログラム順で通し稽古。オープニングでまごついていた子供達も滞ることなく踊れるようになりました。シニア(中高生)生徒は稽古が終わっても稽古で撮ったビデオを見たりして、最後のチェックを怠りません。もっと納得いくように気になるところを自習していました。そんな生徒達を見ていると、なんとも親馬鹿ならぬ、指導者馬鹿と言われようと、一緒にこうして舞台を作るプロセスに関わっていることがとても幸せだと感じています。今は搬入物品のまとめをしたり、作業の進行表などを作ったりと最後の追い込みの準備作業をしています。いろんな方に助けてもらうことで一つの舞台が創られていきます。本当にありがたいことだなぁ、と感謝の気持ちをかみしめています。夕べは明け方4時半まで作業をしていたので、今日は明日のために早めに休むことにいたしましょう。明日みんながキラキラと輝いて踊ってもらいたいです。みんな、がんばれ!!!!*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*バレエスタジオルミエールソロ・パフォーマンス Vol.1期日 2009年7月20日(月・祝日)時間 午後2時開場 午後2時30分開演開場 志木市民会館パルシティホール http://www.sbs.or.jp/palcity/palcity.htmプログラム第1部…ソロ作品第2部…ドン・キホーテよりグラン・パ入場希望の方は入場券(無料)が必要ですが、直接会場受付にいらっしゃれば、ご用意はできますので、ぜひお越しください。
July 19, 2009
現在進行中のソロ・パフォーマンスのリハーサル。それを通して改めて感じていることがあります。それはバレエとはなんて奥深い世界なのだろうということ。過去にこのブログにおいて自分の考え方はまとめてきていて、その考え方を土台として生徒達に指導をしてきました。すると、実践を通して見えてくることがたくさんあります。体作りはとにかく基礎の基礎としてとても大切です。かといって、そればかりでは踊りにはなりません。踊るためにはステップが必要です。ステップを覚えたら、そのクオリティ。身体的にはクオリティが高くても、その役柄を理解し、表現しているか。などなど。こんなふうに追求することは山のようにあるんですね。だからこそおもしろい世界とも言えるのですが。おかげさまで生徒たちはこのプロセスを経てそれぞれが心も体も技術も上達しています。その様を見て次にどう展開すればこの子達は伸びていくかな・・・・とまだ本番も終えていないのに先の展望についつい目が向いてしまう私です。(笑)*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*バレエスタジオルミエールソロ・パフォーマンス Vol.1期日 2009年7月20日(月・祝日)時間 午後2時開場 午後2時30分開演開場 志木市民会館パルシティホール http://www.sbs.or.jp/palcity/palcity.htmプログラム第1部…ソロ作品第2部…ドン・キホーテよりグラン・パ入場希望の方は入場券(無料)が必要です。ご希望の方はこちらをクリック!(別画面へ飛びます)お名前、ご住所、お電話番号、メールアドレス、希望枚数を記入の上、ご連絡くださいませ。追ってご連絡さしあげます。
July 9, 2009
ソロ・パフォーマンスまであと2週間となりました。衣裳もすべての生徒に渡り、リハーサルは衣裳付で行っています。まぁ、その衣裳のかわいらしいこと!私の子供は男子だけなので、女の子にかわいい衣裳を着てもらうことは楽しみの一つなんです(笑)その光景を見ただけでついにんまりしてしまうのです。総稽古で子供達はお互いに衣裳の背中のホックをつけあったりと、いろんなところで助け合う光景が見られたりして、心も体もぐんぐん成長していくことが伝わります。中高生はリハーサルを重ねる都度、成長が見受けられます。これも舞台=人前で披露する場のもたらすメリットなのだとしみじみ思います。舞台の準備はプライベートな時間が無くなるほどのスケジュールとなってしまいますので、その期間は体力気力をフル回転させます。正直言ってハードです。そこだけを見てしまうと、舞台開催はつい躊躇の気持ちになるのですが、生徒の成長を目の当たりにすると、そうした苦労は吹き飛んでしまうんですね。(笑)さて、本番まであと2週間。いよいよラスト・スパートです。がんばります!!*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*バレエスタジオルミエールソロ・パフォーマンス Vol.1期日 2009年7月20日(月・祝日)時間 午後2時開場 午後2時30分開演開場 志木市民会館パルシティホールプログラム第1部…ソロ作品第2部…ドン・キホーテよりグラン・パ入場希望の方は入場券(無料)が必要です。ご希望の方はこちらをクリック!(別画面へ飛びます)お名前、ご住所、お電話番号、メールアドレス、希望枚数を記入の上、ご連絡くださいませ。追ってご連絡さしあげます。
July 6, 2009
今日はフェルデンクライスワークショップのご紹介です。私ことレヴェランスとフェルデンクライスのご縁は指導者仲間から施術(本当はこう言わないのですが;)を受けたことからです。ちょうど怪我をしていた私に少しでも自然回復力が高まればと暖かな手をさしのべてくださったのです。自分自身の体の芯と言いますか、センターを感じるには普段のトレーニングや体調が物をいうところがありますが、この施術を受けた直後は稽古もしていないのに体が解放され、センターを感じることができました。たった1度のことですが、大きな違いを実感しましたね。ここまでは私の体験談ですが、フェルデンクライスでは下記のように紹介されています。(以下***部分は引用文)*******************************************■フェルデンクライスメソッドとは現代、私たちの体を実際に動かしているのは“脳”であることが広く知られるようになり、“脳”をきたえるといった情報が数多く紹介されるようになりました。フェルデンクライス博士は科学者としての知識と経験を基に、約60年前「小さな心地よい体の動きが“脳”を刺激し活性化させる」という、動きによる気づきの学習法を、世界で初めて創案しました。フェルデンクライス博士によって誕生したこの学習法は、レッスンでのさまざまな動きを通して“脳”に直接はたらきかけ、新しい回路をひらき、眠っているあらゆる能力を向上させ、動きの質を高める画期的な方法といえます。不可能だと思っていたことが、楽に出来るようになり、楽に出来れば、更に美しく、エレガントな動きにチャレンジ出来ます。■ワイルドマン博士プロフィールワイルドマン博士が最初に師事したのは、マーガレット・ドゥブレで、ダンスと身体教育の学位を取得。その後マーサ・カニンガムに師事し、アルウィン・ニコラスカンパニー、アメリカンダンスシアターのアーティスト、アンナ・ハルプリンに学ぶ。その後、創始者フェルデンクライス博士と出会い、10余年に亘り直接師事。1984年博士没後研究所を設立し、国際指導者養成コースのプログラムの確立、北米ギルドの初代会長としてその礎を築き、大学、医療関係者、アーティスト、一般へと幅広い普及活動を展開。身体教育学(ダンス)、心理学(近接対人空間学)、生物学(解剖学)の博士(Ph.D)、カルフォルニア大バークレー校、シドニー大講師。 *******************************************今回のワークショップはダンサー向きということなので、ダンサーのパフォーマンスを上げてくれるいいチャンスになると思います。では、ご紹介します。◆…◆…◆…◆…◆…◆…◆…◆…◆…◆…◆…◆…◆…◆<ダンサーのための特別ワークショップ>日程:2009年8月17日~19日時間:8月17日 14:00~20:30(夕食時間含む) 18日 18:00~20:30 19日 18:00~20:30場所:ハートピア京都(京都府立総合社会福祉会館) 〒604-0874 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375番地 交通機関:地下鉄烏丸線「丸太町駅」下車5番出口上がる 市バス「烏丸丸太町」南側烏丸通り沿いへ Tel : 075-222-1777参加資格:バレエ及びあらゆるダンスの指導者、ダンサー、ダンサー志望の方 また、ダンスを学ぶ小学5年生以上の方。定員: 40名(先着順)費用: 一般3万円(一日目のみ参加17,000円) 二日目9,000円/三日目9,000円 小学生2万円(一日目のみ参加13,000円) 二日目7,000円/三日目7,000円 持ち物: 床に敷く厚めのマット、温度調節、着脱のしやすい服装申し込み:フェルデンクライスWEST Japan 下記の用紙に記入し、FAX(06-7492-0169)でお送り下さい。 またはE-メール(rika.f@jp.bigplanet.com)にてお知らせ下さい。 ネットからも申し込みが出来ます。http://feldenkraiswest.jp 振込先: ゆうちょ銀行から振り込みの場合 ゆうちょ銀行 新大阪支店 14080-35033761 カ)ニホンソマティックライフ 他銀行から振り込みの場合 店番408 普通 3503376 カ)ニホンソマティックライフ 振込締切日:2009年8月12日(水)厳守 余裕を持ってお振込みくださいますようお願い致します。 お振込み確認後正式登録となります。お問い合わせ:藤井里佳(075-963-4108夜間)/(rika.f@jp.bigplanet.com) または、村上せり(seri.om@f3.dion.ne.jp )
July 6, 2009
今日6月29日は新国立劇場に赴き、『コッペリア』を観てきました。主演はタマラ・ロホとホセ・カレーニョ。タマラ・ロホを初めて見たのは2005年に行われたスペイン出身ダンサーのパフォーマンスでした。そのときは『海賊』とコンテンポラリーを踊ったのですが、回転技のすごさに度肝を抜かれたことが強く印象に残っています。あれから4年経っていることや、先日放映された『マノン』での彼女を観たこともあって、スワニルダをどう演じるか非常に楽しみです。ホセ・カレーニョは何度か観ているのですが、いつ観たか覚えてません(汗)でも、しなやかでダイナミックな踊りがいつも観客を沸かせていました。また、新国立劇場『コッペリア』は前回の公演でも観ています。前回は思ったよりもローラン・プティのエスプリが出ていて、日本人にもやれるものなのだなぁ~と思った記憶があります。そんな期待を抱きつつ、新国立劇場へ行ってきました。・・・で、今回はどうだったかと言うと、ローラン・プティの世界・・・というよりタマラ・ロホの個性が強い印象でした。もちろん、タマラ・ロホはすばらしいのですが、プティの世界とは何かちぐはぐな感じがしてしまいました。過去にマルセイユバレエ団が来日したときのローラン・プティ自ら演じる『コッペリア』を観ているので、どうもそこをスタンダードに感じてる自分がいるようです。なので、それとの比較になってしまうんですね。過去のマルセイユバレエ団の『コッペリア』はプティのお膝元なので、そのエスプリを体現しているのはあたりまえ。そこと比べることがいけないのかもしれません。まぁ、こんな感じで複雑な面持ちで劇場を後にした私ですが、同行した生徒達は目を輝かせていました。生徒達にとってはイイ刺激です。うん、やっぱりいい物を観るっていいですね(^^)
June 29, 2009
おさらい会の名称。ずっと考えていたのですが、紆余曲折の末、ソロ・パフォーマンスに決定しました!!!正直言って、名前負けしています(爆)でも・・・・これから隔年で開催していけば、生徒も成長し、その名前に負けないレベルへと発展してゆくに違いない!!そう思ってつけました。*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*バレエスタジオルミエールソロ・パフォーマンス Vol.1期日 2009年7月20日(月・祝日)時間 午後2時開場 午後2時30分開演開場 志木市民会館パルシティホールプログラム第1部…ソロ作品第2部…ドン・キホーテよりグラン・パ入場希望の方は入場券(無料)が必要です。ご希望の方はこちらをクリック!(別画面へ飛びます)お名前、ご住所、お電話番号、メールアドレス、希望枚数を記入の上、ご連絡くださいませ。追ってご連絡さしあげます。
June 28, 2009
おさらい会を1ヶ月後に控え、いよいよオープニングとフィナーレのリハーサルが始まりました。通常のレッスン以外に毎週日曜日に行われます。出演者全員集合です。下は幼児から上は大人まで勢揃いです。振り付けはさして難しいステップはありませんが、19名でのフォーメーションがあります。こうしたことに慣れていない少人数制の我がスタジオの生徒達には念入りなリハーサルが必要となります。でも、みんなバレエが大好きなメンバーで上達への意欲が満面。指導者である私のメッセージにしっかりチューニングをあわせてくれます。1時半から3時半の2時間のリハーサルはエネルギーあふれる中、あっという間に終了。今回はオープニングの振りはほぼ完成。次週はフィナーレの振り写しの予定です。肉体的にはハードなのですが、生徒のみんなにエネルギーをわけてもらっています。とても楽しいリハーサルです。
June 22, 2009
先日アップしたシミュレーションバレエコンペティション。生徒からDVDを見せてもらいました。袖から見たらまぁまぁだった生徒も正面から見ると、ギャーーなところがいっぱいです。パキータのYちゃん。レッスンで怪しかったテクニックはぎりぎりのところで成功!し、しかし…ターンアウトが無い!!!はい、当然、今後の基礎力アップ、ターンアウトが当面の目標ですね。海賊のYちゃん。表情や雰囲気はとってもすてきな彼女。本番であがってしまい、足下がおぼつかない。元々不安定だった回転はミスの連続。あとは、アラベスクラインが。。。(涙)というわけで、今後の課題はメンタル面の強化。アラベスクの改善です。ライモンダのMちゃん。一つ一つを丁寧に踊りました。し、しかし、上半身が歌ってない(涙)今後の課題は表現力!!!!ペザントのKくん。すてきな笑顔で踊りました。しかし、つま先が汚い(涙)ラストのパッセトゥールでふらつく。もちろん今後の課題は技術の安定とつまさきです。まぁ、こんな感じで反省点がいろいろあるのでした。でも、もっと良くなれるということで今後の可能性にチャレンジですね!!
June 18, 2009
今日6月13日はシミュレーションバレエコンペティション。生徒4名が参加しました。ジュニア2(中学2年)へ1名、ジュニア1(中学3年~高校1年)へ2名、シニア(高校2年以上)へ1名です。当日の予定はジュニア1とシニアが朝10時15分から場当たりということで、朝8時に会場入り。会場入りといっても楽屋入り口前で待機し、メイクを始めます。毎日メイクをするわけではない生徒達はおぼつかない手つきでメイクをしています。途中で私が助け船。早く自分でできるようになりましょうね~。9時に楽屋が空いてからはウォーミングアップ。場当たりまでに踊れるコンディションに仕上げなくてはなりません。ウォーミングアップが終わったら、即、衣裳に着替え、袖前の集合スペースへ。出場者の点呼が行われ、そのまま場当たりへ突入です。今回の出場者は何度もこうした経験をしてきていますし、年齢的にもしっかりしているので、あれこれ指示することはほとんどありません。立ち位置の確認や苦手なステップの練習に力が入ります。みんな、がんばれ!!!場当たりが終わると、いよいよ審査。今回の出来は皆それぞれ。コメントで高い評価をもらって大喜びの生徒。レッスンで心配だったステップを成功した生徒もいれば、今まで何気なくやっていたことがうまくいかなかった子もいます。だから舞台は怖いのですよね。うまくいったことは次回も。反省点は改善してゆきましょうね。今回踊った作品は来月のおさらい会でも踊りますし、夏のコンクールでも踊ります。まだまだ改善の余地はありますから、今回うまくいった生徒はより良く。反省のある生徒はリベンジですね。コンクール出場後はそれぞれに記念のポーズ写真。私のかわいい生徒達です。
June 13, 2009
今日、5月25日は音響スタジオで編集作業を行いました。おさらい会の音楽のテンポ変更をしたり、オープニングで使用する曲の長さ調整が必要だからです。特に初めてヴァリエーションを踊る生徒は始めに用意した曲のテンポで踊ることは難しいようです。技量にあわせて調整をします。オープニングの曲は シベリウスのカレリア組曲より抜粋。これからステージが始まるぞ~という期待感を感じさせる音楽です。生徒のみんなにはその期待感に添えられるようステキに踊ってもらいたいものです。この曲は全体で4分程度の曲ですが、それだと長すぎるので2分程度に縮めました。途中で曲調変更などが少ない曲なので、編集は難しいかも…と思ってスタジオへ赴いたのですが、スタジオのKさんは私の要望にいとも簡単に応えてくださいました。編集作業が終わったのはなんと10時半!!終わったときにはもう集中力ゼロ(笑)30曲近くをてきぱきと処理してくださったKさん、どうもありがとうございました!!
May 25, 2009
ソロをメインとしたおさらい会。リハーサルは当然マンツーマンです。一人一人に割り当てられる時間は当然10分前後。それでも押せ押せでクラスが行われています。一人が10分というと、本当に短い時間です。一度通して踊り、その後のだめ出しはほんの2~3カ所。その短い時間で本人ができるようになることははっきりいって無理です。なので、そこで指摘されたことを待ち時間で自習をして身につけるというプロセスが必要になります。自発的に自主稽古のできる生徒は問題無いのですが、そうした子はそんなに多くはありません。どちらかというと待ち時間をボウッと過ごしてしまう、そんな生徒の方が多いものです。そうならないために生徒達には待ち時間で習ったことを何度もおさらいをし、次回に見てもらうときには改善された状態を見せるように指導しています。指導の際にまったく改善されていない生徒。必ずといっても過言ではないほど、そうした生徒は待ち時間を無駄に過ごしています。ここは心を鬼にして子供達に接する勇気が必要です。『先生がこの間伝えたことができていませんよ』『待ち時間はどうして過ごしましたか?』ここでは感情的にならず、淡々と話します。生徒は時間を無駄に過ごしていたことを自分でわかっているので黙っていることしかできません。『今日はこれまでにします。 伝えたことを次回には見せてくださいね。』突き放した姿勢を取り、子供達が自分自身の力で与えられた課題をクリアする姿勢を身につけるよう促していくのです。こうした指導者の態度にポロリと涙する生徒もいます。しかし、そこに動じているわけにはいきません。踊りをより良くしていくには自分自身との闘いや対話が不可欠。今回のおさらい会へのプロセスはそうした姿勢を身につけるプロセスでもあるのです。
May 22, 2009
今日5月21日は新国立劇場へバレエの定番ともいえる『白鳥の湖』を生徒を連れて観にいってきました。折しもインフルエンザが猛威をふるい始めたとあり、マスク持参、手指の消毒ジェルなど持参で万全の体制で臨みました。今回の主演はザハーロワ。実はライブのザハーロワは初めて。映像でその美しさはおなじみでしたが、ライブはさらに美しくため息がでるくらいでありました。新国立劇場の日本人ダンサーもそれぞれが美しいのですが、ザハーロワは本当に別格ですね。完璧で非の打ち所がないとはこういうダンサーのことなのですねぇ。ただただ美の世界に浸って参りました。生徒達もザハーロワの美しさに圧倒されておりました。いいものを観てイメージの力をアップさせてくださいね。
May 21, 2009
昨日の稽古でのこと。パソコンを持って行き、生徒達に今踊っている作品のDVDを見せました。ちょうど小学校高学年の生徒達。皆、興味津々でパソコンの画面を見入っています。彼女たちの課題は【眠れる森の美女より パ・ド・シス】です。優しさの精、元気の精、鷹揚の精、歌声の精がそれぞれの課題。他には【宝石の踊り】から金の精、銀の精。初めてのヴァリエーションなので、振り付けのアウトラインは全く同じですが、ステップの難易度を変えてあります。上達すれば、少々変更を入れ、難度を上げる予定です。観た映像はキーロフバレエのパ・ド・シス。その映像を見た生徒達、目をまん丸くして言いました。『あ!! 私が踊っているのと同じだ!! わぁ~、びっくり~~♪』と少し嬉しそう。『そうよ~、少しステップは簡単にしてるけど、 もう、こういうのに挑戦しているのですよ~ これくらい綺麗に踊れるようにがんばってね^^』と、私。生徒の中にはこうしたDVDを観る機会の無い子もいて、それではその子にとって知っている情報は私のマーキングかかつての生徒の踊った過去の映像くらいしかありません。それでは、イメージもわかないのは当たり前です(大汗)そうしたこともあり、生徒の皆さんに映像資料を貸し出しすることにしました。いい映像を見るのも踊りを磨き上げるには有意義なアプローチです。少しでもいい方に持って行ってあげたいですね!!!今回生徒に見せたのはこちらのDVD↓キーロフバレエパリ・オペラ座オランダ国立バレエボリショイバレエ団英国ロイヤルバレエ団
May 14, 2009
今年の夏も札幌での芸術の森バレエセミナーが行われます。今回の案内書を見て驚いたことは、なんとあの吉田都さんが上級~中級のクラシック・ヴァリエーションを指導されるのです。おぉぉぉ~~♪と、喜んだのは毎年参加しているKくん。私もそれを見学できるのがとても楽しみです。早速、申込書を出しました。今年の夏もうんと勉強して、生徒たちへの指導をヴァージョンアップです!!!!■札幌芸術の森セミナー 日程:7月29日(水)~8月6日(木) 会場:札幌芸術の森 詳細はこちら >>>★申し込み締め切りが5月15日金と迫っています。 興味ある方は急いでね!!!
May 11, 2009
先だってのアスティエ講習会。指導が中心で稽古の少ない私にとって連日の稽古はなかなかタフな日々でした。当然のようになまっている我が筋肉。そんなところへ稽古となると半端無い筋肉痛がおそってきます。去年の夏の講習会では、少し身動きするだけで痛みがどーーんとくるすごい筋肉痛を経験。それを教訓に今回は予防線をバッチリはりました。その秘密兵器がこれ! アミノ酸です。(いまどきは秘密兵器ではないわね…^^;)稽古が終わる都度、お菓子のように2~3粒をパリパリ。おかげで今回の筋肉痛は思った以上に軽く済みました。
May 10, 2009
このところクラス後のコンクールへの指導などで稽古場にいる時間が長くなりました。午後4時から11時あたりまで指導の続く日はさすがに足が疲れてきついので、ダンススニーカーを入手しました。このダンススニーカー、講習会などで指導者の方々がご愛用。評判を聞いてみると足の疲れが違うとのこと。なるほどと思いつつも動きにくそうな気もしてちょっと敬遠してました。でも・・・・さすがに足をいたわらないとね。ということでついに入手。昨日の稽古ではいてみるととっても楽なのです♪あ~、これなら長時間の指導でも疲れが減りそう!!ダンススニーカー画像は私のと同じではないですが、参考までに掲載しておきます(^^)
May 9, 2009
おさらい会のリハーサルが始まり1ヶ月が経ちました。生徒たちは振り付けはほぼ覚えてしまい、いよいよ手直しをしていく段階です。今回はプレバレエ(幼児)から大人までそれぞれが踊るところをビデオ撮り。自分がどういうふうに踊っているのかを見てもらうことにしました。小学校高学年あたりからビデオを撮って見せると自分の持つイメージと事実との違いを理解し、そこからもっと良くしようという意識を持ちます。だから、ビデオに撮ることはとてもいい勉強になります。それより小さな子供は自分が写っているだけで嬉しいもの。ここから反省してと展開させることはできるかな~と少し疑問はあるにしても、まぁ、そうなったらそうなったとき。親御さんにとっては我が子の成長記録となるので、思い切って幼児から撮影をしてゆきました。撮影日、小学1~2年生のクラスにて。レヴェランス:今日は皆さんが踊るところをビデオに撮りますよ。Hちゃん:え~~!!そんな~~!! 私、下手だったらどうしよう~~!!レヴェランス:あら、下手だったら、 それをみて次は良くしていけば上手になっていくのよ。 だから、心配しないでね。Hちゃん:あ、そうか~♪実はこの会話で正直驚きました。小学1~2年の生徒で上達願望が強い子はあまりいないものですが、このHちゃんは上手に踊りたい気持ちが強いのですね(^^)会話が続きます。レヴェランス:Hちゃん、そして他のみんなも、みんなは上手になりたいの?Rちゃん:うん!!私、上手になりたいの!!!Hちゃん:私も!!!Mちゃん:私も~~!!!レヴェランス:そう、じゃぁ、今日のビデオをおうちでも見て、 もっと上手になれるようにがんばろうね。Hちゃん:先生、どうやったら上手になれるか、私、わかんない。レヴェランス:そうね。それはこれから先生がアドバイスをしていくから、 良く聞いて挑戦してね。 そうすれば、どんどん上手になっていきますよ。こんな会話がありました。子供達の上手になりたい気持ちをいい方向へとのばしてあげたいとしみじみ感じました。撮影したビデオはそれぞれにDVDに焼き、皆様へお渡しさせていただきました。みなさーーん、何度も見て気づいたことを次のお稽古で活かしてくださいねーー!!!
May 8, 2009
5月2日~5日はNPO法人バー・アステイエ協会主催の春期講習会を受講してきました。以前からこのブログでもご紹介してきたのですが、アラン・アスティエ先生が直接指導してくださる講習会です。こちらがアラン・アスティエ先生。※画像はバー・アステイエ協会より許可を得て掲載写真ですと一見厳しくて怖そうに見える先生ですが、やはりフランスはリヨンというお国柄でとても明るく陽気な方です。レッスンでもジョークを飛ばしつつ和やかかつエネルギッシュに指導されます。では、稽古中の風景をご紹介します。こちらはレッスン序盤で行われる呼吸と背中のエクササイズ。写っているのは私です(*^_^*) こちらは体側を柔軟にするエクササイズ。肩胛骨をうんと動かしています。画像だけではホントの大事なことは伝えきれません。残念。 バー・アステイエではアン・デ・ダン(内回し)の動きが多いです。そうすることで股関節の可動域を大きくします。この画像がそのワンシーン。アラン先生自らのデモンストレーション。 このエクササイズは腰から背中の筋肉をストレッチさせ、腰まわりや股関節の可動域を広くします。アチチュードが綺麗になる効果があります(^^)♪ 今回の講習会を受講して驚いたことは、股関節が本当に柔らかくなることでした。普段知らず知らずに固めて使っていることを再認識。もっともっと柔らかく使う。それを生徒達に指導していきたいと思います。今回の講習会ではクラシックのレッスンも行われています。その画像もご紹介。 もっと他に受講者はいるのですが、今回は我がスタジオのKくんが参加したので、その画像を中心にご紹介でした。次回の講習会は8月14日から。詳細はまたバー・アステイエ協会のサイトをご確認くださいね。■NPO法人 バー・アステイエ協会 >>>
May 5, 2009
今日はパリ・オペラ座バレエ学校公演を観にいきました。初来日のときにはかのシルヴィ・ギエムが生徒として出演。そのテレビ放映を観て度肝を抜かれたことを覚えています。初めて観たときは子供達のレベルの高さにただただ脱帽。当時の自分も若かったので、レベルの違いに落胆さえ感じたものですが、指導側になってしまうと、見方がグッと変わってきています。そこまでのレベルを維持し、さらに高めるためのカリキュラムはどうなっているのかなとか、指導内容はどうしているのかなとか、ね。ああ、自分の興味はさておき、ステージの覚え書きを(笑)* * * *上演作品は『ペシェ・ド・ジュネス』『スカラムーシュ』『ヨンダーリング』の3つ。『ペシェ・ド・ジュネス』は15~18歳の生徒によるネオ・クラシックの作品です。しっかり訓練された若き生徒たちは美しいラインに鮮やかな足裁きを見せてくれました。『スカラムーシュ』は私の一押し。10~18歳の生徒達による作品で、子供の持つあどけなさ、奔放さ、自由さを生かしながら、しかし、稚拙ではなく、観客を引き込む作品です。とにかくすばらしかった!!!『ヨンダーリング』はノイマイヤー作品。ローザンヌ国際コンクールではこの作品の一部がコンテンポラリー課題曲として使われています。そういうこともあってとても興味がありました。15~18歳の生徒達によるパフォーマンスです。まだ初々しいながらも情感にあふれたステージでした。生徒を数名連れていったのですが、終演後目を丸くして感嘆のため息をついていましたね。本当にすばらしかったので、今回観に来なかった生徒たちにもっと強くお勧めしたらよかった、と少し反省でした。
April 29, 2009
我がスタジオでは月に1回アダージオレッスンがあります。対象は中学2年生以上でトウシューズで踊れて、ある程度の力量がついた生徒としています。このクラスが始まったのは2006年の秋。それから2年半経とうとしています。その時期からレッスンを積んでいる生徒は間に発表会でのグラン・パ・ド・ドゥを経て、現在に至っており、ずいぶん上達してきています。今年のおさらい会では高校生ペアが『ドン・キホーテ』のグラン・パ・ド・ドゥに挑戦することになりました。NちゃんとKくんです。Kくんはまだ成長期であることを考慮し、リフトは別の振りに変更しているとはいえ、ピルエット、フェッテ、アラスゴンドでのグラン・ピルエットなど一通りの振りはそのままです。このプランが持ち上がったときに正直なことを言えば、彼らにこれができるようになるとは思えませんでした。でも、講師の小笠原先生は『大丈夫ですよ^^』と自信に満ちたコメント。それならば、とゴーサインを出した私でした。4月の始めに振り付け開始。当事者の生徒はドキドキ。実は私こと先生もドキドキでした(笑)リハーサル初回は私にとって驚きの連続。バリエーションやコーダはさておき、アダージオにおいては特に出来なくて困るというところが無いのです。(あえて変えたところは除いてですが。)生徒達の成長に目を見はりました。それからは毎回の稽古でドンキペアは苦手なところを一生懸命話し合いながら練習しています。回を追うごとに変化し、上達しています。この世代の生徒達の成長の早さは何度もブログで書いている私ですが、伸びしろの幅には驚くことばかりです。本番まで約3ヶ月ですが、その間の成長が楽しみでなりません。あ、もちろん、お稽古では未熟な点をどんどん指導していきます^^
April 25, 2009
久々のブログです。おさらい会の準備で気ぜわしい日々が続いていて更新がついつい遠のいています。ここ数日の出来事は過去にさかのぼってぼちぼち更新していく予定です。* * * *今日は毎月恒例の見学日。私のスタジオでは第4週目が見学日です。保護者の方が見学にいらっしゃるのはプレバレエ(幼児)、ジュニアC(小学校低学年)、ジュニアB(小学校中学年)くらいまで。それ以降の年代になると親御さんもスタジオにお任せという感じになりますね(笑)それはさておき、今回の見学日はおさらい会の振り付けが始まって初めての見学日だったので、親御さんはさぞや楽しみになさっていたことでしょう。振りは子供達に渡したばかり。覚えていない部分もある状況です。まだ踊るという段階にまで達してはいませんが、それでもプロセスをご覧いただければ、お子さんの成長を感じ取ることができますね。今回のおさらい会の作品についてお話できれば良かったのですが、時間が限られていますので、ブログでお伝えさせていただきますね。* * * *プレバレエ、ジュニアC世代の振り付けは子供用の検定課題から引用しています。その世代に必要なステップや表現が盛り込まれています。ターンアウトでのステップはごくわずか。それでもその年代の子供にとっては必死に取り組んでやっとできる程度のものです。あとはスキップ、ツーステップ、ホップなど移動に使われる補助的なステップ。これもつま先を伸ばすことや軽やかであることが要求されます。その移動はフロアの中を斜め移動、円形移動などが含まれています。一人で踊るので空間を把握する力も要求されます。表現としては喜怒哀楽。一つの作品にすべての感情が含まれるわけではありませんが、作品の中にショートストーリーがあり、それに伴う感情、嬉しい、楽しみ、ガッカリ、怒りなどが盛り込まれています。私個人の考えとしては、この感情表現が非常に大切だと思っています。とかくステップの難しさに目がいきがちですが、ステップを難しくすると、足の動きをはじめとした体の動きに気を取られ、肝心の表現が全くできない状態に陥りがちです。特に日本は感情を外に出す文化ではありませんから、小さな子供のまだまだ自然に感情を出せる時期にこそ感情表現の経験をしていくことが重要と思うのです。そういう観点からも今回のおさらい会での課題はとても有意義な取り組みになるだろうと期待しています。今日の見学ではまだまだ踊りこなせていない状況をご覧いただいたのですが、7月の本番までにはどんどんステップアップしていってくれることでしょう。がんばれ、生徒たち!!そして、私もがんばります(^^)
April 24, 2009
通常のレッスンが終わるとコンクールに出場する生徒は自分の踊りに取り組み始めます。そんな中、高校生のYちゃんがMちゃんと何気なく会話をしています。『私、アラベスクをなんとかしたいんだよね。 Mちゃんはアラベスクが綺麗ね。 あ・・・、私にそのコツを教えてください!!』とYちゃん。『んーー、私もドゥヴァンが苦手。 Yちゃんはドゥヴァンが綺麗・・・。 じゃあ、私にも教えてくれる?』とMちゃん。そう、不思議なことにYちゃんの得意なことはMちゃんが苦手で、Mちゃんの得意なことはYちゃんが苦手としています。生徒同士がお互いにアドバイスをしていく・・・。あぁ、いい傾向です。なので、二人に声をかけました。『あなたたち、お互いにアドバイスをしあうっていいことよ~♪ そういうのをシェアの精神っていうんですよ。 普段、先生から言われることも、 別の人から別の言葉で伝えられることで、 ピンとくることもあるんですよ。 ぜひ、ぜひ、そうなさい(^^)』二人はコックリうなづき、お互いにアドバイスを伝えあっていました。ああ、生徒はどんどん成長していきますね。
April 23, 2009
今日4月8日は息子の入学式でした。ついに高校生になりました。身長に合わせた制服はなんだかぶかぶかで、まるで小学校の新入生のよう。これからの3年でそれもピッタリとなるように体が大きくなっていくことでしょう。息子はやりたかったことがやれる学校に入れてとても意欲的。これまで朝7時半起きだったけれど、明日からは6時に起きてお弁当も自分で準備するとか。子供の成長に目を見はるレヴェランスでした。これからの3年間充実した日々で過ごしてくださいね!!
April 8, 2009
明日からスタジオでも新学期がスタートです。しかも7月のおさらい会にむけて振り付けもスタートしてゆきます。3月の春休みの間はその準備をしてきました。子供達は全員ソロなのです。だから、曲数も頭数。その振り起こしがちょっと大変でした(^_^;)これまで幼児や小学校低学年の子供にソロは踊らせたことがありません。それなのにソロに踏み切った理由は、バレエの検定試験を見学に行った折、小さな子供達がそれぞれソロで踊っていたのです。みんな一生懸命です。子供の底力を見たのです。それなら我がスタジオでもトライしようではないか!と。生徒達は楽しみにしているでしょう。明日、生徒達に会うのが楽しみです。
April 6, 2009
ついに4月になりましたね。この春、入学の皆様、おめでとうございます!!希望に胸ふくらませ、新しい環境へと向かわれるのですね。新しい生活が充実したものになりますように。* * * *4月2日は『指導者のための解剖学講座』を受講してきました。THE ASSOSIATION OF DANCE TEACHERSというグループが主催の講習会です。講師は東京は下北沢での治療院にて怪我に悩めるダンサーのケアに日々奮闘されている六車龍也先生です。この講座では基礎解剖学を毎回学ぶのですが、同じテーマでも、例として出てくるお話が違うこともあり、その都度発見があります。日々指導で生徒に関わる中、指導側も生徒本人も努力しているにもかかわらず、なかなか改善されないことがあるのですが、その解決の糸口が見つかることが多いのです。そうしたこともあり、同じ内容であっても全く気にならずにリピートして受講をしています。今回もいろいろ発見がありました。 『足指の関節を固めていると、同時に股関節が固まりやすい。』これは手(その場合は肩関節)も同じだそうです。六車先生がダンサーのケアをしながら、見つけていった共通項なのだとか。他にもいろいろあったのですが、私にとってはこれが一番の収穫だったのです。腕の動きがつっぱってしまう生徒の手先は確かにこわばっており、肩関節を解放できない傾向があります。足指の動きが出せない生徒の股関節の可動域が狭いです。なんとかならないか、と思っていた矢先のことだったので、本当に嬉しいことでした。講習会が終わったら、とんぼ返りでお稽古。早速、学んだばかりのことをシェアしましたよ~。生徒もその話を聞いて妙に納得していました。そして、レッスンではそれについて気をつけてゆきました。すると、動きが良くなるし、ラインもいい方に変わるし、もう、いいことづくめでしたね(^^)この解剖学講座は次回は9月に行われるということです。日程はまだ定かではないのですが、また是非受講をと思っています。興味のある方は下記サイトをご訪問くださいね。THE ASSOSIATION OF DANCE TEACHERShttp://aodt.p-kit.com/default.html
April 2, 2009
今日は新国立劇場へ『Ballet the Chic』を観に行ってきました。バランシン作品『セレナーデ』、井口裕之作品『空間の鳥』、ナチョ・ドゥアト作品の『ポル・ヴォス・ムエロ』、サープ作品『プッシュ・カムズ・トゥ・ショヴ』の4本立てです。『セレナーデ』は過去にNYCBの来日公演、スターダンサーズバレエ団で観ています。とっても好きな作品です。幾何学的な構成が美しく幻想的。今回は厚木さんの踊りに目がいきました。バランシンの作品が似合うダンサーですね~♪『空間の鳥』は斬新で印象的ですが、ちょっとベジャールっぽい感じがしました。男性ばかりの踊りに一人だけ女性が出てきます。メフィストのような存在。真忠さんが踊ったのですが、目にインパクトありました。今でもワンシーンの映像が脳裏に焼き付いています。『ポル・ヴォス・ムエロ』も素晴らしかった。踊るダンサーはベテラン揃い。人生の中で起きる喜怒哀楽を味わった大人の情感を醸し出せるダンサーのための作品だと思いました。なぜなのかわからないのですが、観ててせつない気持ちになりました。ラストの『プッシュ・カムズ・トゥ・ショヴ』。これは正直言ってスッキリしない印象。クラシックバレエをちょっと皮肉っているコミカルな作品なのですが、そこにはクールな感じがないとつまらない。メインをつとめたデニス・マトヴィエンコさんの動きが緩慢な感じ。どちらかというとシャープでスピード感のあるダンサーが演じる方が作品が決まるように思えます。総合すれば、とてもゴージャスな舞台で大満足です。ああ、いい時間をありがとう♪
March 29, 2009
要塞化している私の仕事部屋。以前に編集した資料を生徒に渡そうとしたら、どこにしまったかわからなくなっています。山のように積まれたCD、DVD、書籍などなど・・・。その中にある・・・はず・・・。これはもうやるしかない!そう思い立ち、整理整頓をすることに。もう読まない本はまとめて古本屋に出し、DVDは作品別にまとめてケースに入れ、CDもケースに入れて・・・。おかげでスッキリ!!!そして、資料も見つかりました(^^)元々物が多いので、スッキリとはいえ、他人が見れば、まだ雑然としてはいるのですが、自分自身がスッキリしたことが何よりです。
March 29, 2009
東京は五反田にあるゆうぽうと。今日は日本バレエ協会による『眠れる森の美女』を観てきました。知り合いが出演するのです。主演は酒井はなさん。実は彼女の踊りを拝見するのは今日が初めてでした。お名前の通り華やかなダンサー。優雅で自信に満ちあふれたオーロラ姫でした。ベテランの域に入っているダンサーなので、貫禄たっぷり!若い頃の彼女の踊りを観るべきだったと思うことしきり。成長とともに現れる変化を見たかったですねぇ。王子は李波さん。ラインの美しさとノーブルさを誇るダンサー。実は彼の踊りを観るのも、かなーり久しぶり。どっしりとした存在感を感じました。ちょっと重たい印象があったのですが、不調だったのでしょうか?それとも寄る年波には・・・なのでしょうか・・(T_T)久々に観た『眠り』全幕。6時半に開演し、終演は9時50分。眠りはとっても長い作品なので、覚悟はしていたものの、やっぱり長かったです(^_^;)
March 27, 2009
今日はおさらい会のための衣裳選びをしています。貸衣装屋さんから送っていただいた衣裳ブックをチェックしながら、作品ごとに衣裳を決めていきます。まぁ、この衣裳ブックのすてきなこと!!これもステキ!あれもかわいい!と感嘆しつつ、選んでいます(笑)こういうことでモチベーションが上がりますね。まったく現金なものです(爆)心配だった数の必要な衣裳も空きがあり、無事予約完了♪さて、これからは振りをクリアにして、春休み明けにはリハーサル開始ですね。振りの方、一日も早く仕上げなくては、です。
March 26, 2009
今週からスタジオは春休みです。とはいっても、夜のクラスだけはオープンクラスとして開講しています。夕方のあいた時間はこれまでやりそこねていた事務系の仕事を片付けています。そして、おさらい会に向けての衣装決めや作品決めも時間があるおかげで落ち着いて取り決めます。最近、表現の難しさについて考えるところがあります。あ、ここでいう「表現」というのは、踊りにおいてのプレゼンテーションではなく、主宰者・指導者としてのもので、生徒や保護者に伝えたいことを的確に伝えるというものです。その方法は直にお話すること、お便りで文章で伝えることなど、いろいろとあると思うのですが、どんな方法でどのような言葉で伝えると自分にとって、そして相手にとってのベストウエイを見いだせるのかな…。まぁ、そのように考えているのでした。模索はしばらく続きそうですが、ハッとひらめく瞬間がきっと来るだろうと根が楽天家の自分はそう思っているのでした(^_-)
March 25, 2009
小学校低学年のレッスンでの3月の課題は元気に体を使うこと。しっとりとしたクラシックの動きも大切ですが、そればかりになってしまうと子供の溌剌とした良さが失われてしまうように思います。そうしたこともありまして、今月の課題は元気にダイナミックに体を使うことです。元気でダイナミックというところでひらめいたのは『くるみ割り人形』のトレパック。ロシアの民族舞踊です。このアクセントが効いていて、ダイナミックな音楽は私の意図にピッタリです。当初は作品に仕立てる予定は全く無く、その音楽を使って動きのダイナミクスをキャッチしてもらうつもりでしたが、楽しそうに踊る子供達を見ていて、作品に仕立てる流れとなりました(^^)週に2回のレッスンで少しずつ進んでいったのですが、いよいよ今週でまとめて仕上げます。即席で作った作品で、私にとってはインプロ(笑)それでもまぁなんとかまとまった形に仕上がりました。えらかったのは子供達。毎回少しづつ変更の出てくる振りにしっかりと対応。たった1ヶ月のトライアルにもかかわらず、統制のとれた動きになってきています。子供の持つチカラにいつもパワーを分けてもらっています。さて、今日は振りが最後まで進みますね~♪生徒達に会うのがとても楽しみです。
March 17, 2009
久々に育児ネタです。3月14日、ついに息子は中学校を卒業しました。3年前に小学校卒業のことを書いたのですが、アッという間の3年でしたね。中学時代に一気に背の伸びた息子は入学時に少年期を終え、青年期に入っています。一時は女の子に間違えられることが多かったのですが、今ではもうそうしたことは無くなりました。(笑)日に日に心も体もしっかりしていく様子を見て、親として頼もしく感じる卒業式でした。卒業式後には感謝の会が行われ、保護者がお世話になった先生方をねぎらいました。普段仕事で多忙だったことからほとんど参加できずにいたPTA行事でしたので、せめて最後にお世話になった先生方に感謝の気持ちを伝えたく出席してきました。どの先生も個性豊かで、話術の巧みさに思わずうなりました(笑)楽しい会話を持ててよかったです。お礼も伝えることができたので、私自身も心置きなく中学生母を卒業することができました。
March 14, 2009
おさらい会の演目を検討しています。シニア(中高生)はドン・キホーテ第3幕よりグラン・パ。アントレでは皆で踊り、それぞれがヴァリエーション。そしてもちろんグラン・パ・ド・ドゥが入ります。ジュニア(小学生~中学生)はソロ。プレバレエ(幼児)も今回思い切ってソロに挑戦してもらいます。大人のクラスの出演は希望制。だだいま生徒の皆さんからの返答を待って、それから演目を決めるつもりです。それぞれが大きな挑戦になりますね(^^)生徒の皆さん、がんばってください!!
March 13, 2009
3月の初旬には来年度に中学入学を控えた生徒と保護者対象の三者面談を行いました。中学校のカリキュラムには部活動への加入を義務づけている学校が多いため、選択を誤るとバレエとの折り合いがつかなくなり、生徒自身は本当はバレエを続けたかったけど、辞めざるを得ないケースを何度か見てきたからです。あらゆる選択は本人がするべきことと私自身は考えていますが、過去の生徒達を見てきた経緯から言えば、12歳という年齢で何かを決めることは大部分の子供にとっては容易では無いようです。そうしたこともあって、生徒にバレエを中心に選ぶ場合と部活動を中心に考える場合の違いをお話させてもらっています。そうすることで生徒は自分はどうしたいかを決めるための手助けになるようです。来年度に中学入学をする生徒は2名。三者面談はつつがなく終わり、生徒たちはそれぞれの選択をしました。その選択を有意義になるようにしていくのが私の仕事です(^^)
March 11, 2009
ハタと気づいたら、3月9日になっておりました。このところ7月のおさらい会に向けての雑務が急激に増えてきたことや年度替わりやら税務申告の時期やらすべてが同時にやってきてしまい、頭の中がずっと稼働中です。そういう状況なのでブログの更新はまったく出来ない状態でした。世の中の電脳機器の進化のように自分の頭の中も同じようにヴァージョンアップできたらいいですね~(苦笑)ちょうど今は手が空いたので、気分転換にブログ更新と相成りました。さて、持ち場に戻ってがんばることにいたしましょ。
March 9, 2009
メールからの更新。関東では、今、雪が降ってます!。春が近づいたとばかり思っていたのに名残雪ってやつでしょうか。
February 27, 2009
昨日、今日は事務作業でデスクに向かいっぱなしです。年度末やら税金申告やらでデスクワーク貯まっています。そんな中、予約を取れた会館ホールへ下見に行ってきました。ちょうどいい気分転換です。初めて使うホールは施設の状況をあらかじめ知っておくことで当日の流れを設定するのに役立ちます。そして、どういう舞台にするかイメージもわきやすくなります。会館の係員の方はみな感じの良い方ばかりで、気持ちよく利用ができそうな印象を受けました。舞台、楽屋、控え用のお部屋をしっかりとチェックしてきました。そして、利用手続きも完了し、もう後に引けなくなりました。(笑)これからはプランを具体的にしていくだけです。さぁ、また持ち場に戻り、プランを練ることにいたしましょ^^
February 26, 2009
先ほど7月20日に市民会館の空きを見つけ、しっかりと予約をしてきました!!第1回目のおさらい会(仮称)をやります!!我がスタジオでは発表会は隔年。発表会の無い年はチャリティコンサートへ参加していたのですが、今年は日程が合いません。また、スタジオの生徒もレベルも年齢層も幅広くなり、設定の仕方もちょっと複雑に。。。。なので、思い切っておさらい会(仮称)をスタジオ主催で行うことにしました!!たった今、決まったばかりなので、スタジオの生徒はまだ誰も知りません。お便りを作る時間は無いから、まずは掲示板でお知らせをしてしまいましょう。誰がどんな作品を踊るかもこれから検討です。(少人数やソロを中心にします。)さて、これからやること満載です!!そう思うとエネルギーがわいてきました。これからがんばります!!!バレエスタジオルミエール 第1回 おさらい会(仮称)2009年7月20日(月・祝)志木市民会館ホール開演時間は現在のところ未定です。よかったら観にいらしてくださいね。
February 24, 2009
今日は東京は港区初台にある新国立劇場へ生徒を連れて行ってきました。新国立劇場バレエ研修所公演を観るためです。私のスタジオでは生徒たちにとっての目標や指針となるようにこうした機会があれば脚を伸ばすことにしています。今回のバレエ研修所公演は第4期生にとっての卒業公演でした。以前にこの世代の公開レッスンを拝見したのですが、皆さん2年の間に成長されていて目映い限りでした。我が生徒たちのいい刺激にもなったようで、戻りの電車での表情が違って見えました。
February 21, 2009
珍しく風邪をひいてしまいました。発熱はなかったものの、お腹に来る風邪でした。2~3年に1度くらいなのですが、こんなことがあります。こんなときはまぁ仕方ない。指導はお休みさせていただきました。生徒の皆さんに送ったお休みメールへの返信がとても暖かく、ちょっと弱っている自分への特効薬となりました。丸一日ぐっすり眠り、翌日にはすっきりまではいかないまでも日常を普通に送るくらいまで復調しました。さてさて、振替を設定してスタジオの皆さんにお知らせしなければね。スタジオの皆様へご迷惑おかけしましたが、おかげさまですっかり復調しました。次回のお稽古では元通りに元気な顔でお会いできますので、ご心配なく!暖かなメッセージをありがとうございました!!
February 20, 2009
すっかり春の日差しを感じさせる今日この頃です。先だって息子の高校受験は無事合格。ホッと胸をなで下ろした私です。中学の3年間はとても短く感じました。この間入学したばかりなのに、もう卒業って感覚。よく言われることですが、本当にそうでした(笑)職業柄、親らしいことは十分やれていない感はありますが、何かのときには『いざ鎌倉!』の気持ちは持っています。ありがたいことにその『何か』はほとんどありませんでした。無事3年間を過ごすことができて何よりです。息子はこれから高校に進み、自分のやりたいことがよりクリアに見えてくることでしょう。高校生は可能性を大きく切り開くことのできる世代。のびのびと日々を満喫していってもらいたいものです。
February 17, 2009
新国立劇場の『ライモンダ』を観てきました。ちょうど生徒が1幕のヴァリエーションを踊るので、やはり生の作品を観ておかねば!ということで。過去に一度ロシアのバレエ団の『ライモンダ』を観た記憶があるのですが、誰がプリマでどんな流れだったか全く覚えていません。ストーリーも特に魅力を感じなかったのです。そして、これといった見せ場が無かったような…。『ライモンダ』についてはそういう感じであまり良いイメージが無かったのです。自分が現役だった頃は3幕のピアノによるパ・ド・ブーレのヴァリエーションは有名でしたが、1幕のヴァリエーションはそんなに知られてはいませんでした。最近ではローザンヌのコンクールでよく踊られていますし、国内のコンクールでも課題曲として取り上げられています。閑話休題。本題の新国立劇場の『ライモンダ』。踊りも装置も照明も重厚でゴージャス。ストーリーも流れが把握しやすいように工夫された演出となっておりました。キャラクターダンスもふんだんに盛り込まれており、クラシックの苦手な人にも楽しめるかと思いました。今回のタイトルロールは寺島ひろみさんで、ちょっと庶民的で親しみの持てる印象のライモンダでした。日程の都合でお目当てのダンサーがなかなかみれない事情があるのですが、今度はザハーロワをと思っていたら、次の芸術監督になったら、『ライモンダ』はやらないのではないか、という噂を耳にしました。あらら、残念です。そんなことを思うと、舞台も一期一会なのだなぁと。今度は3月の終わりにバレエ協会の『眠れる森の美女』、新国立劇場のBallet tha Chic ―バランシン/サープ/ドゥアト―を見に行く予定です。またいい舞台との出会いがありますように。。。。
February 11, 2009
解剖学アプローチではポイント状態にするときには、足の裏の筋肉つまり足底筋を使うことを提唱しています。足底筋を使うことはアキレス腱やふくらはぎの筋肉の負担を軽くし、足首をフルポイントにすることを容易にさせてくれます。また、ふくらはぎの筋肉を太くしないで済む利点もあります。利点は大きいため、バレエを習う生徒たちすべてがこの使い方を習得できれば、しめたものではありますが、実際のところ、この指導は容易ではありません。というのは、足首をポイントにする動きは普通の運動をするときにはふくらはぎからアキレス腱の筋肉を収縮させて使うことが一般的だからです。足底筋(土踏まず)を使ってポイント・タンジュにする。生徒にはゴムバンドを使ったエクササイズを実践させ、レッスンでは『土踏まず』を連呼してきましたが、それができるようになる生徒はたまたま足首周囲の柔軟性が高く、理論を理解できる明晰な頭脳を持ち、成果が出るまであきらめず、こつこつ自習をできるような強い意志を持つ生徒だけでした。(あげた要素が一つ欠けただけでも駄目でした。)多くの生徒はやはりアキレス腱とふくらはぎを使ってタンジュをしています。そうした生徒は発表会前のハードなリハーサルが始まると足の不調が出やすい傾向がありました。なので、なんとか多くの生徒に土踏まずを使ったタンジュをできるように指導したいと熱望しておりました。そんなある日、『指導者のためのバレエ解剖学』で学んだ足の裏の筋肉のメカニズム。足底筋の起始と停止(どこにくっついていて、どこへつながるか)、その働き方についてなどを脚の模型を使って生徒たちに説明しました。すると、驚いたことが起きました。いつもアキレス腱とふくらはぎを使ってタンジュをしていた生徒のNちゃん。ポイントの仕方が変わり、今まで見せたことのない良いラインへと変わったのです。Nちゃんだけではありません。Yちゃん、Cちゃん、みんなラインが変貌しました。ああ、こんな嬉しいことってあるでしょうか!!!日頃の稽古では『土踏まず』と何度叫んでも成果がなかなか見えず、『土踏まず』という言葉からは生徒を良い状態に導けず、半ば無駄に思えるようになってきていたくらいだったのに、メカニズムを伝えただけでこんなに違ってくるなんて!解剖学的アプローチのすばらしさをまた一つ改めて感じることになりました。もちろん、これができたからすべてができるようになるわけではありません。でも、良い連鎖へつながる可能性が生まれました。小さなことの積み重ねが大きな違いにつながることを信じて、今日もお稽古していきたいものです。
February 10, 2009
2月1日。今日はユニット・キミホ『WHITE FIELD』を観てきました。生徒でコンテンポラリーに興味を持っている子がいます。コンテンポラリーは振付家によって繰り広げられる世界がまるで違うこと、観客による好みが分かれることもあり、まぁ、まずはいろいろ観てみようということでその生徒を一緒に連れていきました。青山円形劇場はこじんまりとしたスペース。ステージ上のダンサーと観客の距離があまりありません。コンテンポラリーではこうした舞台が多いですね。キミホさんの作品は何度か拝見しています。いつも感じるのはみずみずしさや潤い。舞台空間にはやわらかなジェリーがあるようです。包み込むようなふんわりとした優しさや子供の持つ無邪気さ。そうしたものが作品の中に込められています。(もちろん、あくまでも私の主観ですが(^^)私の持つボキャブラリーではうまく表現出来ないので、かなりもどかしいです!!作品の魅力を味わってみたい方はぜひ劇場に足を運んでみてくださいね。連れて行った生徒は大感激!!!ああ、よかったです。その感動を次に生かしていってくださいね。
February 2, 2009
ついに2月になりました。1ヶ月の経つのは早いものです。この時期と言えば、1月末に行われるローザンヌ国際コンクール。その様子がyou tubeにてビデオブログとして公開されています。また、その本選の様子もリアルタイムでインターネットで公開されるので、その時間にアクセスしてみました。・・・が、やはり多くのアクセスが集中しているらしく、なかなかアクセスができません。半ばあきらめかけ、もう眠ろうかと思った矢先、家族が何気なくPCをクリック。すると、幸運にもアクセスできました。クラシックの演技はもう終わっており、ちょうどコンテンポラリーの審査が行われておりました。ああ、良かった!!リアルタイムで見られるなんてラッキー♪クラシック審査を見逃したことを悔やみつつも、最後の審査発表までPCの前に釘付けになりました。(終了時刻は日本時間夜中の2時半でした。)今回のファイナリストは20人中6人が日本人。すごいことですね~~!!コンテンポラリー審査を観戦しつつ、どの参加者もあの若さでよくそこまで表現できるなぁと感嘆のため息。すべての演技が終了し、審査発表がされるまでの間、しばらくは解説があるのですが、フランス語でのものなので、全く何を言っているのかわからず残念!!これは日本でテレビ放映されるときに通訳がつくのでしょうね。それまではお預け!!そして、発表された入賞者!!!日本からは2名が入賞しましたよ!!詳細はこちら
February 1, 2009
全1101件 (1101件中 51-100件目)