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柿崎和泉守@ Re:『天と地と』 Heaven and Earth(04/25) 映画で残念に思ったのは、まず刀八毘沙門…
背番号のないエース0829 @ Re:『ベルリン 映画「風の電話」に、上記の内容について…
Feb 1, 2007
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カテゴリ: Movie

昨年公開された『日本沈没』のDVDが出始めた。とうとう劇場では観なかったが、それはオリジナルの1973年版への思い入れがあった(とは言ってもリアルタイムではない)からかもしれないし、少し後のTVシリーズ(これはリアルタイムで観た)への思い入れかもしれない。このTVシリーズはDVDも出ているが、一話ごとに日本の地方が沈んでいき、主題歌とも相俟ってナカナカ惹きつけるものがあった。特に印象深いのは札幌が沈む回。季節は雪祭りの頃、全員避難した後の大通り公園に一人のオッサンが「日本」の漢字を雪で作り(どうやって一人であんな大きいのを作ったのかは疑問)、地面にどっかと座っていると後ろから大波が押し寄せる場面だ(記憶だけで書いているので、違っているかもしれない)。鎌倉かどこかの回で、世界各国の救援船が日本にやってくるが、皆ソ連船には乗りたがらなかったのも面白かった。

それはさておき『ノストラダムスの大予言』である。当時五島勉の本がベストセラーとなっており、東宝が『日本沈没』に続くパニック大作第二弾として製作した。

公害対策の専門家・西山良玄(丹波哲郎)は父祖4代に亘るノストラダムスの研究者であるが、本業は環境研究所所長であり、人々の啓蒙活動に取組んでいる。しかし大企業からの資金援助凍結や何者かの脅迫など、有形無形の圧力が高まっていた。そんな中、夢の島に巨大ナメクジ発生の知らせが入り、娘のマリ子(由美かおる)の恋人のカメラマン中川(黒沢年男)と共に現場に急行する・・・。

西山は公害→食糧危機→核戦争と進む危険性を政府に訴えるが、その間に世界各地で異変が起きていく、というのがおおまかな構成だが、ストーリーよりも様々な怪事を立て続けに展開していくという仕立てだ。この映画はDVDはおろか過去においてもビデオすら出たことはなく(理由は後述)、当時観た記憶しかないが、何分当時私は小学校低学年だったので、詳しいところは覚えていない。それでも未だに印象に残っているシーンを挙げてみると・・

地下鉄内に巨大植物が発生し列車の運行を妨げるシーン。私はこの映画を有楽町の日劇(昔の)で観たのだが、その日は渋谷に行ってから銀座線で銀座に出たのだった。巨大植物が出現するのはまさにその銀座線渋谷駅。ちょっと驚いた。

東北地方の亜鉛鉱山の近くで一つの能力(跳躍力だったり暗算だったり)が異常に発達した子供たちが出現するシーン(でも早死にしてしまう)。そして世界中が異常気象になり食糧危機が訪れる。人々は自暴自棄になって若者は自ら死を選ぶ。この時のオートバイで断崖からジャンプ(『さらば青春の光』のラストのように)するシーンも凄かったが、食料も何も持たずヨットで死出の旅に出る一団が強烈だった。全員白い衣をまとい顔は白塗り。ヨットの帆には大きく「死」「怨」と書いてある。この印象が怖すぎ、しばらく夜眠れなかったのを覚えている。

そして問題のシーン。放射能が降り注いだニューギニア奥地で原住民が発狂し共食いを始めたり、調査隊を襲ったりする。そしてラスト近く、西山が語る来るべき核戦争後・人類滅亡後の世界に登場するミュータント。放射能で皮膚は焼け爛れ体は軟体化していて、これも強烈だった。小学校低学年にはキツすぎ。この二つのシーンが各方面から猛烈な抗議を受け、以後リバイバル上映もビデオ化もされなかったのだ。

他にもオゾン層が破壊され、紫外線で人々の皮膚が焼かれたり、南北極の氷山が溶けて水位が上がったりとか、旱魃でオーストラリアの穀倉地帯が全滅したり、大型ハリケーンが発生して米ミシシッピ川流域が大洪水に見舞われる等々、やたら現在の状況にそっくりなシーンがあったりする。先見の明があったのか、全く社会が進歩していないのか。非常に真面目な作品で、最後に山村聡扮する総理大臣が「世界が団結してこの危機を乗り越えましょう」という主旨の長演説を静かに語って終わるのだった(確か)。

もう一度観てみたい気はするが、手段はアメリカで販売されているビデオしかない(アチラでのタイトルは「Last days of planet Earth」)。当然英語吹き替えになっていて、かなり編集もされているようだ。新品で6ドルほどだから異常に安い。ちょっと怖くて買えないけど。冨田勲によるサントラ盤は国内でも出ているけど、録音はモノラルだ。

監督:舛田利雄
製作:田中友幸/田中収
原作:五島勉
脚本:八住利雄
撮影:西垣六郎/鷲尾馨
SFX: 富岡素敬/山本武
美術:村木与四郎
編集:小川信夫
音楽:冨田勲

出演:丹波哲郎/司葉子/黒沢年男/由美かおる/志村喬/平田昭彦/小泉博/山村聡/鈴木瑞穂/内藤武敏/浜村純/下川辰平/佐々木勝彦/谷村昌彦/竜崎勝

1974年・日本 / 113分/ 評価:4.0点 / 子供:×

 ←米版VHSビデオ





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Last updated  Feb 1, 2007 11:36:46 PM
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「ノストラダムス世代」です  
stdankoji  さん
「ノストラダムス世代」というのがあります。
 この大予言がブームの頃に中学生・高校生ぐらいだった世代のことです。
 どういう特徴があるかというと、所謂「終末観」を持っているという事ですね。
「この世の中は近々滅びる」あるいは「世の中に大変な大惨事が起きる」と強く信じているわけです。
 僕など、1999年に何も起きなかったので、残念で仕方がなかった。とてもガッカリでした。

 不謹慎ですが、世の中の終末を望む「終末思想」は、多くの宗教でも見られます。
 そして、一部の過激な人々の中には、終末を実現させようと日々努力(陰謀)をしているグループもいるらしい。
 何故そう考えるかというと、世の中に終末が来た後に、新しい「神に祝福された世界」が出現すると信じているからです。

 さて、この映画ですが、公開当時映画館まで行って観ていますが、内容はあまり憶えていません。
 原作本が怖かったので、映画そのものの印象は薄くなってしまいました。
 DVDで発売されるといいですね。是非、もう一度観たいものです。

 いやあ~、それにしても、よく映画の内容を詳しく憶えていますよね。いつも感心してしまいます。


(Feb 2, 2007 01:26:06 AM)

Re:「ノストラダムス世代」です(02/01)  
エースNo1  さん
船で死出の旅に出る一団がとにかく強烈な印象だったので、よく覚えています。昔、NHKで『未来への遺産』という番組がありまして、その中のイメージショット的なシーンで白塗りの女性が出てくるのですが、それと同じような感じでした。


> そして、一部の過激な人々の中には、終末を実現させようと日々努力(陰謀)をしているグループもいるらしい。
> 何故そう考えるかというと、世の中に終末が来た後に、新しい「神に祝福された世界」が出現すると信じているからです。

聞いたことがあります。1999年が近づきつつあった頃、米政府がそのような狂信者たちの行動を監視する組織をつくったとか言われていたような気がします。

> さて、この映画ですが、公開当時映画館まで行って観ていますが、内容はあまり憶えていません。
> 原作本が怖かったので、映画そのものの印象は薄くなってしまいました。
> DVDで発売されるといいですね。是非、もう一度観たいものです。


丹波の熱演もありますからDVDでも出して欲しいところではありますが、難しいんでしょうねえ。 (Feb 3, 2007 12:58:52 AM)

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