HELLO!! MINA's HOME

娘の嫁ぐ日１

[娘の嫁ぐ日]

私は三姉妹。みんな結婚している。
もちろん一番最初に結婚したのは、年功序列にしたがって私が一番先
（あれ？と思われた方、私はバツが付いてます）
その娘の晴れの日！それは「結婚式」
その結婚式で、「常識」のないみねおはとてつもないことを毎回しでかします。
まず私の結婚式では、「みねおが何をしでかすかわからないから」と親戚中がタックルを組み
見張り番を交代で勤める計画を立て、万全の体制をとっていた。
そしてみねおの緊張のせいもあってか、見張りの成果があってか、
無事に結婚式も終盤を向かえ、花束贈呈を残すのみとなっていた。
そのころみなは「みねおへの悪口」を織りまぜた感動の手紙を読んでいた。
ふと会場後ろある金びょうぶの前に目をやると両家両親が花束贈呈の準備にならんでいる。
しかしみねおの姿がない。でも気にもとめてなかった。
そして花束贈呈に花束を持って歩みはじめても、みねおの姿はない。
そして私が辿り着く少し前に式場の方につれられ、みねおが並んだ。（間に合った）
母に花束を渡し、次はみねお。みねおの花束は一輪の花。
渡して、二人抱き合って泣いてしまった。感動の場面である。
そして式も終わり退場のとき、即座に「こんなもんいるか！」と花束を突き返された。
そして一言「おかあよりなんで細いがな」ん？すねてんの？？
そして式も終わり、なぜみねおが花束贈呈に遅れたか？？がわかった。
みねおはトイレに閉じこもり出てこなかったとのこと。
私の男友達や、母が呼びに行くも「わかっちゅう！」と返事だけで出てこない。
式場の方の「お父様、もうすぐ出番ですのでお願いします」と再三の声がけにやっと出てきたとのこと。
親戚のおじちゃん達は「よかった、よかった。なんとか無事に終わった」とお疲れモード炸裂でした。
そんなみねおは妹の結婚式では、もっと常識をなくすのでした。