凛。きまぐれホームページ。

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◆経験は何よりの宝物…?

経験は何よりの宝物…?





やあやあ、本日は親愛なる お医者様 の元へ行きましたよ。

もうマブダチになれそうです。

ここのところどうも医者づいてるなぁ。年末から現在にかけて5年分くらい通い詰めているような気がします。

本日の目的は?



胃カメラ~♪

噂?の胃カメラですよ。
午前中の仕事を休みまして、さぁ!チャレンジです。

何故胃カメラを飲む羽目になったかと言いますと、ズバリ「胃がおかしい」と感じたから。

過日亡くなった人が胃がんでして。
あまりにも急激に衰弱していく様子を目の当たりにしてたものですから。






あの人も最初は「なんだか胃がおかしい」と言っているに過ぎなかった。

「ただの食べ過ぎだろう」

そう、軽く考えていただけだった。

去年3月に検査を受け宣告、4月に手術。
そして年末12月29日に入院、今年1月12日…この世を去る。

手術をした時の病巣の大きさはわずか2ミリ。




  …そんな現実を見てたものですから。

いい機会ですし、受けてみようと思ったわけです、胃カメラ。





さて病院の中央受付で診察券と予約を確認しまして。

内科の受付へ。


  「このカルテを持って内視鏡室へどうぞ」


  内科は一階、内視鏡室は四階。

…なげぇ道のりだなぁ。



まったく、私はスイスイと動けるから良い様なものの、重態の患者もこんな動くんかい。ブツブツ。




  「お願いします」

「○○さんですね。どうぞ。胃カメラは初めてですか?」

「初めてです」

椅子にかけてしばし待つ。

  胃カメラはツライ、とよく聞くが。
実際にどのような作業なのか、細かい過程は知らない。



「じゃあこの胃の泡を取る薬を飲んでください」

白く濁った液体。別に怪しい液体ではございません。
口に含むと、うえ~…あま~い…このマズさ、できるなお主。(何が)




「胃の緊張を取る注射をします」

肩を出して注射を一本。緑内障などはないか質問される。

「痛いですよ」

ははは。私はもう大人ですよ。注射なんて…



…いてー!


「…痛いですね…これ筋肉注射ですか…」

「そうなんですよ~、ちょっと痛いですよねえ」

看護士が微笑む。
私は涙をそっと浮かべ、その顔を見つめる。

…ラブシーンか。





  「今度はこのうがい薬を使ってください。全部使って、ゆっくり、のどの奥までうがいするようにしてください」

…と言ってコップ一杯のお茶のような色の水を渡される。

「飲まないでくださいね」

「飲みませんよ(笑)」

ガラガラガラ…

うがいは苦手だ。時々飲み込みそうになる。

「少し飲んでしまいました」

「ああ、問題ないです」

…問題ないの?(笑)




  むむっ、なんだか喉がしびれる。

「このうがい薬、なんですか」

「喉の麻酔です」




わぁー「インフォームドコンセント」後回しにされてるーぅ。

「この薬…なに?」

「…しびれ薬だよ…ふふ、もう効いてくる頃だろ?」

サスペンス物にありがちなシーンを思い浮かべた。

きっとこれから私はあんな事やこんな事をされてしまうのだろう。…って、んなこたぁ無い。








うがいを終えてまた待ちます。

「○○さんどうぞー」

いよいよメインの胃カメラ挿入です。
ベッドに横向きに寝て、タオルを顔の下に挟みます。

「これをはめてください」

胃カメラを挿入する為のマウスピースとでも言うんでしょうか。猿ぐつわ。


結構大きいんですよ。




いやーん私そんな大口開けらんなーい♪

…とくだらん事考えてる間に「ガポッ」って突っ込まれました。意地悪。





  なんかチカチカ点滅するでっかいミミズが近寄ってくるよ…

「はい。では入れますよー」



    ……





おえええええええええ




    …失礼。



  き、気持ち悪いーーーーー!!!

目は涙目に。脈打つような吐き気がー!

「あまりに気持ち悪いようでしたら言ってくださいね」



…言えるか、ボケーーー!!!



    喋る事は出来ません…。
発声というものは声帯を振動させ、喉・口腔・鼻腔で「共鳴」させて行っているわけですが、それが今「胃カメラ」で一杯。



  …喋れんぞ、ボケー!(もう一度抗議)





  そんな私の苦しみをよそに、お医者様は淡々と作業を進めていくのです。


  「もうすぐ胃ですよ~」

…まだか。まだなのか。時間が長い。

モニターにはピンク色の画像。
いっそ私の頭の中もピンクになってしまえば楽なのに。


  「胃です」

この間、私は「おえ~」の繰り返し。
説明なんて聞けない。ぐはっ。




お医者様胃カメラをぐっと引いて…

戻す。




わぁーー!!戻すな、戻すなーーー!!!

トホホ、胃カメラ動かす度に吐き気がくるんですよ…





  また引いて…

戻す。

わぁー(以下略)




妙にリズミカルです。胃カメラさばき。
苦しんでいる私の前でダンスでも踊りだしそうです。

軽く殺意を覚えました。





「後は抜くだけですよー」

そうなんですよ。一度入れたら戻さなきゃならんのですよ。
散らかしたら片付けなきゃいけないのと一緒です。




ぼええええええええ

…もう、女らしさとかどーでもいいや…エヘ♪(涙)




  …ぐったり。

結果は良好。おそらく神経性胃炎でしょう♪

例えどうでも胃カメラ飲まなきゃならない立場になったとしても、5年に一回やれば十分だと。…というか勘弁してください。

あんな思いはできれば二度としたくありません。

そうそう、胃カメラを飲む場合、前日の晩から絶食なのですよ。

ああ、お腹が空いた。

カーネルオジさんのフライドチキンをすきっ腹に思いっきりどか食いしてしまったRURIKAでした♪













































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