ひまこのつぶやき

ひまこのつぶやき

つれづれ大ちゃん-4


おばーちゃんは僕にとっても優しい。
いっつもいっつもナデナデしてくれるし、にこにこ笑いかけてくれる。
僕はおばーちゃんにだっこされてお二階のベランダから遠くの景色を見る。
あれ?あそこにいるのってポピーかな?
うん、そうだよ。僕んちの近所に住んでる真っ白な紀州犬のポピーだ。
いつもはおっきいのに、今日は随分ちっちゃく見えるなー。
「おーい、ポピー。僕はここだよー!」
あ、ポピーがこっちを向いた。僕に気がついたらしい。
わーい!おうち帰ったらまた遊ぼねー。

僕はおばーちゃんが大好き。
おかーさんもおとーさんも僕には僕専用のごはんしかくれないけど、おばーちゃんは
何だって僕にくれる。
それがどれもすっごく美味しくって、だから僕はおばーちゃんちに来るのが大好きなんだ。
おばーちゃんちで色んなものをもらうとみんな怒るけど僕はへっちゃらだもんね。
僕は告げ口もしないし、内緒にしとかないといけないって判ってるからね。
あ、でもひまこちゃんがおかーさんにチクるのか? ま、いいや僕は知らん顔。

今日はおばーちゃんちにお泊まり。
おじーちゃんは僕のことが嫌いだから、つないでおくように命令してる。
内玄関のタイルは冷たくって気持ちいいから、僕はつながれたって平気。
おばーちゃんは僕のために蚊取り線香を焚いてくれるんだけどそれはあんまし嬉しくない。
蚊にさされるのをとるか、蚊取り線香の厭な匂いを我慢するかは僕にとっては究極の
選択だよ。
仕方ない。今日はは蚊取り線香の匂いを我慢することにしよう。
涙出なきゃいいんだけど・・・。
いびきかいたらごめんね。

                                --- つづく ---





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