莉央の駄文その一





いつもの朝・・・いつもの声・・・いつもの日々・・・
そんな日常あたしには必要ない。。

あたしは一人でいい・・・
あたしにさわらないで・・・



+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「・・・だる。」
あたしの今日の第一声だ。。
そしてあたしは学校へと鉛の重い足をひきずりながら歩き出す

ガララララ

「・・・」

「なぁ蒼魅(あおみ)さんが人と話してるところみたことあるか?」
「ううんっないってか美人なのに暗いよな」
「おい。聞こえるぞ、怖そうだしあのひと」

聞こえてますって・・・
いつもこんな感じですぎてゆく生活
今日は、、特別な日・・・

いつもポッカリと開いた穴が塞がらない。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
第二章

・・・1年前のこと。。
あたしには2つ下の幼なじみがいた。
名前は閼伽 龍馬(あか りょうま)

彼は幼い頃から元気がよかった。まぁいわゆるガキ大将みたいな存在だった。
しかし中学入学後から体調が思わしくなかった。
ある日学校で倒れ入院する事になった。

帰り道あたしは龍馬が入院した病院にいった。
「龍馬・・・どうしたの?」
おそるおそる聞く声は震えていた。
「ただの風邪っ♪何?杏奈(あんな)心配してくれんの?」
絶対嘘だ・・・龍馬は嘘つくと鼻の頭をかく癖があるんだ
「嘘でしょっ!ぢゃぁなんで入院なんかしてるのよっ」
「ねぇ杏奈昔俺が有名になって杏奈をお嫁さんにするって言ったの覚えてる?」
「今関係ないでしょ・・ングッ」
龍馬はそっとあたしの口を手で塞いだ。
あたしより一回り大きい手・・
「聞いて・・・俺な・・・杏奈のこと

ガッシャーーーーーーン

・・・ってほしいんだ。」

看護婦の落とした医療道具で竜馬の声がかき消された瞬間、
塞がっていた手から開放されたと思って息を吸ったとき、こんどは龍馬の唇でふさがれた。
夏の風が窓から吹き、カーテンを揺らす。


















彼はなにを言ったのか。
あたしはなぜ聞かなかったのか?
あたしは明日も、明後日もずっと・・・会えると思っていたから・・・














そして、、、彼は・・・
















次の日の夕方、、心肺停止になり、、、空の人となった。

















「ねぇっ!!龍馬ぁっ!!なんで?あたし昨日のあんたの言葉きけなかったっ!!もう一度いってよぉっ!!龍馬ぁっ。。。龍馬ぁ・・・なんで?またあしたっていったじゃん。。。ねぇ。。龍馬・・・目あけて・・もう一度微笑んでよ・・・」

冷たい彼の体をいくつもの涙の雫で濡らした。
頬をつたうその涙が枯れ果てた頃窓の外からの紅い光が射し込んだ。

















それは、、、真っ赤な夕焼けだった・・・。






++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

一年後あたしはいまを生きる。


「龍馬・・・・」
ベットの上であの日を思い出す
大きかったあのひの手。。。
優しい口づけ。。。
もう戻らない。。。


「外の空気吸おう」
そう思い、外に出た。
あの日のような紅い空だった。
ベランダからの風はすこし肌寒く、あたしの体温をうばう。

ふとそらを見上げると、
何かが落ちてくるのがわかった
紅い紅い羽。。。
いくつもの紅い羽があたしに降り注ぐ

「なっなにこれっ!!」
久しぶりの大声は、なんだか気持ちよく、そして、この羽はなんなのかと考えた。
「赤い羽根・・・募金??」

ヒュルルルルルルルルルルルルル

とっさにあたしは目を閉じた

「バカ。シールになってないだろ?」

懐かしい優しい声・・・
自慢げな口調・・・

あたしはゆっくりと眼を開いた

まぶしさで一度眼がくらみ、確かにその顔を目にしたとき・・・

「・・・・誰?」

本当に分からなかった。

「杏奈っお前本当におかしくなったんか?」

おでこに手を当てたれた瞬間脳裏に浮かんだ。

「・・・・りょ・・・うま・・・?」

いやっ、、龍馬はだって、、あの日・・
「よく思い出したなぁw俺のことなんてすっかり忘れてると思って焦ったぞ」
「だって、、顔違う・・龍馬はそんなにガッチリしてないし、声も、、」
「杏奈ぁー・・俺も男だよ?ちゃんと授業うけたの?」
あの世でも成長はするのか。。。。って
「えぇぇっぇぇぇっぇぇっぇえっぇぇっぇぇぇぇえええ?????
 なっなんでいるの??」
「・・・ほんとは見えないはずなんだけど、、、なぁ?」
龍馬の横から出てきた真っ黒い猫。
「どうする龍馬、のこのこ寄り道してるからいけねぇっんだよ」
「すみませーんww」
「おまえがバカじゃ」
ガリっ・・
「いたぁっ!」
ねっ猫しゃべってる。。。。幽霊も痛いんだとおもった瞬間
「おい。杏奈といったな、お前少し向こうの世界に行ってもらう。それで処分をうけよ。」
「えっ!ちょっとまって?向こうの世界って・・・あたし死ぬの??」
「いや。こっちの世界ではそんなに時間はながれない。一晩程度だ。」
「えっ?話し読めないんだけど、、」
龍馬がくちを挟んだ
「まぁ、とにかく向こうにいってくる。向こうの時間はこっちよりもずっと早く進むしなwぁ、ちなみに俺16、杏奈とタメになったんよw」
「はぁぁっ??ちょっと・・ングッ」
「少し黙って・・・目を閉じて・・・」
心地よい龍馬の声に素直に従った。
バサッ
龍馬の紅の羽が大きく周りの空気にたたきつけた。


紅の空はすでに漆黒の空へとかわっていた。。。





++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
そしてあたしたちは日本。。いや世界にもないような大きくてそして綺麗な宮殿についた。

「ココは天界。まぁいわゆる神様とかそーゆう系のいる所だ。」
・・・そうゆう系?(笑
猫は淡々と話をすすめた
「俺らはこれから隊長にあう。そこで処分を聞くことにする。イロイロこっちにもじじょうがあるんでね。」
「えっ?じゃぁあたしいつ帰れるのっ?!」
「まぁ、、こっちの時間では1週間くらいかな。向こうでは言ったとおり一晩。」
そこへ龍馬がすかさず話に入る
「ぁっ泊まるトコはね、フフフw俺と同室ww」
「えぇっ!?」
「嘘だよ。そんなに嫌がらなくてもいいぢゃんか。。。」
そういうと龍馬は口を尖らせた。

「さぁ、ここの門をくぐれば隊長がいらっしゃる。心落ち着かせろ。」
あたしの高鳴る鼓動を悟ったように黒猫がいった。
隊長・・・そんなの絶対怖い人ぢゃんっ。。。

ギギギギギギィィィ


「隊長1番部隊!閼伽龍馬っ!監視デューク!戻りましたっ」

まるで龍馬と猫(デュークっていうんだ・・・)ぢゃないように険しい顔になっていた

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

大きな体。鋼鉄のような筋肉。背にしょっている大きな大剣。威厳のある鎧。恐怖すら感じる鋭い目。

「こいつが龍馬とデュークのことみえたってやつか・・」
地を這うような低く太い声。。。
「はっはいっ!!」
あたしは思わずこえが裏返ってしまった。
「・・・可愛いなっ!!ww俺の嫁になれっ名はなんと申す?」
「隊長っ!」
思わず龍馬が口を挟む
「わりぃわりぃw冗談さ。龍馬の彼女なんか手ださないにきまってんだろ」
「かっ彼女なんかじゃないですっ!!」
あたしはとっさにいった
「ぇ・・・・」
龍馬は何かいいたそうだったが、隊長にはなしを割られた
「で、名前は何と申す?」
「蒼魅杏奈です。」
「杏奈か、俺の名前はアレックス。君の処分は、俺だけでは決められそうもない。俺らの姿を生きている人間に見られたのは初めてのことだからな。今日は用意された部屋でねるがよい。デューク案内しろ。」
「はっ」
デュークは深々と頭を下げた。
「失礼します。」

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「さあ、ここが杏奈の部屋だ。」
ついたのはマンションの一室のようなきれいで広いへや
「ぇっ、、ここあたし一人でっ??」
「まぁ、お手伝いもつくがな。杏奈はお客人だから」
「へぇー」
そういえばさっきから龍馬は黙ったきり・・・どうしたんだろう・・・
「そ、、そういえば龍馬の部屋はどこなのっ??」
「客に兵士の部屋は教えられない。」
冷たく言い放たれた。
どうして、、、、?
「では、失礼する。」
「おいっちょっとまてっ龍馬っ!ぢゃあなっ明日の朝お前の護衛で俺らはつくことになったからっ!!龍馬ー!!」
デュークはあわただしく部屋を出て行った。


ぽふっ
「こんなふかふかベット始めて~」

目覚めたらいつもの朝ではない。ココは天界。そして龍馬との再開。デュークとの出会い。




・・・・これは夢なのか?

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: