りれこのワンダーランド

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自宅出産




<自宅出産>

次男の出産から2年後。とうとう3人目を妊娠しました。

次男の妊娠のとき、A医院に勤めていた

助産婦の土屋麻由美さんが

自宅出産の介助をする、 「麻の実助産所」 を開業した。

といううわさを耳にしました。

こうなると

俄然、長年の夢であった自宅出産を実現させたくなってきます。

過去2回の出産は軽くすんだし、
出産というものにもある程度自信がついてきましたし、
私も年をとり、産婦人科医である伯母への遠慮もなくなりました。
そして、何より、自宅出産なら上の子二人を預けずにすみます。
男の子とはいえ、出産にも立ち合わせてやれば、
人が生まれるということがどういうことか、
少しは勉強になるかもしれません。
今回は迷わず自宅出産を選びました。


自宅出産は

医師による妊娠判定を受けた人で
貧血や妊娠中毒症が強くなく
感染症がなく
逆子(さかご)でなく
RHマイナスでなく
前回が帝王切開でなく
正期産であること

が条件です。


そして、出産そのものは自宅ですることができますが、
初期と後期にはドクターによる検診を受けなければなりません。

判定と初期の検診はA先生にお願いし、
その後は考え方の違いもあって、他の先生にお願いしつつ、
助産婦さんの検診を並行していきました。

助産婦さんの検診は

体重測定、腹囲測定、血圧、尿検査、など、
病院と同じことをします。

エコーがないことだけが病院での検診とちがうところですが、
家に来て診てくださるので、
小さい子が二人いる私にはとても助かりました。

内診がない。というのもよかったです。
結局今回の妊娠では内診は判定時、
A医院で1回。生む直前に1回だけでした。

今回は出産時にいわゆる「おしるし」がなかったので、
おなかが痛くなってきても、「これが陣痛?」
というかんじでした。
痛みもそれほどきつくなく・・・
でも、周期的に痛くなる・・・
という状態だったので、「念のために診に来て」
と助産婦さんをよんだのが、13時頃。
14時半頃助産婦さんが到着し、
生まれてくるまで2時間くらいのことだったと思います。
これが本番というのもよくわからないままに始まってしまったので、
メインの助産婦さんしか間に合わず、
お手伝いの助産婦さんは出産してしばらくたってからの到着でした。

主人も間に合わず、実家の母と息子二人が見守る中での出産になりました。

助産婦さんの出産介助はまさに、至れりつくせり・・・
痛みをうまく、マッサージなどで、軽くしてくれます。
病院のときには、いきむなとか、足をふんばるな、
とか注文が多かったのに、何の制止もありません。
自分の思い通りに、好きなように生んだというかんじです。
出産が自然の営みだということが本当に実感できました。


いかがでしたか、
病院外出産は出産全体の1.02%という、
レアケースです。
でも、そんなに「ものすごく特殊なこと」ではありません。
お産を積極的に受け止め、
楽しむことのできる素敵な方法のひとつだと思います。

もちろん、
助産院でも、
個人医院でも、
総合病院でも、
素敵なお産はできると思います。

ただ、普段、生活している、産婦が一番リラックスできる環境の中で、
パートナーや上の子供たちと分かち合うお産をすることによって、
新しく家族に加わる赤ちゃんが、より身近なものと感じられるという点で、
自宅出産は本当にすばらしいひとつの方法ではないでしょうか。

とはいえ、いくら自宅出産を希望しても、
赤ちゃんに危険が及ぶようなことになっては
元も子もありません。
母体や赤ちゃんの安全のために
どうしても高度医療が必要な分娩もあると思います。

私の場合、いろいろな諸条件をクリアできた上で、
自宅出産ができたことはとてもラッキーだったのかもしれません。

朝の連続テレビ小説でも、自宅出産ははやっているようですが、
自宅出産が見直され、もっと堂々とチョイスできるようになれば、
すばらしいと思います。

だんなさま、お姑さんや、おかあさん、ドクター、などなど
自宅出産に反対する人も多いと思います。
でも実際にこうやって安全なお産をすることができました。
母も子も元気にやっています。
ご家族や、まわりの人に納得してもらうための
ひとつの助けになったらいいな。と思ってこのコンテンツを
つくってみました!

おうちで生まれた赤ちゃん仲間がますます増えることを祈念しつつ・・・


助産婦土屋さんのHPです。
「麻の実助産所」


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