アジアなりす

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インドネシア(レンボガン島旅行記)

レンボガン島旅行記

バリ島の東沖に浮かぶレンボガン島へ行ってきました。
ここは、良い波も立っているのでサーファーも多くダイビングのポイントも有名らしいです。
私は、ダイビングはしないのですがスノーケリングをするために行きました。
レンボガン島へのアクセスは、プラマ社のシャトルボートを利用しました。
値段は一人7万ルピア(約800円)。毎日一便サヌールから10:30に出ます。
レンボガン島まではおよそ1時間くらいです。ここの海域は海流の流れが速く、
陸に近づくにつれて結構揺れます。もっと安い小舟で行くことも可能ですが、
中位の舟でもかなり揺れたり水しぶきがかかったのであまりお奨めではなさそうでした。

ちなみに小さい舟ってこんな感じです^^;。

こちらでよく見かける舟(ジュクン)

舟からレンボガン島を見たところ


そらまめのような形のレンボガン島はお隣のペニダ島と比べると小さく一周3時間で
歩ける大きさだそうです。島にはジュンクバトゥ村とレンボガン村の2つの村がありますが
舟の着くのはそらまめのくぼんだ真ん中のジュンクバトゥ村です。島の西のレンボガン村
あたりはマッシュルームベイがあり少し高いリゾートがあります。
私は、ジュンクバトゥ村の端にあるココナツビーチリゾートに泊まりました。
これは宿の写真です。

ココナツビーチリゾート

プールは海に面していてすごくいい感じです。

宿のプール


宿のチェックインは2時からということだったので荷物だけ預かってもらい、とりあえず
舟の発着所に近いところにある「ワールドダイビング」まで歩いていきました。
ここは白人経営するダイビングサービスの店でダイビングツアーにスノーケラーも
同乗できると本にあったので聞きに行きました。

途中の村の中の道にはやはりお祭りのペンジョールがたくさん飾られていました。

村の中


着いてすぐ隣に同じ経営のロスメン(安宿)&レストランがあったのでまずは腹ごしらえ
をすることにしました。
ここにはいろんな鳥を飼っていました。
バリ島でも鳥小屋併設のレストランは結構あるんです。

レストラン併設の鳥小屋


ご飯が出てくるのを待っていると、また猫がやってきました。

猫登場

この子は人なつこくてあっという間にうち解けました。

すぐにうち解けました^^;


ご飯を食べた後、隣のワールドダイビングのオーナーのジョンにいろいろと聞くことになりました。
ジョンの国籍は聞き忘れましたが、オーストラリアなまりがなくアメリカ人ぽい人で
かなり熱い男でした(;^_^A アセアセ・・・ 。
何か言っても最後に「ファンタスティック!!」と海のきれいさをアピールしてくるんです。
スノーケリングセットは持参していたのですが、ライフジャケットと足ヒレはないので借りれるかと
聞くと、足ヒレはダイビング用を貸してくれるけど、ライフジャケットはなくても「ノープロブレム!」
ということでした。ここはダイビングサービスでかなり定評がある店なので信頼することにして、
2日後に6万ルピア(700円くらい)で4時間のダイビングツアーに同乗させてもらうことにしました。
でも後でこの「ノープロブレム!」はまったく間違いだったことに気付くんですけどね(--;)


宿に戻ると、部屋の支度ができていて「クラクラ(亀)」という名前の部屋に泊まりました。

部屋から見た眺めはこんな感じです。

部屋からの眺め


レンボガン島とペニダ島は海藻を養殖できるくらい遠浅なので、浜から泳ぐのはあまり得策では
ないようです。そこで幾つかこのような浮島があって、バリ島からの日帰りツアーにも対応しています。
宿からも朝9時から12時までは無料でバナナボートとかカヤックとかスノーケリングをやるために
浮島まで舟をだしてくれました。(宿泊料金だけでパックにしなくても参加できました。謎です。)

遠浅の海

浮島

浮島の周りには珊瑚が少し見られて一応カラフルな魚も見ることができましたが大きい魚は見れませんでした。


村の産業は海藻の養殖で、あちこちで海藻を回収したり乾かしたりしている様子が見られました。
この海藻は輸出されて加工食品や化粧品の乳化剤やゲル化剤であるカラギーナンの原料に
なるそうです。

海藻を集めてきたところ

村の中

海藻


村と言っても中心部にある商店街が並ぶところと海岸に立てられたほったて小屋に住む人ではまったく生活は
違って見えました。この子供達は、海岸に居た子達でしたが私たちを見ると「写真撮ってくれ」と言い、
その後、インドネシア語で「お金、お金」と言っていました。バリ島内では子供はこんな事言わないのですが、
やはり小さなこの島では生活はあまり裕福ではなさそうです。もっとも隣のロンボク島の子供達は
マネーと英語で言い、さらにしつこく何かおごれと言ってくるので、それよりはかわいいものです。

村の子供達


さて、いよいよダイビングツアーの日は10時30分に「ワールドダイビング」に集合でした。
この日ダイバーは、オーストラリア人の女の子一人、ドイツ人グループの三人でした。
そして、スノーケルするのは私たち2人とカナダ人の男の人一人(名前はオリビエ)でした。
あとは見学のカナダ人のお母さんが一緒に舟に乗りました。
ワールドダイビングからはインドネシア人のインストラクターと舟の人です。

ペニダ島の周りはダイビングポイントが多いらしくペニダ島のスポットまで連れて行かれました。
実は、ここの海は潮流が早くドリフトダイビングが一般的だと言われています。
ダイバーでも上級者向けだったようです。

最初のポイントでダイバーが潜った後、3人でスノーケルを始めました。
ダイビングするくらいなので海底はかなり深かったです。
水はすごく冷たくて体力が想像以上に失われました。
流れも速くて気が付いた時には舟はかなり遠くに居ました。
急に恐くなり焦って戻ろうとしても流れが速くてなかなか戻れません。
もうだめかと思うほど消耗してようやく私だけ舟に戻りました。

しばらく見ていて今度は舟から離れないで海に入ってみようと思い、
舟の人に言って海に入りました。
ところが、突然舟が動いて私から離れてしまいました。
。。。( ̄▽ ̄;)!!ガーン
言ってあったのに・・・・。
今度もすごい恐怖で焦って舟に戻ろうとするのですがなかなか戻れません。
それに旦那もカナダ人のオリビエも近くにいないし・・・。
とても舟まで戻れそうになかったので一生懸命「トローン!(助けて)」と手を振りました。
インドネシア人は大抵慌てることをしないので、しばらく見ていましたが
激しくカモーンという風な手招きをする私に舟を近づけてくれました。
凄く恐かったです。

そしてダイバー達も戻ってきましたが、やはり海底はもっと流れが速かったらしく、皆恐い恐いと
言っていました。流されないように掴んだ岩で手を切っている人も居ました。
結局、ここでは珊瑚も魚も昨日の浮島とあまり変わらないくらいでした。

一時間ほど体を休めた後、今度はペニダ島の海岸近くのポイントに泊まりました。
ここはさらに潮流が早そうで、沖から浜の方向に流れながら舟が近づいて拾ってくれる
という事になりました。さすがに今度は珊瑚も多いし、ガーパイクみたいな長細い魚も
見れました。

が・・・・またしても舟は向こうにあります。
とにかく水が冷たくてそんなに長く泳いでいられない状態でした。
オリビエがもう戻ろうと合図してきたので戻ろうと思ったのですが、流れに逆行
しているので私の体力では戻れません。旦那も自分一人で戻るのが精一杯だと
言います。しかたがないのでなんとか島の断崖の方まで泳いで少し足が立つところを
見つけました。舟は遙か彼方です。そうこうしているうちにオリビエが舟に戻って
言ってくれたのかもしれません。ようやく舟が近づいて来てくれました。
マナドの海で慣れているうもりでしたが、やはりドリフトダイビングするような海はよほど体力に
自信がないと危ないと悟ったツアーとなりました。

次の日、朝8時半にまたプラマ社のシャトルバスが迎えに来てサヌールに戻りました。
サヌールには前の日に電話していつも来てもらう運転手さんに待っていてもらいました。
彼はすごく人柄もよく、運転も穏やかだし日本語も上手です。
有名なクサンバの塩も前もって買ってきてもらいました。
ガイドさんをお探しの方には自信を持って彼を紹介できます。

本当は昼便でクアラルンプールに戻る予定でしたが、電話で夕方便に変更でき
一日ドライブして夕方クアラルンプール経由で成田に向けて帰国の途に
つきました。


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