酒と映画と歌と、酒と映画と歌と、酒と映画と歌と、酒と映画と歌と、

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紹介:長谷川一夫(林長二郎)


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』引用

長谷川 一夫(はせがわ かずお、1908年2月27日 - 1984年4月6日)は京都府京都市伏見区出身の俳優である。俳優の林成年は息子、長谷川稀世、長谷川季子は娘、長谷川裕見子(船越英二夫人で船越英一郎の母)は姪に当たる。戦前戦後の長きに渡って日本の二枚目の代名詞として大スターに君臨した。林長丸、林長二郎は旧芸名。


プロフィール
京都伏見の芝居小屋の子として生まれる。幼少時より、子役として舞台に立ち、初世中村鴈治郎の息子、林長三郎(後の林又一郎)の一座に加わり、「林長丸」の名で人気を博する。

1927年 松竹に入社。芸名を「林長二郎」と改め『稚児の剣法』で映画デビューする。抜群の美貌と若手時代劇スターを渇望していた松竹の社をあげての宣伝とが奏功し、たちまち、日本を代表するスターになる。特に、自ら女形出身の衣笠貞之助監督に重用され、特に『雪之丞変化』の演技は、全国民を魅了した。多数の映画に出演。二枚目の風貌で圧倒的な人気を得た。

1937年に東宝に移る約束をする。松竹が雇った暴力団員に顔を切りつけられ、再起不能といわれたが、芸名を本名の「長谷川一夫」に戻し、山本嘉次郎監督の『藤十郎の恋』で入江たか子と共演し、見事に復活する。『鶴八鶴次郎』など山田五十鈴との「黄金コンビ」でもヒットを飛ばす。その後、李香蘭と共演した『白蘭の歌』『支那の夜』など現代劇にも主演しヒットを続けた。

戦後は東宝、新東宝を経て1950年、大映に重役として迎えられ、衣笠貞之助監督の『地獄門』でカンヌ国際映画祭グランプリを受け、海外でも評価を高めた。1963年に映画界を引退するまで大映のトップスターであり続けた。時代劇では銭形平次などが当たり役だった。主演映画が301本と、他に類を見ない本数である。

一方、1955年からは、東宝歌舞伎の舞台に立ち、華やかな「歌舞伎レビュー」で魅了した。最晩年には、宝塚歌劇の「ベルサイユのばら」の演技指導も手がけた。

テレビにも高額のギャラで迎えられ、1964年には大河ドラマ『赤穂浪士』の大石内蔵助役などの当たり役を得た。

酒が体質的に飲めず、大の甘党であったこともあってか、晩年は糖尿病などの持病に悩まされ、1984年、2月に繁夫人との死別後、後を追うように同年4月6日逝去。享年76。没後、国民栄誉賞を植村直己とともに受賞。


主な出演映画
稚児の剣法(1927年)
浅太郎赤城颪(1934年)
雪之丞変化(1935年)
藤十郎の恋(1938年)
鶴八鶴次郎(1938年)
燃ゆる大空(1939年)
白蘭の歌(1939年)
支那の夜(1940年)
熱砂の誓ひ(1940年)
三十三間堂 通し矢物語(1945年)
銭形平次 平次八百八町(1949年)
源氏物語(1951年)
治郎吉格子(1952年)
地獄門(1953年)
残菊物語 (1956年)

演じた俳優
あおい輝彦 - 「美空ひばり物語」(1989年 TBS)
林与一 - 「さよなら李香蘭」(1989年 フジテレビ)、「顔斬り」(1990年 日本テレビ「火曜サスペンス劇場」)
中村福助 - 「李香蘭」(2007年 テレビ東京)


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