ローズマリーのポレポレ日記

横浜シルク博物館・アルバム





早乙女~緑の中の女性


5月15日 京都では葵祭りのころ。

シルク博物館へ寄りました。

山下公園に面した通りにある「絹と女」という像が、

5月のまばゆい光の中で桑の森の若葉に溶け込むようでした。


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立て札に「桑の森」と書いてありました。

緑色の桑から真っ白な繭に。

白い絹糸から紡ぎだされる美しい布。

そういえば、織姫さまのお話がありましたね。

この季節、しっかりと糸を紡ぎ、美しい布を作り出すこと。

布から衣服を作り出すこと、そんな手仕事のことに思い巡らす。

お蚕さんの展示の中で、昔懐かしい真綿もあって、

冬の寒い日に母が背中に一枚広げてくれたのを思い出しました。

かつての母たちやそのまた昔々の女性たちの暮らしを思い、

5月のこの季節はやることが山ほどあったでしょう。

羊毛もまた、多くの作業を経て、毛糸になりセーターとなりますね。


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