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2024年の10月は森で栗拾いにはまっておりました。原始人もきっとこんな風に無我夢中で栗拾いをしていたんじゃないか、と思いながら。ノルマンディのうちの近くの森の栗はちょっと小さ目の栗で、スーパーで売られている大粒の栗ではありません。大粒の栗は、フランスのスーパーでは、1Kg 10ユーロ の値段でした。1ユーロは160円前後、一時期、167円だったり。なので、1キロで1600円か1670円か、そんな感じです。大きな栗は、フランスの中央あたりの森で見たことがあるので、あの辺から出荷しているのかなあ、と思ったり。栗拾い専用の手袋は、薔薇の棘とか棘のある草木を触る時の手袋で、これがとても役に立ちました。皮むきは面倒ですが、自分は小型ナイフで茹でずにそのまま皮をむきます。苦い皮も一緒にとれているような気がします。栗、きのこ、カリフラワー、ショウガ少々、にんじんを煮込んで、ミキサーにかけたスープを作り、夫もおいしいと言ってくれました。フランス語でナベと呼んでいる野菜も入れて。かぶ?白に薄紫色のカブ。栗ご飯も近いうちに作りたいと思っています。そして、甘党の栗。栗と茶色の精製していない砂糖と煮込んで、栗のコンフィチュールもたくさん作りました。これがおいしくて。今もあらたに拾い集めた栗を大きな鍋で煮込み中です。手作りの甘味を抑えたモンブランケーキを食べている感じ。栗は確かに手間暇かかるけれど。そこは食い意地で乗り越えております。栗の落ちている場所の土は腐葉土なので、今度、ちょっと土も持ってきて、来年の野菜作りに使うかなあ、と、森の中のおいしい空気を吸いながら夢を膨らまし、自然の恵みに感謝する次第。
October 31, 2024
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食いしん坊がいつものように小さな森の近くを散歩していると、クルメルとフランスでは呼ばれているキノコをいくつか発見。これから、また大きく育つかな、という感じの赤ちゃんキノコはそのままにした。なので、明日も成長を見にいくのが楽しみ。キノコ専門家はクルメルは大きくなるまで待って、毒きのこではないと確認したうえで採ったほうがいいとのこと。赤ちゃんの時はクルメルに似たきのこで、食べると命をもっていかれる毒きのこがあるらしい。キノコがさの下の方にもう一つの輪みたいなものがちゃんとあるのが、クルメル。これがあるかないかわからないキノコは危険とのこと。特に土がついているわけでもなく、またクルメルは水をかけるとあまりよくないそう。と、いうわけで採取したままにクルメルをオリーヴオイルで炒めた。ほんとうはバターで、と思ったけれど、そろそろ切らしかけている。クレープを焼いて、炒めたクルメルとチーズをのせ、チーズが溶けかかったところをクレープを巻いて味見。coulemelle日本語では「からかさたけ」と呼ばれているそう、と。
October 8, 2024
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ユーチューブの動画で、セルビアやフランスの自然派の人たちがタンポポは身体にすごくいい、花も葉っぱも根っこもすべていい、利尿作用、肝臓、腎臓にもよい、と大絶賛しているのを見てから、時々、庭先に咲くタンポポの花や茎や葉っぱを玉ねぎやキノコやブロッコリーと一緒に炒めたりして食している。気をつけなくてはいけないのは、農薬を使用する畑などからできるだけ離れた場所に咲くものでないといけない、と。ただ、農薬の不安がある場合は、重曹にしばらくつけておけばいい、という人も。根っこは癌の治療にもなる、と。根っこ自体は日本でも昔からコーヒーとしても飲まれていたし。根っこはまだ試していない。フランスではタンポポの花とオレンジ、レモンと煮込み、最後に砂糖と寒天などを入れて作る la cramaillotte と呼ばれるタンポポジャムというか、タンポポプリン?みたいなものが昔からあるそうで、どうもフランスだけではなく、トルコの近くにある国の人やセルビアの人も紹介していたので、意外といろんなところで存在していたみたい。今日はタンポポの花をつくさん摘み、私も挑戦してみたい。基本的に農薬の心配はないと思いつつも、念のため、重曹に少しつけて、洗う。花と緑の部分を一つ一つ分離してから、鍋に水を入れて煮込む。市販のオレンジの皮に農薬がある可能性が高いため、皮はコンポストに。レモンは鉢植えで自家栽培なので、皮ごと輪切りにして、タンポポの花と一緒に入れる。一時間ほど弱火で煮込む。と、いうところまで今日はしたのだけど、この後、汁だけを別の鍋に入れ、20分ほど煮込み、最後に砂糖と寒天を入れ、瓶につめて、おしまい。寒天は入れても入れなくてもいいらしい。追記 (フランス在住です)結局、昨日は寒天もゼラチンも自宅になく、煮込んだものをそのまま瓶詰にした。今日の午後、ゼラチンを購入。寒天は売ってなかった。自宅に戻り、タンポポの花、オレンジ、レモンを煮込んだ瓶を鍋に移した。なんと、気持ちゼラチンを入れたみたいにプリンプリンしている。「寒天を入れなくても入れてもよし」と解説していた人はこういうことを言いたかったのか、と納得。とはいえ、せっかくゼラチンを買っていたので、使ってみたい。ゼラチンは使用前にいったん水に10分ほどつけるように、と書いてある。ゼラチンを鍋に入れて、弱火にかけ、ゆっくり木杓子でかき混ぜる。ゼラチンがほぼ溶けたかな、と思う頃に火を止めて、瓶に詰める。果たして、明日はどうなっているだろう。しっかりかたまっているかな。寒天agar agar Agro-Média というフランス語のサイトによると、この、アガーアガー、インドネシア語だと思っていたら、やっぱりインドネシア、マレーに由来する言葉らしい。しかし、寒天そのものは、1658年に「みのらたらざえもん」が発見し、食用の海藻で、特にデザートなどの食品を用意する段階でゲル状にするために使用された、云々と書かれている。L'agar-agar a été découvert au Japon en 1658 par Minora Tarazaemon, c'est une algue comestible utilisée en gélifiant pour des préparations alimentaires, surtout des desserts.JA長野県のサイトによると、「みのらたらざえもん」は 美濃屋太郎左衛門だった。トコロテン、そう言えば、姉が若い時の大好物だったなあ。寒天は日本産だったのかあ。え?癌の治療にも使われるの?フランスは養豚が盛んな地域もあるから、やっぱり普通のスーパーでゼラチンが見つかりやすいのも納得がいく。
April 20, 2023
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最近、ノルマンディにはたくさんのタンポポとヤエムグラが生い茂っています。夫は昨年ヤエムグラをむしり取る作業に追われていました。なぜか、タンポポも嫌いみたいで。ところがこの二つの植物は良質の食用になる、ということ。また、触るとひりひりしていたいイラクサも多く生息しています。これは手袋をして摘みます。これも身体にいい、ということで、よくジャガイモと煮込んでスープを作ります。一昨日の夜は、イラクサとジャガイモのスープを作り、今日は、やえむぐら、たんぽぽを普通のオイル、オリーブオイル、バターを少しづつ入れて炒め、そこにイラクサとジャガイモのスープを入れて食しましたが、苦みもなく。なんとなく香ばしい味がしておいしかったです。どの草が香ばしいのかよくわかりませんが。イラクサにはタンパク質もあるようです。他には、サラダに入れても、煎じても、炒めてもいい、という小さな白や紫のオドリコソウもたくさん生息しているので、時々摘んでは食べます。
April 14, 2023
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昨日はなんだか、おかゆが食べたくなって、寒い台所に立ち、あまり深く考えずにほぼ習慣病みたいにたまねぎを手にとり、あ、そういえばと冷蔵庫を開け、マッシュルームとネギを取り出し、適当に切り始めた。そういえば、前日に炊いたご飯の残りもあったなあ、と思うに、最初はおかゆが食べたかったのだから、これを最初に出すのが普通だとは我ながら思う。なぜ、たまねぎだったのか...居間の薪ストーブに火をつけていたので、その上に切り刻んだ野菜とあら塩と水を一緒に入れたお鍋をのせる。そして、なぜか、そういえば、これもあった、とエビも冷蔵庫からだし、小さな古いややゆがんだフライパンにやっぱり切り刻んだたまねぎとマッシュルームをバターで炒め、しばらくしてエビを入れる。塩コショウしておく。最後にフレッシュミルクを少し加える。薪ストーヴの上で全部調理しているので、なぜか気が軽い。電気代を気にしなくていいのは気持ちがよい。薪ストーヴはシンデレラ姫覚悟ではあるけれど、暖かさが違う。シンデレラ姫つまり灰かぶり姫。さて、煮込まれた野菜スープを入れる器にスプーン一杯の信州みそを溶かし、その上にエビ野菜炒めを入れて食べたら、なんというおいしさ。これにショウガや大根のすりおろしたのを入れたら、もっとおいしくなるかもしれない。最初はシンプルにおかゆを食べようと思っていたのに。
January 28, 2023
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2021年の秋、ノルマンディで拾った小さな栗を煮込んでクリームを作りましたが、今年もまた小さな栗をたくさん拾いました。拾ってみると大きな鍋の半分以上を占めるくらいの量になり、これを一個一個皮を剥くのか、とつい呆然と眺めるわけですが、考えてしまうと、後ずさりしたくなるほど億劫になる量でして、もう何も考えず、ひたすら黙々と一個一個皮を剥いていきました。ひねもすのたりではなく、ひねもす皮を剥く作業を半日以上かけて、我ながら食い意地は相変わらずだと感心しつつ。終わる頃には指がおかしくなっているくらいでして。ひねもすは一日中と言う意味なので、使い方が間違っていますが、あえて使ってみたかっただけです。これを一晩水に浸し、翌日水を変え、栗を煮込み、栗が柔らかくなったあたりで、鍋の水を少し捨て、その後、バナナ二本、デザート用の白砂糖、茶色の砂糖(粗糖)、ハチミツを入れてかき混ぜながら弱火で煮込み続けます。バナナは煮込むと甘さが倍増します。さらにアルコール度40度のカルヴァドスを贅沢に大きなスプーンに一杯加えます。コニャックもいい、と思います。グランマルニエもいけるはずです。あとはハンドミキサーで栗クリームの出来上がりです。大体5㎏ほどの栗クリームができました。ケーキ屋さんで食べるあのモンブランの栗クリームみたいになりましたが、内心、いや、ケーキ屋さんのモンブランより味わい豊かなものができてしまった、と自画自賛。今、一応、ジャム瓶に入れて毎日少しづつ食べています。思うに弱火で煮込むと光熱費が大変なので、豆炭を入れるあの火鉢が欲しい、と思う次第です。自分は火鉢がないので、電気を使いましたが、ほんとうは、暖炉があるのだから、薪をくべて暖炉の火で煮てもと思ったりもしましたが。あとは、きのこの季節でもあるのですが、ノルマンディで近くの草原にクルメルという食用キノコを見つけて食べたりもしていました。味覚の秋です。
October 27, 2022
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ノルマンディで取れるイラクサの葉っぱは触るとひりひりと痛むので、ナイロンの手袋をして摘みます。鍋に一杯くらいのイラクサの葉っぱ、たまねぎ、クルメルなどの食用キノコとにんにくをオリーブオイルで炒めます。チーズを煮込んだ野菜の上に置いて、煮込みます。チーズも溶けた頃にフレッシュミルクを入れます。スパゲッティをイラクサの葉っぱを数枚とあら塩をいれたお湯でゆでます。あとはスパゲッティに野菜を絡めるのみです。これがとてもおいしかったのでメモをしておこうと。イラクサの代わりにほうれん草もいけると思います。あとは、フレッシュミルクがなくてもおいしいと思います。イラクサって煮込んだものは緑茶の香りがします。他に繊維質の多い緑の野菜って何があるでしょう。
October 21, 2022
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野菜スープをこってりさせる葉っぱの中にはニオイスミレの葉っぱがある。春先だけではなく、一年を通して使える。他の野菜と炒めて食べたり。菩提樹の葉っぱもサラダになり、スープに入れれば、こってりするようだ。ここから、こってりスープの話しから脱線します。野菜スープと言えば、フランスで ortie と呼ばれる草があり、これをジャガイモと煮込んで野菜スープに。人参を一本入れると美味しさが増す。これをミキサーでこすと、何となく緑茶っぽい感じ。ortie と呼ばれる草は、さわるとひりひりと痛むので、手袋をして摘んだりする。イラクサのことらしい。イラクサ、と言えば。12人の王子と一人の姫の童話がたしかあって、姫が魔法で白鳥に去れた王子達を助けるためにイラクサでセーターを編んだとかいうお話ありませんでしたっけ?イラクサで編んだセーターなんて拷問以外に着れたものじゃないだろう、とは思いつつ。子供の頃、読んだきりなので、記憶は曖昧。どれくらい間違っているか、あとで調べてみようと思います。さて、無花果の葉っぱは煎じて飲む。血圧降下や糖尿病などいろいろ身体にも良いそうだ。イラクサでセーターを編む、という童話。作者 ネタに困らない案出る千 もとい 編んでる千 いや、アンデルセン。題名 白鳥の王子王子は11人。実は魔女だったという継母に魔法にかけられて白鳥にされる。継母が悪役にされる童話ってちょくちょくありますねえ。イラクサを足で踏んで糸にし、そこから布に織り上げて服を縫う。セーターではなく、シャツだった。イラクサを足で踏んで、と書いてあるが、素足で踏むなんて、まさに拷問。木靴を履いて踏めば、なんとかなったのでは、それじゃ魔法はとれなかったんだろうか。あ、でも、イラクサのとげで傷ついた姫に一目ぼれした王子が現れて結婚したわけだから、木靴を履いていたら、王子との結婚には巡り合わないのか。王子と結婚して双子の子供を産むなんて話は全く記憶に残ってはいない。姫が白鳥の王子たちにようやく作ったシャツを投げかけてみるみるうちに人間に戻ったのだけを覚えていた。子供心に辛いことがある時は、自分も今はイラクサでセーターを編んでいるが、いつかはいいことがやってくる、と教訓の一つにしていた気がする。あ、セーターじゃなくてシャツか。
June 18, 2022
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凝ろ惑でこの二年間おかしな世の中は今後どうなるんだろうと思っていた矢先で、今度はロシアがウクライナに戦車を送り、もはやわけのわからない世の中になってしまったと思う頭で、動画でエネルギーの講義をする人の動画を聞きつつ、呆然としながら、おうどんを食べようと、玉子を一個落として温めた。おうどんに玉子を一個落としたつもりで、いざお茶碗に入れようとしたら、玉子がみえず、ふっと横においておいたカフェオレを入れた鍋をみたら、まさか、カフェオレの中に玉子が浮かんでいた。信じられない。
March 4, 2022
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先週の金曜日から月曜日の朝まで自宅には夫の同僚が来ていました。私ももう20年ほど前に初めて会い、その後数年前に一度お会いした人。お若い時はやっぱりもっと美しくて快活さがあって。いや、こう書いてしまうと、じゃあ今はどうなんだ、ということになってしまうんだけど。人の事は言えない。私も昔の自分の写真を見て、誰、この人、と思うことはあった。写真写りはいい、と言ってくれた同僚がそう言えばいた。喜んでいいのかどうか。で、彼女は月曜日の朝早く、エックスからTGVでおうちに戻られるというので、昼食用にとお弁当を用意して差し上げた。夫にもおなじものを作った。1 海苔を少し巻き、中に塩っぽい黒のオリーブの実を入れた小さなおにぎりを少量のバターで少し焦がすように焼いたもの。塩っぽい黒のオリーブの実は梅干しの代わり。日本にいた時は、塩昆布を入れたおにぎりも好きだったけど。2 たまねぎとマッシュルームきのこをバターで炒め、ちょっぴりタイム、塩コショウで味付けたもの。3 さなか?魚の燻製。4 茹でたブロッコリー。5 二個の小さな赤いラディッシュ。これをプラスティックボックス(もとはハチミツが入っていたもの)に入れて、大判のハンカチでくるんで、リンゴ一個とフォーク一本と一緒に用意した。夫は帰宅してから、お弁当はおいしかったよ、と言ってくれたので、彼女もそう思ってくれたら嬉しいなあ、と。彼女は長旅が待っていたので、なんかねえ、しっかり腹ごしらえしないとねえ。彼女はお弁当と言う言葉を日本語で知っていた。実はさしみが大好きだそうで、お醤油とワサビで食べるのよお、と。日本の着物柄のあの細かい模様が好きなの、とも。いつか、日本にお連れしたいわああ、とつい思ってしまった。なんちゃって、いつか日本に戻る日が来るんだろうか。彼女は滞在中にロットという魚をフレッシュクリーム、バターで煮込んだおいしい料理もしてくださった。日曜日にはほかの知り合いの女性陣も来てくれて、地元南仏の有機ロゼや赤ワインを囲んで鶏の丸焼きにじゃがいものグラタンやトピナンブ―ルという野菜を添えてランチを取った。このランチはほぼ夫が焼け具合をチェックしたので、彼の料理といってもいい。私はジャガイモの皮を剥いただけ。有機ワインが苦手と言う人も中にはいたけれど。ま、そんなに量はこなせないので、ほんとにたしなむ程度。みんな猫好きだから、猫の話しで盛り上がったりして。あれですね、接種者と非接種者でテーブル席を決めようと大笑いで冗談を飛ばす人がいて、えええ、やめてええ、と叫んだりして。いっとく、二度接種しても、三度目、四度目を拒否すれば、その日から、あなたも非接種者とか。まあ、いろいろ冗談は飛びますね。みなさん、やっぱり、なんだかんだ言って、普段は自粛気味なので、こうして発散でもしないと。あとはちょっぴりチーズとサラダ。デザートは杏タルトにコーヒー。さて、今日のお昼は残ったご飯のバター炒めをしよう。玉ねぎと人参。長ネギ。卵焼きか魚の燻製か。南仏はずっと二週間以上、青空が続いている。夜は満点の星空。私はダイヤモンドの宝石を一杯もってるのよ。どこに?あの空に。朝起きると、外は真っ白な霜に覆われている。そう言えば、最近、近所に三軒の新しいプロヴォンス風の家が建った。なんだか、町化していくのかなあ。
February 8, 2022
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パンケーキやクレープ、ケーキなどは失敗しつつもそれなりに作ることはあるのに、パンだけは、あれは職人が作ったものを買って食べるものと長年思って生きてきました。なので、夢の一つで、パン屋さんの近くに歩いていける距離に住みたい、と思うこともあるのですが。が、どうも、田舎に住み、それはもう無理っぽい。フランス人シェフや料理の好きな主婦?がユーチューブで紹介しているものを眺め、要はふくらし粉が発酵するのを一時間半、もしくは一晩待つだけの忍耐があればよいだけ(だけ、と書いてみたものの、この加減が職人域であなどれないものなのでしょう)の話かと思いつつ、いや、今夜食べたいのだ、と思ううちに速攻でプチパンを作る人のサイトをちらっと見かけました。しかもフライパンに蓋をするだけで作っちゃう人がいまして。le pain maison でユーチューブで検索すると、いっぱい出てきます。そんなわけで、スーパーに売っているベーキングパウダー levure chimique 二袋22g と小麦粉 350g、水、塩小さじ一杯をかき混ぜておいたものを30分休ませ、それを小さな団子にして、団子の中にバターのかけらを少し入れたものを薄く油を塗ったフライパンに入れて焼いてみようとしたところで、暖炉で薪が燃えて、炭になる寸前の状態だったので、団子は網に挟んで焼いてみました。何となくパンっぽく焼けました。素朴な味でした。何となく、サハラ砂漠のようなところで、夜、ラクダのそばで火を起こして星を眺めながら、食べているような想像をしてしまうのでした。....今のところ、やっぱりパンは時間をかけて、ちゃんとしたレシピに従って作るか、やっぱりパン屋さんで買うかなあ、というところです。あと、パン用のちゃんとしたふくらし粉がまずあったほうがいいかなあ、と。この後で、いきなりできるわけもないブリオッシュに挑戦しましたが、ブリオッシュには程遠く。一応何か焼けてはいるという感じなので、朝食の時にはちみつを塗って食べています。
December 11, 2021
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材料卵大きめ3個(小さいなら4個とか)これを最初書き忘れていました!(爆)板チョコ200g(できればデザート用)りんご5個塩小さじ一杯小麦粉50gほどで、それ以上はいらない。砂糖90gほど(この半分くらいでもいいかもしれない)あるなら、シードルをコップに半分ほど。必須ではない。なくてもよし。ふくらし粉=ベーキングパウダー=levure chimique 11g特になくてもいい。自分も気分でいれてみただけなので。5個のリンゴでコンポートを作る。la compote de pommesコンポートのつくり方は、りんごの皮をむく éplucher (peler) les pommes りんごの芯を抜き、ôter le coeur種を取る ôter les pépinsこれを鍋に入れて、弱火で煮込むだけ。 砂糖も水もいれず、鍋に蓋をして、時々、かき混ぜつつ煮込む。このように、コンポートはいたって簡単。焦がさないように時々チェックは必要。かなり弱火にするのが大事。煮込んだりんごを木杓子でつぶすようにかき混ぜ、チョコレート200gを入れる。好みでシードルを入れる。なければ、入れなくていい。必須ではない。チョコレートが溶けたところで、火を止める。大きめのお茶碗の中に、小麦粉50gにふくらし粉11gを入れる。ふくらし粉がなければなくてもいい。たぶん、そんなに出来上がりに差はないと思う。さらに砂糖を約100gと卵3個を入れて、箸などでかき混ぜる。(いや、箸なの?)この大きめのお茶碗にチョコレートが溶けたりんごのコンポートを入れてかき混ぜる。よく、かき混ぜる。しつこいくらいにかき混ぜる。フランス語の動詞活用を覚えながら、かき混ぜてもよし。一石二鳥。Je fais un gâteau. Tu fais un gâteau. Il fait un gâteau.Nous faisons un gâteau. Vous faites un gâteau. Ils font un gâteau.バターでもよし、サラダ油でもよし、油を薄く塗っておいたオーブン用の入れ物に、しつこくかき混ぜたものをたらっと流す。オーブンをあらかじめ180度くらいに熱しておく。le four オーブンがなければ、鍋に水をはり、入れ物をアルミペーパーで覆い、蒸してもよし。bain-marie当たり前だけれど、焼けどしないように。電子レンジも当然OK.大体40分くらいで厚さ2センチくらいのチョコレートケーキが出来上がります。適当に作ってみたこのケーキが意外にしっとりした感触でおいしかったのでした。texture fondante思えば、バターも植物油もほとんど使っていません。sans beurreデザート用のチョコレートの板で代用した感じです。こういうケーキにナチュラルヨーグルトを添えて食べてもいいかな。小さく切って、写真に撮ってみました。南仏ヴァラ―ジュ Varage のお皿に載せています。写真は11月12日のお昼過ぎに撮りました。昨日の朝は雪景色でしたが、今日は快晴。太陽がベランダに差し込んでいるので、猫も気持ちよさそうにうたた寝です。
December 10, 2021
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ノルマンディの海岸沿いの町で10月後半近く、朝市で地元の農家の人が大きな袋に大量の野菜を詰め込んで、なんと700円前後で売っていた。どうやっても、自分が一人でかついで車まで持っていけない大きさ。なんというか、よく、キャリーカートと呼ばれるあの滑車付きの買い物袋の容量が20㎏とすれば、それを軽く超える容量の袋に思い切り、いろんな野菜が入っている。私は眺めておしまいと思っていたが、夫が即買いに乗り出し、彼が車を駐車した場所まで両手でかかえて運んだ。一応、朝市場は歩行者天国なので。その野菜福袋(❣)に入っていたものは、ジャガイモや不揃いの仏の赤い人参や白い人参(最初は大根だと思っていた)、ぶっとい長ネギ、かぶ、そして巨大なキャベツ。700円前後。6ユーロ。正直、農家の人はほんとうに生活成り立つんだろうか、と心配になったくらい。府揃いというだけの、訳あり商品なのかも知れないけれど、とにかく寛大。キャベツはフランス語で、chou と書く。発音は意外に難しい。そのキャベツなどを12月初旬に南仏に持ち帰り、ロールキャベツを作った。ロールキャベツは chou farci と書く。シュ・ファrシ に近い発音。いろいろ詰め込んで作ってみたので、一か月半、南仏に残った猫の世話をしてくださった友人たち3人にご馳走させてもらった。一応、6人分作ればよかったのだけど、例によってちょっと大量に作ってしまった。と、言うか、キャベツが大きくて、実はまだ半分以上が残っている。豚ひき肉 800gくらいかなあ。大きなたまねぎ一個を薄く細かく切る。手のひらサイズの小さなかぶ。薄く細かく。人参一本のみじん切り(不器用なのでそんなに細かくはない)マッシュルーム。野菜を切る工程に時間がかかる感じです。塩。胡椒。ぶた肉の匂いが自分は割と苦手なので、ほんの少し、贅沢にコニャックを垂らす。白ワインとかをほんとうは入れたかったけれど。アルコールなら何でもよかった、みたいな。敷地内で摘んだタイム。少量の小麦粉そして溶かしたバター。たぶん200gくらい。これらを混ぜて、ちょっと大きめの団子にして、キャベツの葉っぱで巻く。そして、鍋に入れる。水を少し入れる。弱火でぐつぐつ煮込む。時々水量をチェック。そして、ノルマンディで手に入った採れたてというか、作り始めのシードルといただく。このシードルが恐ろしくおいしい。これから熟成していく寸前のものをいただいたので、アルコール度もまだ少なく、ほとんどリンゴジュース。みんなが私の不器用なロールキャベツをすっごいおいしい、と言ってくれたので、ほんとうに嬉しかった。そして、ノルマンディのチーズ。これに友人たち持ちよりのクレープやパンデピスというデザートで締めくくる。そう言えば、ボジョレーの赤ワインが何故か自宅にあったので、これもあける。いつか誰かが手土産で持ってきてくれたものか、自分がスーパーで買ったものか不明。これもおいしかったなあ。やっぱり、手料理は楽しい。もう2020年夏を最後にレストランにもカフェにも行っていない。幸い、食材は見つかるので、手料理を楽しむ日々。ノルマンディでは栗を大量に拾って、一つ一つ皮を剥くという単純作業を黙々と続け、栗のクリームを作ったり。ノルマンディには一カ月半いたけれど、10月後半から11月末まで嵐が原因でネットも電話もない住まいに暮らしていた。いろいろ計画していたことがぱあになったけれど、そういうことも人生あるわね、とあきらめ。ノルマンディでは地元の農家の人の話も聞けた。若い農家のパパさんが、知人の農家の人の信じられない話をしていた。機械が故障し、部品が見つからず、400トンのとうもろこしを素手で別の容器に移すという想像しただけで地獄のような話や。400トン。想像できない。その人は一体どうしたんだろう、と今でも気になっている。機械は外国製、部品も外国製なので、ぱっとは見つからない、と。フランスの農業は先が不安だ、と話していた。
December 9, 2021
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今日のお昼は魚の鯛(たい)を煮込みました。オリーブオイルで適当に切った玉ねぎとニンニクをしばらく炒め、そこに鯛を入れます。玉ねぎの代わりにエシャロットでもいいのです。ニンニクは好きなだけの量で。適当です。ここで料理用白ワインか、酒かコニャックかなんかで家にあるものを魚にかけます。ジュっと音がして蒸気が上がる感じに、そこで一旦蓋をします。コニャックはさすがにもったいない気もしますが。魚の上にほんの少しかけるくらいの量で充分なので、大騒ぎするほどでもありません。あとは、鍋の中にお茶碗に二杯ほどの水を入れて弱火で煮込みます。途中で、魚の上に直接ショウガをすりおろします。割に爽やかな風味を醸し出します。タイムの束も鍋に入れます。月桂樹の葉っぱかレモンの木の葉っぱを一枚入れてもいいです。あとは、匂いすみれの葉っぱを数枚洗ったものを入れます。10枚くらいはあったほうがいいかな。これは生で食べてもいいので、最後のあたりに入れたほうがいいような気がします。で、あとは、魚が煮えるのを待ちます。大体、きちんと煮えた状態で、魚から丁寧に骨を取り除きます。お皿の上に載せた鯛に、スプーンですくった汁をさらっとかけて、召し上がれ。残った鯛汁は、後日、スパゲッティに絡めてもよし、単純にスープとしていただいてもよし。
February 3, 2021
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夏は南仏でももう終わりを迎え、メロンの季節も終わりに近づいているらしい。フランスでメロンと言えば、南仏カヴァイヨン Cavaillon やキュキュロン Cucuron がメロンの産地として有名。キュ、cu というのはフランス語のまあ、俗語で、お尻、けつ、という意味合いがあるので、最初はキュキュロンという名称を聞いた時は冗談で言っているのだと思っていたが、ちゃんとした名称だった。でも、キュキュロン、なんだか可愛くも聞こえてしまう。フランスの野菜コーナーには、スペイン産のメロンもたくさんやってくる。大きさはハンドボールくらいかな。値段が安い時は嬉しいほど安くなるが、農家の人、ほんとうにこれで生活できるのか、と思うほど安くなる。フランスでは実は悲しいことに農家の自殺者は多いようである。フランスの農業従事者の内、372人が2015年に命を絶っていた。 若い世代が無農薬、自然肥料でやる農業を始めて、ようやく3年目に月12万円の収入を得ることができて満足だ、と語る若者の動画があったけれど、実に謙虚に食を提供していた。環境の変化や農薬の地下水源汚染に不安を感じる若い世代が長期的観測で頑張っている。単一農業にはもはや限界があるのではないか、と疑問視する農業従事者。が、一方で農薬を使うことで世間から悪者扱いをされているようで辛い、と悩む農業従事者。フランスではメロンがおそらく日本に較べてかなり安い。一個につき1ユーロ以下、と120円以下という夏もあった。スーパーマーケットではなく、南仏の農家直営の店先では完熟した南仏のメロンで、もうしばらく置けば腐ってしまうだけ、というメロンなどは捨て値で売られる。しかも、南仏のメロン、ほぼすべて甘い。そういうメロンを買ってきて、コンフィチュールにする方法もある。外皮はところどころカビでぼこぼこになっているようなメロンも中身がきれいなことも頻繁にある話。コンポストにする前に十分味わえる究極のおいしさであったりする。実は、メロンを料理として煮込むとさらに甘くなるので、完熟したメロンをほかの野菜と一緒に炒めることもある。日本では野菜の煮込みにみりんや白砂糖を入れたりするが、そのかわりにメロンを入れてみるのも手だな、と思い、日本の姉にそんな話をしようと思ったが、日本はメロン高いのよ、で一掃されるのが関の山かもしれない。確か、2、3年前に朝昼晩とメロンのみの食事を1週間続け、体調がすこぶる良くて、ほんの少し痩せることもできた夏があった。その話をフランス人の知人に話をしたら、メロン療法ね、とあっさり言われてしまったけれど、果たしてほんとうにそんな療法があるのかどうか。真顔で冗談を言うフランス人だから、どこまでほんとうなのかわからないこともある。今年も1個1ユーロが主流で、高くて5ユーロだった。120円と600円くらいの間をさまよう値段。箱に入った桃は一個ではなく、箱ごとで買うと、8ユーロ。900円を超えるか超えないかのお値段。左上にあるのは、牛の心臓 le coeur de bouefと呼ばれるトマトで、1kgにつき3ユーロ。大体360円を超えるか超えないかのお値段。まとめて3個のメロンで5ユーロのお値段なので、日本円で600円を超えるか超えないかのお値段。Des pêches plates 真ん中に陳列された白桃は、平たい桃で、食べやすい。味も甘くておいしい。2020年7月13日南仏の国道沿いに出ていた農家直営の野菜屋さん。南仏から南西部ピレネー・アトランティックに走行していて、途中、広大なメロン畑に日焼けした数人の男性たちがまさにメロン狩りをしていた。季節労働者も中にいたかもしれない。結構、ポーランドからも人が職を求めてやってくることもあるらしい。
September 22, 2020
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Avez-vous déjà mangé le butternut?Have you alreday tasted a butternut ?バターナッツを食べたことがありますか。名前がバターナッツなので、おつまみか何かと思っていたら、野菜で、かぼちゃの仲間でした。皮の色は色褪せた感じのベージュで、ひょうたん型、最初見た時は、なんか変、おいしくなさそう、味気なさそう、という印象でした。しかも、最初に見た時は、やたら大きなバターナッツで、両手に収まる愛らしいものではなく、印象はさらに悪かったのです。ところがどっこい、従来のかぼちゃより、調理がしやすく、味もいい。保存期間も長い。すっかりはまりました。バターナッツのスープもおいしいです。サツマイモや栗カボチャのポタージュに匹敵する甘さです。マッシュルーム、ブロッコリー、たまねぎに薄切りのバターナッツを入れて炒めると、甘味のある野菜炒めになります。おススメの野菜です。ぜひ、お試しあれ。バターナッツの焼き菓子とか蒸しケーキもいけそう。しかもカロティンが豊富だから、身体の免疫力もつきますよね。今が種の薪時みたいですが。水やりがそんなに必要ではないそうなので、南仏でも種を蒔けば実るのかなあ。そう言えば、南仏は、2019年の10月11月はよく雨が降りましたが、2020年の3月の今日まで雪は降っていません。朝は真っ白な霜に覆われはしますが。今はスミレの花、水仙の花が咲き誇っています。挿し木の薔薇も赤い葉をたくさん出し、ミラベルの果実の花が白い梅の花のようにたくさん咲いています。鉢植えのレモンも白い花がたくさん。実も7個くらい。春ですねえ。
March 5, 2020
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今日は10月4日、南仏の田舎です。ナラ林のような荒れ地の庭を歩いたら、オレンジの傘と黄色い脚をしたキノコを発見。9月末に一度雨が降り、その後はボレというおいしいキノコも見つけました。その後、またしばらく晴天続きでした。が、二日ほど前に夜中に大雨の嵐。その後に生えたきのこではないか。まさに雨の恵みがもたらしたもの。ああ、なんだか写真ぶれていますね。もう日が暮れかけて自動フラッシュで撮った写真です。さて、傘がオレンジ色のきのこ。ぱっと見ると、断然、毒キノコっぽいです。写真ではわかりにくいですが、脚も見事に黄色っぽい。去年見つけたものは傘が直径12センチほどの大きなもので、遠くから鮮やかなオレンジ色がまるで「見つけて」と催促しているようでした。食べたかどうかの記憶が曖昧で家に戻り、ネットで調べました。ああ、そうでした、フランス語で、Oronge, もしくは シーザーのテングタケ l'amanite des César などと呼ばれているきのこでした。César シーザーもしくはジュリアス・シーザーのことですね。キノコの中でも特に美しくおいしい種類だそうです。フランスではキノコの中の王さまとか、le roi des champignons神秘のキノコとかいろいろ形容されているようです。l'amanite はテングタケのことですが、中には毒性の高いものもあるので、必ず再確認が必要です。特にこの西洋タマゴタケに似たもので、傘に白いイボがあり、脚の部分が白いものは命にかかわります。よく、子供の絵本にかわいらしく描かれるベニテングタケですね、なんと犯罪の匂いがする強力な毒キノコだったんですね。今回見つけた西洋タマゴタケは一番大きいものは傘の直径が約8センチくらい。中を開いてみましたが、虫一つ食わず、きれいな状態。フランスでも、結構珍しいのだそうで、地中海地域などで見つかる、とあるので、まあ、南仏のナラ林などで見つかる可能性が高いようです。さっそく、キノコの傘についていた土などを払うと、キレイなものです。全く虫にも食われていませんでした。水洗いなしそのまま細かくちぎって、オリーブオイルとニンニクを合わせて、茹でたジャガイモなどと炒めて食しました。香り豊かで美味しかったです。そんなわけで、つい、セイヨウタマゴタケを見つけて食べたわ、南仏で。なんて自慢したい気分になった次第です。日本でもどの地域かわかりませんが、行くところに行けば、採れるみたいですね。南仏のように日照時間の多い場所で、雨が降ったあとなんかが狙いかも知れません。また石灰を多く含む土壌も大事な要素なのだそうです。フランスの料理の記事には、なんと、あのユズとも味が合う、などと書いてありました。ほかの記事では、小さな若い oronge きのこは、生で食べても大丈夫だと書いてありました。生で食べて美味なキノコとしても通には知られていたようです。oronge の名前は、プロヴォンス語の方言 ouronjo が由来だそうです。Oronge ou l'manite des césar 2019年10月4日 南仏
October 5, 2019
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南仏エックス Aix-en-Provence においしいレストランがある。割と新しいレストランで、そのせいもあるのか、お値段も手頃。いや、星がたくさんついた一流レストランの経験がものを言うのか。気さくなのに洗練の極みを感じさせるシェフの対応。Yves イヴ、という名前のレストランです。シェフの父上に敬愛の念を込めてお店の名前にしたそうである。土を愛してやまなかった菜園家で働き者の父への敬愛。有機にこだわっているので赤ワインもコート・デュ・ローヌの有機ワイン。ワインそのものは最近はほとんど飲まなくなっていたが、おいしかった。地元の有機農産物を取り入れている。魚は旬のものしか使わない。素材が料理の成功の鍵をにぎる、とウエブサイトで彼が書いている。シェフは25年間、世界各国で料理の腕を磨いてきた軽やかな印象の青年。何カ国だったか忘れた、38カ国だったか。もっと少なかったかなあ。バーミンガム、ドバイ、クエート、台北、カタールの首都ドーハ、バーレーン、クエート、 カリブ諸島のサン・バルテルミーなどなど。確か、東京にも滞在したとか。彼の口から日本の超高級ホテルのレストラン名が出た。名前は忘れてしまったけど。Yves レストラン エックス市内 Yves24 Avenue Robert Schuman, 13100 Aix-en-Provenceお店はこじんまりしたカジュアルな印象。フランス語がわかるなら、シェフの料理の説明もまた一層食欲をそそがれることは確実でしかも期待通りのおいしさである。日本語は「ありがとうございます」は通じる。フランス語がわからなくても世界各国を周ってきたシェフは英語はいけると思う。場所はエックスの旧市街から南仏の大学に向かって右側にある。駅から左に、Rectorat と呼ばれるコンクリートの建物を右に曲がり、まっすぐ行く。現在は道路工事中でしかも市内から少しはずれた印象なので、観光ついでに行く人は少ないだろうと思う。大学職員がランチによく行くらしい。一応、予約してから行ったほうが確実。自分たちは予約なしで席があったのでラッキーだった。このお店は2021年には閉店していました。コロナ禍でフランスは非接種者及び陰性証明をいちいち用意しないとレストランや喫茶店やそれらのテラスにさえ座れない、ということで飲食店などが大きな影響を受けてしまいました。
February 14, 2019
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2018年6月1日、見つけました。南仏の荒れ地に特別おいしいキノコを見つけました。ボレという種類の茸です。南仏プロヴォンスの2018年5月から6月2日と雨に恵まれ、茸の発生を促したのでしょう。 2018年6月1日南仏にて撮影 prise en photo le 1er juin 2018 en Provence un Bolet framboise ? Bon comestible et bien cuit乾いた赤茶色の傘、帽子の裏は黄色いスポンジ、脚は黄色、脚のすそは赤茶色です。Bolet royal ボレ ロワヤル かなあ。それとも ボレ フランボワーズ か。ロワヤルなら、もっと脚がエンタシスだろうと思うので、フランボワーズかなあ。訂正 フランボワーズにさくらんぼと括弧をつけて書いていましたが、さくらんぼは cerise です。どかあんと勘違いで書き残したままでした。お詫びと共に訂正いたします。2018年6月1日南仏にて撮影 prise en photo le 1er juin 2018 en Provence - un Bolet de Dupain et probablement un bolet feutré, tous les deux bon comestible (bien cuit)写真の左側はスポンジ状の傘の裏はオレンジ色です。これは Bolet de Dupain と呼ばれ、保護するに値するおいしいキノコです。ボレ ドゥ デュパンはナイフや手で触れると咄嗟に青く変色します。2018年6月1日南仏にて撮影 prise en photo le 1er juin 2018 en Provence写真の右側もボレですが、Bolet feutré かなあ。2018年6月1日南仏にて撮影 prise en photo le 1er juin 2018 en Provence2018年6月1日南仏にて撮影 prise en photo le 1er juin 2018 en Provenceオリーブオイルで少量のニンニクと炒めて弱火でぐつぐつとしっかり火を通していただきました。おいしかったです。
June 3, 2018
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無農薬で化学肥料も使わない荒れ地で採れた南仏のキノコ。主にフランス東部に影響を与えたとされる1986年のチェルノビルの雲の影響はどうかはわかりません。 さて、「炒める」はフランス語で ソテーです。あれ?どこかで聞いたことがあるなあ、ですね。sauter と書いて ソテー ですね。ピョンピョン飛び跳ねる意味があります。川を飛び越える時や壁を飛び越える時も sauter です。バッタは飛び跳ねる虫なので sauterelle (une, la) [sotʀ εl] そッtrェl2018年5月末南仏にて撮影舌の写真は炒める前のキノコです。茸。草冠に耳。2018年5月末南仏にて撮影茸は russule ベニタケ属の一種だと思います。Russula insignis ? Russule féride ? だとするなら、苦いそうです。なので、これらは別のきのこです。帽子というか傘の部分が鮮やかなオレンジ色のものには猛毒のものもあるそうです。傘の真ん中が特に焦げ茶色に染まっているものも苦く食用にはならないようです。上記の写真のきのこはダメな人もいるかもしれませんが、割といい香りがします。脚の部分は白く、裏側も白いです。ギザギザ線が入った傘の部分はとても壊れやすいです。傘の部分は表は茶色だったり薄茶色だったりです。2018年5月末南仏にて撮影 上記の茸を裏から見た写真です。2018年5月末南仏にて撮影 こちらは別の茸です。lactaire の一種です。これもほのかに食欲をそそるいい香りがします。2018年5月末南仏にて撮影 上記の茸を裏から見た写真です。2018年5月末南仏にて撮影左側はこれから炒める茸です。どれも虫に食われておらず助かりました。右側はまた荒れ地に振りまきます。また生えることをかすかに期待して。茸の玉子焼きもいけます。ローヌ・アルプ地方の有機卵です。1994年から有機の玉子を出荷しているようです。フランス語きのこ champignon (un, le)きのこを炒めました。J'ai fait sauter des champignons.にんにく ail にんにく de l'ail ドゥラィュ 部分冠詞の de l' で量としてのにんにくを示します。オリーブオイルとにんにくで茸を炒めました。J'ai fait sauter des champignons avec un filet d'huile d'olive et de l'ail.バターで炒めてもおいしいです。冒頭にも書きましたが、無農薬で化学肥料も使わない荒れ地で採れた南仏のキノコ。主にフランス東部に影響を与えたとされる1986年のチェルノビルの雲の影響はどうかはわかりません。 2016年にフランスの独立系の放射能汚染研究所クリラッド Criirqd は、ローヌ・アルプ地方で採れたきのこの放射能汚染残留度を計測していました。ローヌ・アルプ地方で採れたきのこにはセシウム137が計測され、とりわけ一部のきのこには乾燥キノコ1キログラムにつき1000ベクレルのセシウム137が残留していたそうです。特にボレバイ bolet bai は乾燥キノコ1キログラム茸につき3000ベクレルのセシウム137が計測されたそうです。ヨーロッパではセシウム137は1キログラムにつき500ベクレルまでは大丈夫とされています。2011年6月には静岡産の緑茶が162キログラム、フランスのロワシー空港で税関止めとなりました。理由は 競争・消費・詐欺防止総局 (Directopn générale de la concurence, de la consommation des fraudes) が1キログラムにつき1038ベクレルのセシウム137を計測したからです。 ま、なんだかんだ言っても、2013年頃だったかその前の年だったか、エックス Ain-en-Provence のお茶屋さんでフランス人の50代ぐらいの女性客が「お茶はね、日本の緑茶が一番おいしいのよ」と店員さんに笑顔で何度も言っていました。内心、嬉しかったですよ。 私も姉が送ってくれる静岡茶おいしく味わっています。農薬に関しては日本の緑茶はインドや中国産に比べると少ないそうです。さて、このフランスの独立系の放射能汚染研究所クリラッド Criirqd 研究所の人によると、放射能汚染は30年前のチェルノビルのみでなく、1950年ー1960年の核実験の影響もあるそうです。南仏でも何年か前にあのチェルノビル事故後、甲状腺がんにかかった人の話しをきいたことがありますが、南仏2018年、どうなんでしょうか。2010年頃から毎年、南仏のこの荒れ地で採れた茸を食べています。放射線汚染の懸念はさておいて、茸には毒キノコや死を招く種類もあるので、要注意です。
June 3, 2018
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マダム、ここに何か生えてますぜ。銭形平次って言ってもわかんないでしょー。お、なんだ、これは。Oh, c'est quoi !? きのこか。C'est un champignon ? 食べれるのか。On peut le manger ? Est-il comestible ?毒きのこじゃないのか。Ils ne sont pas toxiques ?なんて言いつつ、ニンニクと炒めて食べてしまった。実は期待したほどおいしくはなかった。なぜだ。にんにくが多すぎた嫌いはある。たぶん、マッシュルームの野生とか元祖マッシュルームらしい。この間はボレを見つけて炒めて食べたが、これはとてもおいしかったのに。
May 29, 2018
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長い葉を大量につけた小さな人参。この人参を大きく摺りおろし、庭に生い茂るヘラオオバコの若い葉、アカツメクサの花、ニオイスミレのハート形の葉を細かく刻み、そして ニンニクローズ、白バラの花びらを入れてサラダを作りました。 ドレッシングは簡単に次のものを入れておしまい。大匙3杯のオリーブオイル 大匙1杯のお酢 塩、胡椒バルザミックのお酢にはお砂糖が入っているらしいのですが、甘いのでどうもこちらを使いがちです。もし日本にいたなら、オリーブオイルもいいのですが、しそオイルとか絶対ためしてみたいです。南仏でシソを庭で栽培しようと何年か前に種をまいたけれどダメでした。赤土の乾燥地帯は難しいのかな。サラダは水やりだけで面白いほど育った年もあったけれど、あの年は敷地内に面白いほどいろんなきのこなども実って、でも別の年はだめでしたので、その年にもよるんでしょうねえ。 ドレッシングを入れる前の写真です。そのままと言うか野生的でしょう。この後で白バラの花びらを夫が入れていました。青い皿は南仏の小さな町ヴァラージュのお皿です。ニンニクローズ はフランス語の ail rose の直訳です。日本語で何か名称があるのでしょうか。南仏の田舎道に結構咲いています。ail rose の花です。ピリっとしたとても爽やかな香りがします。薄いピンクのとても可愛い花です。え?食べてしまうなんてもったいない?この ail rose もその辺の道端で採ってきて、地植えしたら結構生き残ってくれました。白い球根からなる植物です。茎の部分も香り豊かです。ヘラオオバコ ピンクの花は別種の草花です。この小さな小さな花も可愛いので名前がその内わかればいいんですけど。人参の長い長い緑豊かなふさふさの葉は有効成分が豊富だとか。サラダに使った人参の葉が大量に残ったので、人参の大量の葉をは三度くらい洗って水を切り、多少切り込んで、大鍋に他の野菜と入れました。他の野菜は、セロリラブは丸ごと一個、皮をむいてぶつ切りにします。あとは適当に残りものの野菜。ジャガイモ3個くらい、小粒のトマト3個くらい、アカツメクサの花2、3個。ヘラオオバコの葉っぱ少量。 ニオイスミレの葉を少量。オレガノの葉を少量。玉ねぎ一個くらい。そして、粗塩を入れます。アカツメクサからオレガノまで庭に生い茂る草花を食事の準備寸前に摘むので、ほんとうに適当な量です。主体は人参の大量の葉をどうするか、だったのでセロリラブは特になくてもよかったのです。基本は人参の葉とジャガイモです。セロリラブもしくは根セロリですが、日本では結構輸入品が多いので高いみたいですね。普通のセロリと香りは同じなので、普通のセロリを代用してもいいんじゃないかと思います。どちらも繊維質豊かです。フランスなので、ブルターニュ地方のゲランドの粗塩を使っていますが、日本にいたなら、能登天然塩など輪島の伝統の天然塩を使ってみたいと思ったことでしょう。 姉が博多の天然塩とかを送ってくれたものがありますが、なんだかもったいなくてまだ開封していません。さて、野菜をすべて鍋に入れたら、これらに適当に水を加えて超弱火でガスの火で煮込みます。香りがしてきたら、ミキサーにかける準備OKです。とろりとしたポタージュが出来上がります。人参の香りが主体の野性味あふれるポタージュですが、これにバターなどを溶かしてもおいしいです。さらにこれをベースにしたカレーライスもおいしいかも。 個人的にはミキサーにかけないのも好きなのですが、 夫の好みに合わせてかけています。ついでですが、野菜を洗った水はできるだけジョロにとっておいて、畑や果樹やバラなどの木のふもとに巻いています。
May 11, 2018
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長い葉を大量につけた小さな人参。この人参を小さく切ったものに、庭に生い茂るヘラオオバコの若い葉、アカツメクサの花、ニオイスミレのハート形の葉、そして ニンニクローズ、白バラの花びらを入れて作ったサラダです。ドレッシングは簡単に次のものを入れておしまい。大匙3杯のオリーブオイル 大匙1杯のお酢 塩、胡椒バルザミックのお酢にはお砂糖が入っているらしいのですが、甘いのでどうもこちらを使いがちです。日本にもしいたなら、しそオイルとか絶対ためしてみたいです。南仏でシソを庭で栽培しようと何年か前に種をまいたけれどダメでした。赤土の乾燥地帯は難しいのかな。サラダは水やりだけで面白いほど育った年もあったけれど、あの年は敷地内に面白いほどいろんなきのこも実って、でも別の年はだめでしたので、その年にもよるんでしょうねえ。 この後で白バラの花びらを夫が入れていました。青い皿は南仏の小さな町ヴァラージュのお皿です。ニンニクローズ はフランス語の ail rose の直訳です。日本語で何か名称があるのでしょうか。南仏の田舎道に結構咲いています。ail rose の花です。ピリっとしたとても爽やかな香りがします。薄いピンクのとても可愛い花です。え?食べてしまうなんてもったいない?その辺の道端で採ってきて、地植えしたら、結構生き残ってくれました。白い球根からなる植物です。茎の部分も香り豊かです。ヘラオオバコ ピンクの花は別種の草花です。この小さな小さな花も可愛いので名前がその内わかればいいんですけど。周囲の家々では芝刈り機の音がします。まあ、その辺の野道を歩けば、結構出会う草花なので、家の周囲はすっかり刈ってできるだけ無機質の庭にしようと思うのはわかります。こちらはこれから蚊がすごいですから。最近、シトロネルのエキス入りの黄色いろうそくを買ってきましたが。
May 11, 2018
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セイヨウカリンというかマルメロというかフランス語で coing コワン と呼ぶ果実がこの間から庭の敷地に落ちていたのを香りがいいので拾っておいた。今朝もまた落ちていたので拾い、ついに決心してジャムを作ることにした。何故、決心しなくてはいけない心境かというと、コワンは何故かいつも思った以上に時間がかかってしまうからである。と、いうか、この間も作ったのだけど。しかし、今朝はほんとうに数時間も果実を切るのに時間がかかってしまった。なにしろ果実は固く、切ってみると虫に食われている箇所も多く、それを根気よく切り捨てていく。なんて作業で少なくとも2時間はかかってしまった。なんとなく、今回は少し失敗した気がする。ジャムのようにトロリとしていない。コワンのジャム la confiture de coing はフランスのスーパーマーケットで見かけないわけではないけれど、割と少ないと思う。果実そのものは香りもよく、春先には見事な花を咲かせる。今の家の元オーナーもこの木は自慢だったみたい。
December 9, 2017
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南仏の秋に実ったトマトはいつまでも青いままなので夫がジャムにしたらいいんだよ、と言う。というわけで約1キログラムの青いままのトマトを小さく切って鍋に入れ、蓋を開けたまま弱火で煮込む。トマトが大体煮えた時点でやはり1キログラム相当の砂糖を入れる。また超弱火で煮込む。かなりいい加減でいいのである。熱いままガラス瓶に入れて真空状態になる。と、いうわけで緑色のジャムができあがり。さて、ジャムはフランス語で何でしたか。 la confiture自家製ジャムを作る faire une confiture maisonトマト la tomate 青いトマトは? la tomate verte 緑色のトマトと表現しています。青いトマトのジャムをフランス語で何と言うでしょう。 la confiture de tomate verte自家製の青いトマトは実は生まれて初めて作り、生まれて初めて食しましたが思っていたより普通のジャムでおいしいです。さて、11月に入って南仏のやや奥地も雷をともなう雨嵐と共にぐんと冷え込むようになりました。凍りました。この秋、平たい桃の種を鉢植えしましたが、その鉢植えは冬の間に凍ると良い、という話を聞いていたので果たしてこの春、芽がでるかでないか楽しみです。
November 14, 2017
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今年の南仏は太陽が地面を焼き焦がすかと思うくらい暑いです。うちは古い昔ながらの家壁なので、室内は摂氏25℃でしたが、新築住宅に住んでいる人は室内温度は摂氏40℃だったそうです。彼女の家の前にはプールがあるので、もっと冷えているんじゃないかと想像していましたが、プールも温水化していたそうです。フランスは日本の夏に比べて湿気がないので、クーラーのない家が多いので、これは大変だったようです。さて、南仏の地元のメロンはそろそろ熟して、そんなに持たないかもという時にかなり値段を下げて売ります。そんなメロンを15個以上まとめ買いをしてしまったので、8月上旬の主食がメロンでした。小玉で甘く冷蔵庫で冷やして食するので全く飽きません。体調もすこぶる良い。その間、肉類はいっさい取らず、モッツレラチーズとトマト、バジルのサラダ。これもトマトを大量に買いまとめたので大変でした。まだ、食べきれていません。ほぼ菜食主義者的な食生活の二週間後、蛋白源が少し気になって、初めてゆで卵を口にした時の一種の拒否感に我ながら驚きました。もしかしたら、世の中の菜食主義者は意外と楽々となったのかもしれない、と思いました。蛋白源はどうも玉子よりもチーズのほうが多いようなので、無理して玉子を食すこともないのですね。最近、また地元で熟したメロンを買いました。お店のおじいさんに支払うと、「これでね、かみさん、服を買うんですよ」とニコニコしながら言ったので、もう一人の女性客と笑っちゃいました。さて、日本でもフランスのメロンを販売していました。日本のメロンと少し柄が違いますね。南仏のメロンはほとんどこんな感じです。【日本初上陸】フランス ケルシー産 メロン(最高糖度16度)価格:1998円(税込、送料別) (2017/8/24時点)種とか皮は敷地の一角に枯れ葉と一緒に土に入れて腐葉土を作るのですが、今年、その腐葉土に挿し木をしたものに水やりをしていたら、トマトの苗やメロンの苗が育っています。トマトは実がなっていますが、メロンは季節的に実るところまではいかないだろうなあ、と思います。メロンのたくさんの種を見ていると、この種が全部実ったらすごい。と広大なメロン畑を妄想してしまいます。ちなみにメロンはフランス語では男性名詞です。le melon
August 24, 2017
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薄いクレープ生地に長ネギをきざんでのせ、その上にとろけるチーズそして燻製のお魚をのせてはい、出来上がり。結構美味。古い話でヴァレンタインディーに主人と二人でレストランに行った。ポピュラーなレストランで列ができていた。が、出てきた料理にがっかり。これなら家で作ったほうがまだおいしい。(えへん!)特に主人が頼んだ鮭。見た目もまずそうだったが、ほんとうに焼けているのとつい疑いたくなるような。家で料理したらどうなるかと言うとフライパンにオリーヴオイルを少量。たまねぎを軽く刻んで入れる。そして鮭を入れ、さらにコニャックか白ワイン、あれば日本酒を上から垂らす。あれば、タイムを少量。塩コショウ少量。そしてフライパンに蓋をする。鮭がそろそろ焼けてきたら、上にほんの少しバターをのせる。そして最後に長ネギのきざみをパラパラと。
March 5, 2012
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午前中、南仏エクサンプロヴォンスのパレ・ド・ジュスティス(最高裁判所)の前の広場に設けられた市場に主人と二人で行き、メロンとマルセイユ石鹸を買い、その帰りにパン屋さんでバゲット(フランスパン)とトロペジアンのケーキを買って帰宅。南仏の赤肉メロンはとても甘く、さすがにノルマンディで買うよりは安い。確かノルマンディで買っていたメロンはスペイン産もあったような気がする。南仏のメロンは1kgで2.8ユーロ。約309円。1ユーロが110円。小さな小玉のメロンを6個で4ユーロ。おまけに一個はおまけで販売員の人がくれた。4ユーロだと約440円。こういう金額で日本で甘く熟したメロンを小玉とは言え、5個も買えるものでしょうか。この間は結構大きな南仏のカヴァイヨン産の赤肉メロンを1.5ユーロで買った。約165円。それも甘くておいしいメロンだった。2002年の終わり頃は確か1ユーロが約140円でその後、円が高くなったりもしていたけれど。一時期、一万円でユーロを買った時、70ユーロくらいにしかならなくてがっかりしたことさえあった。今なら90ユーロになる。つまり、今、円からユーロを買うと得ということなのね。で、買ったユーロをお貯金しておいて、円安になった時に円に還元すると差額で利益が出る。...かな?こういう状況を円高ユーロ安と言うらしい。と、書いて自分で確かめた先からもうわからなくなっている自分。なんでも円高円安が高校の入学試験にも出るらしい。と書いている私のレベルがおわかりでしょう。(冷や汗!)こういうのは苦手で文字を見ただけで目が点になり、頭からつんつんと針金が出る状態に。つまり、フランスやユーロ通貨のEU共同体加盟国に旅行するにはいい時期ということかあ。しかし、みなさん、南仏は暑いです。陰に入れば大丈夫ですが。逆に今フランスから日本へ旅行してお買い物をすると、円が高いので苦労するのね。日本にいた時、田舎に住んでいて、畑があったので、メロンの苗を買って栽培したけれど失敗。トマト、ナス、きゅうり、さやインゲンは成功したのに。メロンは難しかった。一個か二個の小粒らしいものが出来て喜んだのも束の間、成長がとまり、そのままで終わってしまった。亡き母は成功していたのに。こういう時に母ってすごい人だったのね、と思う。そう言えば、梅干も家で漬けていたし。思うにどちらかといえば、かなり不器用な人だったのに。そこだけ遺伝でいただきました。家庭菜園の手引き メロンフランスではメロンと生ハムを合わせてオードヴルとして食することがある。フランス人の主人はメロンだけで食べるのが好きらしい。でも、そんな彼のご両親のお家に招待された時はよくメロンと生ハムを出されていたし、パリや北フランスではよくそんな形でテーブルに出されていた。今日は昨日についで恐ろしく暑い。真っ青な空。庭になっているミラベルの実がおいしい。ミラベルは小さな実で青いのが黄色くなりそして少しずつ赤くなる。もう一つ赤い小さな実で春には白梅のような咲き方をし、葉っぱは常に赤っぽく実も赤い木が庭にあって、それも南仏の太陽の下でたくさんなったので、毎日、木の下にいっては食べる。幸せ。
June 26, 2010
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南仏の今日のお天気は夏。土曜日、エックスの街で友人と過ごした後、お昼に帰宅した日本語の話せない息子は開口一番、「チャーハンが食べたい。玉ねぎを炒めたやつで。どこかのうちから、玉ねぎの炒めた匂いがしてきて、」たまらなくチャーハンが食べたくなったらしい。J'aimerais bien manger le riz sauté aux oignons. あいにく、お米を切らしていたが、麺があった。にんじんとたまねぎにソーセージを切っていため、それに茹でた麺を絡ませるだけ。オイルは葡萄オイルと地元南仏の農業者から買った南仏産オリーヴオイル(有機ではないみたい。)を使い、塩とたっぷりの胡椒で味付けした簡単なものでちょっぴり怪しいやきそばを作った。実はクッウrジェットゥ courgette をエルブドプロヴォンス、やはり南仏産オリーヴオイル、塩コショウを入れて圧力鍋で煮込んだものもあったので、それもお皿に付け合せる。太陽がまぶしい庭のテーブルで昼食。主人も息子も長い合掌のあとでひたすら黙々と食べる。お醤油もしいたけはおろかマッシュルームもなく、私としてはなんだか許せないなあ、と思いながら、この次はもうちょっと凝った焼きそばが作りたいなどと思いながら、暑い日ざしに溶けそうになりながら、食べる。二人の反応はいかなるもの?最後においしかった、と言ってくれたのでホッとする。息子は抹茶アイスクリームも抹茶もだめだけれど、中華風麺とか炒めご飯が好き。麺はスーパーマーケットブランドの安物の中華麺なのがいまいち。けれど、これをブルターニュ産の粗塩で茹で、煮立ったら、さっと水洗いし、それから、炒めた野菜に絡め、温める。麺は水洗いする。これをするとしないでは、麺の味もずいぶん違う。日本では常識だと思うけれど、フランス人の彼らはそのまま食べようとするので、彼らには麺は任せない。土曜日の午後、主人は友人とセザンヌの絵で有名になったヴィクトワール山のふもとの森を散策。帰りに地元のローズマリーの蜂蜜を買ってきた。主人の友人Jさんは日本語が少しわかるので、散策から帰ってきたJさんと一緒に黒澤明監督の「まあだだよ。」を見る。Jさんの彼女がくれたフィルムだ。主人は日本語がわからないので、二人でところどころ訳しながら見る。主人は黒澤監督の映画に出てくる役者全員がとても自然体なので、これは監督の力量と絶賛している。いつか、私は誰かの記事で、黒澤監督はインクがあるのに書けないボールペンを書けるようになるまで何度も書こうとした、というのを読んだことがある。彼の役者さんたちにも同じように接していた、と記事にはあった。役者がボールペンなら、つまっているけれど出てこないインクは各役者の才能と素質に例えることもできるのだろう、と思う。「まあだだよ」の映画には黒沢監督のメッセージが強く感じられた。監督の「生きる」も大好き。Jさんは映画を観ながら、「彼女の留守中に飼い猫に何かあったら、俺、入籍していないのに、そのまま離婚だよ。」と言ったのでみんなで大笑い。
May 25, 2010
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Les carottes donnent bon caractère.Pourquoi on dit ça ?Tu vois, les lapins, ils mangent beaucoup de carottes,et ils sont sympas.息子 「にんじんを食べると性格が良くなるよ、ね。 どうしてそういう表現があるのかな。」主人 「それはね、うさぎだよ、うさぎはな、にんじん たくさん食べるだろ。うさぎはだからみんな いいやつなんだ。」笑いに飢えていた私は二人の会話に5分間笑いが止まらなかった。南仏に引越ししてから、テレビがないせいか。ちょっぴりモンテイパイソン。Manger des carottes, ça rend aimable!人参を食べると愛想よくなるよ。とも、言うそうです。
December 8, 2009
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夕べ主人が作ったケーキは果たしてこれがケーキかと思わず笑いがこみ上げてくる恐ろしいシロモノだった。ベーキングパウダーが入ってないので、まるで古くなったヨウカンのようにハード。が、りんごと干しプルーんとお砂糖が入っていて味はすごくいい。生の生姜を輪切りにして水を入れて煮立てたお湯と合わせて食べた。南仏に来てからカスタードクリームっぽいのがたくさん入ったトロペジアンのようにふわふわしたケーキのとりこになっている。あとですね、ミニシュークリームの中にアイスクリームを入れて熱いチョコレートをふんだんにかけたプロフィトロールもずいぶん長い間食べていないけれど、大好き。ああ。焼きプリンも本場フランス風はデリケートなおいしさ。ちょっぴり禁断症状に陥りながらハードケーキを食べる。
November 10, 2009
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主人と息子と3人でケーキを作ります。りんごを入れたケーキです。ケーキと言うほどのシロモノではないような。フランスは今 夜の9時です。こんな遅い時間に作ると食べるのは10時。太ります。圧力鍋で作ります。たぶん、フランス菓子と呼べるものにはなりません。息子の高校英語を手伝ってから、二人でりんごを切るというだけの役割で、レシピーは主人が。
November 10, 2009
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「赤ワインってコルクを抜いてから、どのくらい持つんでしょう。」forum HARDWARE.fr と言うフランスのチャットにこんな質問が出ていたので、覗いて見ました。「まったく思いつかない。」(オキュニデ Aucune idée.)だったら、、答えないでよ、と思うのですが、質問者はがっかりしながらも、「とりあえず、お返事ありがとう。」と答えながらも、そのうちろくでもない返事をもらい続け、さすがに頭にきたらしく、「あなたのこと、くそ野郎って呼んでもいい?」(サトゥジェンパ ク ジュタペル ルブーグr?Ca te gène pas que je t'appelle le bougre ?)その内にまた誰かが、「飲み終わるまで持つんだよ。」 「1日か2日くらいじゃない。」(そうかも知れない。)「赤ワイン?開けたら、もうまずくなってるんだよ。」(ル・ヴァnルージュ?アペンデブシェ、セデジャモーヴェ.Le vin rouge ? A peine débouchée, c'est déjà mauvais.)「空気抜きポンプ使えば、4日、5日持つよ。使わなくても、3日ぐらい持つ。」(え、そんなのあったの?ワイン飲む人、そんなの普通に持っているの?私のワイン好きのお義父さまが使ったのを見たことないけど。)「いやあ、2,3日持つよ。」「飲んでみてお酢状態になってなければ大丈夫だ。」という割といい加減なチャットやいまいち根拠不明なチャットが続き、あ、だめだ、こりゃ、と思っていたのですが、最後の方になって、ようやくスーパーマン登場。ワイン醸造業者と名乗る方のお答えでした。赤ワインの瓶の口に息を吐いてからコルクで再び閉めて、再び保管します。何日持つかは答えてはいませんでした。おそらく赤ワインにもよるものだからではないでしょうか。おそらく、開けてから、3日くらいの間におしまいにすれば良いのかもしれません。750mlの通常のワインボトルは、大体ワイングラス6杯分です。ですから、一人暮らしなら、ハーフボトルを購入した方がいいかもしれません。はい、赤ワイン、美肌、老化防止、長寿には週のうち5日間、一日ワイングラス一杯でとどめることでしたね。そして、もちろん、食事時。別に、必ず、魚や血のしたたる肉食である必要はないと、思います。肉食は育ち盛りの子供にはありがたい食事ですが、中高年者には意外と昔の日本の粗食と呼ばれていたものや、昆布出し、お醤油の野菜の煮物なんか、胃腸にも優しく、ミネラル豊富、各種有効ビタミンがとれて、しかも年齢に関係なくおいしいものだし、とまあ、きりがないんですが、永遠のああ煮物なのですねえ。ボルドー産のメドックは、ハムとも合います。さて、なぜ、ワインボトルに息を吐くと、いいのでしょうか。吐いた息には二酸化炭素と窒素が含まれているので、その化学成分が赤ワインの酸化を防ぐからだそうです。コルクを抜いた赤ワインを冷蔵庫に入れる必要はありません。よくそういう人がいますが、何の役にも立ちません。赤ワインは冷蔵庫の中でも、酸化するからです。二酸化炭素と窒素のガスはワイン醸造でワインを長く持たせるために使われる二つの要素だそうです。ほかにも、炭素ガスの小さなキャンディ があるそうですが、市販で見つけるのはちょっと困難かもしれない、と書いてありました。赤ワインは18度から21度の常温を保つ場所で最高24時間は芳香を失うことなく持つそうです。その赤ワインは飲み始めの1時間か2時間前にデキャンタに入れて休ませることだそうです。Hello. Voilà ma question: Une fois la bouteille de vin (rouge) débouchée, combien de temps peut-on la boire ?C'est à dire au bout de combien de temps le vin n'est-il plus bon à boire ?(Uniquement pour le vin rouge)le carafe (ル・キャラフ) デキャンタune fois (ユヌフォワ) 一度 一回 la bouteille ( ラ ブティュ 女性名詞なので 定冠詞 la がつく。) 瓶、ボトルdéboucher (デブシェ) (コルクの栓、栓) を抜く débouchée 過去分詞 (une fois que la bouteille est débouchée,.....)の文章が省略されている。 combien de temps (コンビアンドゥトン) どのくらいの時間peut ← pouvoir 「…できる」 は 3人称単数形 garder [ ギャ r デ ] (最後の r は発音しない。) 保管する le vin rouge ル・ヴァン rゥージュ 赤ワイン*フランス語の r の発音の仕方は以前にも書いたけど、下の歯ぐきのうらに舌の先をつけて、「え~」と言いながら、徐々に舌の先を歯ぐきからはなしていく時にのどの奥から渇いた音がでる。それが r の音。練習して、どんなに語学音痴でも7日間で、r の発音を最初から出せるようになる。すると、rouge, rond, répéter なども発音できるようになる。頑張ってね! 今日もあなたにとって素敵な一日でありますように。 lots of love よろしければ、ぽちっとプレスを。人気blogランキングへありがとう!Have a nice day ! A+ ! Vineusement vôtre.
September 11, 2006
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フランス人の男性が作った野菜サラダのご紹介。紫色のキャベツを細く切って、にんにくのみじん切りをたっぷり入れる。オリーブオイル(大さじ3)、酢(大さじ1)塩、胡椒で味付けで出来上がり。目にもいいアントシアニンたっぷりで胃腸にもやさしい、ダイナミックなサラダ。赤ワインと合わせて飲むもよし。冷やした白ワインと飲むもよし。お酢はバルサミコがお奨め。アルチェネロ 有機 バルサミコ ビネガー 250mlこんな赤ワインもお奨め。赤ワインはグラスに一杯くらいに抑えたほうが美容には効果的です。思うに、料理をダイナミックに作る男性は何故かとても格好いい。単にじゃがいもの皮を剥いているだけの姿でも何故かクールにうつってしまう。あるフランス人家庭のご主人が日本人の家庭の主婦にお宅では旦那さんがお料理なさるの、と聞かれて、「高級レストランのシェフはほとんど男でしょ。不思議なことじゃない」と答えていました。日本人の女性はうらやましそうにため息をついていましたね。ボナペティ!
July 21, 2006
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