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農産物に贋造(要するに偽物を作る事)がなされると、その影響はとてつもなく広がる事が今回の事故米と牛乳のメラミン混入でよく分かった。加工品は二次、三次と使われて、米粉からデンプン加工品、更にはオムレツの増量にまで広がっている。売れればいい、安ければいい、という資本主義の暴走がこんな結果を招いたと言う事だ。逆に、本当に安全な食べ物は自分で作るしかない、或いは地産地消しかないとも言える。農業が工業に比べて生産性が低い、と言うのは米の値段が上がらなかったから。土地を育て、地球を育てる事への投資を怠ったからだ。食物連鎖は、上位生物の生産物(排泄物)が再び土に戻り、植物の生育に使われる事で長い歴史を保ってきた。化学肥料は飛躍的な増産をもたらしたが、食物連鎖を断ち切ったとも言える。安全に食べようと思えば、それなりの負担が必要なのである。私たちの食物は、総窒素を化学的に測る事で「たんぱく質」としてきたが、この分析には時間がかかる。少し前から、非破壊で品質を評価する方法が一般化してきている。遠赤外線を検体にあてて、その吸収を測定する。非常に短時間で処理できるのが特徴だ。多分メラミンの特異な構造から、非破壊検査が有効になっていくだろう。 贋造と言うのは数十年前にはあったけれども、今はほとんどないのが現状だと言うが、中国でこのような事件が起きたら、当然信用は出来ない。中国に自前の分析機はないだろうから、これも商機としてまた売り込みが始まるのだろう。しかし、機械を買ってもちゃんと使える技術屋さんがいるかどうか。やはり一番時間がかかるのは育成だ。自民党にも、しっかりとそのつけ回しがきている。 総裁選も白けたものだ。人材が育っているのは社共だけではないのだろうか。
2008年09月21日
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中国で粉ミルクにメラミンが混入と言うか配合されて、乳児の腎臓結石で死者が出ている。日本でも過去に森永乳業が砒素の入ったミルクを販売し、大問題になったが、この場合はまだしも過失と言う部分であった。ところが今度の中国の騒ぎは、故意にメラミンを配合している。蛋白をたくさん含んでいるように見せかけるためだ。悪質としか言いようがない。蛋白の測定は、食品の場合ケルダール法と言って濃硫酸とともに加熱して分解し、硫酸塩にしてしまう。たんぱく質には必ず窒素が含まれているので、これを指標に計算するのだ。メラミンは1分子中に6個も窒素を持っている。だからとても高たんぱくに見える。しかし、例の「水だけで落とせる白いスポンジ」が実はメラミン。不溶化したら結石の核になる。これで今事故が起きている。昨年はペットフードにこれを加えて失敗し、今年は粉ミルクに入れる。酷い話だ。中国のレベルはそんなものかとあきれるしかない。戦後の脱脂粉乳の方がまだマシだったか。論語の「巧言令色少なし仁」は今や死語か。あり得ない高たんぱく。メタミドホス。そしてアフラトキシン。ミニマムアクセスの前提は「安全」のはずだ。 ついでに。国内で減反、米を輸入、と言うのはいったい誰がなんのために?太田の首を切ればこの根本的問題も触れられなくてすむ・・・と悪い奴は考えないか?
2008年09月20日
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就任早々から何かと物議を醸している農水相だが、この人の発言は自民党の正体が大企業本位である事を如実に物語っている。被害が出てないんだからまあいいじゃないか、じたばたしないでいい、毒入りギョウザにくらべりゃあまだマシだ。農薬もいずれは消えるんだから。こんな人が企業にいる事は絶対に許されない。一つの重大事故の陰には30の軽微な事故があり、更に300のヒヤリとする事故未満の出来事があると言うのに。未然に防ぐのが人間の仕事なのだ。太田氏は目の前の利益を何よりも重視する今の資本家たちの生き様をバックアップしている。 しかも三笠フーズには相当頻繁に検査が入っている。異常な高値で工業用の米を落札し、同業他社は不思議に思っていたと言う。3円で仕入れて70円で売ったと言うからぼろもうけもいいところ。そんな自体を見逃した役人、その役人を統括する大臣がこの調子では日本人の食生活の安全など望むべくも無い。しかし、反面自民党内閣の姿勢は、大企業本位。庶民生活の事など知った事か、と言う姿勢はよく分かる。 まやかしの総裁選を繰り広げてはいるが、この集団の政権担当能力など既にない。「僕にも出来る総理大臣」状態だ。宝くじのような行政はごめん被る。
2008年09月14日
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大阪の三笠フーズとやらの不祥事。工業用の米を食用に仕立てて売り、給食の業者に流れていたと言う。インチキも極まれりの話だ。農薬の成分が消えるまで保管して、過ぎてから売ったとは恐れ入る。アフラトキシンを落として売ったと言うが、どんな方法で?と聞いて見たい。それにしても、なぜそんな米がどこからきて、なぜ返品もされずに保管され、工業用としてでも売却されたのか、これも不思議な話だ。普通、我々でもカビが生えていた、と購入後に分かったら、現品を持って良品への交換を要求する。それをしなかったと言う事は、実は表に出せない米だったのではないか、と思う。例えば1.品質にかかわらず買わねばならない義務がある2.赤字の会計なので公表できないなど。実は、ネットニュ−スで標題が「全部買う」とでていた。それをみて、「へーえ、返品をみんな買い取る事にしたのか」と思ったが、よく読めば「安い米をすべて買い付けろ」だった。そりゃあ、そんな責任を感じるような企業ならごまかしなんかせんわな・・・と思い直した。それにしてもたまらないのは従業員だ。1ヶ月分の退職手当てを持たせて、全員解雇とは・・・年配者もあるだろうに、酷い話である。
2008年09月12日
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現在、奥歯の治療中。歯と歯の間で虫歯になり、おまけに食べかすが蓄積して歯周病と、2つの病魔に冒されているのが分かった。「この間から冷たいものが少ししみるんですよ」といってみてもらったら、このざまである。(橋下知事風?)このままほうっておいたら神経を取らなきゃいけなかったそうだが、これもあればあったでよくしみる。結局患部を削り取って、そこに一時抑えの樹脂を塗りつけてあるのだが、「あんまり強く噛むと外れますからね」と念を押されている。さて、そうなると、あごの動きがどうしても単純化する。舌の動きも恐る恐るになり、食べ物のうまさは半減。人間のあごって、冷静に考えてみれば横にも少し動いて、臼歯を使って食べ物をすり潰す動きをしているのだ。歯に入ったすじは、水分の排出に貢献しているのだと言う。いや、うまいことできているもんだ。それに、改めて食べ物の舌触りの重要さを思う。うまい事混ぜながらの咀嚼。まだ嚥下障害はないので自由に食べられるが、そうなったら嫌だな。もうひとつ、かかとが2,3日前からなぜか痛い。歩くのに支障があるほどではないが、合唱団の仲間に「なんやろな」というと「ガンとちゃうか」おいおい、演奏会前に殺すなよ。
2008年09月11日
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全くあきれた事件である。農薬のみならずアフラトキシンまで入っていて、それを流通させた責任は重大だ。しかも、工業用に限るとまで書かれていたらしい。大坂商人の名にもとる行為だ。アフラトキシンと言うのは、コウジカビの一種が穀物について作る、発がん性の強いカビ毒である。 アスペルギルス・フラバスの作る毒なので、アフラトキシンと言う。業界ではアフラと略する事もあるくらい有名なカビ毒だ。だから、仮にこの業者が流通させた米を食べた事が証明でき、がんにかかったなら損害賠償を認められるかもしれない。それほど因果関係は深いのである。昔、不易のりと言う商品があった。何かの拍子で口にはいった時、酸っぱかったのを覚えている。多分防かび剤か何かだったのだろうが、まだこの方がマシだ。あまりに悪質で、話の落とし所もない。
2008年09月06日
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朝食にパックの納豆が出てくる。ネギは畑からとってきて、前日に刻んであるからたっぷりと使うのだが、パックを見るたびに特にからしの小袋に「やめりゃあ良いのに」と考えてしまう。あの、出しにくくて効きもしない中途半端な量はなんなのだろう、と。で、添付コストや包材、そして超高速の袋詰め機。あの小袋が納豆に必須だとはとても思えない。からしは別にあるから好きなだけ調整できるし、調味料もあんな気味の悪い味にしなくったって醤油だけでいいだろう、と思うのだ。いったいいつから何でもかんでも出来合いになってしまったのだろう。まあ、商売の種としては重要なアイテムでもあるのだが、どうしても必須のものではない。うどんや蕎麦のつゆだって、別に自分で作れる。醤油、砂糖、塩、若干のダシがあればまあそこそこになるのだ。出来合いの方が楽だが、どんどん工夫をしなくなる。 キットで手に入れないとどうにもならない状態になってしまっているのだろうか。そう言えば最近買ってきた沢庵のまずかった事。漬け込む期間がないので、大根は生。塩で殺して半年も漬け込んだものは柔らかく、歯ごたえも良い。しかも1本25円と、ぬか代やら合わせても樽1杯が1000円ほどだ。近ごろの物価高で、買うしかしようのないものと自分で作れるものの棲み分けが出来てきている。8月は天気にも恵まれたのでついにガソリンを入れなかった。7月末にやや多めに入れていたので歴代最高値の8月のガソリン代は「0」。昨日入れにいったが、金曜日は値引きがあると書いてある。これから行くなら金曜日だな。 これから台風シーズンもやって来る。 きちんと備えをしておかなければ・・・暫くは日曜大工などが続きそうだ。手間賃は自己負担と思えば良い。
2008年09月04日
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夏になると必ずおきるドライアイス事故である。ドライアイスは昇華する時に多くの熱を奪うが、熱容量自体はそんなに大きなものではない。例えば、水に放り込んだら、もくもくと煙は出すが、水は凍らない。「低温が作れる」ことと、「アイスクリームを作る」事は、何の関係もないのだ。こんな事件である理科が嫌いだった人、物理や化学を高校で勉強しなかった人はアイスクリームは買って食べましょう。元記事はこれかと思います。ドライアイスに衝撃を与える事は昇華(気化)促進になります。付け焼き刃の知識や噂でこういう事をするのはやめましょう。まさに生兵法はケガのもと です。
2008年08月26日
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帰宅すると「今日はサンマやで」活きの良いのが入ったらしい。先日はサンマ漁のストライキも行われ、漁業関係者の経営は厳しいが、やっぱり美味いものは美味い。魚屋でのおすすめだったそうだ。その勢いか何か、ご飯もサンマのどんぶり。こちらは蒲焼きの缶詰めを使ったそうだが、味の薄い牛めし風。ピーマンの佃煮も懐かしく出てきた。知り合いのおばさんがたくさんのピーマンをくれたんだそうな。 急速に秋が近づいてくる。朝は目が覚めるほど寒い!夕べは毛布を引っ張り出したが、もう布団でもよさそうだ。 セミもツクツクボウシからヒグラシへと変わっている。夏も、夏休みも終わりだ。腹がくちくなってくると、眠気に襲われる。うとうととつい・・・至福の時というべきか。
2008年08月25日
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オリンピックの話題の中で消えそうな話だが、農薬入りのギョウザがでた事を公開しないで欲しいとか、アメリカ牛肉の杜撰な管理状態が明らかになる。食品の量というのは半端ではない。何万トンの単位で、それを動かすだけでエネルギーが必要なのだ。自分の食いぶちくらい自分で用意しろ、が常識にならないとエネルギーがなくなったら飢餓が待っている事になる。食糧を握られたらその国の言いなりになるしかない。私の家の周りにも休耕田が随分ある。バイオエタノールが最善の選択とは思わないが、例えばここで油脂を取れる作物を作れば、或いはまずくても収量の多い、アルコール発酵専用の米をつくったらどうだろう。人に頼る限り、自分の安全は守れない。日米安保に食糧の事まで記述はなかったっけ?こんな問題はオリンピックどころのテーマじゃないんだよ。
2008年08月09日
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いつの間にか鳴りを潜めていたと思っていたが中国でギョウザの中毒が発生した事を公表した。ちょっと中国にしては素直すぎる行為だ。かえって気味が悪い。かつての中国といえば白を黒と言いくるめ、くるめなければ怒り出すという印象で、情報操作など何のその、と言うイメージが強いのだが、自国で中毒が起こった、しかも回収したものを食べたなどと管理の杜撰さをさらけ出すような内容だ。時の流れというべきか、ついに隠し切れなくなったのか分からないが、方向としては良い事だと思う。ねじ曲がった情報では何の役にも立たないし、対策も打てない。良い方向だとは思うが、同時に気味が悪い、とも思う。ごまかしや物まねなど得意?とする国だ。まあ、かつて日本も「安かろう、悪かろう」と言われたのだが。
2008年08月06日
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福岡の話らしいので実際に食べた訳ではないが、要するに料亭で赤痢がでたという事だ。これは大阪の使い回しや肉の偽表示なんかよりももっとレベルの低い話だ。赤痢菌の感染は、便の接触感染しか経路が考えられない。トイレに行って用を足したあとの手の洗浄が出来ていない、平たく言えば、トイレから出て手を洗っていないまま、素手で配膳や調理をしているという事だ。幸い症状は比較的軽いそうだが、日本の商魂もここまで落ちたかというなんとも情けない事件である。こんな店がチェーン展開して、商売しているかと思うと、背筋が寒くなる。と言うか、長らく実は外食をしていない。朝夕とも家で食事、昼は手製の弁当なので、女房の味しかしないのだ。つい先日、エビの春巻きを買ってきて入れてくれていたが、このエビが冷凍やけで実に味が悪い。幸か不幸か、この手の味にものすごく敏感なのだ。で、食べないかというとあっさり食べてしまう自称「鉄の胃袋」の持ち主。赤痢菌は多分判別できないだろうが、外食の怖さというのを私たちは忘れがちだ。食べ物を人にゆだねるって、実は怖い話だと思いませんか?冬に漬けた沢庵を冷蔵庫に移したが、酵母で真っ白けだ。「だいぶ色がわるなったなあ、まだ食えるわ」これは自己責任で食っているが、トイレから出た時にはちゃんと手を洗っている。
2008年07月26日
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息子の同窓会報に1つ上の先輩が店を開いているというのを女房が見つけて食べに行くことになった。「バスの停留所の近くらしい」と言う情報だけで出かけていき、簡単に見つかった。「森下」と言う店だ。何でも三重大学に進学し、卒業してから開業したそうだ。調度品はなかなかしっかりしたものを使っているようだ。コントラバスが飾ってあり、奥さんに聞くと「主人がやります」とのこと。しかしコントラバスのソロなんてあったかいな?とつまらぬ詮索を・・・そば茶と称して香ばしいお茶が出てきた。3人3様の注文をして、頂いたが、これは多分名古屋風の味付けだ。そばに貝割れとかつお節が載っており、そこにつゆをかけて食べるのだが、きしめんと同じようにだし味はない。醤油をうすめてかけているみたいだ。ソバの出来はまずまず良いところだと思った。私は少し太いくらいの蕎麦が好きなのだが、ここのは細い。続いてそば湯が出てきて、出し汁を混ぜて飲むのはなかなかうまかった。店によっては塩味のかなりするものが出てくるが、ここのは塩はないみたいだ。あとのデザートは女房が「大根のデザート」男2人はアイスクリーム。大根てどんなものが出てくるのかと楽しみにしていたら、 風呂吹き大根風の半透明、水ようかんみたいなのが出てきた。クエン酸と砂糖で味付けをし、多分その前に熱湯処理であく抜きをしたものだと思う。結構口当たりもよく、「うちでも作ってみようか」夏大根は辛い、と言う定評があるが、これはそうでもない。糠で炊いてから糖液でペクチンゼリーを作り、クエン酸を入れれば出来るだろうと勝手に考えている。でも、関西で商売するならだしを効かせた方が売れるんじゃないかと思うのだが・・・
2008年07月23日
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祖母の25回忌が無事終わり、亡くなる1ヶ月前に生まれた娘も立派に成人して、客の相手も出来るようになった。病院の検査技師をやっているので、客のさばきは私よりも上かも知れない。25回忌ともなると精進料理も遠くなるし、だいたい親類がみな年をとってくる。おまけに酒気帯び運転の厳しさから、坊さんも飲まない、となるとホストに当たる私がアルコールを引き受けることになってしまうが、これとて限界がある。結局2時間少しで坊さんが帰ってしまうと、潮が引くように帰り始める。そして食べ残しの残骸。ただ、こっちもだいぶ読めるようになったので、ムダはだいぶ少なくなったし、持ち帰るようにも出来ているのであとの処理は各家庭。それでも気疲れはするし、何より暑かった。「暑いねえ」が挨拶代わりだ。次は5年後。
2008年07月13日
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今朝のごはんに納豆が出てきた。例によって辛子と調味料がついているのだが、どうも無駄な気がして仕方がない。辛子を出すのに指を汚さずにすむことはまれだし、出した辛子はそうきいているようには思わない。調味料も出しにくい上、おいしいわけでもない。食品メーカーにいるときには商売の種になったものだが、辛子と醤油で十分だ。フィルムを合成し、調味液を作り、小袋にする機械がいって使うのに不便では何をしているのやら。「ここまでしてもらわんとよう食べんのかいっ!」と言いたくなるような。シンプルライフが見直されないといけないんじゃないだろうか。そこには工夫も生まれるし。今日の当地は雷と雨。梅雨明けのサインのようだ。今年は雨が少なかったなあ。
2008年07月08日
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もうこの時間には少し日が陰って、青空も少し赤みを帯びてきているが、だいぶ青くなってきた。九州も明けたらしいから、明日あたりは近畿も明けるかも知れない。こう暑くなってくると、冷たいものが口当たりがよくなってくる。女房は買い物に行くたび「アイスこうてきた」と報告。その中にいわゆるトルコ風アイスクリームがある。例のギューンと延びるやつだ。何か仕掛けがしてあるのかなと思っていたが、開封直後の硬い間はそう延びない。少し溶けて柔らかくなってくると延びるのである。原料を見てみると「粉飴」という表示がある。要するに粉末水あめみたいなものか。それなら、あのギューンと延びるのも説明がつくから、多分そうなんだろう。一つ賢くなった気分。今日も草取りの続きで暑かった。もっと暑くなってくるとアイスクリームよりもかき氷がよくなる。甲子園夏の大会も近づいてくるが、わが母校は昨日負けたらしい。今日は珍しく雀が柿の木にきている。精々イラガを食ってもらいたいものだ。裏の家からはクラリネットの音が聞こえてくる。夏休みだなあ、もうすぐ。
2008年07月06日
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家庭で作れる簡単な発酵食品というと、これに勝るものはあるまい。私の小さい頃は、醤油も各家庭で仕込んでいたものである。だからやろうと思えば現在でも出来ないことはないのだが、難しいのは水分調整である。大豆を蒸し上げると、その水分は60%ほどになる。ところが、このまま種麹を混ぜても、コウジカビが生えるよりも早く腐敗する。小麦を炒って、ひき割ったものをまぶしつけて、表面の水分を下げてやらないとカビが細菌に勝てる環境にならないのだ。みその場合は、圧倒的に多い菌数の米麹を入れるから酵素はすぐに働き始める。煮豆で良い。これに市販の納豆を混ぜておいておくだけで納豆は出来る。密閉はしないが良い。もともと、ワラに包んで作っていたポピュラーな発酵食品で、 そう難しい訳ではない。今になって思うのだが、小粒の納豆というのは実は出来の良くない大豆を利用する方法の一つではなかったのだろうか。或いは、割れてしまったものを利用したのが「ひき割り納豆」とか。収穫したものをムダにしない庶民の知恵だったのではないかと思う。これは見習うべき姿勢だろう。
2008年07月06日
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今日の兵庫県南西部はこの夏一番の暑さ(であること間違いなし)だ。家庭の都合で半日休暇をもらい、汗だくになりながら帰る途中、姫路駅にほど近いところで見かけた光景。何と、魚の行商のおっちゃんである。昔はトロ箱をいくつか重ねて自転車でやってきたが、入れ物こそ発泡スチロールに変わってはいるものの、荷台で魚をおろし、道行く人に売っている様は50年前の世界である。そう、朝早くから仕入れに出かけ、自分で目利きもして売りに来る、ウナギの偽装など冷凍食品流通の対極にある商売だ。その日のうちに売り切る、待ったなしの商売だが、同時にエネルギーも使わない。せいぜい氷くらいなものだろう。姫路市の総合市場からは2キロばかりの距離。そこで仕入れてきたかは知らないが、多分フレッシュなものなんだろう。二酸化炭素を抑制したらこんな時代にまた戻っていくのかも。おしんの中にもこういうのが出てきたよなあ・・・道の反対側から撮ったので写真の品質はいまいちだ。
2008年07月04日
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また食品の偽装表示が伝えられている。等級の低い肉を上級品に混ぜていた。私は八卦見ではないがテレビでこのニュースを見て、社長の対応をみた時、「これはやっている」と変な確信を持った。横柄なものの言いように、経営者の品位を感じてしまった。「白を黒と言いくるめてでも金を稼ごうとするタイプだ」と。社長は否定したが、従業員は黙っていなかった。そう、この不景気な時に羽振りが良いのは何かやっている、と見て良い。先に中国産のウナギを国産と偽った業者もいたが、モラルの低さは学生ばかりではないようだ。但馬牛、神戸ビーフとわが兵庫県にもブランドがある。しかしうちで使うのは名もない国産牛。ヤマギシ会の牛ももで、この間はローストビーフを作った。自分で作れば何でもうまい。ローストビーフは少しさめるまでオーブンを開けないのがコツだ。安い肉をおいしく食べる。これこそ料理の本質では?(負け惜しみモード)
2008年06月25日
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久しぶりにローストビーフを作った。もも肉500Gに塩コショウして少しもんで休ませ、野菜くずを敷いた上にのせて、こげないように大きなキャベツの葉っぱで覆い、オーブンへ。40分ほど200度で焼いたが、うっかりそのまましばらくおいておくのを忘れ、たたき風のローストビーフになってしまった。ちょっと時間の余裕がなく、包丁を入れたら見事にレアである。それでも薄く切って、醤油で頂くのが一番だと思っている。子供たちにも好評。なぜか女房は、肉料理は私に押し付けてくる。豚もおだてりゃ木に登るの類いかも。月がぼやけている。あすは雨かも知れない。
2008年05月18日
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女房が姉のところでサクランボをいっぱいもらってきた。ご主人がなりもの好きなので色々と作っておられるのだが、とるのが面倒だからいくらでも取りにおいで、とのこと。シートを拡げておいて、木をひたすら揺らしたそうだ。よく熟れているのでたくさん落ちてくる。そのまま食べても十分おいしいのだが、とても食べ切れるものではない。で、彼女お得意の電子レンジジャム作りだ。ほぼ同量の砂糖をまぶしつけて、キャセロールに入れ、電子レンジで加熱。おっと、その前に種取りだが、よく熟れているので果肉離れも全く問題なかったそうだ。ここからもう少し煮詰めなきゃいけないが、サクランボの砂糖煮状態で、これはこれでもうまい。つまみ食いしていたら無くなりそうだ。
2008年05月16日
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ため息の出るような話。客が手を付けなかった料理を盛り付け直して出す、と言う手法が「高級料亭」のやることだろうか。ほとんど詐欺である。「もったいない」と言う発想は結構だが、これは家庭内の発想であって、商売としてやるようなことではない。どんな小さな料理屋でも、ここまではすまい。食べられなかったものは「残飯」であり、それなりの処理をする。家畜の飼料とか、コンポスト行きとか、それなりのルーチンがあるはずだ。また、この話を聞いた女将が、「食べ残しと言うのは・・・」と報道に注文をつけたそうだ。これはもう、その昔雪印の社長が「私は寝ていないんだ」とほえたと言うのと同等以下だ。もう、吉兆も終わりだろう。吉兆ならぬ凶兆だ。何か、こういう企業の姿に、時代についていけない文化のようなものを感じてしまう。仁義なき企業の末路か。
2008年05月08日
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三重県の小学校で児童約30人がポリエチレンで出来た偽葉っぱを食べてしまったのだそうだ。(生)葉は食べても問題ありませんと言う説明書きがあって、それまで使っていた中国製の葉をポリエチレンに変えたにもかかわらず、表示はそのままだったと言う。もちろん、メーカーは責任を免れないだろうが、「食べられそうなものかどうか」を自分で判断しないのか、出来ないのか、そんな子供が増えているのだとしたらその方がよほど問題ではないか。「あの人が食べられると言ったんだ」となっても、「それくらい自分で考えんかい!」と私なら言いそうだ。よく、「この世で初めてナマコを食べた人は偉いか、バカか」ということがあるが、「不審だから口から出す」ことは生きていく上でも大事なことだろう。まあ、生えている柏の葉を見たことがないと言うのも悲劇だとは思うが・・・硫化水素による自殺も、何か同じ線上にあるような気がする。「楽に死ねる」などと言うデマ。二酸化炭素がたっぷりとたまった、発酵中のタンクに頭を突っ込んだことがあるが、ガーンと頭を殴られたようなショックを受けた。いわゆるノックアウトだ。硫化水素も似たようなものだろう。マニュアルを見た通りにしかしない。「発生中」のビラなど、マナーでも何でもなく、迷惑そのものである。顔が緑色に変色した気味悪さまで想像できないのだろうか。 そう言えばアニメの準主役でそんなのがあったような気がするなあ・・・ドラゴンなんとか。
2008年05月03日
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日本の農政はお寒い限りなのだが、バターがないと言うことだ。夕べ深夜のニュースで主婦に「パンにはバターじゃないですか。(ないと)困りますね」「うちはバターを練り込んだパンを自分で焼くんですよ。小麦粉も上がるし、バターはないし、で困ってます」東京での取材だと思うが、今どき家でパンを焼く人がどれだけいるのか知らないが、メジャーではないと思うし、パンにはバターなどと決め込んでいたらメタボまっしぐらではないか。 ステアリン酸(飽和脂肪酸)が多く、低温では堅くなるので使いづらいし、コレステロールだってふんだんに。この人にはジャムとかはちみつとかの選択肢がないのかしら、とかわいそうに思ってしまう。マスコミの常だが、見てもらわねば商売にならない。正確かどうかよりもセンセーショナルかどうかが番組の良否の基準になっているのである。もっとも、この後で「ぜひマーガリンをどうぞ」というCMがあったかどうかは知らないが、融点の低いマーガリンの方が使いやすいし、脂肪酸組成も著しく劣るわけではない。もともと生乳が余るから牛を減らせ、と言うアメリカの指示に基づいたのであろう命令を農水省が出したのが原因だ。大臣が「在庫を出すように指示を出したからいずれ解決する」などと言ったって、少しも核心には触れていない。 牛を増やさねばバターは増えないのだ。すなわち自給率アップがなければ、輸入に頼ってばかりでは食糧の安定供給、国民の生命の保証ができないのだ。食糧がガソリンと同じになる。諸外国の言い値が通ってしまう。農地を潰し、道路を造る道路族は国民の暮らしや命と引き換えに、メジャーにしっぽを振る。国民の生命より、既得権の方が大事と言うわけだ。ガソリンと同じように、仕組みが分かって初めて道が見えてくる。新しい道路がなくてもなんとかなる(歩けばいい)が、食糧がなくては生きて行けない。
2008年05月01日
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旬とは言え、今日も筍。自閉君がお世話になっているデイサービスのリーダーが薮持ちなので、みんなで掘りに行こうと言うことで女房と次男が出かけた。10個ばかり頂いて帰ってきたが、中に小さなのが入っている。噂に聞く「筍の丸焼き」とか「刺し身」とかを作って見よう、と言うわけだ。とってから1時間ほどのものなので大丈夫だろうと思い、わさび醤油で食べて見た。昼過ぎだったので腹も減っていたが、「ふん、こんなもんか。ちょっと苦いなあ」と言いながら3人で1本食べてしまった。小さいやつなのでそう量はない。「今度は焼いて見ようか」はじめはたき火でもしようかと思ったが、風が強くなってきたのでガスで焼くことにした。見る見る先から水が滴り、いかにもうまそうである。皮は写真の通り真っ黒こげ。皮をむくのも熱い。女房、頭を働かせ半分に割って、さっと皮を落としてしまった。輪切りにして食べて見ると、苦味もなくなりなかなかうまい。娘もぱくぱく食べている。「おいしいわ」ところがところが、30分もすると急に胃がもたれてきた。おまけに歯の裏側がざらざらになっている。塩酸が口にはいった時みたいだ。多分有機酸がかなり含まれていたのだろう。蓚酸ではないかと思うが、定かではない。娘は気分が悪いと言い出した。まあ自己責任だから仕方ないのだが、いわゆるあく抜きができていない状態のもの、珍味と言うものはそうぱくぱく食べない方がいいのだろう。筍だって、自分を守るためにはそんなものも持っているのかも知れない。もっと上品にごく薄いのを2,3枚頂くのがいいのだろう。食に下品な?わが家には新しい感覚だった。そう言えば、学生時代にカレーを数人で作った時、「肉が足りないな」「ニンニクを替わりに入れておけ」と言うやつがいて、一株入れてしまった。それなりにうまかったのだが、全員が2時間ばかり動けなくなってしまった。動く気にならないのである。あれも似たようなことだったのかも知れない。品よく食べることは大事である。読者の皆様も気をつけられますよう。
2008年04月29日
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隣町はタケノコが名産。女房の職場の同僚が持ってきてくれるし、親戚からももらう。収穫は今だけなので、タケノコだらけだ。ちょっと飽きる時もあるが、このように水煮にしてから冷蔵。冷凍でも特に問題はないようだが、ちょっとぐにゃっとした感じもある。糠と鷹の爪を入れるので、見た目は非常に汚い。おかげで、木の芽和え、若竹汁、田楽、タケノコ飯、チンジャオルースー、天ぷらなどと洋の東西(あまり西はないか。刻んでオムレツに入れるくらい)を問わず大活躍。自然の恵みはありがたい。ものが竹だけに、少し放っておくと食べられなくなってしまう。 この成長力は相当二酸化炭素も吸ってくれているんじゃないかと思うのだが・・・成長が早くて、竹炭として使えばエネルギーにもなるだろうし。見直してもいいバイオマスだと思う。バイオマスつながりで、今川原には菜の花が咲き乱れている。疲弊した土地でもこれを育てて油をとり、エステル化して軽油として使えばこれも楽しいと思う。
2008年04月28日
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またアメリカの食肉に危険部位の混入である。吉野家は「きちんと管理しています」と言ういい広告になっただろうが、やっぱりアメリカの管理なんてこんなレベルなんだと思い直した。そして彼らは決まって言う。「こんなに部位に厳しいのは日本だけだ。他の国に出しても全く問題がない」 契約社会のアメリカならば、契約を守れねば商談は成り立たないはず。放牧が原則の大きな牧場で、今何頭になっているのかさえ把握できないのに、肉を見タラソの牛の年齢が分かるなどとでたらめを通す。通す日本も日本だが、輸入停止をすれば早く開始しろとせきたてる。まことに身勝手な国と言う他はない。だからうちは国産牛肉しか買わない。食糧についてはナショナリズムを追求する。できるだけ自家製か、地産のもの。旬がなんと言ってもおいしい。今日はタケノコの炊き込みご飯だった。
2008年04月24日
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いつも政治問題に引き寄せられるのだが、今日引かれたのは「コンビニ弁当の添加物」だ。ともかくいかに安く食材を仕入れるか、でぎりぎりの経営をやっているわけだから、食品添加物も色々使ってあるだろう。筆者の渡辺雄二氏は、食品添加物については前から発ガン性を中心に色々とかかれているのだが、キャリーオーバ、つまりそのメーカーで使っているのではなく、仕入れ元が使っているから表示しているものと、その会社自身が使っているものがどうもごっちゃにして書いているように思われる。渡辺氏は応用化学の出身とかで多分私なんかよりもずっとピュアに考えておられるのだろうが、農学系の神経だと、「清濁併せ呑む」のが現実ではないかと考えてしまう。食品添加物、例えば防腐剤が含まれているとして、それを食べない選択とは自分で作ることであり、人に作れと迫ることではないと思う。現在、日本で多くの人は食べ物を作っていない。農薬を使わない食物を望むなら、自分で作るしかないと思うのだ。無農薬がいかに大変なことか。腐らない食品は確かにおかしい。けれど、食べられないことはもっと深刻なんじゃないだろうか。流通期間を可食期間に含めるなら、一律に腐ると考えるのも変である。で、消費期限を短くして、輸入食糧の多くの部分を廃棄している、この国ってなんなんだろう。食品添加物によるリスクと食べられないことのリスクの比較の問題ではないかと思う。 渡辺氏を非難するつもりはないが、色々並んでいる本を見ても同じ内容のことが繰り返し出てくる。訴え続けることは大事だが、何だか本の印税収入がちらついてしまう。我ながら不純である。
2008年04月20日
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昨日のことだが合唱連盟総会には早めに着いたのでちょっと空腹を感じたものだから、駅前のマクドナルドに行った。隣のテーブルを見ると、母親がお子様セットのパズルらしきものがついたのを2人に食べさせ、どこかで買ってきたらしい野菜ジュースを飲ませている。マクドナルドのメニューのカロリーの高さは万人認めるところだが、野菜ジュースを1本飲んでおけば事足れりと考えているとしたら、ちょっと問題だろう。 子供は野菜の煮たのなんかは好まないが、白菜を鍋物に使った時に信じられないほど嵩が減るのは誰でも知っていることだ。野菜を煮て食べるのは、ものすごく大量の繊維がとれると言うことだ。主成分のセルロースは煮たくらいでは全く変化しないが、細胞が壊れて消化も良くなり、ビタミン類は吸収されやすくなる。よく、「加熱したらビタミンCがこわれる」と言うまことしやかな話があるが、これは正確には誤り。酸素と接触するから壊れるのだ。だから酸素非接触の 焼き芋や圧力鍋で空気がない状態ではビタミンCの破壊は起きない。何でもかんでも手作りにしろと言うのは無理に決まっているが、サプリメント感覚で食事をしている(させている)親子を見ると、ちょっと食べる文化を見直して欲しいなと思うのだ。
2008年04月20日
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バターが品薄と言うニュースがあったが、そのニュースを聞いた日、女房は「この辺まだぎょうさんあるわ」ところが昨日は無くなっていたそうだ。ただし、Y社のだけで、M社のはあると言う。やっぱりブランドと言うのは、強いようだ。「ほんでこうたんかい」「いや、いらへんからかわへん。マーガリンでもかまへんし」そう、代わりになるものだってあるのだ。今買っとかないと!と言う人は業務筋か、よほど危機感の強い人かな。マスコミがあおってる部分もあると思うが。バターと言うもの、おいしいのだが不自由なところもある。何より融点が高いこと。つまりは飽和脂肪酸が多く、蓄積しやすい・悪玉コレステロールの元と評判はよろしくない。バター炒めにしても、温かいうちはいいが、冷えたら見事に固まってしまう。だから弁当のおかずには敬遠される。 どうしてこんなことになったかと言うと、牛乳が過剰であるかのように見せかけ、牛を減らしたからだ。これも輸入依存の品物。考えて見るに、今までの農政と言うのは姑息そのものだ。米が余るから作るな、牛乳が余るから作るな、これじゃあ農家は土地を売るしかない。工業化が日本をつくる、と政府は喧伝した。都会に人が集まる、家が建つ、道ができる、土建屋は左うちわだろう。田舎には若者がいなくなる、三ちゃん農業ができなくなる、離農。そして冷夏時の米不足、今牛乳不足。食べるものが保証されなくて、工業化もないもんだ。もっとも、私はパンにはバターやマーガリンは使わない。ジャムかはちみつである。メタボ有力候補には過剰エネルギーは要らない。
2008年04月16日
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沢庵の古漬けと言うのは、独特の匂いがする。まことにぬかみそ臭いと言うのか、若い時にはこの匂いが本当にいやだった。その頃の上司で、「この匂いがたまらん」もちろん好きだと言う意味なのだが、その人の感覚をほとんど理解できない若者だった。ところが、このごろあのいやだった匂いが気にならなくなっている。手前みそと言うか、自分で作ったのも理由の一つかも知れないが、あの乳酸独特の重いような酸味も気にならない。年をとると体質も変わると言うが、思考や味覚も含まれるようだ。そう言えば昨日は久しぶりの焼き肉だったが、市販の甘辛いたれは化学調味料の味が前に出てくるので、嫌みに感じ、むしろポン酢の方が良くなってしまった。単純な方向にシフトしているのだろうか。考えて見れば、親たちが野菜の煮付けをうまいうまいと食べていたが、その味が分かってくるようになった。一生を考えて見ると、やはりその時々の体に合ったものを求めるのだろう。これを食べるようになったらあと何年・・・などというカレンダーがあったら面白いかも知れない。私の父は、「死」と言うものをとても怖がったのだが、それは戦争の体験から来るのかも知れない。私は「生体反応が止まること」と割り切って、多分眠るような状態なんじゃないかと思い、あまり怖いとは思わない。人も、考えも変わる。
2008年04月14日
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今朝の朝日新聞に載っていたちょっと嬉しい記事。我が町の本当に端っこなのだが兵庫県立の種畜試験場から現在は独立行政法人となった家畜改良センター兵庫牧場で作られた国産種鶏「たつの」「はりま」が、「さつま赤鶏」などのブランドで好評だそうだ。記事によれば輸入された種鶏はむね肉などの淡泊な肉質のところに香辛料や調味料を振りかけて調理するのだそうだが、国産鶏は、肉そのもののおいしさを追求したもので、もも肉が好評なのだそうだ。かつて名古屋コーチンが有名だったが、レグホンやらプリマスロック(いかにも輸入物らしい名前だ)に押されて今はシェアは低いはず。でも、種鶏を持つことは、食糧を自給する上で非常に大事なことだと思う。うちでも赤鳥の肉を購入しているが、確かに高いけれどもうまい。育種と言うのは全く地道な仕事だと思う。でも、遺伝子の人工的な操作で生まれるのではなく、天然の掛け合わせに近い状態で安定化したものだから、食品としての問題も少ないだろう。ライセンスを持つことは、国際的な独立性を確保するもので大きな意味を持つ。外国産の食糧に依存する、(運ぶのだって船が石油を燃やしているのだ)安全性が危ぶまれている今、地産地消の意味は大きい。鶏は飛ばないけれど、全国に飛躍して欲しいものだ。
2008年04月13日
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朝のトーストがちょっと足りないから、とメロンパンが出てきた。丸いのやら長いのやらあるけれど、あの独特の風味のクリームは懐かしい味だ。で、クリームは鮮やかな薄緑色。いったい何を使ってるんだろう、と悪い癖で原材料表示を見る。青色○号、黄色○号と書いてある。やっぱり合成だ。緑は不安定で、天然物ではなかなか作れない。合成着色料で今も鮮やかに覚えているのは、ピンク色の煎餅をたくさん食べたら、おしっこの色が赤くなったこと。小さな頃のことだが、何が起きたのか訳が分からず、親に聞いて納得したからか忘れられない。でも、これだと体内に蓄積せず、すぐに出てしまったのだからこれはこれで安全なわけだ。複合汚染が流行語になった頃、タール色素で毛糸が染まる、と、あれもこれも合成は悪い、と叩かれたものだ。発ガン性も話題になった。今じゃ、ガンなんて誰でもなるものだと言う(これもこれで問題だが)認識が一般化したようだ。死者の1/3がガンだと言うから、無理もない。アフラトキシンやニトロソアミンのような強力な発ガン剤はともかく、意外と合成甘味料や合成着色料など、冤罪だったのかも知れない。今でも、染色体を傷つける変異源性と発ガン性の相関は明確ではないらしい。大山鳴動してネズミ一匹と言うところか。
2008年03月13日
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検疫強化の名のもとに中国は野菜の輸出を停止する方針らしい。「農薬問題を終息しないと売らないよ」と言っているようなものだ。農産物は作ったからと言って今日あすに収穫できるようなものではない。日本は足下を見られている。地方での道路どころではない。ミサイルなんかどっちでもいい。家庭の食卓が危ないのだ。自給率40%と言うのは、日本でとれるものだけだと1億人のうち4000万人しか生き残れないと言うことなのだ。 輸入停止が続いたら、農作物の盗難が増えるだろう。原油も高い。耕耘するのは畜力の利用か、バイオディーゼルか。今の日本の豊かさが、いかに地に着いたものでないか、こんな時にはよく分かる。「少しくらい高くても国内物を買うしかしょうがない」と言っていた主婦がいたが、手に入るかどうかも分からなくなるのだよ。金にものを言わせるなら、多分 どこまででもつり上がるだろう。買い手はたくさんいるのだから。良心的に分け合って、廃棄分を無くし、一人当たりの消費量を落としたら、メタボリックの問題も一気に解決するかも知れない。基本的に、食べ過ぎなのだから。不況の時、外食産業は打撃を受けるだろう。つましい生活になり、昔に戻るかな?
2008年02月29日
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今まで「我が国は正しい」と言う態度の中国が、今回のギョウザについてはえらく神妙だなと思っていたが、やっぱり「責任は日本にあり」と言う結論だけを、データも示さずに押し付けてきた。非科学の国、中国を印象づけるに十分な行為、北朝鮮のDNA鑑定ができないような遺骨の細工と根は同じだ。少なくとも、中国が自国に責任がない、と証明するには、検出した農薬の夾雑物がきわめて少ないこと、或いは当該のギョウザから検出されたものが純度がきわめて高いことを明らかにする必要がある、いくら中国でもGCMSくらいはあるだろうから、日本の追試をすれば良いのだ。農薬が袋を通過すると言う論議も、ちょっとあきれた。日本の生協には、そんな質の悪い、ある意味穴だらけの包材は絶対に通用しない。多分ポリプロとポリエチのラミネートだろうが、これでも質の低い方だ。日本のメーカーならアルミも使用する。包材まで明らかになっていないが、農薬が通るような包材は事実上、使い物にならない。しかも、通過すると言うデータも中国は示していない。 科学として、無茶苦茶である。警察庁も本音は「頭に来た」ことだろう。こんなことでは共同捜査もできない。中国は平気で約束を破る国、と言うイメージが出来、ますます不買が進むだろう。
2008年02月28日
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お昼はいつも女房作の弁当だ。会議室兼食堂に集まってお昼となるのだが、給食屋が持ってくる弁当を利用する人がほとんど、持参するのは10名もいない。たいがい、関西テレビ(あるある騒動を起こした大阪の局だ。フジテレビ系)のニュースをやっている。たまたま、中国製のギョウザからパラチオンが検出されたと言う報道をやっていたのだが、弁当を開くとそこにはギョウザがあった。向かいのS君が「maetosさん、それギョウザじゃん」「これは自家製だよ。食ってみる?時々パラチオンも入れてるけど」悪い冗談である。ただし、自家製と言うのは本当。皮まで作るのは面倒なので買ってくるが、中身は白菜、ネギ、豚肉ミンチだ。昨日の夜の残りだ。今日は娘が勤めの関係で弁当が要らないので、「手抜き弁当」になったと言っていた。今日の弁当を吟味するに、ハンバーグ(冷凍だが国産)、ブロッコリ(畑でビニールを掛けてある)、 ギョウザ、梅干し(手製)、サラスパ(これは輸入小麦だろう)意外と手作り、国産ものだ。野菜自家製と言うのは強い味方。沢庵も自家製。意外とやるなあ、と自画自賛。この沢庵、新漬けと古漬けが一度に作ってある。まず新漬け、これは大根をほとんど干さない。少々扱いにくいが、折れない程度に曲げて樽に漬け込み、重しをする。古漬けはよく干して、ヘの字になるまでにし、もう少し大きな樽に漬け込む。そして、中ぶた(落とし蓋みたいなものだ)をし、上から新漬けの樽を載せる。新漬けが食べられる頃には水も上がっているから、食べて行くだけ軽くなってくる、という具合だ。新漬けがなくなったら樽をどけ、次の古漬けを食べ始めると言うわけだ。コンパクトに納まり、重しは一つ分ですむ。なんともせこい漬け物製造だ。
2008年02月21日
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ネットで見たニュースだが、ギョウザの成型機がバカ売れなんだそうだ。どうもこんなニュースを聞くと、なんて手作りに自信がないのか、単に横着なのか、その変容ぶりにあきれる。女房に言わせると、「あんなもの、手でこしらえる方がよっぽど早い」彼女は食堂で仕込みの現場で働いているから、ギョウザも半端じゃない数をこしらえる。 とにかくそれ用の装置か何かがないと不安なのだろうか。市販のギョウザの皮だって、柔らかさを日もちさせるために何か使っているかも知れないよ、なんていったら今度は強力粉が飛ぶように売れるのだろうか。パン生地やら、ピザの生地やら、親戚みたいなものだ。うどんもそう。どうせならヘタでもいいから生地から作れば、いろんなことが学べる。はじめはべとべとなのが次第にまとまってくる感触も面白いし、それが自分の腹にはいるのだ。そんなわくわく感があったら、大人も楽しいし、子どもはもっと楽しいだろう。今はやらなくなったが、子供たちが小さい頃、わが家では日曜の朝にはピザを焼いていた。野菜嫌いの子供たちを手なづけるためだ。前の日から仕込まないといけないが、これは結構楽しかった。朝になってからまず空焼して、 それからソースと材料を載せる。のせる材料は野菜中心。いい匂いがしてきたら、子供たちはまだかとせがんでいた。これを冷凍食品でやったら経費も大変だ。手軽にはできるが、子供たちには裏が分からない。粉がピザに化けて行くにはこんな作業が必要なんだよ。食育の見直しにも今回の事件はいいことかも知れない。3ヶ月も経てば忘れてしまうかも知れないが。
2008年02月07日
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昨日のことになるが、節分なので縁起物ののり巻き、福豆、そしてイワシ。まあこの3点セットがあれば今年も厄除けになるかなと思うが、信心がまるでないので危ういものである。「今年はどっち向いて食べるんや~?」「南南東」「こんなもんかな~」「お父さん、首だけやんか」「こたつから出るのいややもん」「黙って食べなあかんのやで」何が黙って食べるものか、このにぎやかさ。「豆まきしような」「おかあさん、やっといて」「年の数だけ食べるんやで」「は~い」と娘は言うが、20やそこらなら数えても、50を超えると面倒で、女房も20個ほど数えて、結局数えずに食べたらしい。私はといえば、豆なんぞはじめから食べる気もなく、焼酎をやっている。このムードだけで鬼も来るまい。 不届き千万の家族である。
2008年02月04日
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マスコミの表現もエスカレートしてきた。今日は「毒入りギョウザ」と表現している。高砂市で起きたくだんの中毒は、袋に穴があいていたと言う。もし故意に入れたものなら、この穴の周辺から高濃度に検出されるはずだが、そうなると相当この業界に詳しい人物の犯行になる。毒物の売買は、特に許可された会社どうしでない限りできないからだ。和歌山カレー事件の殺鼠剤のようなポピュラーなものではない。毒物については特に厳重な管理が義務づけられている。使った日付と使用量は記録しておかねばならない。シアン化物、水銀塩などもちろんのことだ。この騒ぎで、「似たようなものを買ったが、食べてもいいか」と言う電話がかかっているという。係員も大変だろう。ぶっちゃけ、「そんなもん、わかるかい!」と言いたいだろうと思う。どうして人に決めてもらわないと判断できないのだろう。料理してみて、異常を感じたり、気味が悪いと思ったら食べなければいいのだ。自分の体は自分で守れ!でも、食糧と言うものを、他人におもねることの危険さを、今回の事件は語っていると思う。「食品は安全でないと」もっともだが、それならば自分で供給することだ。作ってみて初めてその難しさや収穫の喜びが分かると思う。そして1袋100円のピーマンが高いか、安いか。なぜそんな値段になるのかを考えるいい機会だろう。「農家は大変」と、テレビを見つつお菓子を食べてぬくぬくとしていながら語ることの矛盾を感じれば今回のは「いい薬」となるだろう。食糧を生産していて、なぜ赤字、なぜ補助金、追及すべき問題だ。
2008年02月01日
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高砂市で中国産のギョウザから農薬が検出され、食中毒症状を起こしたと言うニュース。昨日から相当の時間を割いて報道されている。しかし、危ない危ないと言うだけ、中国のはダメ、と言うような声ばかりが強調されて日本のマスコミお得意?のあおるだけの報道になっているのはどうかと思う。まず、今回の事故で注目すべきは、味が変わるほどの、また中毒を起こすほどの濃度で摂取していること、残留農薬と騒ぐにしては患者数が少ないことである。つまり、相当の高濃度で、ごく限られた部分が汚染していると言うことだ。 仮にものすごい高濃度で原料に入っていたら、10人やそこらの患者数ではすまない。この状況であれば、ギョウザに成形されてから袋にはいるまでの間か、或いは袋が汚染していたと考えるのが妥当だろう。中国の品質管理がどのように行われているかは分からないので今回の事象は汎化できるかは何とも言えない。しかし、信じられないのは「異味を感じながら食べてしまった」と言うその神経である。苦いものは体に有害なものが多い。反射的に吐き出す、と言う動物の行為を忘れているのではないか。有機リン剤はかつてホリドール(パラチオン)として日本でも使われた。しかし安全性の面から禁止された。この薬品は、コリンエステラーゼの阻害剤であり、早い話が神経毒と考えていい。今でもリン系は「スミチオン」として売られているが、 分解が早いこと、ほ乳動物への作用が少ないことで実害は少ない。また、農薬は展着性や分散性と言った使い勝手の改良のため、多くは有機溶剤で希釈してあり、特有の臭気がある。これだけで十分食欲を失うような匂いだ。今一つ、やはり販売者の抜き取り検査も必要だろう。コストがかかるので次第に少なくなるのだろうが、性悪説に立たねばならない。また、加工食品の利用も考え直す時だと思う。食事の後のゴミの量!ほとんどが包材だ。作るエネルギー、処分するエネルギー、どちらにも二酸化炭素がかんでいる。自分の家のことだが、ギョウザの中身は自家製。白菜は軽く搾り、ひき肉やら下味をつけてアンコを作る。皮だけ買ってきて作るのは楽しい。焼きギョウザをうまく作るコツは、小麦粉を薄く水で溶いて、蒸すための水として加えるのだ。 こうすると、ギョウザの下に回って、ばりっと全体がはがれて、焼き色もいい。料理がうまくなった気分になれる。
2008年01月31日
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各県の県民性やら、面白おかしくやってるのはまあいいとして、見るのと説明が違うと言うのはみっともない話だ。各県の形に似せた容器におでんを入れ、比較して放送すると言うのはまあいいだろう。ところが、「近畿地方のおでんは濃い口をベースに・・・」などてテロップが入っている。冗談じゃない、近畿はうす口発祥の地だ。写している品物だって、色はうすい。しかも制作は地元の讀売テレビになっている。関西テレビ製作の「あるある」が放送停止に追い込まれたが、大阪局の制作はこんなにいい加減なものか。後に出てきた関東のおでんを濃い口と言うのである。色が全く違う。収録中にこの説明がおかしいと誰も気がつかなかったのだろうか。お粗末な話だ。ちなみに、もともと関西に「おでん」なる言葉はなかった。「関東だき」「関東煮」だったのだ。多分この言葉を駆逐したのは「おそ松くん」のチビ太ではなかったかと思う。少年サンデーの影響である。 寒い夜、関東煮はとても暖まっておいしいが、正確でない番組は報道機関の資質を疑う。まだ「偽」が生きているようだ。
2008年01月12日
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元日の新聞を今朝読む。社会面で大きくとっているが、食糧の供給を他人にゆだねることのリスクと理解する方が分かりやすいのではないかと思う。今は下火になっているが、BSEも根は同じだと考えるべきだ。採取、狩猟の時代から栽培の時代になり、工業化社会になって食は取引の対象となる。採取、狩猟の場合は育成するのは自然だから、毒きのこやフグ毒にあたるものをリスクとして持っていた。自分で栽培するならば、毒のないもの、無害なものを選らんで栽培する。 天災による減収のリスクはある。食を買う時代になると、別のリスクが生じる。うそをつかれることと、生産の結果による価格変動だ。農業は天才の危機に常にさらされているから、計画通りに収穫できるかは分からない。 また、人間はうそをつく動物だ。信用と言うあるようなないようなものを頼ることになる。売る方も売れなきゃ困るわけで当然妥協点が生じるわけだが、どうも売る方に有利になる可能性が高い。「飢餓」と背中合わせな訳だから。これを消費者と対等にするにはある程度の政治力はやむを得ないのだろうか。富もリスクも分配するならそんなところに落ち着くしかないか。考えて見ると、これはBSE騒ぎの軌跡のように見える。
2008年01月02日
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さすがに今日はしんどかった。起きようと言う気にならない。会社は休みだからいいが、こんなにやる気のない朝でいいのだろうかと思うくらい。朝食も半分は義務感。 むしろ薬を飲むために食べたと言う感が強い。薬を飲んだら急激に眠くなってきた。したがって午前中は全くエンジンがかからない。こんなのは初めてだが、そろそろそういう年になってきたと言うことだろうか。幸いと言うか、朝は雨が振っていたので、外で火を焚くことはできない。午後に餅つきは回した。昼前から晴れてきたので、女房と用意を始めるが、娘も風邪にやられたようだ。息子はスキーに行ってるし、とても手が足りないが、どうしようもない。病み上がりでは、餅つきもおぼつかない。杵の頭がぐらぐらと揺れるのだ。力のはいっていない証拠。これではいつまでもつき上がらない。そこで、左手に力を入れ、手前に引くようにして見たら、これが意外と有効だ。今までどちらかと言えば右手でたたくような感覚でやっていたが、左手に力を入れることでヘッドのスピードが増すのだろう。と言うことで、6臼をついた。今日は写真を撮る元気もなく、文章のみ。2007年もあと1日だ。
2007年12月30日
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帰宅すると手を洗うのが習慣になっているが、洗面台に行く時にはガスコンロの前を通る。「なんやこれ?」女房「厚底鍋を空だきしたら底が取れた」ゆでものをしようとお湯を沸かしていたところが、電話がかかってきて、話し込んでいるうちに(なんぼほど水入れてたんや!)空だきになって、カンカン言ってるところに来て、慌てて火を止め、鍋をどかしたら底が残ったと言う。「どうやってひっつけてたんやろ?」鍋がダメになったわけではないので、興味はそちらの方に。残ったのはまさにプレートで、白い金属酸化物のようなものが有る他は何もないし、ちぎれたような跡もない。確か、金属を加熱しておいて何かにはめ、冷えたらもう取れない、と言うようなテクニックがあったと思うが、それだろうか?もし作り方や直し方を知っておられたらお教えいただきたい。厚底の鍋は、焦げができにくくて重宝だ。これでバター炒めをしたりして便利に使っていたので惜しまれる。 なべ底なので写真は下、と言うオチ。
2007年12月27日
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わが家恒例のクリスマスと言うか、忘年会。今年は休日でもあり、女房と「丸鳥」作りに励む。ご飯にミックスベジタブルを混ぜ、塩コショウで炒め、チャーハンを作る。内臓をとった鶏1体に塩とコショウをたっぷりすり込んでから、お尻からチャーハンを詰め、串でフタをして200℃1時間オーブンで焼く。付け合わせはじゃがいもを皮ごとゆでて皮をむき、4つに割ってフライにした。長男に切り分けてもらい、「今年も健康で過ごせて良かったね」と言う女房の言葉で乾杯。今年の丸鳥はとてもうまくできた。皮はパリパリで肉はジューシー、ひょっとしたら売り物になるかと思うほど。チャーハンも普段小食の娘が2度お代わりした。昨日飲んできた息子は「今日は飲みたくない」さあ、いよいよラスト1週間である。今日は幼なじみの告別式だったが、途中から北風が強まった。クリスマス寒波か。明日は寒そうだ。忘年会だと言うのに。
2007年12月24日
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女房の仕事だ。イチヂクは夏からとれるのだが、秋も深まってくるとついに完熟しない実がでてくる。特に今年は急激に寒くなったので多かった。でも、そのまま腐らせてしまうのももったいない、と言うので砂糖を入れてジャムにした。色を見ると、イチゴジャムそっくりだ。皮は少し堅いのでむいて、砂糖をたっぷりかけて電子レンジへ。しばらくしてでき上がった。覚ましてかっら食べてみると、独特のえぐ味が少しあるが、なかなかおいしい。うちでは木で熟させるので生でもほとんどジャム状態なのだが、これなら出来損ないも食べることができる。こればかりは木がないと味わえない味覚だ。
2007年12月13日
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JAS法違反にはうんざりしているが、これは悪質だ。JASがこんなに話題になったことは初めてだろう。「日本農林規格」一定の条件を満たす食品や林産加工品に付けられるマークだ。一応農林水産省のお墨付きみたいなものだ。商品の認証と、工場の認定が段階を踏んで行われる。認証であれば、シールを商品に貼らないといけないが、工場認定になると包装に印刷することができる。そのかわり、サンプル品を認定協会に送らなければならない。ここでも癒着の構造はあるかも知れないが。それを、認定を受けた品物に規格の違うものを混ぜて売るとは、まさに羊頭狗肉の行為に等しい。商人道も地に落ちたものだ。商品として売る以上、それなりの責任があるのに、全くそれを無視していた。が、どうも食肉の業者はその辺の認識が甘いと聞いたこともある。安く買って高く売れればいい、もともと食肉は加工品でないので規格などない。100gいくらで、はしたがでたら計算で合わせるのが商法だ。その世界に、一袋あたりの重量を管理するとか、品質を云々と言うのはなかなか意識改革のいることである。多分肉屋の感覚から抜けられないまま製造業に入ってしまったのだろう。世の中の食べ物に無関心であったことの裏返しとも取れる。BSEも結局はっきりしないまま輸入が再開した。日本国内もこのざま。今、最高の贅沢とは自分で育てたものだけを食すると言うことかも知れない。ミシュランの三つ星とは違う次元で。それは絶対的安心。
2007年12月10日
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関西では「マクド」だが、関東では「マック」だそうである。マックと言うと愛機マッキントッシュと混同するのでマクドの方がいいと思うが、期限切れ野菜の再使用だそうな。このところ、あっちでもこっちでも不正表示がばらされているが、これは内部告発がないと難しいようなことばかり。会社ばかりが儲けて自分の懐はさっぱり温かくならないことへの静かな反乱ではないかと思う。また、外食と言う、材料も製法も他人にゆだねることの恐ろしさを示唆してもいるのではないかとも思うのだ。 マスコミが、ここぞとばかりにそれでいいのか、とトーンを上げれば「そうだそうだ」の大合唱。そして喉もとが過ぎた「白い恋人」は品切れ続出だと言う。いったいあの騒ぎは何だったのだ、と不思議に思うのだが。チョコレートはブルーミングさえ起こさなければ長期に保存できる食べ物だ。そんなものに敢えて賞味期限を付ける方が不思議と思うのは何度も書いてきた。食べられるかどうか、そんなことも教えてもらわねばならないほど鈍感に、バカに国民はなっているのだろうか。食べてみて、おかしいと思ったら吐き出し、それが封されていたものなら事情を説明して交換してもらえばいいだけの話ではないのだろうか。もちろんうそはいけない。しかし、買い食いばかりをしている庶民もそのおろかさを感じ取るべきだろう。食をゆだねるのは危険きわまりないことだと言うことを。
2007年11月29日
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野菜は植物に決まっている。でも、二酸化炭素の収支を見た場合、二酸化炭素を吸収して酸素を出すと言う事をやっていると言えるだろうか。ハウスでは暖房の為に重油を焚く。都会に運ぶためにトラックが軽油を焚く。そうして二酸化炭素が出る。蓄積する。植物が酸素を作り、エネルギーを浪費する動物が現れたと言われているが、それでも動物の吐き出した二酸化炭素と植物の吐き出す酸素とはそれなりにバランスをとっていたはずだ。それが化石燃料の使用で二酸化炭素が増えた。排出権取引とか言っているが、そんなことをするよりも植物を育てて山林や田畑を管理するものに二酸化炭素処理費を払う方が実際的ではないか。酸素が商品になるのだ。工業よりも必要なのは酸素、それは農業でしか作れない。真冬にトマトやイチゴがなぜ食べられるのか、ビルばかりの都会でなぜ野菜が食べられるのか。自給率の低い日本がなぜ食べられるのか。輸送があるからだ。しかしこれも二酸化炭素を出す。原油高のおりに感じることだが、運ぶことの環境負荷を今後どうするのか。地産地消が基本になると思う。冬は水菜と白菜にほうれん草、夏にはトマト、キウリ、ナスでいいと思うのだが。季節外れの野菜って、そんなにいいものだろうか。二酸化炭素を出す野菜って、植物だろうか。夜間は呼吸が光合成を上回るけれど。
2007年11月27日
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昨日の話だが、会社で行われた健診の追試に病院に行ってきた。胸のレントゲンを撮られたが、そもそもX線写真と言うのはものが重なって写るので判断がしにくいのだそうだ。おまけに、医師会がやっているので医者もころころ変わる。「どれが引っかかったのかな・・・」と言うのが医師の言葉。たいしたことなけりゃあそれでいいのだが、結局CTをとる羽目になった。これで確定できるのだそうだ。それはいいとして、朝からものを食べるなとのお達しで、診察が終わったのが2時過ぎである。肺の検査をするのに胃を空っぽにしておくのも変だなとは思ったが、ともかく2食抜きだから腹の減ること。駅近くのそば屋で1杯食べることにした。てんぷら載せて350円。1000円札と50円を入れたところで大盛り380円のボタンを見つけた。そこで30円を足そうとしたら、なんと時間切れか、全額戻ってきた。千円札のかわりに500円玉2枚。こんなソバの券売機があるんだ!よほどせっかちな人が設計したのだろうか。再び投入。今度は無事に食べられた。少し辛かったが、うまかった~!
2007年11月15日
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