流れ星と羊飼い

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君に

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2015.12.12
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カテゴリ: その他
夢に希望に望みに願いなんかは
人生の様々なつまずきなどによって
本来自身が思い描いたもんから随分と
その様子を変えちまったりもするんだけれども

そしてその理想としたもんからのずれから
嘆き悲しんだり気持ちひしゃげたりなんかして
そんなもんを幾つも、幾つも繰り返していくうちに
もうそれが辛いのか苦しいのかも解らなくなってきて

なんかどうでもいいやと諦めにも近い感情が包み込み

だからと言って行き場を失った純なる想いは
もうないように見えて、
実は打ちつけられた挫折やら
そんなもんの痛みとして感じる幾つらかのもんで

歪とまでは言わなくてもでこぼこになっちまいながらも
決して損なわれたわけでもなく見栄え悪くなりながらも確かにあって

だからか行き場のないそれを何事かで補足する為だか
しまいにそれらを憎しみやら怒りなんかに置き換えてしまったり。


求めた心が損ない失われる事はなく
それは何時如何なる時にもそれは自身の命についてまわり
どれだけそれを誤魔化しすり替えようとも無いものになる事はなく

だから腹が立ち
怒り苦しみ燻りもがきのたうち回ってしまったり。


で、

それは果たして、

辛く、悲しく、息苦しく、耐え難く、

身に余る事を願い望み求め夢見た事への罰として
永遠枷として自分を嫌と言う程に縛り上げるのか。


嬉しかったり、喜んだり、うつつぬかしたり、
はしゃだり、ご機嫌であったり、
そんな事も幾つでもあったはずで、

確かに生きる事を前向きとさせてくれるものであったはずなのに

思い通りにと届かぬ事からの苦痛だけが

その時、

その時を刻み込む本当の事なんだろうかと、、、

寝床に着いて
深い眠りにつき
よく昔の事を夢に見る。

心あった様々人等に
出来事に
想いあった様々な事なんかを。


そして目覚めにある気持ちは
もう目の前にそれらが無い事からの
悲しみやら
寂しさに
空しさでは決してなく、

不思議と

爽やかで

穏やかな

それでいて優しい気持ちみたいなもん。

で、

考えてみたりなんかする。

なんともまぁこうも人に見せびらかす事なんかも
出来やしない程に見栄え悪く
がたがたのでこぼこのぼろぼろになっちまったけれども


それでも

それがこの自分には何時までも
愛おしくも捨て去る事の出来やしかった
宝物である事に変わる事はなく、

そしてそれはこれからもそうであり、

それをどうして
怒りに憎しみに苦痛としたものとして
乱暴に取り扱う事なんてできるんだろうと。


夢に、

希望に、

望みに、

願いがあって

そこにもしも理想とするもんなんてありゃしなくとも

求める心がある限り、

如何様にそれらが形やら姿を変えようとも

如何様な結末を何度と繰り返そうとも

それすらも今は愛おしい。

その一つ、一つが

それと共に何時までも生きていける

そしてそれとして何時までも生きていける

喜びに満ちた自分なりの至福の瞬間、瞬間なんだもんな。





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最終更新日  2015.12.13 02:58:09
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