~蠍の幻想曲~

~蠍の幻想曲~

神羅万象小説


 ~枕と云う戦い~
マステリオンとの戦いの後―
光の戦士達は石化していたベリアールを助け、地上界に帰る一日前のホテルでの戦いである・・・。

「うわぁなんか来たときのホテルより数倍豪華だね。」
そう回りを見回しながらショウが云った。そしてベリアールが答えた
「あたりまえだお前達は、地上界の平和を守ったのだからな。」
そんなことを云ってるうちにすでにリュウガとタイガの姿が見あたらない。ちなみにまだ千年前の魂がはいっている。
「で、お前たちは和室と洋室どっちがいい?」ベリアールがショウに問う。
「僕は洋室の方がいいな・・・しずくさんは?」
「へっ?私?えっと和がいいな・・・」
しずくが云う
「で・・・あの二人はどこですか?」
ショウが問う。
「さっき魔コイナスが大量に走ってて、どっちが多く退治できるか、とか云ってどっかいったよ。」
しずくはロビーの椅子に座って答えた。
「そうですか・・・ならジャンケンで決めますか?」
ショウがしずくの横の椅子に腰掛けた、ベリアールはすでに用事で出かけていない。
「そうね。ならジャンケンで決めましょう。」
「じゃんけん――」
しずくの手はグー
ショウはチョキ

「ふふ、今日は強運みたい」
笑いながらしずくが云った。
「では、和室をチェックインして来ますね。あっ、しずくさんは一人部屋の方がいいですか?」
「いや、みんなといっしょでいいよ。」
しずくは立ち上がり売店に消えていった
「まったくみんな勝手なんだから―」
「ショウ君、聞こえてるよ~♪」
しずくが売店から顔を出して笑っていた。
うぅ耳が良い人だ・・・そう思いながらチェックインした。


・ ・・・・・15分後・・・・・・・


部屋の前に着いた。ちなみにあの二人はまだ帰らずしょうがないので、荷物を三人分ショウが持った。
「ふぅまったくあの二人はまだですか。」
「まぁまぁゆっくり待ちましょう。」
部屋は居間に布団が六つぐらい敷ける、そして川がみえる縁側、そして大きな机が違う部屋に一つそれを囲むように椅子が六つある。
ちなみに今の時刻は午後六時三十分である。
「そういえば今日はここ貸しきりみたいですよ。」
「へぇ~そうなんだ、ショウ君お茶飲む?」
「お願いします。」
しずくがすでに用意していたお茶を渡した、飲まなかったらどうするつもりだったのだろう・・・そんなことを思いながらお茶とさっきしずくが売店で買っていた饅頭を口に含んだ。
しばらく話していると、フロントから手紙が届いた。
『温泉の準備が整いました。どうぞご自由にお使いください。』
「う~んあの二人遅いから先に入っとこうか?」
「あれ?それってお誘い?」
ショウが顔を真っ赤にして答えた
「いえただ先に入ったほうがいいかと思って・・・」
「ふふ、わかったちょっと待ってね♪準備するから♪」
「僕は先に行っときますね。」
「了解♪」
ショウは部屋をあとにした。

お風呂の入り口には男、女というのれんがあった。僕は男の方に入った。


・ ・・・・五分後・・・・・
服を脱ぎ体に湯をかけた。露天風呂であった、髪を洗い、体も洗い、湯に漬かった。そして男と女で仕切られた柵の向こうから声がした。
「ショウく~んもう湯に漬かってるの~?」
「はい。漬ってますが・・・なにか?」
「今からそっちいくね~」
ショウは焦って云った
「んっななな何でですか!?」
「だってここ混浴だもん。」
目の前で声がした。ショウは顔を赤くしてしずくの反対がわを向いた。
「ショウ君どうしたの?」
「だってせめて何か巻いてください!」
しずくはタオルも巻かずショウの前にいたしずくも徐々に顔を赤くしてタオルを取りに一度戻った。
「ふぅ。月が綺麗だな・・・」
『そうですね・・・月は1000年経っても綺麗ですね。』
アレックスの声が聞こえた。
「アレックスさんなぜここに!?」
『あぁ私の魂を具現化してみました。』
アレックスも下半身にタオルを巻いた状態だった。
『ふふショウ君かわいいわね。』
「ポラリスさん!?」
すでに左にはアレックスがいて前にはポラリスがいた。
『ポラリス久しぶり。』
『本当久しぶりだわねアレックス、サイガ。』
ショウは後ろを見たそこには1000年前の英雄サイガがいた。
『何だ、きずいていたのか―せっかく脅かそうと思ったのにな。』
『あなた・・・それで気を隠したつもり?すごいぐらい気がもれていたわよ。』
ポラリスもサイガもアレックスもショウを置いて昔の話をし始めた。

「ふふ楽しそうね・・・私達はそろそろ上がろうか。」
「そうですね―」
ショウがまだ話しているサイガ達に上がることを云うとわかったまだこちらは入っているといった。
私達はサイガたちのいる風呂をあとにした。

「ふふふ、面白い人たちだったね。」
笑いながらショウに話しかけている。
「ええ確かにけど今日が終わったらまたあえなくなるなんて少し悲しい気がします。」
「それはしょうがない事まず魂が具現化している時点ですごいんだから。」
そんな事を話していると自分たちの部屋の前に着いた。
あれ?カギが開いてる・・・リュウガ達帰ってきたのかな?そんなこと思いながらドアを開けた。

そこにはつかれ切って倒れてるタイガとリュウガとエドガーがいた。

話しによると、魔コイナスを退治中おもしろそうなのでエドガーも参戦したらしい。コイナスのスピードについていきながら力を使ったので疲れ果てたらしい。
結果はリュウガ&タイガが130体

エドガーが152体だったらしい。
ちなみにエドガーが放った猛虎乱舞で山が一つ飛んだらしい・・・。

そして三十分ぐらいしてサイガ達が帰ってきた。
すでに気が利いてか、八人分の料理が並べられていた。
そして最後の思い出としてこのホテルすべてを使った枕投げが行われることになった。
~~~~~ルール~~~~~~~

時間無制限
チームはくじできめ4チームに分かれる
一チーム二人
枕は一人二つまで
気絶または、降参したチームは負け
最後に勝ち残ったチームが勝ち。
『はん!俺様に勝てる奴なんかいるのか?なぁサイガ』
エドガーがいきなりサイガに宣戦布告を申した。

続くかもwww


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