そのさきにあるもの。

そのさきにあるもの。

グッバイ・レーニン!


温かい気持ちになった。



東西ドイツの統一が、そこに住む人たちの生活を変え、
運命を変えた。

それがいいことか悪い事かは判らないけれど、
少しでも彼らが幸せであればと思う。

ベルリンに住む青年アレックス。
子供の頃、父が西ドイツに亡命したあとは
社会主義教育に勢力を注ぐ母と、姉と暮らす日々。
宇宙飛行士に憧れ、反社会主義運動に参加するアレックス。

その姿をみた母は心臓発作を起こす。

母が昏睡状態にある8ヶ月の間に
ベルリンの壁は崩壊し、東西ドイツは統一。
コカコーラの赤いロゴが町中に溢れ、
スーパーからは東ドイツの製品が撤去され、カラフルな輸入品が並べられる。

姉はバーガーキングでバイトを始め、西側の男性と恋に落ちる。
アレックスもテレビ機材の営業マンとなり、
看護婦のララと恋に落ちる。
(ちょっとナースの制服が透けるところがいい感じ)

そして、母が目を覚ました。

ショックになることは避けるようにとの医者の言葉に、
ドイツ統一の事実を隠すことにする。

ここから、アレックスや姉の苦心が始まるのだが、
このあたりは楽しくほほえましい。

でも、その苦労はやはり無理が出てきて…。

アレックスが何故あんなに、統一を隠すのかという理由は
予告を見たときは判らなかったが、
映画をみると、すんなりと納得できる。

母を想う。恋人を想う。
ちょっと真抜けたどこにでもいる青年(少年に近い?)。

今からやく10年前のドイツ統一。
知り合いのドイツ人が、ベルリンの壁の崩壊を告げたときの
顔を今でも覚えている。

当然私が生まれた頃は、ドイツだけでなく、西と東の対立があって、
「冷戦」なんて呼ばれていた。

私の目の黒いうちに、壁が壊れるなんて思ってもみなかった。
この事件で、世の中に絶対はないと確信した。
願えば、叶うのかもしれない。

でも母のクリスティアーノにとっては、社会主義が絶対であって
それが無くなるということは、まさに「絶対」ありえないこと
だったのだろう。
そう感じた息子の気持ちが、シリアスではなく語られるので、
胸が暖かくなる。優しい気持ちになる。

お気に入りは、アレックスの友人とレーニン像(シュールだ)。

公式HP
http://www.gaga.ne.jp/lenin/top/index2.html



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