闘病日記

子供時代


3才の時用事があって家を訪ねてきた父を見つけると近所の友人達に
「パパだよ」と紹介したほど・・
自分に父親が居ないことを寂しく感じていたんだろう。
私が3才の頃母はお寿司屋さんに働いていたらしく6才上の兄が夜、私の面倒を
見てくれた。毎晩2人でお留守番だった。
小学校に入ってから母はクラブに勤めた。
金銭面での不自由は無かったが何を与えられるより親の時間を与えて欲しかった。
私が幼稚園のころから母には彼氏が出来、
私にとって最初、週末にお菓子を持ってきてくれるおじさんだったが
小学校位になると朝起きるとコタツで寝ているおじさんに変わっていき
頻繁にくる邪魔な存在になっていった。
母とよく喧嘩をして玄関のドアを壊されたこともある、怖い存在だった。
その頃母子家庭は私の他にはクラスに一人だけで、何やら肩身の狭い思いをした。
「〇〇ちゃんのお母さんクラブに働いてるんだって~」と友人から聞いたとき
「クラブは変なとこじゃない!」と主張した。


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