Blue Carrot

Blue Carrot

出会い



1980年・夏

たいした活動のないまま過ごした「BAND AID」に転機が訪れる。

同年・春、後輩として同サークルに入部したメンバーの中に、

ラッシャー(Vo・G)・アオチ(Dr)がいた。

2人が同級生達と結成した「Good Company」のライヴステージを観た時、

ミッチーの目は2人に釘付けになった。

パワフルかつ甘いボーカル、タイトに正確にリズムを刻むドラム。

(あいつらが欲しい!)ミッチーが2人に声をかけた。

「俺達と新しいバンドを組まないか?」。

突然の誘いに、2人の返事は「少し考えさせて下さい」だった。

無理も無い。同級生の気の合うメンバーと楽しくやっていた中に、

突然、先輩からの誘い。

どんな音楽をやるとか、具体的な話は一切なく、

ただ新しいバンドを組まないか?即答のしようがなかった。

一方、トリオ編成での音の薄さに不満を持っていたミッチーは、

同期のマルチプレイヤー・アツミに

ベース&キーボード&バックコーラスでの新バンド加入を打診していた。

この頃、ベースのユウキの練習不参加により、

ベースの早期補充を考えざるを得なくなっていた。

アツミは、ラッシャー&アオチの加入を条件に、

参加してもいいという返事だった。


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