さちくま。の部屋

さちくま。の部屋

メモ


ふたりはともだち  
ローベル・作  三木卓・訳  
文化出版局 1972年
880円 64ページ

仲良しの友達、がまくんとかえるくんのお話4話。
第1話は「はるがきた」。
4月、かえるくんは冬眠中のがまくんを起こしに行くが、がまくんは5月まで寝かせてくれとベッドに逆戻り。
そこでカレンダーをめくって5月にしてしまう。
そのほか、自分の家の郵便受けに手紙がきたことがないと嘆くがまくんのためにかえるくんが一肌脱ぐという「おてがみ」も。
友情厚いふたりのやりとりを中心にした、短くてちょっとおかしな味のあるお話。
茶色とモスグリーンを基調にした絵をつけて、絵物語仕立てに。
続編に「ふたりはいっしょ」「ふたりはいつも」「ふたりはきょうも」がある。


11ぴきのねこ 馬場のぼる・作
こぐま社 1967年
1000円 40ページ

いつもお腹がぺこぺこの11ぴきののらねこがいた。
ある日、山のむこうの湖に、怪物のような大きな魚がいると聞いて出かけて行く。
魚はとても大きくて、ねこたちには歯が立たない。何度も挑戦した挙句、とうとう魚の好きな「ねんねこさっしゃれ」の子守唄を歌って眠らせ、捕まえる。
そして、いかだにつないで帰っていくが途中で・・・。何ともとぼけた味のある絵本。
お話も、まんが風の絵も、いかにもおおらかで理屈抜きに子どもをひきつける。
ほかには「11ぴきのねことあほうどり」「11ぴきのねことぶた」「11ぴきのねことふくろのなか」「11ぴきのねことへんなねこ」の4冊がある。


ぐりとぐら  なかがわりえこ・文  おおむらゆりこ・絵
福音館書店 1963年
600円 28ページ(こどものとも傑作集)

野ねずみのぐりとぐらは、ある日、森の奥で大きな大きなたまごを見つける。
お料理すること、食べることが何よりも好きなぐりとぐらがそのたまごで超特大カステラを焼くと、森じゅうの動物が集まってきた。
みんなで食べた後に残ったのは、とっても大きなたまごのから。
さてこれでぐりとぐらは何を作ったのかな。
リズミカルではぎれのよい文章。のびのびと明るい絵。
続編に「ぐりとぐらのおきゃくさま」「ぐりとぐらのかいすいよく」「ぐりとぐらのえんそく」などがある。


     「私たちの選んだ子どもの本」(東京子ども図書館)参考。





私の好きなお話

「おいしいおかゆ」4分
「三枚のお札」8分
「マメ子と魔物」8分


「私たちの選んだ子どもの本」という本が今品ぎれだそうなので図書館で借りてきて見ました。手元にあるといいなぁと思う本です。


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