嫁 ｖｓ 嫁 ｖｏｌ．６
義妹の出た家は
【女の子は嫁いで主婦になれば いつも 家事仕事を
しなくてはいけないんだから 何も 家にいる間 することはない！】
と 言うお父さんの言葉上 何もせずに独身時代をすごした。 だから
結婚式の日に 髪も結い 着付けて 尚且つ義母の着替えたお着物をたたみ
義母の杖になって 手を引き歩く 私の目の前で 先方のお母さんが
【うちの娘は何も出来ないから・・・ えらい所に 嫁がせてしまった】
と 一言漏らした。
義弟の結婚当初 義母にいつもの如く「お供」として合う事があり その時に
先の家での教育（！？）についての 話を聞いた。 だから【何も出来ないよぉ～】
と 嫌味を含んだ しかめっ面の笑顔と共に【よろしくね】と・・・
よろしくと言われても 私もここ数年近く まったくの「方向指示器」のない中
手探りで嫌味の１つ 文句の１つに耐えて ここまで やって来たのだから・・・
ようは その人のやる気次第なんだしね 【よろしくね】と私に託すよりも
トゲの立たない立場の義母が 先導してくれないとどうにもならない。
あくまでも 私は【他人】なんだから・・・。
この【干し柿事件】の前に もう１つ 我家の意識を逆なでする事があった。
その日は義弟だけ 実家に遊びに来ていた。 夕食時 座る場所が各自決まっていて
上座に義父 その向かって右横手に聖 聖を挟んで義母 聖は義父と義母の座る
位置の丁度 角っこが所定の位置である。 これは 生まれて座って物を食べだした
時から 変わらないで今まで来ている。
向かって義父の左横に 義弟が座る。。。 その時に 義弟が一言 言った。
【聖～ おまえのその地位も もうすぐ○○（自分の子供の名）のもんやからなぁ～】
はぁ～っ！？ の 一言である。。。 あのぉ～ その前に 私・・・
お宅の奥さんとお子さんが 生まれてこの方 数ヶ月経ちますが 実家に遊びに
来てるの 見た事も聞いた事もないんですけどぉ～？ それに そのお言葉・・・
人前で言って いいお言葉ですかぁ？？ 少なからず 義母はいい顔して
ませんでしたけど・・・（謎）
カチン と 来たのは 私や義母だけではなかったようで 義弟の横に座る娘も
横目で睨んでいた・・・ その事があって一ヶ月近く経った時に
私の妊娠がわかった・・・ 旦那様・・・ 頭にきて仕組んだか！？（大謎）
すでに１２月の頭 ４ヶ月に入って数日した 予定外の検診で【前置胎盤】
との診断が下った。 とりあえず安定期に入り 胎盤が出来上がるまで【絶対安静】
の４文字と戦う事になった・・・。 でも 義母はその【前置胎盤】の意味合いが
わからないようで 相変わらずの【お供】を 勤める日は続くわけです。。。
意味合いをもっと真剣に解ってもらいたく まだ 安定はしていなかったが
とある【お供】の日に 義父も居たが 思い切って食事の時に話をした。
本来は年が変わる時に「おめでたい話」として 仕事中に事故で怪我をし
へこんでいた義父を 喜ばせてあげたかったので その時 話す予定であったが
義母も『何時話すの？？』みたいに 義母自信が黙っているのも辛かったよう
なので 意を決して話した。
義母に話した時と同じく 母子手帳を見た反応は『へっ？』と いう感じであった。
義母はまったく 頭が回らなかったようだったが 義父はすぐに【ぴん！】と
来たようで・・・【３人目かぁ～っ！！】と 凄く喜んでくれ その後 私の体を
心配しだした。 産後 幼い子供を残し すぐに亡くなった人を身内で見ている
だけに その辺は 子供よりも母体を心配してくれる ありがたい義父です。
その時に【今はまだ立ったり座ったり出きるが これから先 寝たっきりになる事
の方が多くなり 安静にしていないと 胎盤はがれ 子供も危ないが 母体も
出血性ショック死に いたる事もある】と おおまかに話をしていたので 年末も
娘だけでは不安で キッチンにあしげに見に行く私に
【まかしておけ！ 座っておけ！】
と 何度も声を掛けてくれ 気持ち的には多少 楽な面もありました。
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