ぼちぼちいくさ

ぼちぼちいくさ

子どもへのまなざし



何が驚いたって、“子供は過保護で悪くはなりません。子供が望み、期待したとおりに聞いてあげすぎたため、(中略)子供がだめになったという話は本当に聞いたことがありません。”(本文164p)というこの文です。

そうかあ、ほんまかあ?私あんでえ、そういう話聞いたこと一杯!、と思いませんか?

でもまあ、ちゃんと読んでいくと著者の言いたいことはなんとなくわかるし、納得のいくことも多いです。

何より私がこの本で好きなのは、読むと心が落ち着くことです。子供って可愛がってたらそれでいいんだよ、可愛い、可愛いって育てたらそれでいいんですよ、とやさしく安心させてくれるようなところが好きです。

ただ・・・やっぱり、子供の要求をすべて満たしてあげようと努力しないといけない、というのはすごくしんどいことのように感じます。

また、お店の前で駄々をこねてる子は家で駄々をこねられないのでその復讐をしている、という意味の文章がある(303p)のですが、スーパーに行くたびにひっくり返るウチの次男の姿を見ると、この子は家で駄々をこねられない?ほんまに?私そんなに子供を縛ってる?どうせ私はダメな母親・・・と落ち込んでしまうというところはありました。

佐々木正美著   福音館書店



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