・・・そば!ソバ!蕎麦!・・・酒そば本舗奮闘記!

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VOL-68



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    ┃酒┃┃そ┃┃ば┃┃本┃┃舗┃ 店長のひ・と・り・言・・・。
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         ★今に芽が出る☆やがて花咲く通信  VOL-68


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こんにちは!

酒そば本舗店長の犬田です。






★今に芽が出る☆やがて花咲く通信も、今回が VOL-68


ご好評の酒そば本舗店長の歴史へのいざないシリーズ





前回の VOL-66 と 67 では、絶大なる権力を保持した徳川将軍も


以外やなかなか大変で少々寂しい暮らしぶりであった
というお話をお届けしました。


・・・それにしても、しみじみ思うのです。





お相手の好みぐらいは言いたいな  (大々爆笑!




きっと皆さんもそう思いになられた事でしょう。




江戸城の奥深くお住まいの将軍の生活ぶりはこの辺にして、

では、一般市民の暮らしぶりはどうだったか?



今回も杉浦日向子さんがお書きになった書籍より、引用させていただきます。

「お江戸でござる」(新潮社)「お江戸風流さんぽ道」(小学館)よりネタを拝借して

酒そば本舗店長の歴史へのいざないシリーズをお届けいたします。


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江戸庶民の標準的な住まいといえば、「間口九尺奥行き二間の裏長屋」

四畳半一間にお勝手兼入り口の土間のみ、井戸やトイレは共同の長屋住まいが定番。

しめて三坪あまりの生活空間です。


押入れなんてないから、布団はたたんで隅に置き、つい立で隠す。

夏になれば、ただでさえ蒸し暑く風通しの悪い長屋、布団なんて着ちゃいられない。

じゃまだから、秋になるまで質屋に質草として入れておいて、
そのかわりに、冬の間入れておいた蚊帳をもらい受けて来る。


当時多くの江戸庶民は、その日暮の生活をしていたと言います。

「宵越しの金は持たねぇ~」

と威勢良く啖呵を切ったのは、強がり。


宵越しの金は、持ちたくても持てなかった・・・のが本音のようです。



しかし、杉浦さんは、それでも江戸庶民の暮らしぶりは
「豊か」であったと断言しておられます。



なぜか!?




そもそも彼らの考えは、長屋は移住性を求める「家」ではなく、
寝る時に戻る「寝室」という捉え方をしていたと言うのです。


彼らは、江戸という街にそなわった機能全体を有効に利用していたのです。



たとえば・・・・

ちょっとした食事は、町中の屋台がコンビーニエンス(便利)でした。

くつろぎの空間は、湯屋の二階で、さっぱりと湯上りに茶を飲みながら。

情報を仕入れたければ、髪結床(現代の床屋さん)でひげを剃ってもらいながら。

日用品は、さまざまな職種の行商が、向こうから売りにやって来る。



長屋の住人を店子(たなこ)と言います。

長屋では、大家(おおや)は親、店子は子も同然。大家は、冠婚葬祭はもちろん、
店子の職や日々の生活ついてもこと細やかに世話をしてくれた。

ナント、店子の保証人として奉行所に出向き、
民事関係の処理や関所手形の交付申請までしてくれたと言うではありませんか!


こうした長屋暮らしの生活の中から、互いに迷惑をかけない気配りと
互いに助け合って生活をしていく、暮らしの共同意識が自然と生まれたのだと!!





困った時はお互いさま、困っている人を見ると手助けしないではいられない、

そんな長屋の住人の情を表した江戸川柳を二句ご紹介いたします。

(『江戸川柳で現代を読む』小林弘忠著 日本放送出版協会より)



夕立に取り込んでやる隣の子

出ぬ乳も泣く子の口へ箸やすめ



にわか雨に隣の家の洗濯物と子供を家に入れてやる長屋の御かみさん、エライ!

母親が用事で留守にしている間、ひもじいと言って泣く隣の乳飲み子に
もうすでに出なくなって久しい自分の乳首を含ませる御かみさん、 かぁ~、やるねっ!




題にあるごとく、現代の世相と比較すると・・・・
はたして当時と今とどちらが住みよい世の中なのだろうと思ってしまいますよね。



情にあふれる当時の江戸市民の生活ぶりがじ~んと伝わってきて、涙ものだ!




現代なら、さしずめ・・・・・
(以下の二首は酒そば本舗店長の駄作です)


マンションの上から落とす隣の子

我が子にも飲ませてなるか乳たれる




人の痛みに敏感である、そんなやさしさって、やはり大切だと思った次第です。

なるほど、江戸の裏長屋の生活って、『ゆ・た・か』に相違ありません。



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◇大好評の『あぁ~、勘違い』シリーズ

ニックネーム ken さま が遭遇した『あぁ~、勘違い』

ken さまは、VOL-56 に引き続き2回目のご投稿です。
今回もお父さまとご兄弟の会話が、何ともおもしろい!



久振りに家族揃って夕食をとっているときのこと
どうも夕方から父は、機嫌がわるかったのは知っていたのですが、

弟と僕との会話に全くついてこれない父は、ついに怒鳴りだしたのです。



父  「誰のためにメシ食ってんだ!」

僕・弟「・・・!?!? そりゃ~、自分のためだよ」

父  「うっ。。。」


今思うと、父は 「誰のおかげでメシが食えると思ってるんだ」と言おうとしていたんですよね。



<酒そば本舗店長のコメント>
う~ん、お父さまのお気持ちがよく分かりますよ。
毎日エブリデェー頑張っていらっしゃるんだから・・・(笑!
たまには、「イエスタデーっていいね」とか「明日にかける橋もいいよ」なんて言ってあげると、
会話について来やすいんですけどね。。。


※なぜ毎日エブリデェーがおかしいか知りたい人は、VOL-56 をご参照下さい。


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◇酒そば本舗店長からのお願い

VOL-45、46 と私が遭遇した『あぁ~、勘違い』をお届けしましたところ、
オモシロイ!!というご案内をたくさんいただきました。



ただ、『あぁ~、勘違い』など、なかなかそんなチャンスに遭遇するものではありませんから、

皆さんの中で、そのような愉快な出来事があったなら、ぜひお知らせください。


今回ご紹介したニックネーム iken さま の作品のように

ニックネーム ○○さま の遭遇した『あぁ~、勘違い』として、

大々的にこの★今に芽が出る☆やがて花咲く通信で、ご紹介してまいります。


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    ★ 酒そば本舗店長の、 本日のオススメ情報ヽ(^o^)丿 ★
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◇ 本日も最後までお読みくださり、有難うございました。m(_ _)m ペコリ!
皆様のご感想・お便りをいただけたら、うれしいです♪
いただいたお便りには、店長犬田が必ずお礼のメールを差し上げます。

◇ ★今に芽が出る☆やがて花咲く通信 の他の VOL をご覧になりたい方は、
店長ブログ「酒そば本舗奮闘記」の右欄 Free Page に掲載してございます。
こちらのURLからリンクいたします。
     ↓↓↓
http://link.rakuten.co.jp/1/006/293/

厚く御礼申し上げます。
皆様から大好評をいただいた読者参加型メルマガ!
第1弾『似て非なるもの』、第2弾『なぜか気になってしょうがないこと』は、
読者の絶大なるご支持をいただき、大盛況のうちに終了する事ができました。

結果発表ページはブログ[ http://link.rakuten.co.jp/1/006/293/ ]
の Free Page 欄 VOL-25 ならびに VOL-44 をご覧下さい。







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