~*卒業TIME*~

~*卒業TIME*~

◆rain◆


季節は梅雨。毎日のように雨が降っていた。
「もぅ!なんで、こぅ・・毎日雨ばっか降るのかなぁ。」
郁が不屈そうに言った。郁は雨が大嫌いだ。
「そんなこと言ったてしょうがないよ。梅雨だもん。」
「陸先輩!」
陸先輩とは郁が密かに想っていたバスケ部の先輩である。
「でも、今日の朝は晴れてたよなぁ。」
「そうですね。」
う・・・ち・・陸先輩と話している!部活だって、見ていることしかできないから。どうしよう・・。
「えっとぉ・・・名前、何だっけ?」
「・・桜井、郁です。」
「桜井・・・あぁ!君、バスケ上手いよね!いっつも練習試合のときでてるし。」
うちのこと知ってるの?陸先輩が!?
「は、はい・・・。」
「今度、試合あるけど、出るの?」
「今度・・ですか?は・・い。出る予定です。」
「頑張ってね。」
「はい!頑張ります!」

「陸!あっ、郁ちゃんも一緒だったんだ。」
「沙羅先輩。」
「沙羅、遅いぞ。」
「ごめん、ごめん。じゃぁ、帰ろ。」
「あぁ。」
二人は手をつないだ。
「あの・・お二人って付き合ってるんですか?」
「えっ??」
「うん、そうだよ。」
そうだよね・・。
沙羅先輩、美人だし・・バスケも上手いし・・。

雨―
やっぱり嫌い。
失恋を連想するから。
梅雨なんて、大嫌い!!!!!!!!!!


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