~*卒業TIME*~

~*卒業TIME*~

2005.12.30
XML
カテゴリ: *※小説1※*
外はもう暗くなっていた。

「海さん、辛いこととかたくさんあると思います。今まででもあったと思いますが・・。本当にごめんなさい。」
悠はもう一度海に謝った。
「謝らないで下さい。私が好きで櫂と一緒にいるんですから。それに櫂のこと好きですよ。」
親の前で言うのは恥ずかしかった。でも、海はこれを言って自分自身で櫂のことを好きだ、ということを再確認していた。
「そう言ってもらえると嬉しいです。私も亜季のことは大好きです。もちろん今も・・。なんか・・恥ずかしいっていうか大人が何言ってんの?って感じですよね・・すみません・・。」
悠は顔を真っ赤にした。
「亜季さんってどんな人だったんですか?」
「はい・・亜季はとても櫂によく似ています・・。そうじゃなくて、櫂が似たんですよね。亜季は本当に優しくて、私の支えになってくれていました。自分が病気になったにも関わらず、人の心配ばかりしていました。私が病気だからみんなを傷つけている、と自分ばかり戒めていました。・・・」
本当に櫂みたいな人なんだ、と思った。
「たまに、櫂の発言が亜季が言ってるように聞こえてしまうときがあります。顔も似てるんですよ。」
「そうなんですか。」
亜季の話しをしているときの悠はなんだかいきいきしているように見えた。
「なんか長く話してしまってごめんなさい。これからも、櫂のことよろしくお願いします。」
悠は海に一礼をした。海もまた一礼をした。

悠は今まで海が知っている大人とは違う感じがした。とても話しやすかった。それに、海のことをよく理解してくれていた。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.12.30 13:17:47
コメント(0) | コメントを書く
[*※小説1※*] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: