ライフ&ビューティーコーディネータ★andy★の「綺麗塾」

ライフ&ビューティーコーディネータ★andy★の「綺麗塾」

太る体質を作る間違ったダイエット




太る体質を作るダイエットとは?


ダイエットに成功したものの、すぐ元の体重に戻った、という経験はありませんか?

心当たりがあれば、やせにくい体質になっているかもしれません。体重の増減を繰り返すのは、食事制限だけのダイエットに頼った結果。極端に食事量を制限したり、栄養の偏った食事を続けたりしていると、体脂肪だけでなく筋肉や骨の量も減るからです。

筋肉が減ると、基礎代謝量も減ります。基礎代謝量とは生きていくために必要な最小のエネルギー。カラダを維持するのに必要なエネルギーが少なくなれば、以前にも増して食べる量を減らさないと、食べた分が余分なエネルギーとなってカラダに貯蓄される=太ってしまうことになるのです。しかも、体重が戻ったときに増えるのは体脂肪だけで、筋肉はよくて現状維持程度。ですから、体重の増減を繰り返せば繰り返すほど、体脂肪が増えて筋肉や骨の量が減る=基礎代謝量が減って太りやすい体質になるうえ、骨粗鬆症へ近づくという悪循環を招いてしまうのです。冷えやすい、肩こりがひどい、疲労感が消えないといった症状を感じるなら、基礎代謝が低下している証拠です。

■女性の年齢別基礎代謝量
女性の年齢別の基礎代謝量平均値は以下のとおり。基礎代謝量はカラダを維持するのに必要な最小エネルギーですので、ダイエット中でも1日に摂る合計エネルギー量が、下記の値以下にならないようにしてください。ただし、個々の身長や体重、日常生活の活動強度、筋肉量、体温などの違いによって、基礎代謝量は異なります。データはあくまでも目安とお考えください。

年齢 10~20 30~49 50~69
身長 (cm) 158.1 156.0 151.4
体重(kg) 51.2 54.2 53.8
基礎代謝 (Kcal/日) 1,210 1,170 1,110

(『第6次改定 日本人の栄養所要量』 厚生労働省)


“かくれ肥満”になるダイエットとは?


食事量を抑えるダイエットによって体重の増減を繰り返すと、内臓に脂肪がたまる“かくれ肥満”になる確率も高くなります。 一見、スレンダーに見えるため、本人は自覚ないまま見過ごしてしまいがちですが、かくれ肥満(内臓脂肪型肥満)は生活習慣病との関連が強いので、注意が必要です。内臓脂肪はCTスキャンなどで腹部の断面を見ないと正確にはわかりませんが、目安はあります。見た目にお腹あたりの肉がプヨプヨしていて、手でつかむことができるなら、皮下脂肪型肥満。そうではないのに、ウエストとヒップの差がなくなり“ずん胴”になったら、内臓脂肪型肥満を疑ってみましょう。

お腹あたりの肉がつまめたら皮下脂肪型肥満?

そもそも、太りやすい体質や、かくれ肥満になる原因は、体重ばかりに気をとられた結果です。体重が減ればきれいになると思うかもしれませんが、実際には、上半身ばかりの肉が落ちて色気がなくなったり、老けて見えたりと、美しさとはかけ離れた姿になることも少なくありません。その点、筋肉を増やせば、体重はそう減らなくても、引き締まってプロポーションがよく見えます。しかも、基礎代謝量が上がるため、食べて得たエネルギーがしっかり燃焼されて、蓄積されなくなる“やせやすいカラダ”が手に入ることになるのです。


やせやすいからだづくりの基本


基礎代謝は歳をとるほどに低下していくもの。同じ食生活を続けていたら、太るのは確実です。そうならないためには、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動や、ダンベルやチューブなどを使ったウエイトトレーニングをするのが一番。とはいえ、スポーツをする時間もないし、続きそうもないと思うなら、早足で歩く、階段を利用するという具合に、日頃の活動量を増やすことから始めてみてください。

運動と合わせて大切なのは、バランスのとれた栄養素をしっかり摂ることです。「栄養は十分、摂っている」と思われるかもしれませんが、現代の一般的な食事内容だと、脂質や糖質など一部の栄養素が多くなり、これらを効率よくエネルギーにするためのビタミンやミネラルが不足しがちになります。その結果、エネルギーがカラダの中で燃焼されず、脂肪となって蓄積されてしまうのです。ダイエット中なら、なおのこと栄養素が偏りがちになりますから、摂取エネルギーが完全燃焼されにくくなくなります。かといって、十分な栄養素を確保するために食べる量が増えてはこまります。

そこで、サプリメントがいいのです。サプリメントをうまく活用することにより、余分なエネルギーを摂らずにバランスのいい栄養素を確保することができますから。ただし、ビタミン入りドリンクなどをたくさん飲めば、摂取エネルギーが増えることになりますのでご注意を。また、あくまでも食事で足りない分を補うものですので、サプリメント中心の食事にはしないでください。


© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: