フィンドホーン日記(その5)


●2002年2月17日

さて前回のつづき。

朝食後、バスにのって15分ぐらいのパークと呼ばれるところに行くことに。

ここはフィンドホーンの大きな公園みたいなところで、イベントをするホール
があったり、ネイチャーサンクチュアリーがあったりショップがあったり、
ガーデンがあったりする。

ここにはフラワーエッセンスをしているマリオン・リーや創設者のアイリーン・
キャディも住んでいる。

今日の午前中はここでテーゼのイベントがあるのでみんなで参加することに
なった。

クルーニー内でもテーゼは毎朝7時45分から30分ほどサンクチュアリー
であるのだけど、パークで行われるもののほうが参加する人も多いらしい。

パーク内の部屋にはいると続々人がはいってきて輪になって座った。

たぶん50人ぐらいかな。ここに住んでいる日本人も何人かいた。

適当にテノールのかベースとかの席に座って(大体4つぐらいに分かれる)
テーゼの本をとって待っていると、リードする人が何ページの曲をやります
みたいなことを指示してはじまった。

やはり最初は「ハレルヤ」からだった。

「ハ~レ~ル~ヤ~、ハ~レ~ル~ヤ~♪♪アーアーアーアーメン♪♪
アーアーアーアーメン♪♪♪」ってのを各パートで輪唱みたいにしながら
しばらく繰り返す。

20~30回ぐらいこのフレーズを繰り返すのだが、ほんと不思議な感じで
気持ちよくなってくる。

言葉にパワーがあるのと場の力なのかもしれないけど。

ちなみにJINさんはこのテーゼのとき『村をつくりなさい』っていう啓示を
受けたと後で言っていた。

涙が止まらなくなっている人もいたりしていた。

約1時間ぐらいいろんな曲を歌いハグハグして終了。

フィンドホーンではハグは日常のあいさつみたいになっている。

そのあとパーク内でブランチを食べて、午後はパーク内のツアー。

この中にはネイチャーサンクチュアリーといって自然の中にサンクチュアリー
があって、ここでも毎朝瞑想することができる。

この「Experience Week」では2/18~22の午前中は「ラブインアクション」
といってこのコミュニティで暮らしている人達と共に働くというプログラムに
なっている。

それぞれがどこに行くかというのも決まっていなくて、このサンクチュアリー内
でくじをひいて決めることになった。

その前にクライブが「どこにあたったとしてもそれがあなたにとっていま最適
な場所です。神の意思だと思って期待をすててくださいね」みたいなことを
相変わらずユーモアたっぷりで言った。

キッチンかクルーニーのメンテナンスかガーデンかとか6ヶ所ぐらいに分かれる
のだが、やっぱガーデンがいいよなあとかみんな思っていて緊張気味(笑)

僕も「ガーデン、ガーデン・・・」とか祈りながらひいてしまった。

思いが通じたのかパーク内のカランガーデンというところに!!

その後パーク内を散策し、ストロベールハウス(わらの家)なんかも建ててるの
を見たりした。

オーストラリアのエコビレッジに行ったときも何件かみたけど、ストロベール
ハウスってかわいくていいよね。いつか住んでみたい。

散策したあとバスでクルーニーに戻り夕食。

少し休んで19時半からクルーニーのサンクチュアリーにてエンジェルの瞑想を
する。

これは輪になって真ん中にキャンドルを灯しその周りにエンジェルカードが裏返
しで円になって置いてあって、まず誘導にしたがってしばらくみんなで瞑想。

いわゆるエンジェルとつながるという儀式的なものらしい。

そしてそれぞれ心が落ち着いたら中に置いてあるエンジェルカードを一枚づつ
ひいていく。

最後にこのグループ全体のエンジェルカードということで代表者が一枚ひく。

全員ひいたあとでその自分のカードをみてどう感じるかシェアした。

僕がひいたカードは「Inspiration(直感)」だった。

「あまり頭で考えすぎずに直感にしたがって行動しなさい」ということなのかな
と思った。

またグループ全体のカードは「Birth(誕生)」だった。

これに対してフォーカライザーのロージーはこの「Experience Week」を通し
て、いままでの価値観を変えて生まれ変わりたいというような目的をもった人
たちが集まったというようなことを言った。

そんなこんなでこの日もプログラムは終了。

部屋に戻りシャワーをあびてレセプションルームでティーを飲みながらまったり
として適当に集まってきた人とうだうだと話しこむ。

明日からラブインアクションがはじまる。

朝から晩までけっこうびっちりスケジュールが組まれているのでちょっと忙しそう
だなあと思いながら就寝。


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