ミステリの部屋

ミステリの部屋

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◆◆◆ 犬にまつわるミステリ(国内編) ◆◆◆
ソロモンの犬
(道尾秀介)

大学生4人の平凡な夏は、まだ幼い友の死で破られた。飼い犬に引きずられての事故。だが、現場での友人の不可解 な言動に疑問を感じた秋内は動物生態学に詳しい間宮助教授に相談に行く。そして予想不可能の結末が…。青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取ったミステリ。
犬はどこだ
(米澤穂信)

開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類、犬捜し。それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古 文書の解読。しかも調査の過程で、ふたつはなぜか微妙にクロスして…。犬捜し専門希望、25歳の私立探偵、最初の事件。
ロング・ドッグ・バイ
(霞流一)

俺は犬のアロー。犬の銅像の前に突然出現したゴボウの謎について、幼い柴犬・ボンタから依頼を受け、渋々調査に乗り出した。プロフェッショナルな技術を持つ犬たちが、リードから放たれ、深夜の町を疾走する!クールでスタイリッシュ、笑いと涙満載のドギー・ハードボイルド。
凍える牙
(乃南アサ)

深夜のファミレスで突如、男の身体が炎上した!遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜 査にあたる。女性刑事の孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めた直木賞受賞の超ベストセラー。
セント・メリーのリボン
(稲見一良)

失踪した猟犬捜しを生業とするアウトロー探偵・竜門卓の事務所に、盲導犬の行方をつきとめる仕事が舞いこんだ。相棒の猟犬ジョーとともに調査を進 めるうちに、薄幸な、目の不自由な少女のもとに行きつく…(表題作)。限りなく優しい誇り高い男たちの人間模様を、無駄のない文 体とハードボイルド・タッチで描いた作品集。
パーフェクト・ブルー
(宮部みゆき)

高校野球界のスーパースターが、焼き殺されるというショッキングな事件が起こった。俺、元警察犬のマサは、現在の飼い主、蓮 見探偵事務所の調査員、加代子と共にある少年を探し当て、連れ帰る途中、その現場に遭遇する。犬の一人称という斬新なスタ イルで、社会的なテーマを描く、爽快な読後感の長編デビュー作。
劫尽童女
(恩田陸)

父・伊勢崎博士の手で容易ならぬ超能力を与えられた少女・遥。彼ら親子は、属していた秘密組織から逃亡していたが、七年を経て、組 織の追っ手により、再び戦いの中へ身を投じることに!激闘で父を失った遥は、特殊能力を持つ犬・アレキサンダーと孤児院に身を潜める。殺戮、 数奇な運命、彼女の行く手に待つものは。
黄泉路の犬
(近藤 史恵)

圭司が南方署に配属されて三ヶ月。同僚の黒岩からいきなり、パシリにされてしまった。そんなときに事件は起こった。東中島で強盗、姉妹を刃物で脅して2万円奪い、チワワもとられたらしい。



御手洗潔の挨拶  (島田荘司 )
奇想天外とみえるトリックを秘めた4つの事件に名探偵御手洗潔が挑む名作。 ギリシャの犬…… ギリシャで海運業を起こし成功した日本人の息子が誘拐された。犯人は金を持って隅田川を往来する船に乗るよう命じる。言問橋にかかると不意に船がとまり、ハンデイ・トーキーで針金らしきものに金をつるせという命令。橋の上に駆けつけた御手洗は犯人を川に突き落とした。



ドアの向こう側  (二階堂黎人)
渋柿探偵シリーズ第3弾。次々と舞い込む難事件を、大胆な行動力と年齢にふさわしからぬ推理力で次々と解決していく、異色ハードボイルド・ミステリー。 「長く冷たい冬」では、犬橇レースを目前とした連続傷害事件の謎を探る。


[児童書]


消えた探偵犬の秘密  (楠木誠一郎/ 来世世乃)
ある事件現場を訪れた帝都「少年少女」探偵団のみんな。ところが、探偵団の一員である全身真っ黒な子犬、クロが行方不明になってしまう。新 聞に捜索願いを出すが、まったく見つからない。そして、思わぬ連続殺人事件が起こる中、黒岩涙香先生とともに探偵団は捜査を進めるが…。事件とクロ 行方不明の関係は?シリーズ第7弾。




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