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アイアクセス・バンクーバー、ステップアップコース(6月)のお知らせ!詳細は下記リンク先を参照ください。6月木曜日A6月木曜日B6月日曜日A6月日曜日B*「ザ・英文法」で学んだ文法をリーディングでしっかり身につけ、使える英語に!☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーー最新メルマガ問題次の文のどこがへん?Can you see the running man over there?答:the running man → the man running詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら → TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!X (旧ツイッター) → 英文法クイズ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆quite a few に相当する日本語をカッコに入れてみましょう。There were quite a few people waiting in line.列に並んでいる人は( )いました答:列に並んでいる人は(まあまあ)いました「列に並んでいる人は(たくさん)いました」こんなふうに思った人も少なくないのでは。a few は「少し」、quite a few は「たくさん」と覚えた人も多いと思いますが、どうして quite が付くと真逆のような意味になるのか不思議に思ったことはありませんか?問題文はジーニアス英和辞典第6版から引用したものですが、和訳は「列に並んでいる人はかなりたくさんいた」となっています。間違いとは言いませんが、quite a few の本質を無視して、このまま和訳を覚えてしまうと、quite a few = many, a lot of (X)こんなイメージになってしまいますよね。でも、quite a few は many でも a lot of とも異なります。quite a few の持つ「たくさん」は予想していた数より「多い」というイメージです。「数は少ないだろうなあと予想していたが、意外とたくさんの数だった」こんな場面で使われることが多いのです。例えば、ふだんミーティングは5、6人と少ないけど、今日はなんと10人も来た、こんな場面です。There were quite a few people at the meeting today.「今日のミーティングには(意外と)たくさんの人がきました」ジーニアス英和辞典第6版から引用した問題文 There were quite a few people waiting in line. の和訳「列に並んでいる人はかなりたくさんいた」もイメージすると、例えば、ランチを食べに行ったら、思った以上にお客が外で並んでいた。ふだんは並んでいるお客の数は少ないのに、今日は予想以上だった。こんな場面で使われるのが quite a few の持つ「たくさん」というイメージなのです。単に、「たくさん」「多い」というイメージだけなら、many や a lot of を使います。丸暗記も悪くないけど、理屈がわかると英文法はおもしろい。古い常識に囚われず、理論とイメージの英文法へ!英文法は簡単明瞭!お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→ こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2024 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2024年05月09日
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アイアクセス・バンクーバーより、秋のオンラインセミナーのお知らせ!詳細は下記リンク先を参照ください。9月木曜日クラス 【満席】9月土曜日クラス9月日曜日クラス 【満席】10月木曜日クラス10月土曜日クラス10月日曜日クラス 【満席】11月木曜日クラス11月土曜日クラス11月日曜日クラス「冠詞」「名詞」「10文型」の世界を紹介します! ネイティブ感覚の思考回路(英語脳)を身につけます!☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーー最新メルマガ問題「今夜はピザが食べたい」を英文にすると?1) I want a pizza.2) I want pizza.答:どちらも正しい英文です。詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆空所に入る冠詞は何?Just in case, bring ( an / the ) umbrella.答:どちらも正解ですが、伝える意味は異なります。今回は今週スタートの英語セミナーの中から「冠詞」を取り上げます。どうして英語では a、the を使うのか? 日本語には冠詞がないので、日本人学習者にとって英語の冠詞は厄介に思えますが、この a と the は英語という言語の中では重要な存在なのです。これを理解するためには文化的背景をまず理解する必要があります。英語はローコンテクスト文化の言語。それに対して、日本語はハイコンテクスト文化の言語。コンテクストとは「文化背景」「文脈」「共通知識」「価値観」などのことです。【日本語はハイコンテクスト文化】ハイコンテクスト文化とは「文化背景」「文脈」「共通知識」「価値観」などの共有性が高い(ハイ)文化のことです。日本語は伝える努力やスキルがなくても、お互いに相手の意図を察しあうことで、なんとなく通じてしまう言語。だから、ツーカー言語などと呼ばれるのです。ハイコンテクスト文化では、聞き手がすべてを推察すべきとされ「言わずともわかる」が前提にあります。【英語はローコンテクスト文化】ローコンテクスト文化とは、簡単に言うと「文化背景」「文脈」「共通知識」「価値観」などに依存せず、あくまでも言語によるコミュニケーションを図ろうとする文化のことです。ローコンテクスト文化では、わからないことは質問する。言葉ではっきり言わないとわからない。だから、英語では冠詞 a や the を使って、話し手が言葉ですべてを伝えようとするのです。例えば、日本語で「今朝、リンゴを食べた」と言った場合、話し手は今朝食べたリンゴを特定したり、しなかったりする必要はありません。ハイコンテクストの日本語では、わざわざリンゴを特定する必要がないのです。これがローコンテクストの英語ではそうはいきません。今朝食べたリンゴを特定したり、しなかったりと区別する必要があるのです。ロー/ハイコンテクストに関しては、4年ほど前の記事ですが、→ ローコンテクスト vs. ハイコンテクスト も参照ください。a(an) / the のルールは至ってシンプルな判断基準です。a/an を使うときは、初めて話題にのぼる「人」または「モノ」を、聞き手(読み手)がその表している「人」または「モノ」を特定できないと話し手(書き手)が判断したとき。それに対して、the を使うときは、ある名詞が何を指しているか自動的に聞き手(読み手)が特定できると話し手(書き手)が判断したときです。この判断基準から問題文を考えてみましょう。1) Just in case, bring an umbrella.話し手が an umbrella と an を使うときは、話し手と聞き手の間で傘を特定できないと判断しているからです。おそらく、聞き手の家には傘が複数本あるから「その中からどれでもいいから1本傘を持ってくること」という意味です。2) Just in case, bring the umbrella.the umbrella と the を使うときは、話し手と聞き手の間で傘を特定できると判断しているからです。だから、この場合は、「例のあの傘を持ってくること」というような意味合いになるのです。これは話し手と聞き手の間で特定できる傘だからです。先に述べたように、英語はローコンテクスト、言葉ですべてを伝えようとする言語。だから、細かいようですが、 話し手は a や the を用いて「どれでもいいから1本の傘」なのか、または、話し手と聞き手が特定できる「例のあの傘」なのかを聞き手がわかるように伝えなければならないのです。ハイコンテクストの日本語を使う私たちには面倒に感じることかもしれませんが、ここをきちんと理解して英語という言語の本質を理解していきましょう。ルールは至ってシンプル、本質も理解できるのに、どうして冠詞を自由に使えないの?その理由はシンプルで、私たち日本語を母語とする学習者の頭の中にはこの概念がないからです。つまり、冠詞の思考回路が頭の中にないからです。英語の冠詞を自由自在に操るためには、頭の中にこの思考回路を構築しなければならないのです。今週から始まるバンクーバー発、オンライン英語セミナーではこの思考回路を作る練習をしていきます。この思考回路作り、冠詞を身につけるためには、これが一番重要な作業なのです。ご興味のある方は是非!土曜日クラスはまだまだ席に余裕があります。丸暗記も悪くないけど、理屈がわかると英文法もおもしろい。古い常識に囚われず、理論とイメージの英文法へ!英文法は簡単明瞭!お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2023 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2023年09月05日
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アイアクセス・バンクーバーより、無料オンラインセミナーのお知らせ!詳細はリンク先を参照ください。8月17日(木) 14:008月19日(土) 14:008月20日(日) 14:00* セミナー内容は3回とも同じです。「冠詞」「名詞」「10文型」の世界を紹介します! 脱受験英文法、実践英文法の思考回路(英語脳)を身につけます!みなさまの参加をお待ちしております。☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーー最新メルマガ問題次の英文は何文型? She lives in Tokyo.答:従来の5文型ではSV型の1文型、10文型ならSVA型の2文型。詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→ TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆空所に入るのはどっち?1) I feel like ( pizza / a pizza ) tonight.2) I am going to order ( pizza / a pizza ) for dinner.今回は9月スタートの英語セミナーの中から「名詞」を取り上げます。名詞に関して英語が日本語と決定的に違う点は、名詞を可算(数えられるもの)として扱うか、不可算(数えられないもの)として扱うかの区別があることです。日本語の概念にはこの区別が明確に存在しないので、日本人学習者にとって数えられる・数えられないという区別を意識しなければならないことが英語を厄介にさせている理由の1つかもしれません。しかし、名詞をイメージで捉えるようにすれば、そんなに難しい区別ではないと思いますよ。名詞をイメージで捉えるとはどういうことかと言うと「頭の中で名詞を具体的な形やイメージに描くことができれば数えられる名詞、描くことができなければ数えられない名詞」という至ってシンプルな判断基準です。そして、ほとんどの名詞は不可算名詞にもなれば、可算名詞にもなります。例えば、普通名詞の「リンゴ」an apple 球形をした具体的なリンゴの形(可算名詞)some apple 小刻みにカットされた具体的な形を失ったリンゴ(不可算名詞)今回の問題になったピザはやや特殊な名詞ですが、例外なく不可算名詞にもなれば、可算名詞にもなります。シンプルに頭の中でピザを描いたときのイメージで、可算、不可算名詞が決まります。ピザを頭の中で描いてみてください。あの丸い形が具体的な形として頭に浮かんだら、a pizza (a whole pizza) 数えられる可算名詞です。切ったピザは具体的な形を失ったピザと捉えられ、不可算名詞となります。だから、パンのように slice, piece または、some を使って表現します。I had three pieces of pizza.(3枚ピザを食べた)I had some pizza.(何枚かピザを食べた)また、ピザを漠然と食べ物とイメージしたときも不可算になります。I love pizza. (ピザという食べ物が好き)では、問題文を見てみましょう。1) I feel like ( pizza / a pizza ) tonight.I feel like pizza tonight. なら、「今夜はピザの気分」つまり、1枚のピザをイメージしているのではなくフード(食べ物として)のピザをイメージした不可算名詞。I feel like a pizza tonight. なら、「今夜は1枚のピザの気分」つまり、1枚のピザをイメージがイメージされています。だから可算名詞。どちらを使うかは、話し手がどのようにピザを頭の中で描くかです。ちなみに私は、I feel like pizza tonight.「今夜はピザの気分」が最初にイメージとして頭の中に出てきました。2) I am going to order ( pizza / a pizza ) for dinner.I am going to order pizza for dinner. なら、注文のイメージはピザを食べ物の種類としてイメージしています。I am going to order a pizza for dinner. なら、注文のイメージが丸々1枚の pizza をイメージしています。単純に1枚なのか、食べ物なのかの違いでイメージです。結局、文を作るときにピザをどう頭の中でとらえているかで可算、不可算が使い分けられるということです。なお、pizza は外国語(イタリア語)だから厳密には複数形はありません。名詞に興味がある方は無料オンラインオープン英語セミナーをチェック!【無料オンラインオープン英語セミナー日程】8月17日(木) 14:008月19日(土) 14:008月20日(日) 14:00丸暗記も悪くないけど、理屈がわかると英文法もおもしろい。古い常識に囚われず、理論とイメージの英文法へ!英文法は簡単明瞭!お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→ こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2023 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2023年08月07日
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アイアクセス・バンクーバーより秋の「オンライン英語セミナー」「オンラインTOEICセミナー」のお知らせ!オンライン英語セミナーでは、『ザ・英文法』を使ってネイティブ感覚の思考回路(英語脳)を身につけます!詳細&申込は下記リンク先を参照ください。【オンライン英語セミナー日程】9月土曜日クラス10月土曜日クラス11月土曜日クラス* 木曜日/日曜日クラスをご希望の方は、上記URLリンク先内でクラス(曜日)をお選びください。9月10月11月の3ヶ月をお申込みいただきますと、テキスト『ザ・英文法 ブルー』(PDF版)を無料プレゼントいたします。オンラインTOEICセミナーでは、TOEIC攻略法に『ザ・英文法』のスパイスをプラスし英語力をアップ!詳細&申込は下記リンク先を参照ください。【オンラインTOEICセミナー日程】9月土曜日クラス10月土曜日クラス11月土曜日クラス木曜日/日曜日クラスをご希望の方は、上記URLリンク先内でクラス(曜日)をお選びください。楽しく学んでいただけるセミナーを準備しておりますので、ご興味のある方はぜひご受講ください。☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーー最新メルマガ問題どこが不自然?Where is a book?答:a book → the book詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆次の英文はどこが不自然?I miss her much.答:much → very much副詞の much は原則として肯定文ではなく、疑問文や否定文で使われます。I don’t like the picture much.(その絵はあまり好きではない)Do you see him much?(よく彼に会いますか)much を肯定文で用いるときは very や so が必要です。または、a lot を使います。I miss her very much.I miss her a lot.みなさんもよく知っているフレーズで、Thank you very much. / Thanks a lot. (○)というフレーズはありますが、Thank you much. / Thanks much. (X)とは言わないですよね。9月のオンライン英語セミナーでは知ってそうで知らない many/much、その他にも、few/little、some/any、another/other、など名詞にまつわる数量形容詞も取り上げます。ご興味のある方はぜひ9月のオンライン英語セミナーをご検討ください。詳細は上のサイトを参照ください。丸暗記も悪くないけど、理屈がわかると英文法もおもしろい。古い常識に囚われず、理論とイメージの英文法へ!英文法は簡単明瞭!お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2022 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2022年08月30日
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アイアクセス・バンクーバーより「オンライン英語セミナー(無料)」「オンライン英語脳でTOEIC(無料)」のお知らせ!詳細&申込は下記日程(リンク先)をクリックしてください。【日程】オンライン英語セミナー(無料)8月18日(木) 10:30-12:00 8月21日(日) 10:30-12:00 *セミナー内容は両日とも同じです。【日程】オンライン英語脳でTOEIC(無料)8月18日(木) 14:00-15:30 8月20日(土) 10:30-12:00 *セミナー内容は両日とも同じです。☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーー最新メルマガ問題次の英文は何文型?The mountain is covered with snow.答:S V C の第2文型詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆今回は無料オンライン英語セミナーでも紹介する冠詞に関する問題です!次の英文はどこが不自然?Where is a cat?答:a cat → the catふだん冠詞にあまり意識を持っていないかたは、今回の問題文を見てもあまり不自然さを感じないかもしれませんが、次の日本語訳を見てもわかるように、やはり、冠詞を間違えると、かなり不自然な文になります。「ある一匹のネコはどこにいるの?」日本語に訳しても相当違和感ありますよね。冠詞のルールを簡単に説明すると、「a + 名詞」は聞き手がその表している名詞を特定できない。それに対して「the + 名詞」を使うときは、ある名詞が何を指しているか自動的に聞き手が特定できるという至ってシンプルなルールです。シンプルなルールなのですが、日本語にはこの英語の冠詞に相当する概念がありません。したがって、私たちには冠詞の思考回路がないのです。だから、いつまでも厄介な存在になってしまうのです。でも、冠詞の思考回路がないのであれば、頑張って思考回路を作ってしまえば、私たちノンネイティブだってネイティブのように冠詞が使いこなせるようになりますよ。上で「the + 名詞」は、ある名詞が何を指しているか自動的に聞き手が特定できるというものと説明しましたね。この聞き手が特定できる場面の一つに「話し手と聞き手の間ですでに了解済みの名詞を指す」ときがあります。Where ~ ? の疑問文をちょっと考えてみると、この文は話し手と聞き手の間ですでに了解済みのもの(人)を探しているときに使われる表現ですよね。例えば、A:うちには可愛い猫がいるのよ。B:ネコちゃんはどこにいるの?A:恥ずかしがり屋だから、どこかに隠れているのよ。A : We have a cute cat.B : Where is the cat?A : She is very shy. She is hiding somewhere.上の会話を見てもわかるように、Where is 名詞? の「名詞」は話し手と聞き手の間ですでに了解済みの「ネコ」を指していますね。だから、Where is 名詞? の文では常に名詞は特定されるので the cat になるのです。a / the の本質を覗いてみたい方、無料オンライン英語セミナーで受動態を体験してみませんか?丸暗記も悪くないけど、こんな風に理屈がわかると英文法もおもしろくなりませんか?古い常識に囚われず、理論とイメージの英文法へ!英文法は簡単明瞭!お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへiaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2022 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2022年08月15日
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バンクーバー発、オンライン英語脳セミナーのお知らせ!5月6月7月申込受付中詳細は⏩ こちら5~7月は「ザ・英文法」ブルー5月は名詞・冠詞の世界* the moon は「月」だけど、では a moon は?* There is a book. は「本が一冊ある」、では There is the book. は?* He plays the guitar. は「ギターを弾く」、では He plays guitar. は?「名詞・冠詞」はおろそかにされがちですが、実は英文法の中では最も重要な文法といっても過言ではありません。ルールは至って簡単。まずは名詞・冠詞のマスターから!セミナーでは「基礎」→「基本」→「発展」と体系的に英語のルールを習得していきます。ブルーでは名詞・冠詞で基礎を作り、形容詞・副詞・接続詞の本質をマスターし、発展で関係代名詞を学びます。特に、なんの関連性もないように思える「冠詞」と「関係代名詞」は深く結びついています。冠詞をきちんと理解し、関係代名詞をマスターしましょう!状況詳細サイトは海外からはアクセスできませんので、海外在住の方でご興味のある方は下記メールまでご連絡ください。⏩ メール☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーー最新メルマガ問題次の文のどこが不自然なの?He is a young tall man.答:He is a tall young man詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆学校英文法で常識とされてきたものが、実は間違っていたら?「楽器には the も a もつく、また、何もつかないときもある」という ”真”常識。今回も5月のバンクーバー発、オンライン英語脳セミナーでも取り上げる「名詞・冠詞」からの問題です。次の文は正しい?1) She can’t play the piano, but plays the guitar.2) She plays piano in a band.3) She hates playing a piano which is out of tune. 答:どれも正しい文です。よく「楽器」には the がつくと説明されることがあります。みなさんの中にも「楽器」には the をつけると習ったことがある人もいるのではないでしょうか?でも、理由を聞かされたことはありますか?決まり事だから理屈抜きに丸暗記しなさい。こんな覚えかたを学生時代にした人も多いのではないでしょうか?私もその一人でした。でも、問題文をみてお分かりのように楽器には a も the もつくし、また何もつかないこともあるのです。「楽器」の the の正体は、同種属・同種類のモノの全体を代表させ、特に別の種属・種類と区別するような場合に用いられる総称用法の the のことです。例えば、次の英文を見てみましょう。The dolphin is very intelligent.この The dolphin の the は他の種属と比べると、イルカはとても賢い動物であるとイルカ全体を代表させているのです。「知的」という点で他の種属とイルカを区別しているのです。この総称用法の「the+単数形」は動植物以外にも発明品、楽器、宝石などにも用いられます。学校英語で理屈抜きに丸暗記する「楽器には the がつく」と言われるものは、実はこの総称用法の the なのです。つまり、1)の the piano は、ピアノという楽器を「総称」しているのです。1) She can’t play the piano, but plays the guitar.(彼女はピアノは弾けないけど、ギターなら弾けます)つまり、これはピアノという楽器(総称)は弾けないが、ギターという楽器(総称)なら弾けるという意味なのです。しかし、総称の意味を持たない場合はふつうの名詞として扱われます。3) She hates playing a piano which is out of tune. (彼女は調律が合っていないピアノを弾くのが嫌いです)このピアノは形ある1台のピアノとして認識されています。単に調律が合っていない不特定多数の中の1台です。また、次のような文では the が用いられていますが、総称用法の the ではなく、単に、話し手と聞き手の間で特定できる「あのピアノ」ということです。話し手と聞き手がどのピアノを指しているのかわかるから the を用いているというだけです。I didn't buy the piano that I tried in the shop.(楽器店で弾いてみたピアノ結局買わなかった)「楽器には the がつく」と理屈抜きで丸暗記するのではなく、場面場面で使い分けるようにしましょうね。問題文2)のように、楽器には a も the もつかないこともありますが、それは次回のメルマガを参照ください。丸暗記も悪くないけど、こんな風に理屈がわかると英文法もおもしろくなりませんか?古い常識に囚われず、”真”常識の理論とイメージの英文法へ!英文法は簡単明瞭!バンクーバー発、オンライン英語脳セミナー詳細&申込は⏩ こちらお役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2021 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2021年04月27日
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バンクーバー発、オンライン英語脳セミナーのお知らせ!5月6月7月申込受付中大幅改訂(計520ページ)「ザ・英文法」三部作(ブルー、パープル、グリーン)使用!申込・詳細は ⏩ こちら5~7月は「ザ・英文法」ブルー5月は名詞・冠詞の世界* the moon は「月」だけど、では a moon は?* There is a book. は「本が一冊ある」、では There is the book. は?* I have no idea. は「わからない」、では I have no ideas. は?「名詞・冠詞」はおろそかにされがちですが、実は英文法の中では最も重要な文法といっても過言ではありません。ルールは至って簡単。まずは名詞・冠詞のマスターから!セミナーでは「基礎」→「基本」→「発展」と体系的に英語のルールを習得していきます。ブルーでは名詞・冠詞で基礎を作り、形容詞・副詞・接続詞の本質をマスターし、発展で関係代名詞を学びます。特に、なんの関連性もないように思える「冠詞」と「関係代名詞」は深く結びついています。冠詞をきちんと理解し、関係代名詞をマスターしましょう!学習内容・テキスト ⏩ こちら状況詳細サイトは海外からはアクセスできませんので、海外在住の方でご興味のある方は下記メールまでご連絡ください。⏩ メール☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーー最新メルマガ問題次の英文は正しい?There is a new moon tonight.答:正しい英文です。詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆学校英文法で常識とされてきたものが、実は間違っていたら?「世界に1つ」のものでも a が使えるという ”真”常識。今回は5月のバンクーバー発、オンライン英語脳セミナーでも取り上げる「名詞・冠詞」からの問題です。よく「世界に1つしかないもの」には the が付くと説明されることがあります。みなさんの中にも「太陽」「地球」「月」のように世界に1つしかないものには the を付けると習ったことがある人もいるのではないでしょうか?最新メルマガでは「月」を取り上げましたが、今回のブログでは「太陽」を取り上げてみます。詳しくは最新メルマガを参照ください。こちら → 学校で教えて欲しかった、こんな英文法!次の文は正しい?It was a warm day with a bright sun overhead.答:正しい文です。この文はロングマン英英辞典からの引用文です。確かに「太陽」は世界に1つしかありませんが、a がついています。では、どうして世界に一つしかない太陽が a sun になるのか。It was a warm day with a bright sun overhead.(頭上にはまぶしい太陽が輝く暖かい日でした)「太陽」もメルマガで説明した「月」と同じ理屈です。「月」は毎日変化するので、月には色々な形の「月」がありましたね。「太陽」も同じ理屈で考えてみましょう。a bright sun と言った人の頭の中には色々な太陽があるのです。a strong sun (強い日差しの太陽)、a scorching sun (焼けつくような太陽)、a warm sun (暖かい太陽)など、色んな太陽があり、その中の1つをイメージしているのです。太陽を形容することで、あたかも色々な太陽があるかのようなイメージになるのです。しかし、次の太陽には the がつきます。When I woke, the sun was shining.(起きたとき、太陽は輝いていた)この太陽は話し手と聞き手が特定できる「太陽」だからです。例えば、話し手が今朝起きたときの太陽について言及したなら、聞き手のあなたも同じ太陽を特定できますよね。その日に出た太陽と言ったら、話し手も聞き手も同じ太陽を指すことができますよね。だから the sun となるのです。また、sun には惑星に対しその中心となる恒星という意味もあるので、複数形 suns が使われることもあります。天文学上で太陽が複数存在するとか、地球がいくつもあるとか、一般の人々にはファンタジーのように思えることも、ある人たちの間で常識になることもありますよね。だから、その人たちの間では a sun も suns もふつうに使われているかも知れませんね。世界に1つのものには the が付くと決めつけずに、あくまでも話し手と聞き手が名詞をどうイメージするかです!丸暗記も悪くないけど、こんな風に理屈がわかると英文法もおもしろくなりませんか?古い常識に囚われず、”真”常識の理論とイメージの英文法へ!英文法は簡単明瞭!お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2021 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2021年04月21日
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アイアクセス・バンクーバーからのお知らせ春の日本セミナーはコロナウイルスの影響のためキャンセルとなりました。本当に残念ですが、1日も早く終息することを願っております。アイアクセス・バンクーバーからのお知らせ 2メルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版 ☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー最新メルマガ問題次の情報を読んで、犯人を推理してください。さて、犯人は誰?The reporter who had been investigating the political scandal was found dead near the lake last night. According to the police, she was killed by a heavy stone. The police also said they found a carpenter, a lawyer, and a stockbroker near the lake on the night she was killed.答:犯人は石詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!*携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。受信設定TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆学校英文法で常識とされてきたものが、実は間違っていたら?「教科書に載っていることは常に疑いなさい」2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑氏の言葉です。私も常々、学校英文法を100%信じるな!と叫んでおります。何故ならば、海外の英文法書はどんどん進化しているのに、日本の学校英文法は40年以上も内容がほとんど変わっていないからです。定説を覆すような行為は嫌われるし、クレームもつきやすいと思いますが、今回も勇気を持って学校英文法の誤解、間違いを指摘します。今回は「物質名詞」の ”真”常識です。正しい単語はどっち?1) We bought some (bread/breads) and (cheese/cheeses).2) We ate a lot of (meat/meats) tonight.答:全て正しい今回は最近質問をいただい名詞に関する真常識を紹介します。受験英語では「水」「パン」「肉」のような物質名詞(mass noun)を数えられないと教える傾向があります。だから、問題文の breads, meats, cheeses を間違いだと思う人もいるかと思いますが、それは学校英語の思い込みの1つです。真常識_其の1でも言及しましたが、大半の名詞は「数えられる名詞」にもなれば「数えられない名詞」にもなります。つまり、物質名詞だから数えられない、普通名詞だから数えられる、という捉え方は実は適切ではないのです。真常識_其の1は → こちら名詞が「数えられる」か「数えられない」かという判断基準は至ってシンプル。「頭の中で名詞を具体的な形やイメージに描くことができれば、数えられる名詞。描くことができなければ数えられない名詞」これだけです。つまり、登場する名詞が頭の中でどんなイメージになるのか、それだけです。つまり、パンや肉が「数えられる」のか「数えられない」のかという判断は、話し手が頭の中でどんな風にそれぞれをイメージをしているかで決まるのです。それぞれをイメージしてみましょう。I bought some bread and cheese.パンとチーズは塊のイメージ名詞の英語脳ができていないと、パンにも具体的な形があるように思えるかもしれませんが、パンは粘土と同じイメージです。パンは粘土のようにどんな形にもすることができます。つまり、もともと具体的な決まった形が無いのです。だから頭の中で具体的な形が描けない。これが一般的なパンのイメージです。I bought some breads and cheeses.色々な種類のパンやチーズのイメージ話し手の頭の中では具体的な種類がイメージされています。例えば、夕食会のために、パン屋さんで色々な種類のパンを買っている場面を想像してください。ここでは漠然とパンをイメージするのではなく、個々の種類をイメージしているので具体的な形がイメージされ複数形となるのです。We ate a lot of meat tonight.肉の塊のイメージ。肉も同じ理屈です。肉の塊を夕食時にたくさん食べた。ここでは具体的な形がイメージできませんね。We ate a lot of meats tonight.たくさんの種類の肉のイメージ夕食時にたくさんの種類の肉を食べたイメージです。鳥肉、豚肉、牛肉、ラム肉など、具体的な種類がイメージされ複数形となるのです。この他にも、イメージは違いますが、みなさんも良く知っている物質名詞があります。コーヒーやジュースです。I had too much coffee this morning.(今朝コーヒーを飲みすぎた)液体のコーヒーには具体的な形は存在しませんね。I had a coffee this morning.(今朝コーヒーを一杯飲んだ)これはコーヒーカップが具体的にイメージされ a となるのです。厳密には a cup of coffee のことです。大事なことは取り上げられる名詞が話し手の頭の中でどうイメージされているかで「数えられる」「数えられない」が決まるのです。物質名詞だから「数えられない」とか、普通名詞だから「数えられる」という、受験英語的な考え方はあくまでも受験までです。実践英語では話し手が描いた名詞に具体的イメージがあれば「数えられる」なければ「数えられない」というシンプルな判断です!古い常識に囚われず、”真”常識の理論とイメージの英文法へ!英文法は簡単明瞭!* 名詞に関しては「ザ・英文法」書籍版 上巻Unit2、PDF版Unit2 にてイラスト付きで解説してあります。お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2020 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2020年03月10日
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5月~6月 春の日本セミナー開催!詳細は追って告知していきます。アイアクセス・バンクーバーからのお知らせメルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版 ☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー最新メルマガ問題正しい冠詞を選ぶ1. Take (a / the) right at the stop light.2. Take (a / the) right at the fork.答:1) a 2) the詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!*携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。受信設定 TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆学校英文法で常識とされてきたものが、実は間違っていたら?「教科書に載っていることは常に疑いなさい」2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑氏の言葉です。私も常々、学校英文法を100%信じるな!と叫んでおります。何故ならば、海外の英文法書はどんどん進化しているのに、日本の学校英文法は40年以上も内容がほとんど変わっていないからです。定説を覆すような行為は嫌われるし、クレームもつきやすいと思いますが、今回も勇気を持って学校英文法の誤解、間違いを指摘します。今回は「Some / Any 」の ”真”常識!正しい英文はどっち?1) Do you have any questions?2) Do you have some questions?答:どちらも正しい英文受験英語では「some は肯定文で、any は疑問文と否定文で使う」と教える傾向が昔からあります。だから、2)の some を不自然に思った方もいるかと思いますが、「some は肯定文、any は疑問文と否定文」というのは学校英語の思い込みの一つです。厳密には some は(具体的な数量はわからないが)その名詞が存在することを前提としているときに用いられ、any はその名詞が存在するかのか、しないのかを尋ねるときと、その名詞が存在しないことを伝える時に用いられる。だから、正しくは「some は肯定文、any は疑問文と否定文で使われることが多くなる」とすべきです。したがって、その名詞が存在することを前提としていれば、問題文2)のように some を使った「疑問文」も日常的に用いられます。1) Do you have any questions?2) Do you have some questions?1) は any が用いられているので「質問が存在するのかしないのか」を生徒に問うような文です。つまり、単に生徒に向かって「質問はあるかな?」と聞いている文ですね。2) は some が用いられているので「質問が存在している」という前提で用いられます。例えば、ある生徒が困惑した顔をしていたら先生は some を使います。なぜなら、生徒の困惑顔から質問が存在すると判断できるからです。古い常識に囚われず、”真”常識の理論とイメージの英文法へ!英文法は簡単明瞭!* 今回の”真”常識については「ザ・英文法」書籍版 上巻P.65-67、PDF版P.53-55 にて解説してあります。お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2020 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2020年02月11日
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アイアクセス・バンクーバーからのお知らせメルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版 ☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーー最新メルマガ問題次の2文の違いは?1) I cleaned my room.2) I cleaned up my room.答:1) 部屋の汚れを取る掃除 2) 部屋の片付け詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!*携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。受信設定TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆学校英文法で常識とされてきたものが、実は違っていたら?今回からしばらく「英文法の”真”常識」について言及していきますね。私たちは「学校で習うこと」に対して疑うということをしません。そういう教育を受けてきたので、まさか学校教育が間違っているなどとは微塵にも思わないのです。「教科書に載っていることは常に疑いなさい」2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑氏の言葉です。また、本庶氏は公然と雑誌のネイチャーやサイエンスは、9割は嘘だと断言していました。ここまでくると、もう凄すぎますね。当ブログやメルマガを講読されている方々はご存知だと思いますが、私は常々、学校英文法を100%信じるな!と叫んでおります。何故ならば、海外の英文法書はどんどん進化しているのに、日本の学校英文法は40年以上も内容がほとんど変わっていないからです。定説を覆すような行為は嫌われるし、クレームもつきやすいと思いますが、今年はもっと勇気を持って学校英文法の誤解、間違いを指摘していきたいと思います。今回は名詞に関する”真”常識を紹介します。次の英文は正しい?There is some apple in the salad.答:正しい英文です学校英文法では数えられる可算名詞、数えられない不可算名詞を説明するとき、「普通名詞」は数えられる、「抽象名詞」は数えられない名詞と説明することがありますが、これは必ずしも正しいとは言えません。例えば、apple は普通名詞だから数えられる名詞となり 問題文の some apple を見て「あれ?」と思う人もいると思います。また、surprise のような抽象名詞を数えられない名詞と覚えたら、I have a surprise for you.の a surprise を見ると、やはり「あれ?」と思ってしまいますよね。多くの学習者の方は気づき始めていると思いますが、辞書を引くと大半の名詞が数えられる可算名詞にもなれば、数えられない不可算名詞にもなるのです。辞書で「U」(不可算名詞)、「C」(可算名詞)という記号を見たことがあると思いますが、大抵の名詞はどちらも持っています。もちろん、前例の普通名詞 apple も、抽象名詞 surprise もどちらもあります。つまり、普通名詞だから数えられるとか、抽象名詞だから数えられないという学校英文法の常識は不自然なのです!英文法はそんな難解なものではありません。名詞が「数えられる」「数えられない」という判断基準は至ってシンプルです。「頭の中で名詞を具体的な形やイメージに描くことができれば、数えられる名詞。描くことができなければ数えられない名詞」これだけです!問題文をイメージで描いて見ましょう。There is some apple in the salad.まずは実際にリンゴを頭の中で描いてみて下さい。きっと球形をした具体的なリンゴの形を描けますよね。それが数えられるリンゴです。もし問題文が次のような英文だったら、There is an apple in the salad. この英文を見て、サラダに丸ごとリンゴが入っているイメージが「描け」ましたか?もし正しく英文を描けたらメチャメチャ変な絵柄になるのです。でも、ふつうサラダに入っているリンゴを描くと小さく刻まれたリンゴですよね。もう原形を留めていませんね。つまり具体的な形がないリンゴ。だから、There is some apple in the salad.となるのです。サラダの中に入っているリンゴは球形の原形を留めていないリンゴ。つまり、もう数えられないリンゴなのです。古い常識に囚われず、”真”常識、和訳に頼らない理論とイメージの英文法へ!英文法は簡単明瞭!* 今回の”真”常識については「ザ・英文法」書籍版 上巻P.44-55、PDF版P.37-44 にてイラスト付きで解説してあります。お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2020 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2020年01月14日
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秋の日本セミナーバンクーバー発、ブラッシュアップ英語セミナー!東京、大阪、名古屋で開催します!詳細は こちら ←通じればいい英語から品格のある英語に!英語で最も品格のない文章は冠詞、前置詞などが欠けていることです。She lives London.She likes cat.これらの英文は通じますが、同時にあなたの品格までも伝わってしまいます。来年はいよいよ東京オリンピック通じればいい英語から品格ある英語で世界中の人たちをおもてなししませんか。申込は こちら ←アイアクセス・バンクーバーからのお知らせメルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版 本日の問題☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー次の英文はどちらも習性を表していますが、違いは何?1) Oil will float on water.2) Oil floats on water.答:1) will は習性を表す 2) 現在形は科学的事実を表す詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!*携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。受信設定TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→ TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆今回から日本セミナーで取り上げる英文法の問題点について取り上げます。第1回目に取り上げる冠詞 (a/the) の問題です。あなたが女性ならどちらを言われたら嬉しい?1) You are the woman Ken wants to marry.2) You are a woman Ken wants to marry.もちろん 1) です。世の中は広いので 2) という方もおられるかも知れませんが、おそらく多くの女性は 1) と答えるでしょう。今回は冠詞 a / the の問題です。冠詞自体日本語には存在しないので、日本語を母語とする私たちにとって上の2つの文は同じように思えるかも知れませんが、 a と the が伝える情報は全く異なります。そして、冠詞 a / the を適当に使っているととんでもないことを相手に伝えてしまうこともあるのですよ。冠詞のルールは至ってシンプル「聞き手が名詞を特定できるかどうか」という話し手の判断。これだけ。a の基本イメージ:複数のうちの一人/一つthe の基本イメージ:唯一の人/モノ次の例でイメージしてみましょう。He is a victim of that crime.(彼はあの犯罪の被害者の一人だ)a victim は被害者が複数He is the victim of that crime.(彼はあの犯罪の唯一の被害者だ)the victim は被害者が一人だけこのイメージで問題文を見てみましょう。もう問題文の答も明白ですね。1) You are the woman Ken wants to marry.2) You are a woman Ken wants to marry.1) the woman と言えば「ケンが結婚したい女性はあなただけ」と聞き手に伝わります。言われたら、嬉しいですよね。2) a woman と言えば「ケンが結婚したい女性はあなた以外にもいるんだ。あなたはその中の一人にすぎないのだよ」と聞き手に伝わります。言われたら、引っ叩きたくなりますよね。もちろんノンネイティブが2)を使ってもネイティブは理解してくれます。でも、それはノンネイティブだから許されるのですよ。気をつけましょうね!冠詞 a と the を適当に使わないでね。間違って使えば、あなたの品格まで伝わってしまいますよ!* 冠詞については「ザ・英文法」書籍版 上巻、PDF版 どちらも Unit2 にてイラスト付きで解説してあります。和訳に頼らず、理論とイメージの英文法へ!英文法は簡単明瞭!お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2019 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2019年09月11日
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日本セミナー無事終了。受講生の皆さまお疲れ様でした!アイアクセス・バンクーバーからのお知らせメルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版 本日の問題☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー次の英文を訳してください。1) The boy who is wearing a baseball cap is my son.2) The boy wearing a baseball cap is my son.和訳の詳しい解説についてはメルマガ ”学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!*携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。受信設定TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆今回は東京セミナーからの質問を紹介します。英語脳の思考スイッチが入ると出てくる質問です。両者の意味的違いは何?1) I went to the post office this morning.2) I went to a post office this morning.答:1) いつも利用している郵便局に行った2) ふだん利用しない郵便局に行った見た目には冠詞 a と the の違いだけですが、しかし、 a と the では伝達情報が異なります。ふだん、あまり a と the を意識しない学習者の方も多いと思いますが、英語という言語の中でこの2者はとても重要な働きをしています。ちなみに最もよく使われる単語ベスト30の中で、the は堂々の1位なのです。その単語をふだんから意識しないなんて、かわいそう、いや、むしろ the に失礼だと思いませんか?まぁ、冗談はさておき、「どうして英語では a、the を使うのか?」これを理解するためには文化的背景をまず理解する必要があります。英語はローコンテクスト文化の言語。それに対して、日本語はハイコンテクスト文化の言語。つまり、英語と日本語は180度異なる言語なのです。ここで言うコンテクストとは「文化背景」「文脈」「共通知識」「価値観」などのことです。日本語はハイコンテクスト。コンテクスト、つまり「文脈」「共通知識」「価値観」などの共有性が高い文化のことで、伝える努力やスキルがなくても、お互いに相手の意図を察しあうことで、なんとなく通じてしまう言語のことです。だから、ツーカー言語とも呼ばれるのです。ハイコンテクストの言語は「聞き手責任」のコミュニケーション。それに対して、ローコンテクストの英語は、簡単に言うと、これらのことに依存せず、あくまでも言語によるコミュニケーションを図ろうとすることです。したがって、必然的に「話し手責任」のコミュニケーションとなります。だから、英語では冠詞 a や the を使って、話し手が言葉で全てを伝えようとするのです。日本語なら「今朝、郵便局に行ってきた」と言えば、話し手がどの郵便局に行ったのか 聞き手が発話の場所から想像してくれます。もしくは、ハイコンテクストの日本語では、そこまで郵便局を特定する必要もないのかもしれません。では、会社で同僚が「今朝、郵便局に行ってきた」と伝えている場面を想像してみましょう。聞き手のあなたは同僚がどこの郵便局に行ったのかわかりますよね。おそらく、会社から一番近い、いつも行く郵便局ではないでしょうか。日本語ではわざわざ「いつも行く」などと言わなくとも聞き手は理解してくれますよね。しかし、ローコンテクストの英語ではそうはいきません。「いつも行く郵便局」ということを言葉で伝えなければいけないのです。しかし、わざわざ I always go (いつも行く) と表現しなくとも the を使えばいつもの郵便局を指してくれるのです。the を使うときは、ある名詞が何を指している自動的に聞き手(読み手)が特定できると話し手(書き手)が判断したときです。1) I went to the post office this morning.the post office と the を使うことで聞き手は自動的に会社から一番近い、いつもの郵便局を特定できるのです。なぜならば、その郵便局だけが話し手と聞き手の間で共有できている特定の郵便局だからです。それに対して、a/an を使うときは、初めて話題にのぼる人またはモノを聞き手(読み手)が、その表している人またはモノを特定できないと話し手(書き手)が判断したとき。2) I went to a post office this morning.a post office と a を使うときは、話し手は聞き手が郵便局を特定できないと判断しているのです。なぜならば、話し手はいつも行く郵便局でなく、どこか別の地区にある郵便局に行ったからです。先に述べたように、英語はローコンテクスト、言葉で全てを伝えようとする言語。だから話し手は細かいようですが、the や a を用いて、いつもの郵便局なのか、または、いつも利用しない郵便局なのかを聞き手がわかるように伝えなければならないのです。ハイコンテクストの日本語を使う私たちには面倒くさいことかもしれませんが、ここをきちんと理解しておかないと英語という言語を深く理解できません。英語は話し手責任、言葉で全てを伝える思考回路を構築しましょう!学校英語の丸暗記英文法から理論とイメージの英文法へ!英文法は簡単明瞭!お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2019 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2019年07月03日
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____________________________________「平成30年台風21号」および「平成30年9月北海道地震」の影響により被災された方に、謹んでお見舞い申し上げます。一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。____________________________________アイアクセス・バンクーバーからセミナーのお知らせ!いよいよ今週からスタート!1)バンクーバー発、おもしろ英語脳! 平日夜詳細は こちら2)バンクーバー発、おもしろ英語脳! サタデー(大阪市立難波市民学習センター支援事業)詳細は こちら3)バンクーバー発、1 day 英語脳セミナー in Tokyo (満席御礼)キャンセル待ち申込受付中です。キャンセル待ち申込は こちらセミナーに関するお問い合わせは下記メールアドレスまでお願いします。info.iaxsvancouver@gmail.comアイアクセス・バンクーバーからお知らせ 2メルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版 本日の問題☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー正しい英文はどっち?1) A book is on the table.2) On the table is a book.答:2)詳しい解説については ”メルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!*携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。受信設定TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆秋の日本セミナー「バンクーバー発、おもしろ英語脳!」より出題。今回は、おもしろ英語脳_Aコース_第1回目 名詞・冠詞からの問題です。「今夜、予定がありますか?」という疑問文は次の英語でいいの?Do you have a plan for tonight?答:a plan → plans今回の問題文は日本人の方がよく間違える英文の一つです。実はこの英文を直訳すると「今夜、ある考え(計画)がありますか?」という意味合いの文になります。何だか怪しい文ですよね。英語の名詞は厄介なものと感じている日本人学習者は意外と多いと思います。その理由は、おそらく学校英語できちんと名詞の思考回路を作らないからです。学校英語では普通名詞は「数えられる」、抽象/物質名詞は「数えられない」、こんな風に教えられると思うのですが、こんな覚え方をすれば英語の名詞は難解なものになるだけです。名詞の思考回路、つまり、名詞の英語脳はいたってシンプル。ここでは英語脳の作り方は割愛しますが、名詞のポイントをあげておきます。まず、英語の名詞で重要ポイントは、数えられる(具体的な形がある)、数えられない(具体的な形がない)の認識、さらに数えられる場合は、単数、複数 の認識が必要となります。例えば、今回の名詞 plan ですが、これは数えられる名詞です。ならば、単数イメージなのか、複数イメージなのか。a plan なら計画内容が具体的なイメージを持った「一つの計画」「一つの考え」というイメージが浮かぶのです。例えば、Don’t worry. I have a plan. (心配するな、俺に考えがある)この場合「俺」の頭の中には具体的な考えが浮かんでいるのです。だから a plan と単数形を用いるのです。今回の問題文のように「予定」という意味で用いるときは、常に複数形となります。例えば、土曜日の予定を想像してみてください。複数のイメージが浮かびませんか?午前中に洗車して、午後からショッピング、夜は彼女とデート。こんな風に予定は複数のイメージが浮かびませんか。予定が彼女とデートだけですけど。。。こんな風に思った方もいるかと思いますが、彼女とデートの予定も実は複数のイメージになるのです。彼女とのデートの詳細を考えてみましょう。デートの中身はきっと複数ありませんか?まずは、彼女のショッピング、そして映画、その後、お食事、なんてデートの詳細は複数イメージですよね。それでも「いや予定は一つしかない」と頑固に言い張る人もいるかと思いますが、あくまでも一般論で予定は複数のイメージがふつうなのです。だから、たとえ頑固に「一つ」だという場合でも、やはり英語では「予定」は複数イメージなんですよ。だから、聞くときも、答えるときも、plans と複数形のイメージになるのです。Do you have any plans for tomorrow?(明日、何か予定ありますか?)I already have some plans for tomorrow.(明日はすでに予定があります)このように数えられる名詞の場合、常に単数イメージなのか複数イメージなのかを頭の中で描くことが重要なのです。なんだか厄介に思えるかもしれませんが、それはまだ名詞の英語脳が構築されていないからです。一旦、名詞の思考回路が出来上がれば、いたってシンプルな作業です。本当に複雑なら英語圏の人たちだって使えませんよ。日本セミナーでは名詞の英語脳作りもします。一旦、作ってしまえば、英語の名詞がぐ~と身近な存在になってくれます。* 名詞に関しては「ザ・英文法」PDF版 Unit 2、書籍版上巻Uit 2 にてイラスト付きで解説してあります。英文法は丸暗記ではなく、イメージのが楽しいよ!英文をイメージで捉える。これが「おもしろ英語脳」です!セミナーではこのイメージで捉える訓練をして英語脳作りをします! お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページ iaxs vancouver Facebook TOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった! 発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2018 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2018年10月09日
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____________________________________西日本豪雨、洪水で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げますとともに1日も早い復興をお祈り申し上げます。____________________________________アイアクセス・バンクーバーからセミナーのお知らせ!1)バンクーバー発、1 day 英語脳セミナー in Tokyo 「ザ・英文法」下巻を用い、様々な疑問を解き明かしていきます。* 関係代名詞 that と which どっちを使うの?* can と be able to 本当に同じなの?* He would と He will 意味は違うの?* to do と doing 和訳は同じだけど‥?こんなモヤモヤ感をスッキリさせます!詳細&申込は アイアクセス・バンクーバー HP を参照ください。お問い合わせは下記メールアドレスまでお願いします。info.iaxsvancouver@gmail.com2)秋の日本セミナー in Osaka詳細&申込は下記 アイアクセス・バンクーバー HP を参照ください。お問い合わせは下記メールアドレスまでお願いします。info.iaxsvancouver@gmail.com3)バンクーバー発、英語脳でTOEIC®︎ (月1オンラインセミナー)知って得するTOEICの基本攻略法新感覚、英語脳で考える基本ルール少人数制ですので、ふだん抱えている英語の質問など講師にぶつけてみませんか。きっと納得のいく答が見つかると思いますよ。同じような学習意欲も持った仲間とお互いに刺激をもらいながらの英語学習。月1回だから、あまり負荷を掛け過ぎず、マイペースで英語学習のモチベーションを維持できます。次回は 9/1(土) 14:00~16:00会場:大阪市立難波市民学習センター関係代名詞の本質に焦点をあてます。お知らせ 2メルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版 本日の問題☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー適切な冠詞はどっち?This is ( a / the ) book that I borrowed from Mike.答:どちらも適切。しかし、伝える情報が異なる。詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!*携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。受信設定TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆秋の日本セミナー「バンクーバー発、おもしろ英語脳!」より出題。今回も ザ・英文法(上巻) 第1回目「冠詞」からの問題です。次の両者の違いは何?1) This is a book that I bought from Amazon.2) This is the book that I bought from Amazon.答:伝達情報が異なる英語はコミュニケーションにおける単なるツール(道具)と言う人たちもいます。確かに、ツールであることは間違いありませんが、しかし、正しいツールを使用しなければ確かなモノは作れませんよね。みなさんの家庭にもツールボックス(道具箱)なるものがあると思います。その中には色々なツールが入っています。例えば、マイナスドライバーを使うところで、プラスのドライバーを使ってしまったらやはりダメですよね。英語も同じなのです。適切なツールを正しく使わなければ、きちんとしたものが作れません。したがって、たかが a, the と思いがちですが、この a というツールと、the というツールは正しく使わなくてはならないのです。なぜならば、適当に使うと相手に伝わる内容が異なるからです。だから、a/the を軽んじてはいけないのです!もちろん通じればいいという考えの方ならば、適当にツールを使ってもある程度のレベルまでなら大丈夫でしょう。a と the の違いを簡単に言ってしまえば、「聞き手が名詞を特定できるかどうか」という話し手の判断。例えば、次のような説明の語句が付いて限定される例文を見てください。He is a victim of that crime. 「彼はあの犯罪の被害者(の1人)だ」a victim は話し手と聞き手が同じ被害者をイメージできません。なぜならば、被害者が複数いるから。He is the victim of that crime. 「彼はあの犯罪の(唯一の)被害者だ」the victim は話し手と聞き手が同じ被害者をイメージできるのです。なぜならば、被害者が1人だけだから。これと同じイメージで問題文を考えてみましょう。1) This is a book that I bought from Amazon.a book は「聞き手がその本を特定できない」という話し手の判断に基づいて使われている。なぜかというと、話し手はAmazonで買った本が複数冊あるからです。だから、聞き手は「話し手がAmazonでこれ以外にも本を買った」と考えるのです。2) This is the book that I bought from Amazon.一方、the book は自動的に「聞き手がその本を特定できる」という話し手の判断に基づいて使われています。なぜなら、話し手はAmazonから買った本が、この本1冊だけだからです。だから、聞き手には「話し手がAmazonから買ったのはこの本1冊だけ」という情報が伝わるのです。このように冠詞 a / the は体こそ小さいが、伝える情報はこれだけ異なるのです。たかが冠詞と考えず、冠詞を正しく運用することこそ、正しいコミュニケーションツールを使うということなのです。日本セミナーでは関係代名詞節における冠詞の重要性もしっかりと取り上げます。英文法は丸暗記ではなく、イメージのが楽しいよ!英文をイメージで捉える。これが「おもしろ英語脳」です!セミナーではこのイメージで捉える訓練をして英語脳作りをします!* 今回の内容は「ザ・英文法」PDF版ではP.33-34にて解説。書籍版では上巻P.40-41と下巻P.25-28にてイラスト付きで解説してあります。お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2018 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2018年08月30日
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___________________________________西日本豪雨、洪水で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げますとともに1日も早い復興をお祈り申し上げます。____________________________________アイアクセス・バンクーバーからセミナーのお知らせ!1)バンクーバー発、1 day 英語脳セミナー in Tokyo 「ザ・英文法」下巻を用い、様々な疑問を解き明かしていきます。* 関係代名詞 that と which どっちを使うの?* can と be able to 本当に同じなの?* He would と He will 意味は違うの?* to do と doing 和訳は同じだけど‥?こんなモヤモヤ感をスッキリさせます!詳細&申込は こちらお問い合わせは下記メールアドレスまでお願いします。info.iaxsvancouver@gmail.com2)秋の日本セミナー in Osakaバンクーバー発、おもしろ英語脳! 平日夜 & サタデー英語脳を使って長年の疑問をスッキリ解消します。詳細&申込は こちらお問い合わせは下記メールアドレスまでお願いします。info.iaxsvancouver@gmail.com3)バンクーバー発、英語脳でTOEIC®︎ (月1オンラインセミナー)知って得するTOEICの基本攻略法新感覚、英語脳で考える基本ルール少人数制ですので、ふだん抱えている英語の質問など講師にぶつけてみませんか。きっと納得のいく答が見つかると思いますよ。同じような学習意欲も持った仲間とお互いに刺激をもらいながらの英語学習。月1回だから、あまり負荷を掛け過ぎず、マイペースで英語学習のモチベーションを維持できます。次回は 8/18(土) 14:00~16:00会場:大阪市立難波市民学習センター不定詞・動名詞の本質に焦点をあてます。お知らせ 2メルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版本日の問題☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「好きなカードをどれでもいいから取ってください」という意味の英文です。正しいのはどっち?1) Take any card you like.2) Take any cards you like.答:どちらも正しい詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!*携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。受信設定TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆秋の日本セミナー「バンクーバー発、おもしろ英語脳!」より出題。今回も ザ・英文法(上巻) 第1回目「名詞・冠詞」からの問題です。正しい英文はどっち?1) He doesn’t have any friend.2) He doesn’t have any friends.答:2) では、次の2文は?3) He doesn’t have any girlfriend.4) He doesn’t have any girlfriends.答:どちらも正解。しかし、意味が異なる。any は不定の数を表す形容詞なので後に続く名詞は複数形のイメージが強いかもしれませんが、any は単数名詞にも使われます。any に単数名詞が続くのか、複数名詞が続くのかは、あくまでも名詞のイメージが単数なのか、複数になるかという名詞の基本イメージなのです。CGEL では 「no + 単数/複数」と同じ発想であると述べています。つまり、単数がふつうと考えられる名詞は単数名詞を伴い、複数がふつうと考えられる名詞は複数名詞を伴うということです。例えば「彼には父親がいない」という文を作る場合、 He has no father. と単数形を使うのがふつうで、He has no fathers. と複数形にするのは不自然となります。なぜならば「父親」はふつう1人、つまり、単数がふつうだからです。また、次のようにHe has no child. より He has no children. の方がより自然なのは「子供」は数人(複数)と考えるほうが一般的だからです。もちろん一人っ子政策を実施している国では He has no child. の方がふつうでしょうね。この no と同じように any に続く名詞も単数がふつうと考えられるなら単数名詞を伴い、複数がふつうと考えられるなら複数名詞が続くというイメージなのです。では、問題文を同じようにイメージしてみましょう。1) He doesn’t have any friend.2) He doesn’t have any friends.「友だち」をイメージしてみましょう。「友だち」をイメージすると数人(複数)のイメージが浮かびませんか?だから、2)any friends と複数名詞を使う方がふつうなのです。もちろん1)を絶対的な間違いとは言いません。世の中には友だちは「1人」というイメージを持っている人もいると思うからです。しかし、おそらく少ないと思います。多くの人はふつう友だちを複数イメージで捉えるので any friends とする方がふつうなのです。次に後半の問題文を同じようにイメージしてみましょう。(3) He doesn't have any girlfriend. (4) He doesn't have any girlfriends. 実は、どちらも正しい文です。しかし、英文のイメージが異なることがわかりましたか?(3) は girlfriend が単数イメージで使われています。girlfriend が1人。つまり、このガールフレンドはお付き合いする「ガールフレンド」のことなのです。ガールフレンドはふつう1人ですよね。だから、any girlfriend と単数名詞を伴っているのです。つまり、(3) は付き合っているガールフレンドがいないという意味。(4) は複数イメージの girlfriends です。もうおわかりですね。この girlfriends は女友達のことです。女友達ならふつう複数のイメージですよね。だから、any girlfriends と複数名詞が続くのです。つまり、(4) は単に女友達が1人もいないという意味なのです。「any + 複数名詞」と機械的に覚えるのではなく、名詞の数をイメージする方がおもしろいでしょう!英文法は丸暗記ではなく、イメージのが楽しいよ!英文をイメージで捉える。これが「おもしろ英語脳」です!セミナーではこのイメージで捉える訓練をして英語脳作りをします!お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2018 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2018年08月16日
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____________________________________西日本豪雨、洪水で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げますとともに1日も早い復興をお祈り申し上げます。____________________________________アイアクセス・バンクーバーからのお知らせ!1)「バンクーバー発、英語脳でTOEIC」 オンラインセミナー次回は 8/18(土) です!TOEIC でも重要な「to 不定詞」と「動名詞」を取り上げます。よく to不定詞は「未来」志向、動名詞は「過去」志向と説明されますが、それではいつまで経っても両者を理解することができません。セミナーでは両者の本質に迫ります!会場:大阪市立難波学習センター詳しくは アイアクセス・バンクーバーFB をご覧ください。2)秋の日本セミナーのお知らせ!「バンクーバー発、おもしろ英語脳!」セミナー2018年10月~11月「ザ・英文法」上巻(Aコース)・下巻(Bコース) 英文を頭の中で「描く」新感覚英語学習メソッド!詳細はアイアクセス・バンクーバーFB /ブログなど、追ってアップしていきます。お知らせ 2メルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版本日の問題☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー正しい英文はどれ?1) I went to school.2) I went to a school.3) I went to the school.答:どれも正しい英文です。詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!*携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。受信設定TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→ TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆秋の日本セミナー「バンクーバー発、おもしろ英語脳!」より出題。今回は ザ・英文法(上巻) 第1回目「名詞・冠詞」からの問題です。正しい英文はどっち?1) My son has gone to school.2) My son has gone to the school.答:どちらも正しい英文です。学校英語や参考書などでは「school (学校)」 には冠詞が付かないと説明することもありますが、本当に「学校」には冠詞が付かないの?そんなことはありません!「school (学校)」に冠詞 a/the が付くことも日常生活の中ではふつうにあります。「学校」に冠詞を付ける/付けない というルールは、あくまでも頭の中で学校をどんな風にイメージしているかで決定されることなのです。最新メルマガをすでに読んだ方はもうお分かりだと思いますが、復習がてらもう一度簡単に説明します。最新メルマガは こちらschool に冠詞が付かないということは school が数えられない名詞ということです。英語の名詞はご存知のように、数えられる(可算)、数えられない(不可算)名詞に分けられます。学校英語などで説明される「普通名詞は数えられる」「物質・抽象名詞は数えられない」みたいな分け方をすると、結局のところよくわからないという結果になってしませんか?「学校」は普通名詞だから1校、2校、3校と数えられる名詞なのに、どうして冠詞が付かないのかモヤモヤしませんか。私が学生の頃(40年近く前)、go to school を「the の慣用的省略」なんて説明する参考書などもありましたが、もう苦し紛れの説明ですよね。名詞が数えられるとか、数えられない という原則は、その名詞を頭の中で「明確で具体的な形やイメージに描くことができるか、できないか」それだけなのです。つまり、具体的な形やイメージに描くことができれば数えられる名詞。できなければ、数えられない名詞ということなのです。実にシンプルな判断基準なんです。では、実際に school「学校」を描いてみましょう。具体的な形やイメージで描けましたか? では、あなたが描いた「学校」をチェックしてみましょう。あなたが描いた学校は、もしかして学校の校舎(建物)ではないでしょうか?もしそうなら、それは単に学校の建物であって、go to school「学校に行く」という意味の「学校」ではないのです。「学校に行く」のだから、校舎(建物)でいいでしょう、と思う人も多いかと思います。でも、みなさんが学校に行く、または行っていた時のことをイメージしてください。校舎に行くだけですか?そんなことはありませんよね。「学校に行く」とは「学びに行く」という行為ですよね。つまり、go to school の school は具体的な形のある建物を表しているのではなく、school (学校)の本来の目的「学び」を表しているのです。学校に通う生徒たちにとっては school は「建物」ではなく「学びの場」という目的を表わすのです。では「学びの場」を頭の中で具体的な形に描くことができますか?漠然としたイメージになりませんか?このように具体的な形に描けなければ、school は数えられない名詞になるのです。だから、1) My son has gone to school. は「息子は学校へ(学びに)行った」という意味になるのです。次に the school について考えてみましょう。例えば「駅に行く」は go to station とは言わず、go to the station と言いますよね。to は到達を表す前置詞だから、直後には到達する「場所」が続きます。無冠詞の station では形がありません。形のない駅には到達できませんよね。だから the station と形のある場所が続くのです。前述の go to school は形ある場所ではなく「学び」という目的を表すので無冠詞でしたが、the station のように school に the が付けば、具体的な学校の「建物」を表わします。定冠詞 the を用いるのは、聞き手が話題になっている人や物を特定できる、つまり、どの学校なのか聞き手が特定できると話し手が判断したからです。2) My son has gone to the school. は「あなたが特定できる学校の建物に息子は行きました」という意味。つまり「息子は自分の学校へ行きました」という意味です。例えば、学校が終わって家に戻ってきて、夕方また友達と学校へ遊びに出かけた。日曜日に学校へ遊びに行った。お弁当箱を忘れてきたので、学校に取りに行った。などなど色々なシチュエーションが想像できますね。こんな場面では the school を使います。なぜなら、この場合の学校は本来の「学びの場」という目的を表しているのではなく、単に学校の敷地や校舎を意味するので、頭の中で具体的な場所の形がイメージされるからです。こういう場面で丸暗記してしまった無冠詞の go to school を使うと大変不自然になることはもう明白ですね。英文法は丸暗記ではなく、イメージのが楽しいよ!英文をイメージで捉える。これが英語脳です!セミナーではこのイメージで捉える訓練をして英語脳作りをします!* 今回の問題に関しては「ザ・英文法」PDF版では P37-44 にて、書籍版では下巻 P44-55 にてイラスト付きで詳しく解説してあります。お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→ こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2018 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2018年08月01日
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________________________________________東日本大震災から6年。犠牲者の皆様のご冥福を心からお祈りいたします。そして、いまだに苦しんでおられる被災者の皆様が、1日も早く通常の生活に戻れますように。________________________________________秋の英語脳セミナーおかげさまで 【満席御礼】となりました。今回6回セミナーの都合がつかなっかた方や、お試しで英語脳セミナーを受講したいというご要望がありましたので、1day セミナーを開催します!シフォンケーキとお茶(コーヒー、紅茶)をいただきながら、アットホームでリラックスできる空間で英語脳を体感してみませんか。a / the どっちを使えばいいの?In / at どっちを使うの?過去形と現在完了形、何がどう違うの?英語脳を構築することでこんなモヤモヤ感が吹っ飛びます!講師との距離も近いので質問も遠慮なくできるセミナー形式です。バンクーバー発、1 day 英語脳セミナー日時:11.23 (木) 祝日 14時~17時(受付 13時45分~)場所:CAFE 英國屋 なんば本社3F(大阪市中央区難波3-7-10)対象:英語初級者から上級者まで参加費:4,500円(ケーキ・コーヒー代込)教材費:1,500円(ザ・英文法 上巻 2017版)定員:15名(10名以上で実施)お申込は「氏名」「電話番号」を下記メールまたは電話にて受付ています。メール:Info.iaxsvancouver@gmail.com電話:080-8539-2227詳しくは スクールFB をご参照ください。アイアクセス・バンクーバーからのお知らせ!メルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版 本日の問題☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー意味の違いは何?1) Go to bed now!2) Go to the bed now!答:どちらも正しい英文。ただし、意味が異なります。詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法! *携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。受信設定TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆意味の違いは何?1) a victim of the crime2) the victim of the crime答:1) 被害者が複数 2)被害者が一人今回は英語脳セミナー第2回目の「冠詞・名詞の世界」からの抜粋です。a, the 日頃英語に触れていてもあまり意識していないことが多いのではないでしょうか?でも、冠詞はとても重要なんですよ!英単語使用頻度ベスト30を見てもわかるように、the は堂々の1位、a も第5位と大健闘!何が言いたいかというと、これだけ英語という言語の中で大活躍している冠詞 a / the を意識しないということはあまりにもないがしろにされ過ぎてやいませんか?もし私が冠詞なら怒り爆発ですよ(笑)さて、冗談はさておき、これだけ大活躍している a, the と一度きちんと向かい合ってみませんか。a, the の基本用法は至ってシンプルです。a/an は話し手が表している人またはモノを、聞き手(読み手)が特定できないときに用いられます。それに対して、the を使うときは、ある名詞が何を指しているか自動的に聞き手(読み手)が特定できると判断されたときに用いられます。このように基本用法は中学の英語の授業で習ったと思います。しかし、重要なことは、a / the が伝える情報が異なるということを理解することなのです。a は聞き手がその名詞を特定できない。したがって、1) a victim of the crime は聞き手がどの被害者なのか特定できない。つまり、被害者が他にも存在することを前提と考えるのです。それに対して、2) the victim of the crime は聞き手が被害者を特定できるという話し手の判断に基づいて使われるので、聞き手には被害者が一人だけだという情報が伝わるのです。被害者が一人なら話し手と聞き手の間で被害者を特定できますよね。このように冠詞 a, the は体は小さいけれど、伝える情報はこれだけ異なるのです。小さな巨人「冠詞」を軽視してはなりませぬ。* 冠詞については「ザ・英文法」Unit 1 にて解説してあります。お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします!↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ↓こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2017 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2017年10月26日
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________________________________________熊本地震で被災された皆様が一日も早く通常の生活に戻れますよう被災地域の復興を心よりお祈り申し上げます。________________________________________告知!今年も4月−5月、大阪で「話すための英文法セミナー」を開催いたします!詳細はFB、ブログ、メルマガなどで追ってアップしていきます。さて、今回の春セミナーでは、英文法セミナーだけではなく、大阪市立難波学習センターと共催の「新TOEIC対策セミナー」もやります!セミナー名:バンクーバー発、新TOEIC学習を10倍楽しくする方法!期間:2017年4月14日(金)〜5月26日(金) 全6回新TOEICでは、今までのような「とりあえずテクニックでスコアを取る」という安易な発想やアプローチがますます通用しなくなってきました。英語力が上がらなければスコアも上がらないような真の英語力を問う試験になってきています。「短期間で一気にスコアを伸ばしたい」でも、結果を急ぐと、英語を学ぶ上で大切なことを見過ごしてしまいます。だから、新TOEIC対策は「急がば回れ」学習が本当の意味での近道なのです。受験英語のような丸暗記方式ではなく、英語の基本ルールを頭の中で描きながら英語の思考回路を作り、TOEIC学習を楽しくするセミナーです!詳細は下記FBなどで追って告知していきます。Facebookセミナーに関するお問い合わせは ☞ メールアドレス までご連絡ください。アイアクセス・バンクーバーからのお知らせ!メルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。ザ・英文法DL版本日の問題☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー正しい表現はどれ?1) A Happy New Year!2) Happy New Year!3) Wish you a happy new year!4) Wish you happy new year!答:(2) (3)詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら→ 学校で教えて欲しかった、こんな英文法!*携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。受信設定TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら→ TOEIC プラスTOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆「お誕生日おめでとう!」は Happy birthday!でも「幸せなお誕生日になりますように!」という贈る言葉は、 Wish you a happy birthday!どうして「おめでとう」には冠詞 a が付かないの?答:「おめでとう」は挨拶だからです。先週28日土曜日は旧正月でしたね。中国系カナディアンのお家に招待されて Chinese New Year をお祝いしました。最初の挨拶はもちろん Happy New Year! やはり、新年の挨拶「明けましておめでとう!」にも A はつきません。誕生日の挨拶「お誕生日おめでとう!」も同じで、A happy birthday! と「A」を付けて言うことはありませんよね。でも「幸せなお誕生日になりますように!」という贈る言葉のときは、 Wish you a happy birthday! と「a」を付けます。たかが冠詞「a」が付くか、付かないかなんて、細かいこと気にするな、と言う人もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください。外国人のお誕生日会で、A happy birthday! と言っても、もちろん通じるでしょう。でもね、それは「お誕生日おめでとう!」と言っているのではなく、「ハッピーな誕生日!」と言っているようなものなのです。お誕生日の知人に「おめでとう!」と言わず、「バッピーな誕生日!」て言うのはやっぱり変だよね。だから、気にするなと言わずに、ちょっとは気にしてくださいね。冠詞「a」を付ける/付けないかは、名詞を頭の中で具体的にイメージできるかどうかだけです。「お誕生日おめでとう!」のような挨拶を頭の中で具体的なイメージとして描けますか?頭の中で描こうとしても具体的なイメージが出てこないでしょう。でも「Wish you a happy birthday! (幸せなお誕生日になりますように!)」のような文になると、あなたが指している「birthday」は具体的な「誕生日」を指していますよね。つまり、具体的に「何月何日」のような「日」が頭の中にイメージされているのです。たかが冠詞「a」だけのことですが、これが基礎英文法なのです!学校英語ではおそらく冠詞「a」は「数えられる名詞の一つを表すときに用いる」みたいに教わると思いますが、それだけでは、上記の違いはわからないですよね。こういう思考回路を作ることで冠詞が自由に使えるようになるのです。そして、この冠詞「a」を自由に使える力が基礎英文法力なのです。* 冠詞・名詞については「ザ・英文法」Unit 2 にてイラスト付で解説してあります。イラストでイメージするとよりクリアーになりますよ。お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします! ↓人気ブログランキングへ iaxs vancouver ホームページiaxs vancouver FacebookTOEICブログ→こんなTOEIC教えて欲しかった!発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2017 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2017年01月31日
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________________________________________熊本地震で被災された皆様が一日も早く通常の生活に戻れますよう被災地域の復興を心よりお祈り申し上げます。________________________________________ こんにちは iaxs vancouver のオグリです。 告知!! 第4回 日本セミナー開催! 大阪セミナー:全6回 参加型 話すための英文法講座 10月15日(土)、22日(土)、29日(土)11月 5日(土)、12日(土)、19日(土) バンクーバー発 ビジュアル・ラーニング・メソッド 受験英語では絶対に習わない英語の本質「ザ・英文法」 英語が苦手な方、英語が嫌いな方、必要だと分かっているけど英語はやる気がしない方、英語は好きだけど思うように上達しないと悩んでいる方、英文法学習の新たな視点を紹介し、英文法を楽しみながら学んでいける講座です。 例えば、バスケットボールが上手くなりたいと思ったら、ルールを学んで、シュート、ドリブリ、パスなど技能を磨くしかありません。 英語もこれと全く同じなのです。 英語を使いたいと思ったら、ルール(英文法)を学び、スキル(書く、読む、聞く、話す、4技能)を磨くのです。 だから、まずは英語の法則を身につけることが英語を上達させるファーストステップなのです。 詳細は Facebook を参照ください。大阪セミナーに関するお問い合わせは下記メールアドレスまでお願いします。メールアドレス:info.iaxsvancouver@gmail.com アイアクセス・バンクーバーからのお知らせ! メルマガ「学校で教えてほしかった、こんな英文法!」や「TOEIC プラス」のネタ元にもなっているアイアクセス・バンクーバーのテキスト本 「ザ・英文法」ダウンロード版 オンライン販売中! 100点以上のイラストを使って英語の仕組みをよりわかりやすく解説。 百聞は一見にしかず、まずは無料サンプルをご覧ください。 ザ・英文法 本日の問題 ☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 次の2文を訳してください。 1) Do you know the boy sitting with John over there?2) Do you know the boy who is sitting with John over there? 答:両者は同じ訳(意味)にはなりません。 詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら → 学校で教えて欲しかった、こんな英文法! *携帯アドレス、Gmail、YahooMail、hotmailにメルマガが届かない場合、以下から受信設定をお試しください。 こちら→ 受信設定 TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。 登録はこちら:TOEIC プラス TOEICメルマガ関連ブログはこちら:こんな TOEIC 教えて欲しかったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆ 今回からしばらく10月11月の大阪セミナーで取り上げる文法項目を紹介させていただきます。 今回は第2回 Bクラス(中・上級レベル)で取り上げる「名詞・冠詞の法則」の問題です。 次の文を読んで不自然に感じますか? それとも自然に感じますか? A book is on the table.「本が一冊テーブルの上にある」と、日本語で考えると別に不自然さは感じませんよね。 しかし、問題文は、完全な間違いというわけではありませんが、ふつうに「〜が…にある」という文として用いるならあまり使われません。 どうして? 英語には「文末焦点の原則」というルールがあるからです。 まずこの文末焦点の原則を簡単に説明します。 文末焦点の原則とは、話し手と聞き手がすでに知っている旧情報を主語にして、聞き手が知らない新情報を文のより後に置くという英文構成上の原則の1つです。(これは語の流れを理論的に説明するためのもので、強調構文など、この原則があてはまらないものもあることを明記しておきます) 例えば、We live in Vancouver. のような簡単な文をみてもわかると思いますが、We が旧情報(話し手と聞き手の双方がすでに了解している情報)で、in Vancouver が聞き手の知らない新情報になり文末に置かれているのです。 次のように、質問文と合わせて考えるとよりわかりやすいと思います。 Where do you live? → We live in Vancouver. やはり、聞き手の知らない新情報(in Vancouver)が文末に置かれていますね。円滑なコミュニケーションを行う場合、まずは相手が知っている事柄から話し始め、それから相手の知らない情報を加えていくというのは至って自然な流れと言えますね。 では問題文も質問文と合わせて考えてみましょう。 A book is on the table. (本が一冊テーブルの上にある) 「本が一冊テーブルの上にある」この文が答になる質問文は何? 「何がテーブルの上にありますか?」これが質問文ですね。 What is on the table? → A book is on the table. 聞き手の知らない新情報は What の答になる A book です。 でも、そうすると新情報である A book がいきなり文頭の主語になって非常に不自然な感じを与えてしまうのです。なぜならば、旧情報から新情報への流れを原則とする「文末焦点の原則」を無視しているからです。 英語ではこの不自然さを回避するために存在(existential)の there を文頭に置き、みなさんもよくご存知の、there is 構文が用いられるのです。 There is a book on the table. と表現します。 There is を置くことで新情報 a book をいきなり文頭に置くのではなく述語動詞 is の後ろに置くことができ、完全な文末ではありませんが、文末焦点の原則(新情報を文の後に置く)を守っていることになりますね。 a book が新情報なら、the book は? 定冠詞 the は聞き手と読み手がすでに知っている旧情報を提供するので The book は旧情報となりふつうに文頭に置かれ主語になります。 したがって、The book is on the table. はごく自然な文になるのです。 これも質問文と合わせて考えればよくわかります。 「その本はテーブルの上にある」この文が答になる質問文は何? 「その本はどこにありますか?」これが質問文ですね。Where is the book? → The book is on the table.「その本どこにあるの」 「その本はテーブルの上にあるよ」 やはり「本」は聞き手と話し手がすでに知っている古い情報ですね。 聞き手の知らない情報は Where「場所」つまり「テーブルの上」です。だから新情報 on the table が文末に置かれるのです。和訳に頼らず、英語の法則で理解しましょうね! * 今回の問題は「ザ・英文法」DL版P33-35にて詳しく解説しています。参考にしてください。 お役に立ちましたら→ 応援ポッチもよろしくお願いします! スクールホームページ スクールFacebook TOEICブログ→ こんなTOEIC教えて欲しかった! 発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2016 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2016年08月31日
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________________________________________東日本大震災で被災された皆様が一日も早く通常の生活に戻れますよう被災地域の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。________________________________________こんにちはiaxs vancouver のオグリです。アイアクセス・バンクーバーからのお知らせ。インテンシブTOEICコース 本日の問題☆★☆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー勉強しているのはどっち?1) John is at school.2) Matt is in the school. 詳しい解説についてはメルマガ “学校で教えて欲しかった、こんな英文法!” でチェックしてくださいね。 登録はこちら:学校で教えて欲しかった、こんな英文法!TOEICメルマガも発行中。TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら: TOEIC プラスTOEICメルマガ関連ブログはこちら:こんな TOEIC 教えて欲しかったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆学びに行ったのはどっち?1) Kate went to school. 2) Ellen went to the school. 答:(1) Kate例文の違いは the が「ある」か「ない」か だけで、どちらも「学校に行った」という同じような意味だと思った人も多いのでは?実は、この the があるか、ないか、で 文の意味が違ってくるのですよ。ところで、みなさんにとって「the」とはどんな存在ですか?学校で特別習ったわけでもないけど、とりあえず the は「その〜」と訳す、こんな感じのイメージを持っている人も少なくないのでは? 英語のデータベースで最も多く使われる単語のベスト10を調べると、1位の単語はなんと「the」なのです。最もよく使われる単語、つまり英語という言語で最も活躍している単語 the は日本の学校英語でほとんど扱われないという悲しい事実があるのです。そこで私はこの小さな体で大活躍している the に代わって、声を大にして言いたい。 「the を蔑ろにしてはいけな〜い!」と、まぁ、前置きはこれくらいにしておいて、本題に入りましょう。今週のメルマガを読んだ人は school と the school のイメージの違いを頭の中で比較的容易に描けたのでは?今回の問題は前置詞というよりは「名詞・冠詞」に焦点を合わせた問題です。さて、着目すべき点は school に冠詞 the が付いているか、付いていないかです。冠詞用法の重要な原則の一つに「数えられる名詞の単数形は常に冠詞(または my, this のような他の決定詞)を用いなければならない」という原則があります。つまり a car (1台の車) the car (その車) my car (私の車) とは言えますが、car とは言えないという原則でしたね。覚えていますか?この原則に従えば、1校、2校、3校、と数えられる school (学校)は数えられる名詞の単数形だから 2) Ellen went to the school. のように the が付くのがふつうですが…次に、名詞の原則という側面から考えてみましょう。名詞を頭の中で「明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば数えられる名詞、描くことが出来なければ数えられない名詞」という判断基準がありましたね。覚えていますか?今回の school と the school を 名詞の判断基準(英語脳)で考えてみましょう。数えられる名詞「学校」に冠詞や決定詞が付いていない school は頭の中で明確な形に描くことができない数えられない名詞になります。この school は具体的な形のある建物ではなく、名詞 school (学校)が「学ぶ」という本来の目的を表しているのです。実際に「学ぶ」という目的を頭の中で具体的に描いてみてください。う〜ん、やっぱり「目的」は頭の中で具体的な形を描けませんよね。つまり、the のない school は「建物」ではなく「学びの場」という目的を表わしているのです。だから、頭の中で具体的な学校の形を描くことができないのです。具体的な学校の形に描けなければ、英語では数えられない名詞 school になります。それに対して、the の付く school は数えられる名詞。つまり、頭の中で明確な形に描くことができる名詞です。では、紙と鉛筆を用意して実際に school「学校」を具体的な形に描いて下さい。あなたが描いた学校は学校の校舎(建物)ではないでしょうか?つまり、具体的な形がある学校とは建物、校舎のことなのです。この学校は本来の「学ぶ」という目的を表わしているのではなく、単に「建物(校舎)」を表わしているのです。これで、 Ellen went to the school. は単に「校舎に行った」というイメージが描け、 Kate went to school. は学校の目的を果たしに行った、つまり「学びに行った」というイメージが描けますね。エレンは学校の校舎に行った、つまり、必ずしも勉強しに行ったとは限らないのです。もしかしたら、エレンはお母さんで息子の先生に会いに学校へ行っただけかもしれないのです。それに対して、ケイトはその学校の生徒で学びに行ったという意味になるのです。どうですか、たかが the と思っていたかもしれませんが、the の伝える情報がわかると例文のような文章の意味の違いがクリアーになるでしょう。こう言った the のニュアンスの違いを使いこなすことで英語という言語に奥行きがでてきますね。応援ポッチもよろしくお願いします! ⇒ スクールホームページ iaxs vancouverTOEICブログ こんなTOEIC教えて欲しかった!日記ブログ Life in Vancouver発行者 小栗 聡 本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。Copyrights (c) 2007-2012 by Satoshi Oguri All rights reserved.
2012年11月19日
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Day 43:今日もサミト君の英語の宿題をちょっと覗いてみましょう。問題:空所に a または theを入れなさい。1. (___) earth goes around (___) sun.2. She was injured in (___) left foot in (___) bicycle accident.Day 38で冠詞 the の最終的な決定は修飾(関係詞節)の有無ではなく、聞き手(読み手)にその名詞が自動的に特定できるかどうかという話し手の判断です、という説明をしましたね。では「聞き手(読み手)に名詞が特定できる」と話し手が判断できるのはどのような場合があるかを考えてみましょう。大きく別けると、次の4つの場合があります。[1] 話の中に既に出た名詞を指す場合[2] 話の中に既に出た名詞や事柄に関連するものを指す場合[3] その場の状況から判断できるものを指す場合[4] 常識から判断できる場合今日の問題は[4]の「常識から判断できる場合」です。では、サミト君の答えを見ながら解説しましょう。1. ( The ) earth goes around ( the ) sun.[訳]地球は太陽の周りを公転している「地球」「太陽」と言えば、常識から聞き手は特定できますね。したがって、話し手は聞き手が「地球」「太陽」を特定できると判断して定冠詞 the を用いるのです。2. She was injured in ( the ) left foot in ( a ) bicycle accident.[訳]彼女は自転車事故で左足をけがした皆さんも自分の「左足」を考えてみて下さい。左足は1つしかありませんよね。だから話し手は「左足」と言えば、常識的に聞き手が「左足」を特定できると判断し定冠詞 the を用いるのです。「自転車事故」は初めて話に出てきたので聞き手には特定できませんよね。どこで、どのように起こった事故か知りませんよね。だから話し手は聞き手が自転車事故を特定できないと判断し不定冠詞 a を用いるのです。1.の文も2.の文も適当に不定冠詞 a/an を用いると不自然になります。1. An earth goes around a sun.[訳]ある1つの地球はある1つの太陽の周りを公転している???2. She was injured in a left foot in a bicycle accident.[訳]彼女は自転車事故で(いくつかあるうちの1つの)左足をけがした???不自然に聞こえますか。これらが不自然と聞こえてこれば、だんだん英語脳が出来上がってきている証拠です。冠詞という概念は日本語に存在しないので、なるべく日本語を介さずに考えるように心がけましょう。例えば1の場合、「An earth」「a sun」とすると聞き手には特定できない「地球」「太陽」になるから、聞き手は「地球」「太陽」がいくつも存在すると想像してしまいますよね。もちろん、常識から考えればそんなことを想像する人はいないと思いますが。2の場合、a left foot とすると、やはり聞き手には特定できない「左足」になります。ちょっと無理やりの例ですが、左側4本足と右側4本足があるようなタコ人間のような人を想像して、4本の左足のうちの1本を想像してしまいそうですよね。でも常識から考えれば、そんなことはあり得ませんよね。たかが冠詞と思われるかも知れませんが、冠詞 a と the ではこれだけ情報内容が異なるのです。冠詞の基本用法がわかっても、我々ノンネイティブにとっては、やはりハードルの高い文法規則の1つです。今回で冠詞は終了しますが、後は「習うより慣れよ」、つまり、ネイティブの冠詞の語感に少しでも追いつくにはこの基本用法を意識しながら、より多くの英文をどんどん読むことです。次回からは名詞の仲間「動名詞・不定詞」に関する問題を順次紹介しますね。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語克服の秘訣!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2008年01月23日
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Day 42:今日もサミト君の英語の宿題をちょっと覗いてみましょう。問題:空所に不要なら無冠詞、必要であれば a または the を入れなさい。1. Where is Ellen? She is in (___) kitchen. 2. Please pass me (___) salt.Day 38で冠詞 the の最終的な決定は修飾(関係詞節)の有無ではなく、聞き手(読み手)にその名詞が自動的に特定できるかどうかという話し手の判断です、という説明をしましたね。では「聞き手(読み手)に名詞が特定できる」と話し手が判断できるのはどのような場合があるかを考えてみましょう。大きく別けると、次の4つの場合があります。[1] 話の中に既に出た名詞を指す場合[2] 話の中に既に出た名詞や事柄に関連するものを指す場合[3] その場の状況から判断できるものを指す場合[4] 常識から判断できる場合今日の問題は[3]の「その場の状況から判断できるものを指す場合」です。では、サミト君の答えを見ながら解説しましょう。1. Where is Ellen? She is in ( the ) kitchen. [訳]エレンはどこにいますか?エレンなら台所にいます。エレンがいる台所がこの会話がなされている場所の台所であることは明白ですよね。ならば、聞き手はどの台所か特定できますね。したがって、話し手は聞き手が台所を特定できると判断して定冠詞 the を用いるのです。私は中学生の頃に「家の中の場所には定冠詞 the を用いる」と習った記憶があります。これは今から約30年近く前のことですから、今の中学校ではこのような教え方はしていないと思いますが、当時の私はこの強引な解釈を勘違いして覚えたため、I saw a beautiful kitchen in a magazine. という文がどうして a kitchen になるのか混乱したことを覚えています。もし解釈が「会話のなされている家の中の場所には定冠詞 the を用いる」だったなら勘違いをしなかったかもしれませんね (+_+)しかし、こんな紛らわしい解釈ではなく、定冠詞 the を用いるかどうかは、シンプルに聞き手(読み手)に名詞が特定できるという話し手の判断です。She is in the kitchen. と答えた話し手は、聞き手が台所を特定できると判断しているだけなのです。同じ家の中にいるのだから当然聞き手はその家の台所だと判断できますよね。I saw a beautiful kitchen in a magazine. と言った話し手は、聞き手がその台所を特定できないと判断し、 a を用いたのです。当然、聞き手はどの雑誌のどの台所のことかもちろん知りませんよね。2. Please pass me ( the ) salt.[訳]塩を回してください。レストランのテーブルに座って家族で食事をしていると考えてみてください。皆さんも「塩とって」とか「お醤油とって」などとそのテーブルに同席する家族に頼んだことがありますよね。もちろん状況からその場のテーブルにある「塩」「醤油」だと特定できますよね。だから話し手は聞き手がsaltを特定できると判断し定冠詞 the を用いるのです。1.の文も2.の文も適当に不定冠詞 a を用いたり、無冠詞にしたりすると不自然になります。ちなみに1の文で不定冠詞 a を、2の文を無冠詞にして考えてみましょう。1. Where is Ellen? She is in a kitchen. [訳]エレンはどこにいますか?エレンならある(家の)台所にいます???2. Please pass me salt.[訳]塩を回してください。←日本語に訳しても違いはでません。不自然に聞こえますか。これらが不自然と聞こえれば、だんだん英語脳が出来上がってきている証拠です。解説するために私はあえて日本語訳をつけていますが、冠詞という概念は日本語に存在しないので、なるべく日本語を介さずに考えるように心がけましょうね。例えば1の場合、in a kitchen は聞き手には特定できない「台所」になるから、エレンはどこの家の台所にいるのか特定できません。少なくとも会話がなされているその場所の台所にはいないことになります。これでは、「エレンはどこ?」と尋ねた聞き手はチンプンカンプンですよね。2の場合、無冠詞のsalt もやはり聞き手に特定できない「塩」になるから、その場にある「塩」ではなく、他のテーブルにある「塩」を指し、聞き手はやはりチンプンカンプンですよね。たかが冠詞と思われるかも知れませんが、冠詞 a と the ではこれだけ情報内容が異なるのです。冠詞の基本用法がわかっても、我々ノンネイティブにとっては、やはりハードルの高い文法規則の1つです。後は「習うより慣れよ」、つまり、ネイティブの冠詞の語感に少しでも追いつくにはこの基本用法を意識しながら、より多くの英文をどんどん読むことです。では、次回も冠詞の英語脳を作る練習をしましょう。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語克服の秘訣!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2008年01月18日
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Day 40:今日もサミト君の英語の宿題をちょっと覗いてみましょう。問題:空所に冠詞 a または the をいずれかを入れなさい。1. We’ve bought (___) house, but found that (___) roof leaks when it rains.2. We are going to have a regular meeting on Monday. (___) idea was suggested by our manager. Day 38で冠詞 the の最終的な決定は修飾(関係詞節)の有無ではなく、聞き手(読み手)にその名詞が自動的に特定できるかどうかという話し手の判断です、という説明をしましたね。では「聞き手(読み手)に名詞が特定できる」と話し手が判断できるのはどのような場合があるかを考えてみましょう。大きく別けると、次の4つの場合があります。[1] 話の中に既に出た名詞を指す場合[2] 話の中に既に出た名詞や事柄に関連するものを指す場合[3] その場の状況から判断できるものを指す場合[4] 常識から判断できる場合今日の問題は[2]の「話の中に既に出た名詞や事柄に関連するものを指す場合」です。では、サミト君の答えを見ながら解説しましょう。1. We’ve bought ( a ) house, but found that ( the ) roof leaks when it rains.[訳]家を買ったのだけど、雨が降ると屋根が雨漏りするのですよ。最初の house は初めて登場した家だから、聞き手(読み手)はどの家か特定できませんよね。したがって、話し手は聞き手が家を特定できないと判断して不定冠詞 a を用いるのです。もし定冠詞 the を使うと聞き手(読み手)が特定できる家になるので不自然ですよね。聞き手は突然「その家を購入しました」と言われても、目が点ですよね (@o@) もちろんこの文の前に「この家」が既に出た名詞ならば話は別です。でも、その場合はふつう代名詞 it で受けるでしょう。後半の roof は初めて出てきた名詞ですが、話の中に既に出てきた購入した家の屋根だと聞き手(読み手)は特定できますね。だから話し手は聞き手が屋根を特定できると判断し定冠詞 the を用いるのです。2. We are going to have a regular meeting on Monday. ( The ) idea was suggested by our manager. [訳]月曜定例会議を開催する予定です。その案は部長が出しました。一見すると、当然出てきた名詞のようにも見えますが、前半の文を読めば、この idea が「月曜定例会議を開く」という idea、と特定できますよね。だから話し手は聞き手が idea を「月曜定例会議を開く案」だと特定できると判断し定冠詞 the を用いるのです。1.の文も2.の文も適当に不定冠詞 a/an を用いると意味が通じませんよ。問題文のような簡単な文なら間違えてもおそらくネイティブは理解してくれるでしょう。しかし、ビジネスなどで使われる重要な文章では大きな誤解につながる可能性もありますよ。ちなみに1と2の文で不定冠詞 a/an を使って考えてみましょう。1. We’ve bought a house, but found that a roof leaks when it rains.[訳]家を買ったのだけど、雨が降るとある屋根が雨漏りするのですよ???2. We are going to have a regular meeting on Monday. An idea was suggested by our manager. [訳]月曜定例会議を開催する予定です。ある1つの案は部長が出しました???とても不自然でしょ。例えば1の場合、a roof は聞き手には特定できない屋根なのだから、どこか別の家の屋根を想像させてしまい、聞き手はチンプンカンプンです。2の場合は、「ある1つの案」と言われても聞き手はやはりチンプンカンプンですよね。さらに、Day36の「文末焦点の原則」を覚えている人は An idea が文頭に置かれることが不自然であることもわかりますよね。覚えていますか、旧情報から新情報へ流れるという英語の基本構造「文末焦点の原則」。Day36で、不定冠詞 a/an は新情報を提供し、定冠詞 the は旧情報を提供すると説明しましたね。この原則を考えれば、旧情報 The idea が文頭に置かれ、旧情報から新情報 (by our manager) へ流れるという英語の基本構造「文末焦点の原則」に一致していますね。たかが冠詞と思われるかも知れませんが、冠詞 a と the ではこれだけ情報内容が異なるのです。冠詞の基本用法がわかっても、我々ノンネイティブにとっては、やはりハードルの高い文法規則の1つです。後は「習うより慣れよ」、つまり、ネイティブの冠詞の語感に少しでも追いつくにはこの基本用法を意識しながら、より多くの英文をどんどん読むことです。では、次回も冠詞の英語脳を作る練習をしましょう。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語克服の秘訣!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2008年01月13日
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Day 39:今日もサミト君の英語の宿題をちょっと覗いてみましょう。問題:空所に冠詞 a または the のいずれかを入れなさい。1. Once upon a time there lived (___) old man in a village. (___) old man went up a hill to gather firewood.2. I went to London last summer, but I didn’t like (___) city.前回のDay 38で冠詞 the の最終的な決定は修飾(関係詞節)の有無ではなく、聞き手(読み手)にその名詞が自動的に特定できるかどうかという話し手の判断です、という説明をしましたね。では「聞き手(読み手)に名詞が特定できる」と話し手が判断できるのはどのような場合があるかを考えてみましょう。大きく別けると、次の4つの場合があります。[1] 話の中に既に出た名詞を指す場合[2] 話の中に既に出た名詞や事柄に関連するものを指す場合[3] その場の状況から判断できるものを指す場合[4] 常識から判断できる場合今日の問題は[1]の「話の中に既に出た名詞を指す場合」です。では、サミト君の答えを見ながら解説しましょう。1. Once upon a time there lived (an) old man in a village. (The) old man went up a hill to gather firewood.[訳]昔々ある村におじいさんが住んでいました。おじいさんは山へ柴刈りに行きました 前半の文で初めて登場したおじいさんを聞き手(読み手)は特定できませんよね。だから話し手は聞き手がおじいさんを特定できないと判断して不定冠詞 an を用いるのです。それに対して、後半の文のおじいさんは村に住んでいるおじいさんと聞き手(読み手)は特定できますね。だから話し手は聞き手がおじいさんを特定できると判断し定冠詞 the を用いるのです。2. I went to London last summer, but I didn’t like (the) city.[訳]去年の夏にロンドンに行ったけど、あの町好きになれなかった。「あの町」はもちろん前半の文に登場したロンドンと特定できますよね。だから話し手は聞き手が city をロンドンと特定できると判断し定冠詞 the を用いるのです。1.の文も2.の文も適当に不定冠詞 a を用いると意味が通じませんよ。問題文のような簡単な文なら間違えてもおそらくネイティブは理解してくれるでしょう。しかし、ビジネスなどで使われる重要な文章では大きな誤解につながる可能性もありますよ。ちなみに1と2の文で不定冠詞 a/an を使って考えてみましょう。1. Once upon a time there lived an old man in a village. An old man went up a hill to gather firewood.[訳]昔々ある村におじいさんが住んでいました。あるおじいさんは山へ柴刈りに行きました???2. I went to London last summer, but I didn’t like a city.[訳]去年の夏にロンドンに行ったけど、ある町を好きになれなかった???とても不自然でしょ。例えば1の場合、聞き手には、最初のおじいさんとは別の第2のおじいさんが登場して、山へ芝刈りに行くとなります。2の場合は、ロンドンという町とは全く関係のない町を好きになれなかったと言われても聞き手はチンプンカンプンですよね。たかが冠詞と思われるかも知れませんが、冠詞 a と the ではこれだけ情報内容が異なるのです。ときどき私が教える留学生の中には、「英語なんて冠詞なんか気にしなくとも通じますよね。実際に話しているときは、冠詞のことなんか考えません。いちいち考えていたら、英語が口から出てきませんから」と言われる方もいます。この指摘は一面の真理と共に、大きな誤解があると思います。失礼な言い方かもしれませんが、それはその方の英語力がそのレベルまで到達していないので、相手も理解するように努力するから通じているのです。先に述べましたが、簡単な日常会話ならたとえ間違えてもネイティブはある程度理解してくれます。話の前後からある程度理解できますからね。ましてや語学学校のネイティブなら外国人(日本人)の英語に慣れてもいます。しかし、もっと違うレベルで英語を使いこなす目標がある学習者の方には是非、冠詞の基本用法も気にかけて学習してもらいたいと常々思うのです。上級レベルを目指すなら、冠詞を適当に使ってはダメですよ。冠詞の基本用法がわかっても、我々ノンネイティブにとっては、やはりハードルの高い文法規則の1つです。後は「習うより慣れよ」、つまり、ネイティブの冠詞の語感に少しでも追いつくにはこの基本用法を意識しながら、より多くの英文をどんどん読むことです。では、次回も冠詞の英語脳を作る練習をしましょう。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語克服の秘訣!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2008年01月09日
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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 <(_ _)>Day 38:2008年第1回目のもサミト君の英語の宿題を覗いてみましょう。問題:次の文に不自然な箇所があれば訂正しなさい。This is a map that I borrowed from Matt. サミト君はこの問題を見たとき、学校で習った「修飾語(関係詞節など)で限定された名詞には the がつく」といった規則を思い出し a map の不定冠詞 a が不自然だと考えました。皆さんも a map が不自然だと思いましたか?実は、今回の問題文にはどこも不自然な箇所はありません。ごく自然な文章です。日本語には冠詞に相当するものがないので、冠詞の使い方は日本語を母語とする英語学習者を最も悩ませる文法規則の1つでしょう。しかし、いくら冠詞が難しくても、適当に a や the を付けていては、英語は上達しません。なぜならば、不定冠詞(a/an)と定冠詞(the)が伝える情報には重要な相違点があるからです。確かに日本の学校では「一度出てきた名詞には the がつく」とか「修飾語(関係詞節など)で限定された名詞には the がつく」といった教え方をします。これは決して間違いではありませんが、どちらかと言えば、後付けのような解釈です。実際には次のような2文も可能です。[1] This is the map that I borrowed from Matt. (マットから借りた地図)[2] This is a map that I borrowed from Matt. (マットから借りた地図)[1] は修飾節が伴ってその名詞 the map が特定されたもので、[2] はその名詞 a map が特定されていない例です。どちらも正しい英文です。先に言及したように、日本語には冠詞に相当するものがないので、訳文はどうしても同じような訳になってしまいますが、ここで重要なことは伝えようとしている情報が the と a では違うということです。ではまず冠詞の基本用法を整理しましょう。*不定冠詞 a/an と定冠詞 the の基本用法a/an は初めて話題にのぼる人または物を聞き手(読み手)が、その表わしている人または物を特定できないと話し手(書き手)が判断したときに用いられます。それに対して、the を使う時は、ある名詞が何を指しているか自動的に聞き手(読み手)が特定できると話し手(書き手)が判断したときです。重要なことは「相手が名詞を特定できる」という話し手(書き手)側の意識です。例えば私が I had an apple this morning. と言ったとしましょう。聞き手のあなたは、私が今朝食べたリンゴを特定できますか? どの店で買った、何産のリンゴか分かりますか? 分かりませんね。だから、話し手の私は、聞き手の皆さんがリンゴを特定できないと判断し、an apple を用いるのです。では次にあなたが昨日りんご狩りで収穫してきたリンゴを1個私にくれたと仮定します。翌日、私はあなたに会い、次のように言いました。I ate the apple this morning. It was very delicious. Thank you.聞き手のあなたはこのリンゴがどのリンゴか特定できますか? できますね。そうです、昨日あなたが私にくれたリンゴです。このように聞き手が話題になっている人や物を特定できると話し手が判断したときに定冠詞 the を用いるのです。では、もう一度関係詞節によって限定された前述の例文を同じ角度から考えてみましょう。[1] This is the map that I borrowed from Matt. [2] This is a map that I borrowed from Matt. [1] the mapは「聞き手にその名詞が特定できる」という話し手の判断に基づいて使われるのだから、聞き手には「(話し手が他にも地図を持っているにせよ、持っていないにせよ)話し手がマットから借りたのはこの地図だけだ」と特定することができるのです。つまり、マットから借りた地図はこれ一枚。一方 [2] の a map は「聞き手にその名詞が特定できない」という話し手の判断に基づいて使われているのだから、聞き手は「話し手がマットからこれ以外にも地図を借りたのだな」つまり、マットから借りた地図が他にも存在することを前提と考えるのです。名詞が関係詞節などによって修飾されていようが、最終的な決定は修飾(関係詞節)の有無ではなく、聞き手にその名詞が自動的に特定できるかどうかという話し手の判断です。やはり冠詞も英語脳を構築する必要があります。そしてこの英語脳を作るにはたくさんの練習量が必要です。冠詞a/theのポイントが理解できたら、あとは「習うより慣れよ」です。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語克服の秘訣!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2008年01月06日
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Day 37:今日はサミト君の学習はお休みして、先日寄せられた名詞に関する質問にお答えします。質問:asparagusにはspearが隠れていたんですね。スッキリできました!しかし、他にもgarlic(ニンニク)やspinach(ほうれん草)、celery(セロリ)なども不可算となっているんです。イメージはできるのですが・・・答え:garlic(ニンニク)やspinach(ほうれん草)、celery(セロリ)などスーパーマーケットでよく見かける野菜がなぜ不可算になるのか、意外と多くの人が同じような疑問を持っているのではないでしょうか?確かにこれらは不可算名詞です。しかし、これらの名詞を頭の中で描くと具体的な形をイメージできそうですよね。でも、植物系の名詞はちょっと注意です。スーパーマーケットなどで並ぶ植物系の野菜はその植物の原形の姿をしていない場合が多いのです。今回の質問のGarlic, Spinach, Celeryについてはもともとの植物としての原形を考えると分かりやすいと思います。例えば、wikipediaのようなサイトに掲載されている写真で Garlic , Spinach , Celery などを見ると、我々が頭の中でイメージするものと異なることがわかりますよね。つまり、スーパーマーケットで並ぶときにはこれらの植物は原形をとどめていないのです。英語の名詞 garlic, spinach, celery は基本的にこの植物を指しています。もちろん植物の中には具体的なイメージが描ける tomato のような数えられる名詞もありますが、今回紹介しているような茎と葉などから成る植物は具体的な形がうまく描けないので不可算になります。実際に、茎と葉だけの植物はどれも同じような絵になってしまい、うまく具体的な絵が描けないですよね。私が植物のほうれん草の絵を描いてもきっとほとんどの人はそれがほうれん草だとは思わないでしょうね。つまり、具体的な絵が描けないということなのです。まず Garlic ですが、我々はお店で並ぶ球形のものをイメージしていると思いますが、前述したように、それは Garlic という植物の一部である球根なのです。確かに、この球根は一見すると数えられるように思えますが、これは Garlic という植物の原形ではないのです。もちろん、球根の中にある1つ1つの片を英語では clove と言い、この clove は可算名詞になります。ニンニクを料理なので使ったことのある人なら clove を具体的な形で描けますよね。お店で見かける「ほうれん草」は Spinach という植物からもぎ取られた葉の集合体を指しているのです。もちろん一枚一枚の葉を数えることはできますが、これは a leaf (葉)になります。したがって、spinach leaves と言うことは可能ですが、ふつうネイティブはそのようには言いません。お店などでほうれん草を買うときは a bunch を使って、a bunch of spinach (一束のほうれん草)と可算名詞として用いることはよくあります。そして、我々がイメージする Celery は茎ですよね。お店で見かける「セロリ」は Celery という植物の茎の部分だけを指しているのです。一本一本の棒状の茎を数えることはできます。これは a stick of celery と表現し、このstick は数えられる可算名詞になります。我々が頭の中で描いていた「ニンニク」、「ほうれん草」、「セロリ」は、実際の「ニンニク」、「ほうれん草」、「セロリ」ではなく、ニンニクという植物の「球根」、ほうれん草という植物の「葉」、セロリという植物の「茎」の部分を指していたのです。今回のようにスーパーマーケットで並ぶ名詞はすでに商品化されているので、原形がわからないものもたくさんあります。英語の名詞は原形を考えると可算、不可算名詞の区別がよりわかりやすいと思いますよ。英語の名詞は奥が深いですね。私もまだまだ修業中です。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)
2007年12月27日
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Day 36:今日もサミト君の英語の宿題をちょっと覗いてみましょう。問題:次の文に不自然な箇所があれば訂正しなさい。A pen is on the table.サミト君はこの問題をみたとき、Day 6 (8月15日) の「文末焦点の原則」を思い出し、A pen が文頭にくることが不自然であることを思い出しました。皆さんも思い出しましたか?今回は冠詞 a/the の持つ根本的な意味を整理してみましょう。日本語には英語の冠詞 a/the に相当するものはありませんが、助詞「が」「は」を用い英語の「a」「the」をある程度表わすことができます。例えば、お伽話の一節「昔々ある村におじいさんが住んでいました。おじいさんは山へ柴刈りに行き…」を英訳すると次のようになります。Once upon a time there lived an old man in a village. The old man went up a hill to gather firewood.つまり、不定冠詞のつく名詞 an old man には日本語の助詞「が」がつき、定冠詞のつく名詞 the old man には日本語の助詞「は」がつくのです。前述のお伽話の一節からもわかるように、基本的に、不定冠詞 a/an は聞き手や読み手が特定できないもの、つまり聞き手、読み手が知らない新情報を提供し、定冠詞 the は聞き手と読み手がすでに特定できているもの、つまり聞き手と読み手がすでに知っている旧情報を提供していますね。an old man は話の中に初めて出た「おじいさん」、つまり聞き手や読み手が知らない新情報ですよね。それに対し、the old man は既に出た名詞「おじいさん」を指しています。これは聞き手や話し手がすでに知っている「おじいさん」、つまり旧情報ですよね。次に違う角度からa/theの検証をしてみましょう。[1] A pen is on the table. [×][2] The pen is on the table. [○][1] ペンがテーブルの上にあります[2] ペンはテーブルの上にあります日本語訳を見てもわかると思いますが、「が」と「は」は情報が相当違いますよね。日本語訳ではわかりにくい人は[1][2]が答えになる疑問文を考えてみて下さい。[1] 何がテーブルの上にあるのですか? ⇒ ペンが(テーブルの上に)あります。[2] ペンはどこにあるのですか? ⇒ (ペンは)テーブルの上にあります新情報は疑問詞の答えの部分です。つまり[1]は「何が」の答えが聞き手の知らない新情報。[2]は「どこに」の答えが聞き手の知らない新情報。やはり、助詞「が」がつくと新情報で、助詞「は」がつくと旧情報になることがわかりますね。では英語にしてみましょう。[1] What is (there) on the table? ⇒ A pen is on the table. [×][2] Where is the pen? ⇒ The pen is on the table. [○][2]は問題ないですね。旧情報 The pen が文頭に置かれ、新情報の on the table が動詞の後に置かれています。つまり旧情報から新情報へ流れるという英語の基本構造「文末焦点の原則」に一致しています。しかし、[1]はこの流れを無視していますよね。新情報である A pen がいきなり文頭の主語になっているのは非常に不自然な感じを与えますね。英語ではこの不自然さを回避するために存在(existential) の there を文頭に置き、There is a pen on the table. と表現します。There を文頭に置くことによって、いきなり新情報の a pen を文頭に置かずに、文(動詞)の後のほうに置くことができるのです。これで「文末焦点の原則」の流れに一致するので自然な表現になるのです。やはり冠詞も英語脳を構築する必要があります。そしてこの英語脳を作るにはたくさんの練習量が必要です。冠詞a/theのポイントが理解できたら、あとは「習うより慣れよ」です。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)
2007年12月23日
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Day 35:今日もサミト君の英語の宿題をちょっと覗いてみましょう。問題:次の文に不自然な箇所があれば訂正しなさい。My sister loves a cat.サミト君はこの問題文を日本語「私の妹は猫が大好きです」に訳してみましたが、どこも不自然な箇所は見当たりませんでした。前回までの名詞にまつわる練習問題で何度も言及したと思いますが、日本語という言語に英語のような名詞の概念がないので、日本語に訳しても上手く伝わらないことが多いですよ。今回の問題文も日本語に訳せば、不自然さは見つからないでしょう。でも名詞の単数と複数形の持つイメージを捉えると a cat の不自然さが見えてきますよ。今回の「猫」のように数えられる名詞が総称的に種や類全体を表わすとき、ふつう次のように3通りがあります。ただし、名詞が「主語」の場合です。(1) Cats are animals. [無冠詞の複数形](2) A cat is an animal. [a/an + 単数形](3) The cat is an animal. [the + 単数形]この中で(1)の「無冠詞の複数形」が最も自然で、広く使われています。次に(2)の「a/an + 単数形」が続きます。可算名詞について一般論を述べるときは、「種類の中のどの1つを取り出しても」という a/anよりも、「広く漠然と、より多くのものに当てはまる」複数形を使うのが普通です。the には名詞を抽象化する働きがあるので、「the+単数形」でも一般論を表すことができますが、これはかなり改まった堅い表現で、主として学術論文などで見受けられます。(最近では学術論文でも複数形が多く使われるようになってきたようです)もちろん、ニュアンスはそれぞれ若干異なりますが、上記のように名詞が主語の場合はどれを使ってもたいてい問題は生じません。しかし、今回の問題文のように、種や類全体を表わす数えられる名詞が目的語になった場合は注意が必要です。例えば love, like, dislike, prefer などの好悪を表す動詞では、「(一般的に)彼女は猫が好きだ」と言いたければ、She loves cats. と目的語に複数形を取るのが基本です。 She loves a cat. だと「彼女はある(1匹の)猫が好きだ」となり、聞き手にその猫がどの猫なのかを連想させてしまいます。また、 She loves the cat. であれば、話し手と聞き手で了解済みの特定の猫を指すことになってしまうからです。しかし、「クジラを見たことがありますか?」のような認識・知覚を表す動詞の場合、一般論を述べるときは、Have you ever seen a whale? と通常目的語に「a/an + 単数形」を取ります。これには、「1頭でもいいから」という意味が含まれているからです。このように、a/an の単数形、the の単数形、そして複数形は意味が異なることがもうおわかりですね。たかが冠詞 a/the と思うかもしれませんが、それぞれが意味を持っているのです。残念ながら日本の学校英語ではこの冠詞にあまり焦点をあてた学習をしないので、どうしても我々日本人学習者にとっては厄介な文法になってしまうのです。次回からもう少しこの冠詞a/theについて焦点をあてた練習を紹介していきますね。冠詞も名詞と同様に日本語で考えてもわかりづらいものです。やはり冠詞も英語脳を構築する必要があります。そして英語脳が出来上がってきたら、あとは「習うより慣れよ」です。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)
2007年12月16日
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Day 34:今日もサミト君の英語の宿題をちょっと覗いてみましょう。問題:次の文に不自然な箇所があれば訂正しなさい。There was cat all over the driveway. サミト君は cat に冠詞 a が付いていないことが不自然のように思えたようですが、この文にはどこも不自然な箇所はありません。名詞の区別を頭の中でイメージとして捉える練習をずいぶんしてきましたが、今回の問題を名詞のイメージトレニーングの最終回にしますね。英語の名詞を考えるときに、その名詞が可算なのか不可算なのかを普通名詞だから「可算」、抽象名詞だから「不可算」という捉え方をするのではなく、その名詞を頭の中でイメージとして捉えるようにしましょう。ネコだから「数えられる」と決めつけてしまうと今回のような文を見ると不自然に思えてしまいますよ。日本語という言語に英語のような名詞の概念がないので、この例文を上手く日本語に訳すことができませんが、例文の cat はネコであってネコでないのです名詞の英語脳を作るときに重要なことは、このような文を読んだときに、場面のイメージが頭の中に浮かぶかどうかです。今回の例文はちょっと残酷な場面でしたね。CGEL からの引用文ですが、猫好きの人にはごめんなさい m(_ _)m では、ちょっと残酷ですが、今回の例文を具体的に描いて見ましょう。まず数えられる a cat なら皆さんもよくご存知の可愛い小動物を具体的に描けますよね。しかし、例文は cat です。つまり、具体的な猫の形を描くことができない名詞になることに注意です。猫の形を具体的に描けない、つまり、猫の原形をとどめていないということです。もうおわかりだと思いますが、例文の cat は車輌に轢かれ猫の原形をとどめていないことを表わしているのです。日本語訳を当てはめるなら、「車道じゅうに猫の死骸が散らばっていた」となるでしょう。数えられると学校英語で習った名詞 cat「猫」も、「頭の中で名詞を明確で具体的な形に描くことが出来れば数えられる名詞、描くことが出来なければ数えられない名詞」という判断基準で考えれば、今回のような名詞 cat も数えられない名詞になるということが理解できますね。名詞の英語脳が出来上がってきたら、あとは「習うより慣れよ」です。次回は名詞の単数と複数の問題を紹介しますね。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)
2007年12月14日
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Day 33:今日はサミト君の学習はお休みして、先日寄せられた質問にお答えします。質問:この間、Where there is a will,there is a way. という文を見つけたのですがなぜ will が可算名詞になっているのかが分かりませんでした。教えて下さい!答え:どうして、形なき抽象名詞「意志」will が可算名詞になるのか?意外と多くの人が同じような疑問を持っているのではないでしょうか?実は私もその一人でした。我々学習者を困惑させる問題点は具体的な形がない「抽象名詞」も数えられる名詞になるということです。beauty, fear, help, hope, knowledge など皆さんも辞書で調べればすぐにわかると思いますが、これらの抽象名詞には [C] または [a~] などという表記がありますよね。これは Countable つまり「数えられる」という意味です。ほとんどの名詞は「可算」「不可算」どちらも持ち合わせている事実を覚えておきましょう。詳しくは、Day17(9月23日)とDay18(9月25日)の「抽象名詞」をもう一度参照して下さい。「抽象名詞は数えられない」という捉え方をしていると、今回の問題文のような文を見ると不自然さを感じるのです。ましてや、日本語に訳してもこの名詞の区別はできません。なぜならば日本語という言語に英語のような名詞の概念がないからです。だから、「抽象名詞は数えられない」という発想はもうやめて、可算・不可算名詞の区別を、今まで何度も練習してきたイメージで捉えるようにしましょう。「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば可算、描くことが出来なければ不可算」という至ってシンプルな判断基準でしたよね。頭の中で描くときに、「普通名詞」のような具体的な形のあるものは、「形」を描き、「抽象名詞」のように具体的な形がないものは、「イメージ」を具体的に描けるかどうかで判断すればよいでしょう。例えば、Day18で取り上げた「抽象名詞」an unforgettable experience でもう一度簡単に説明しましょう。Taro: I had an unforgettable experience. (忘れられない経験をしました)この状況を想像すると、太郎さんは旅行中にある経験をしたと想像できますよね。聞き手の私たちには具体的にどんな経験をしたかこの時点ではわかりませんが、太郎さんは経験した本人だから、頭の中でどんな経験なのか具体的なイメージが描けるはずですよね。もし、あなたが忘れられない経験をしたと言ったなら、具体的なイメージが描けますよね。例えば、生まれて初めてバンジージャンプをした経験なら、具体的にバンジージャンプをした経験が描けますよね。このように具体的なイメージが描けるのであれば、「抽象名詞」も数えられる可算名詞になるのです。今回の質問文も同じ考え方で捉えてみましょう。Where there is a will, there is a way. (意志あるところに道あり)[諺]日本語で考えると、漠然とした「意志」のように聞こえますが、実は個々の「意志」を表わしています。この諺英文を普通の英語に訳すと次のようになります。(ロングマン現代アメリカ英語辞典より抜粋)If you really want to do something, you will find a way to succeed. この文を日本語に訳すと「もしあなたが本気で何かをしたいなら、必ず成功への道が見つかるでしょう」というような訳になります。つまり Where there is a will, …. は「あなたが本気で何かをしたい意志を持っているなら、…」となるのです。「何かをしたい意志」は人によって異なるでしょうが、人はそれぞれ具体的な「意志」を持っているということが今回の質問文の前提なのです。次の会話文で具体的にみてみましょう。Taro: I really want to become an actor in the future.Kate: Well, Taro, where there is a will, there is a way.もうおわかりですね。Kate の言うところの a will「意志」は Taro の「俳優になりたい」という具体的な「意志」なのです。「俳優になりたい」という意志は頭の中で具体的なイメージが描けますよね。このように質問文の Where there is a will, there is a way. は会話の場面によって異なりますが、「具体的な1つ1つの意志」を表わしているのです。だから数えられる可算名詞になるのです。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語克服の秘訣!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2007年12月12日
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Day 32:今日もサミト君の英語の宿題をちょっと覗いてみましょう。問題:下線部の名詞に注意して次の2組の英文を和訳しなさい。(1) I didn’t have enough time to do that.(2) I had a good time at the party last night.皆さんの訳はどうなりましたか?サミト君は次のように文を訳しました。(1) それをする十分な時間がなかった。(2) 昨晩はパーティーで楽しい時間を過ごした。サミト君の訳はもちろん正解です。しかし、日本語の訳を見る限るどちらも「時間」のようですが、同じ「時間」なのに、どうして(1)の time は数えられない不可算名詞になり、(2)の time では a のつく可算名詞になるのでしょうか?学校英語で time「時間」は数えられない不可算名詞として習い、数えられる time は「時間」ではなく「回数」を意味すると習ったのではないでしょうか?確かに、1回、2回、3回の回数は one time, two times, three times のように可算名詞 time を使います。しかし、実際には不可算名詞と習った time「時間」も問題文(2)のように可算名詞になる場合もあるのです(ただし、複数形はありません)。今回は今まで練習してきた名詞のちょっと応用編です。しかし、基本ルールは同じですよ。「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば数えられる名詞、描くことが出来なければ数えられない名詞」という判断基準です。ではまず時間軸を用いて次の2つの time の違いを比較して見ましょう。ご存知のように、英語という言語には時制があります。つまり下記のような時間軸が英語には存在します。次のように1本の区切りのない無限の時間軸上では、time「時間」は数えることができない不可算名詞になります。(1) 過去←_______________________→未来 時間軸しかし、次のように始まりと終わりのある「ひと時」ならば時間軸上に区切りができ、数えられる可算名詞になるのです。実際に区切ると1、2,3,と数えられるでしょう。(2) 過去←_______|_1_|____|__2__|______|___3___|_________→未来 時間軸(1)の time「時間」は確かに頭の中で具体的なイメージを描くことができない名詞です。実際に漠然とした「時間」という名詞を具体的な形またはイメージで描くことはできませんよね。だから、数えられない名詞になっているのです。それに対して(2)の a good time は「楽しい時間」つまり、始まりと終わりのある「楽しいひと時」のことを指しています。「時間」も始まりと終わりがある区切られた時間なら具体的なイメージを描くことができませんか?例文の I had a good time at the party last night. で考えてみましょう。これは漠然とした「時間」ではなく、始まりと終わりのある「ひと時」ですよね。つまりパーティーに参加した時点から退出するまでの「ひと時」です。このように具体的な始まりと終わりがあるということは、具体的なイメージが描けるということです。もしあなたがこの例文の発話者なら、実際に過ごしたパーティーでの楽しかった「ひと時」を具体的に人に伝えることができますよね。これが具体的なイメージを描くことができるということです。したがって、具体的なイメージが描けるならば、数えられる名詞になるのも納得ですね。学校英語で習った数えられない名詞 time「時間」も、「数えられる」「数えられない」の区別を、「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば数えられる名詞、描くことが出来なければ数えられない名詞」という判断基準で考えれば、名詞 time も数えられる名詞になるということが理解できますね。どうでしょうか、もうずいぶん名詞の区別が頭の中でイメージとして捉えられるようになってきて名詞の「英語脳」が出来上がってきたのではないでしょうか?英語脳が出来上がってきたら、あとは量をこなすことです。「習うより慣れよ」ですね。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語克服の秘訣!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2007年12月08日
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Day 31:今日もサミト君の英語の宿題をちょっと覗いてみましょう。問題:下線部の名詞に注意して次の2組の英文を和訳しなさい。(1) Necessity is the mother of invention.(2) The computer is a wonderful invention.今回もあえて名詞のイメージを鮮明に区別するために訳文問題にしてみました。皆さんの訳はどうなりましたか?サミト君は次のように文を訳しました。(1) 必要は発明の母。(2) コンピュータはすばらしい発明品です。話し手、サミト君の頭の中では(1)の invention は具体的な形で描くことができない名詞のようですね。実際に皆さんも invention「発明」を頭の中で具体的な形で描いてみましょう。どうですか、やはり「発明」 という名詞には具体的な形はありませんよね。だから、数えられない名詞になっているのですね。それに対して(2)の a wonderful invention は「発明品」つまり、「発明してできたもの」、ここではコンピュータのことを指しているのですよね。個々の「発明品」なら皆さんも具体的な形が描けますよね。ならば、数えられる名詞も納得ですね。このことが理解できれば、数えられない「work」と数えられる「a work」も比較的容易に理解できるのではないでしょうか?(1) She has a lot of work to do. (すべき仕事がたくさんある)(2) These are her latest works. (これらは彼女の最新作品です)work「仕事・労働」は「数えられない」名詞としてよく知られていますよね。実際に、仕事・労働を頭の中で具体的な形で描こうと試みても上手く描くことができませんよね。しかし、(2)の works のように work も可算名詞になるのです。前述の invention「発明」と同じで、 仕事・労働してできたものは数えられる作品 a work になるのです。確かに個々の作品なら具体的な形で描くことができますよね。ならば、数えられる名詞も納得ですね。学校英語で習ったように、「発明」「仕事」などの抽象名詞は不可算名詞になるという捉え方をするのではなく、「数えられる」「数えられない」の区別を、「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば数えられる名詞、描くことが出来なければ数えられない名詞」という判断基準で考えれば、数えられないと習った抽象名詞「発明」「仕事」が数えられる名詞になるということが理解できますね。どうでしょうか、もうずいぶん名詞の区別が頭の中でイメージとして捉えられるようになってきたのではないでしょうか? この「英語脳」を作るにはたくさんの練習量が必要です。つまり、イメージ作りのコツが掴めたら、あとは量をこなすことです。「習うより慣れよ」ですね。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)
2007年11月27日
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Day 30:今日もサミト君の英語の宿題をちょっと覗いてみましょう。問題:下線部の名詞に注意して次の2組の英文を和訳しなさい。(1) Japan won more golds than ever.(2) This isn’t really made of gold.今回もあえて名詞のイメージを鮮明に区別するために訳文問題にしてみました。皆さんの訳はどうなりましたか?サミト君は次のように文を訳しました。(1) 日本はこれまで以上の金メダルを獲得した。(2) これは実際には金で作られてはいない。話し手、サミト君の頭の中では(1)の golds はオリンピック選手の胸に輝く金メダルを描いているのです。皆さんも一度は見たことがあると思うので、具体的な金メダルの形が描けますよね。ならば、数えられる名詞の複数形も納得ですね。それに対し、(2)の gold はメダルではなく、金という材質を表わしているのです。もう少し細かく言うと金属元素Auのことなのです。さすがに金属元素は具体的な形で描けませんよね。だから、数えられない名詞になっているのですね。学校英語で習ったように、「水」「鉄」「金」などの物質名詞は不可算名詞になるという捉え方をするのではなく、「数えられる」「数えられない」の区別を、「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば数えられる名詞、描くことが出来なければ数えられない名詞」という判断基準で考えれば、数えられないと習った「金」も数えられる名詞になるということがもうおわかりですね。どうでしょうか、もうずいぶん名詞の区別が頭の中でイメージとして捉えられるようになってきたのではないでしょうか? この「英語脳」を作るにはたくさんの練習量が必要です。つまり、イメージ作りのコツが掴めたら、あとは量をこなすことです。「習うより慣れよ」ですね。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)
2007年11月24日
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Day 29:今日はサミト君の学習はお休みして、先日寄せられた質問にお答えします。質問:時々拝見させていただいています。分かりやすい説明のおかげで最近はあまり「名詞」に悩まされることはなくなったのですが、stoneです! I threw a stone at the man.この文を見たとき「この場合のstoneは具体的な形を持つものになっているんだろうな」と思ったのですが、石の具体的な形というのが想像しにくく、(一定の形を持っていないので)可算になっていることに疑問を持ちました。stoneが具体的な形としてとらえられるならばpaperやbreadも可算になれるんじゃないか?そのように混乱してしまいました。なぜstoneが可算になっているのかを教えて下さい!答え:実は、私も同じように混乱していた時期がありました。この混乱を解消するには、まず名詞を考えるときに、ある名詞は「可算」、ある名詞は「不可算」と名詞を区別する考え方をやめることから始めるとよいと思います。なぜならば、たいていの名詞は「可算」にも「不可算」にもなるからです。今回の質問の名詞 stone, paper, bread も例外ではなく、やはり「可算」「不可算」のどちらにもなります。名詞が「可算」なのか「不可算」なのかを判断するのは話し手次第です。つまり、話し手の頭の中で具体的な形やイメージが描けるならば「可算」、そうでなければ「不可算」というシンプルな判断基準なのです。この判断基準で今回の質問も考えてみましょう。もし石の具体的な形が想像し難い、または一定の形を持っていないと考えた場合は不可算になります。例えば、a wall made of stone (石で作られた塀) の stone は具体的な形が想像できませんよね。また一定の形を持っていないですよね。だから「不可算」名詞になるのです。もちろん塀は具体的な形で描けますよね。だから a がつく「可算」名詞になるのも納得ですね。I threw a stone at the man. しかし、質問文の a stone は具体的な形を持っています。自分が話し手(I) だと想像してみて下さい。「その男」に向けて投げる前、あなたは手のひらの中に具体的に描ける石ころを握っていませんか?おそらく比較的小さな、円形に近い石ころではないでしょうか?聞き手にはわからなくとも、石を握っている話し手のあなたには具体的な形が描けますよね。皆さんも子供の頃に川に向けて石を投げたことがあるでしょ。この思い出の場面を絵にすると、もちろん100%厳密な形状を描くことは難しいですが、ある程度石は一定の形を持っていませんか?きっと小さな円形の石を描きませんか?少なくとも三角形や四角形の石を描くことはしないでしょ。だから、投げる「石」a stone は一定の形を持った「可算」名詞になるのです。このように stone が具体的な形としてとらえられるならば、もちろん paper や bread も具体的なイメージを持つ可算になりますよ。詳しくは辞書等で参照していただけるとわかると思いますが、ここでは、paper で簡単に説明しましょう。よくご存知の「紙」paper は数えられない(不可算)と学校英語で教わった記憶があると思いますが、「紙」も前述の「石」stone と同様に、「可算」「不可算」どちらにもなります。判断基準はあくまでも話し手の頭の中で具体的な形やイメージが描けるか、そうでないかです。次の2文を比較して見ましょう:(1) I need to wrap this cup in paper.(2) I have written three papers already.(1) このカップを紙で包む必要がある(2) すでに3つの論文を書き上げた(1)の「紙」は具体的な形がないのです。頭の中で「紙」を具体的に描けますか? 一定の大きさ・形のもの、例えばA4サイズの紙を描いたのなら、それは paper ではなく a sheet です。だから、一枚、二枚と用紙を数える場合は、a sheet of paper, two sheets of paper と英語ではなるのです。(2)の papers は「紙」ではなく「研究論文」や「レポート」という意味になります。研究論文やレポートなら具体的な形がありますよね。皆さんも自分が書いたレポートなら具体的な形を頭の中で描けますよね。この「英語脳」を作るにはたくさんの練習量が必要です。つまり、イメージ作りのコツが掴めたら、あとは量をこなすことです。「習うより慣れよ」ですね。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)
2007年11月21日
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Day 28:今日もサミト君の英語の宿題をちょっと覗いてみましょう。問題:下線部の名詞に注意して次の2組の英文を和訳しなさい。(1) Taro wants a baseball for Christmas.(2) Taro wants to play baseball.今回もあえて名詞のイメージを鮮明に区別するために訳文問題にしてみました。皆さんの訳はどうなりましたか?サミト君は次のように文を訳しました。(1) 太郎はクリスマスに野球のボールがほしい。(2) 太郎は野球をしたい。話し手、サミト君の頭の中では(1)の a baseball は球形の野球用のボールを描いているのです。皆さんも一度は手にしたことがあると思うので、具体的なボールの形が描けますよね。ならば、数えられる名詞の単数形も納得ですね。それに対し、(2)の baseball は具体的な野球のボールではなく、野球というスポーツを表わしているのです。野球は具体的な形で描けませんよね。だから、数えられない名詞になっているのですね。学校英語で習ったように、スポーツには冠詞がつかないという漠然とした理由で不可算名詞になるという捉え方をするのではなく、「数えられる」「数えられない」の区別を、「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば数えられる名詞、描くことが出来なければ数えられない名詞」という判断基準で考えれば、スポーツが数えられない名詞になるということがもうおわかりですね。どうでしょうか、もうずいぶん名詞の区別が頭の中でイメージとして捉えられるようになってきたのではないでしょうか? この「英語脳」を作るにはたくさんの練習量が必要です。つまり、イメージ作りのコツが掴めたら、あとは量をこなすことです。「習うより慣れよ」ですね。 ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)
2007年11月15日
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Day 27:今日もサミト君の英語の宿題をちょっと覗いてみましょう。問題:下線部の名詞に注意して次の2組の英文を和訳しなさい。(1) There are lots of buildings in Tokyo.(2) There is plenty of building going on in Tokyo.前回まで、名詞をイメージで捉えることを繰り返し練習してきましたね。どうでしょうか、もうずいぶん名詞の区別が頭の中でイメージとして捉えられるようになってきたのではないでしょうか?この名詞の区別を頭の中でネイティブのようにプロセスする「英語脳」を作るにはたくさんの練習量が必要です。つまり、イメージ作りのコツが掴めたら、あとは量をこなすことです。「習うより慣れよ」ですね。今回から違った練習問題でもう少しこの名詞の区別を練習してみましょう。名詞に関しては、日本語に訳すことは個人的には好きではありませんが、あえて名詞のイメージを鮮明に区別するために訳文問題にしてみました。皆さんの訳はどうなりましたか?サミト君は次のように文を訳しました。(1) 東京には多くの建物があります。(2) 東京では多くの建築が進行中です。話し手、サミト君の頭の中では(1)の buildings は個々の建物を描いているのです。具体的な建物の形が描けるなら、数えられる名詞の複数形も納得ですね。それに対し、(2)のbuilding は具体的な建物ではなく、建築、つまり建物を作るプロセスを表わしているのです。したがって、頭の中で具体的な形が描けないので数えられない名詞になっているのですね。このように今まで数えられると思っていた名詞も数えられない名詞になるということがもうおわかりですね。学校英語で習ったように、building (建物)は普通名詞だから可算名詞になるという捉え方をするのではなく、「数えられる」「数えられない」の区別は、「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば数えられる名詞、描くことが出来なければ数えられない名詞」という判断基準で考えましょう。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)
2007年11月13日
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Day 26:今日はサミト君の学習はお休みして、先日寄せられた質問にお答えします。その前にまず、私がこのブログで「英語脳」を作るために提唱しているメッソドは、日本の学校英語教育の中ではほとんど取り扱われていません。今回の名詞の判断基準に関しても、私と同じようなメッソドを提唱している先生は私の知る限りではまだそんなに多くはいません。著名な先生たちの文法書では、従来通り名詞を「普通」「物質」「固有」「抽象」などと分類しています。私が提唱するメッソドで考えると、かえって混乱する。または、従来通りの考え方のほうがわかりやすいという学習者のかたは、従来通りの考え方でいいと思います。学習メソッドはいろいろあります。自分にとって一番わかりやすいメソッドがその人にとってベストな学習方法なのです。なお、私の参考文献はいくつかありますが、メインで使用している文献は:THE CAMBRIGE GRAMMAR of the ENGLISH LANGUAGE (CGEL)です。質問:前回Day25のfurnitureの説明でいくと、animalも同様に10人全員が同じ動物を思い浮かべることはないのでanimalも不可算?と言いたくなるのですが、animalは実際可算名詞ですよね? furnitureと同じように総称している性質を持っているのになぜ違いが生じるのでしょうか? fruitも同様です。答え:厳密に言うと、英語では animal は furniture と同じ総称する名詞のグループには属しません。そして、animal はたいていの場合、可算名詞ですが、不可算名詞もあります。もともと、animal は総称ではなく、人間と区別した動物(二足の人間に対して、四足の獣)という意味なのです。確かに、animal を頭の中で描くと10人が10人同じ動物を描くことはないと思いますが、このもともとの意味から考えると、たいていの人は四足の動物を描くと思います。つまり二足の人間に対して四足の獣を描くという点では皆が一致すると思います。実際に、an animal (動物)を頭の中で描いてみましょう。どうでしょうか、おそらく四足の動物を描いていませんか?このように an animal は furniture とは異なるのです。もちろん、今では、animal の意味も広く四足だけの動物ではありませんが、もともとの発想はこういう意味だったのです。次に、fruit ですが、これも厳密に言うと、furniture と同じ総称する名詞のグループには属しません。確かに、日本語で考えるとよく似ていますよね。でも英語では、furniture (家具)は種類として用いることはできませんが、fruit (果物)は種類として用いることができます。つまり、furniture は不可算名詞ですが、fruit は可算、不可算どちらも持ち合わせているのです。この違いの理由を解説すると相当時間とページ数を要するので、簡単に説明します。CGELでは、furniture のグループは heterogeneous (異種の)、fruit のようなグループを homogeneous (同種の)と区別しています。どういうことかというと、furniture の種類、例えば、「机」で説明すると、「机」はいろいろなパーツ(木の板、金属の取手など)から成り立っていますよね。このように色々なものから成り立っているものを分解する、またはばらばらにすると、もう机として成り立たないのです。それに対して、fruit のグループは、1つのものから成り立っているので、ばらばらにしてもそのもの(フルーツ)として成り立つのです。例えば、「みかん」で説明すると、ちょっと乱暴な説明ですが、「みかん」は「みかん」なのです。みかんの皮を剥いてばらばらにしても食べれば「みかん」ですよね。このような理由でこの2つは異なるグループなのです。しかし、普通に英語学習をする分には、ここまで細かく考える必要はないと思います。furniture のような不可算名詞しか持たない名詞のグループは特別なグループだから出てきた都度、特別なグループとして覚えていけばよいのです。以下にこのグループの名詞を挙げておきます。多くはないので覚えてしまった方がよいでしょう。baggage, bed linen, clothing, cutlery, equipment, footwear, furniture, jewelry, luggage, machinery, hardware, software, tableware, underwear fruit は、可算名詞にもなれば、不可算名詞にもなると前述しましたが、実際に英文で見てみましょう:Generally, I don’t like fruit, but there are some fruits I like.(一般的に果物は好きではありませんが、いくつか好きな(種類の)果物もあります)最初の fruit は総称的な意味で集合的に果物という意味で用いています(これは furniture とよく似ていますね)。後半の fruits は具体的な種類の果物を表わしています(この点は furniture と異なります)。話し手(私)の頭の中では最初の fruit は漠然とした果物で具体的な形が描けていないのです。しかし、後半の fruits は頭の中で具体的な種類(りんご、バナナ、みかんなど)を描いているのです。このように fruit は話し手の頭の中で具体的な形が描ければ可算に、描けなければ不可算名詞になるのです。以前にもこのブログで言及したと思いますが、一部の数少ない名詞(例えばfurnitureなど)を除けば、ほとんどの名詞は可算名詞と不可算名詞を持っています。したがって、普通名詞は可算、抽象名詞は不可算と考えるのではなく、名詞を頭のフィルターに通したとき、具体的なイメージが描ければ、可算、描けなければ、不可算と考えるのが私の提唱する「英語脳」を作るメッソドなのです。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)
2007年11月09日
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Day 25:今日もサミト君の英語の勉強をちょっと覗いてみましょう。問題:次の英文はどこが不自然ですか?Taro: There are too many furnitures in my room.(ぼくの部屋には家具が多すぎる)サミト君はこの英文を読んだとき、前回の集合名詞 baggage 「手荷物」の学習を思い出し、「家具」をイメージで捉えて考えてみました。すると、furnitures の不自然さが見えてきたようです。皆さんはどうですか? furniture 「家具」のイメージが頭の中で描けましたか?日本語訳を見る限り、私たち日本人学習者には不自然さはなかなか伝わってきませんよね。それは日本語には英語のように名詞を可算・不可算と区別するという概念がないからです。したがって、名詞を考えるとき日本語を仲介させてもわからない場合が多いのです。では問題文のfurnitures 「家具」を今まで繰り返し練習してきたイメージで捉えてみましょう。可算・不可算の区別は「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば可算、描くことが出来なければ不可算」という至ってシンプルな判断基準でしたよね。頭の中で「家具」を具体的に描いてみて下さい。具体的なイメージが描けましたか?「描けたよ」という人もきっといるのではないでしょうか? でも、よく描いた形を考えてみて下さい。あなたが描いたイメージはタンス、机、ベッド、イス、本棚などの「家具の種類」を頭の中で描いていませんか? 具体的な形を描くとは10人が描いたら10人がほぼ同じ絵柄を描くという意味です。つまり、「りんご」を具体的に描けば10人とも円形の絵柄を描きますよね。三角や四角の絵柄は描きませんよね。でも「家具」は描く人によって色々な種類のものが描かれるのです。つまり、10人が10人同じ絵柄になるという具体的な形がないのです。したがって、furniture「家具」は数えられない名詞になるのです。ここまでわかれば、Taroさんの文の too many furnitures が不自然であることもおわかりですね。Taroさんの文も次のよう修正すれば意味の通る文になりますね。Taro: There is too much furniture in my room.または、a piece, an article, an itemなどを用いる。Taro: There are too many pieces of furniture in my room.一般に文法書などで不可算名詞になると言われる「集合名詞」も、「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば可算、描くことが出来なければ不可算」という至ってシンプルな判断基準で考えれば、スッキリするでしょ!次の例文でもう一度イメージをつかんでみましょう。a) We need a new table. (新しいテーブルがいる)b) Is there any furniture in his room? (彼の部屋には家具がありますか)頭の中で具体的な形やイメージを描くことができましたか? では例文のイメージを確認してみましょう。a)「テーブル(種類)」 ⇒頭の中で具体的なテーブルの形を描けますね。 b)「家具(集合的)」 ⇒家具を頭の中で描くことができますか?頭の中で描くとそれは個々の家具の種類になりませんか。家具は頭の中で具体的な形を描けないのです。今回の問題文のように「集合名詞=不可算名詞」という学校で習った方程式で名詞を区別するのではなく、イメージで捉えれば、よりスッキリしませんか?もう、名詞をイメージで捉える思考回路が構築され、「英語脳」ができてきましたか?英語脳を作るには「習うより慣れろ」です。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)
2007年11月04日
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Day 24:今日もサミト君の英語の勉強をちょっと覗いてみましょう。問題:次の英文はどこが不自然ですか?At an Air Canada checking counterTaro: I have two baggages to check in. (預ける手荷物が2つあります)サミト君はこの英文を読んだとき、今まで学習したように名詞「手荷物」をイメージで捉えて考えてみましたが、不自然さを感じませんでした。実はサミト君の頭の中には2つのスーツケースがイメージとして浮かんだようですが、残念ながら手荷物とスーツケースは同じものにはならないのです。皆さんはどうですか? baggage「手荷物」のイメージが頭の中で描けましたか?日本語訳を見る限り、私たち日本人学習者には不自然さはなかなか伝わってきませんよね。もう何度か言及したと思いますが、それは日本語には英語のように名詞を可算・不可算と区別するという概念がないからです。したがって、名詞を考えるとき日本語を仲介させてもわからないのです。では問題文の baggages 「手荷物」を今まで繰り返し練習してきたイメージで捉えてみましょう。可算・不可算の区別は「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば可算、描くことが出来なければ不可算」という至ってシンプルな判断基準でしたよね。頭の中で「手荷物」を具体的に描いてみて下さい。具体的なイメージが描けましたか?「描けたよ」という人もきっといるのではないでしょうか? でも、よく描いた形を考えてみて下さい。それはきっとスーツケース、ボストンバッグ、手さげ鞄、またはリュックサックなど鞄の種類を頭の中で描いていませんか? 具体的な形を描くとは10人が描いたら10人がほぼ同じ絵柄を描くという意味です。つまり、「りんご」を具体的に描けば10人ともほぼ円形の絵柄を描きますよね。三角や四角の絵柄は描きませんよね。でも「手荷物」は描く人によって色々な種類の鞄が描かれるのです。つまり、10人が10人同じ絵柄になるという具体的な形がないのです。したがって、baggage「手荷物」は数えられない名詞になるのです。ここまでわかれば、Taroさんの文の two baggages が不自然なのがもうおわかりですね。Taroさんの文も次のよう修正すれば意味の通る文になりますね。Taro: I have two pieces of baggage to check in.または、具体的な鞄の種類で表現する。(具体的な種類は数えられる名詞)Taro: I have two suitcases to check in.一般に文法書などで不可算名詞になると言われる「集合名詞」も、「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば可算、描くことが出来なければ不可算」という至ってシンプルな判断基準で考えれば、スッキリするでしょ!次の例文でもう一度イメージをつかんでみましょう。a) I bought a new suitcase. (新しいスーツケースを購入した)b) How many pieces of baggage do you have? (手荷物はいくつありますか)頭の中で具体的な形やイメージを描くことができましたか? では例文のイメージを確認してみましょう。a)「スーツケース(種類)」 ⇒頭の中で具体的なスーツケースの形を描けますね。 b)「手荷物(かばん類)」 ⇒手荷物を頭の中で描くことができますか?頭の中で描くとそれは個々のかばんの種類になりませんか。手荷物は頭の中で具体的な形を描けないのです。今回の問題文のように「集合名詞=不可算名詞」という学校で習った方程式で名詞を区別するのではなく、イメージで捉えれば、よりスッキリしませんか?もう、名詞をイメージで捉える思考回路が構築され、「英語脳」ができてきましたか?英語脳を作るには「習うより慣れろ」です。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)
2007年10月30日
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Day 23:今日もサミト君の英語の勉強をちょっと覗いてみましょう。問題:次の会話文はどこが不自然ですか?Ellen: Are you going to be at work this afternoon?Taro: Yes, I’ll be in office this afternoon, but I’ll leave the work at 4 today.サミト君はこの会話文を読んだとき、「職場」work は無冠詞になり、「職場」office には冠詞または所有格がつくと学校で習ったことを思い出し、Taroさんの文の in office と the work が不自然だと思いました。確かに、in office は in the office に、the work は無冠詞の work にするのが正しい表現です。しかし、サミト君はどうして「職場」の work は無冠詞になり、同じ「職場」という意味でも office は冠詞または所有格がつくのか、どうもしっくりこない様子です。皆さんはどうですか? work と office の違いがわかりましたか?日本語にするとどちらも「職場」という意味になりますが、この2つの単語はイメージが異なります。office (職場)は具体的な働く場所や建物を表わします。皆さんも自分の office なら具体的な建物の形が頭の中で描けますよね。したがって、office は具体的な形ある職場、つまり数えられる名詞になるのです。だから、冠詞や所有格がつくのですよ。一方、work (職場)は具体的な形のある建物を指すのではなく、働くという本来の目的を果たす空間を意味します。したがって、頭の中で具体的なイメージが描けないので数えられない名詞になり無冠詞扱いされるのです。やはり、空間は具体的な形で描けませんよね。冠詞があるかないか、つまり名詞が数えられるか、数えられないかという区別だけで、これだけイメージが異なるのですね。ここまでわかれば、Taroさんの文が不自然なのがもうおわかりですね。Taro: Yes, I’ll be in office this afternoon, but I’ll leave the work at 4 today.訳)午後は在職していますが、4時にその仕事を置いていきます。?? 文意が通りませんね。office を無冠詞にすると数えられない不可算名詞になります。つまり、職場という形ある建物から職という具体的な形のない名詞になるのです。だから、be in office は「在職している」という意味になります。be in the office のように冠詞または所有格をつければ職場を表わし「会社(事務所)にいる」という意味になります。work に定冠詞 the をつけると職場ではなく、特定の「仕事」を表わすことになります。したがって、leave the work とすると「その仕事を残しておく」とか「その仕事を置いていく」という意味になるのです。したがって、職場を表わす場合は冠詞をつけず leave work とします。Taroさんの文も次のよう修正すれば意味の通る文になりますね。Ellen: Are you going to be at work this afternoon?Taro: Yes, I’ll be in the office this afternoon, but I’ll leave work at 4 today.訳) えぇ、午後は会社にいますが、今日は4時に退社します。 一般に文法書などで「無冠詞になる」と言われる名詞も、「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば可算、描くことが出来なければ不可算」という至ってシンプルな判断基準で考えれば、スッキリするでしょ!次の例文でもう一度イメージをつかんでみましょう。a) I usually go to the office before 8. (いつも8時前には出勤する)b) I usually go to work before 8. (いつも8時前には出勤する)頭の中で具体的な形やイメージを描くことができましたか? では例文のイメージを確認してみましょう。a)「働く場所や建物」 ⇒頭の中で具体的な建物の形を描けますね。 b)「働くという本来の目的を果たす空間」 ⇒具体的な形のある建物を指すのではなく、働くという本来の目的を表すので、頭の中で具体的な場所・建物の形を描けませんね。今回の問題文のように慣用的に無冠詞になると教わった名詞も丸暗記するのではなく、可算・不可算名詞の区別を、イメージで捉えれば、よりスッキリしませんか?もう、名詞をイメージで捉える思考回路が構築され、「英語脳」ができてきましたか?英語脳を作るには「習うより慣れろ」です。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)
2007年10月27日
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Day 22:今日もサミト君の英語の勉強をちょっと覗いてみましょう。問題:次の英文はどこが不自然ですか?I went to school to see my son’s teacher.サミト君はこの英文を読んだとき、不自然さを感じませんでした。確かに、「息子の先生に会いに学校へ行った」と日本語に訳すと、どこも不自然なところはなさそうですね。しかし、問題文には誤りがあります。今回の問題も前回までと同様、名詞の問題です。名詞を考えるとき日本語を仲介させても答えは見えてきませんよ。なぜならば、Day12でも述べましたが、日本語には英語のように名詞を可算・不可算と区別するという概念がないからです。今回の問題文は went to school が不自然な箇所です。「go to school」を前回の Day21 の「go to bed」と同じようにイメージすれば不自然さが見えてきますよ。皆さんはもう went to school の不自然さがイメージでわかるようになってきましたか? 今まで繰り返し説明してきた「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば可算、描くことが出来なければ不可算」という至ってシンプルな判断基準で今回の問題点を検証してみましょう。皆さんも学校英語で「学校に行く」という意味の go to school には冠詞をつけない。つまり「無冠詞になる」と教わったことがあるのではないでしょうか? でも、これも前回の go to bed と同様に、ただ漠然と「無冠詞になる」と教わっただけで、その理由はなぜか教わりませんよね。ではどうして go to school の school が無冠詞になるのかを説明しましょう。その答えは至って簡単、この school は不可算名詞だからです。つまり、数えられない名詞なのです。確かに普通に考えれば「学校」は数えられそうですよね。しかし、go to school の school は「学校」を表わしているのではなく、「学校教育」や「授業」という本来の学校の目的を述べているのです。ならば、問題文が不自然であることも明白ですね。I went to school to see my son’s teacher.訳) 息子の先生に会いに授業を受けに行った ??? [これでは文意が変ですよね]問題文は I went to the school to see my son’s teacher. としなければなりません。冠詞 a/the を付けることで school が数えられる名詞になります。つまり、建物としての「学校」になるのです。数えられる建物(学校)なら具体的な建物の形が描けますね。しかし、school「授業」という学校本来の目的は具体的な建物の形を描けませんよね。実際に頭の中で「授業」、「学校教育」を描いてみて下さい。具体的な建物はイメージの中に現れないでしょ。だから go to school は数えられない名詞になり「無冠詞」になるのです。だから、問題文のように勉強の目的以外で学校へ行くという場合は冠詞 a/the を付けるのです。問題文の学校は息子の学校なので、特定された学校になり定冠詞 the が付くのです。このように冠詞があるかないか、つまり名詞が数えられるか、数えられないかという区別だけで、これだけ意味が異なるのです。しかし、一般に「無冠詞になる」と言われる名詞もイメージで考えれば、シンプルで簡単でしょ!次の例文でもう一度イメージをつかんでみましょう。a) I went to a school to sell my textbook. (テキストを売るためにある学校に行きました) b) I go to school from Monday to Friday. (月曜日から金曜日まで学校に行きます)頭の中で具体的な形やイメージを描くことができましたか? では例文のイメージを確認してみましょう。a) 建物の「学校」 ⇒授業を受けるのではなく、単に学校という建物にテキストを売込みに行ったのです。だから、頭の中で具体的な学校の建物が描けますね。b)「授業という学校本来の目的」 ⇒具体的な形のある建物ではなく、名詞学校が「授業」という本来の目的を表しています。だから、頭の中で具体的な建物の形を描けませんね。今回の問題文のように慣用的に無冠詞になると教わった名詞も丸暗記するのではなく、可算・不可算名詞の区別を、イメージで捉えましょう。もう、名詞をイメージで捉える思考回路が構築され、「英語脳」ができてきましたか?英語脳を作るには「習うより慣れろ」です。ではまた、See you next time.皆さんの学習のお役に立ったでしょうか?よろしければクリックして下さいませ⇒人気blogランキングに皆さんの優しいご協力をお願いします<(^^)
2007年10月19日
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Day 21:久しぶりにサミト君の英語の勉強をちょっと覗いてみましょう。問題:次の英文はどこが不自然ですか?Taro: I went to the bed at eleven last night.サミト君はこの英文を読んだとき、学校で「go to bed」という表現を習ったことを思い出し go to the bed の the が不自然だと思いました。確かに go to bed が正しい表現ですが、サミト君はどうして bed (ベッド)に the が付くと不自然なのか、初めて考えさせられました問題文のベッドは自分のベッドを指しているので特定され、冠詞 the がついてもおかしくないのでは? 皆さんはどうですか? もう go to the bed の不自然さがイメージでわかるようになってきましたか?皆さんもよくご存知のように go to bed は「寝る」という意味ですよね。しかし、go to the bed のように冠詞 the を付けると、ベッドは形ある特定のベッドを表わすことになり、「寝る」という意味にはならず、to が「…に向かって」という方向を表わす前置詞になり、「そのベッドに向かう」という意味になるのです。このように the を付けると形のある特定の数えられる名詞のベッドになるのですよ。「ベッドに向かう」というのは必ずしも「就寝する」という意味を含んでいません。単にベッドの方向に向かうという意味です。このように冠詞があるかないか、つまり名詞が数えられるか、数えられないかという区別だけで、これだけ意味が異なるのです。ここまでわかれば、Taroさんの文が不自然なのがもうおわかりですね。Taro: I went to the bed at eleven last night.訳) 昨晩は11時にベッドの方向に向かいました ??? [これでは文意が変ですよね]皆さんも学校で「寝る」という意味の go to bed には冠詞をつけない。つまり「無冠詞になる」と教わったことがあるのではないでしょうか? しかし、これも前回の by telephone と同様に、ただ漠然と「無冠詞になる」と教わっただけで、その理由はなぜか教わりませんよね。ではどうして go to bed の bed は無冠詞になるのかを説明しましょう。一般に文法書などで「無冠詞になる」と言われる名詞も、今まで繰り返し説明してきた発想で考えれば、比較的容易に理解できると思いますよ。決して難しく考える必要はありません。「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば可算、描くことが出来なければ不可算」という至ってシンプルな判断基準でしたよね。Taroさんの文 I went to bed at eleven last night. の to bed がなぜ「無冠詞」になるかと言うと、この bed は不可算名詞だからです。つまり、数えられない名詞なのです。確かに普通に考えれば「ベッド」は1台、2台と数えられますよね。しかし、go to bed の bed は「ベッド」を表わしているのではなく、「寝る」という本来のベッドの目的を述べているのです。a bed なら具体的なベッドの形が描けますが、to bed「寝る」という目的は具体的なベッドの形を描けないのです。頭の中で、「寝る」を描いてみてください? 人が横たわるようなイメージを描くことはできますが、具体的なベッドは出てきませんよね。だから、数えられない名詞になり「無冠詞になる」のです。どうですか、一般に「無冠詞になる」と言われる名詞もこのように考えれば、シンプルで簡単でしょ!次の例文でもう一度イメージをつかんでみましょう。a) We need a double bed. (ダブルベッドが必要です) b) I usually go to bed at about eleven. (たいてい11時頃に就寝します)頭の中で具体的な形やイメージを描くことができましたか? では例文のイメージを確認してみましょう。a)「個体のベッド」 ⇒頭の中で具体的なベッドの形を描けますね。 b)「寝るという本来の目的」 ⇒具体的な形のあるベッドではなく、名詞ベッドが寝るという本来の目的を表しています。だから、頭の中で具体的なベッドの形を描けませんね。今回の問題文のように慣用的に無冠詞になると教わった名詞も丸暗記するのではなく、可算・不可算名詞の区別を、イメージで捉えましょう。どうでしょうか、名詞をイメージで捉える思考回路が少しずつ構築され、「英語脳」ができてきましたか?英語脳を作るには「習うより慣れろ」です。ではまた、See you next time.
2007年10月16日
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Day 20:今日もさっそくサミト君の英語の勉強をちょっと覗いてみましょう。問題:次の会話文のどこが不自然ですか?Karen: Did you make a reservation for the restaurant, Taro?Taro: Yes. I did it by the phone.サミト君はこの会話文を読んだとき、「電話で」という表現は無冠詞になると学校で習ったことを思い出し、by the phone の the が不自然だと思いました。確かに by phone が正しい表現ですが、サミト君はどうして phone (電話)に the が付くと不自然なのか、どうもしっくりこない様子です。電話が特定された名詞なら、冠詞 the がつくのでは? 皆さんはどうですか? by the phone の不自然さがイメージでわかりましたか?by the phone のように冠詞 the を付けると、by は「電話のそばに」という位置を表わす前置詞になります。the を付けると「電話」を特定することになり、話し手と聞き手が特定できる電話になります。例えば家のなどで考えるとわかりやすいでしょう。家族の間で「電話のそば」と言えば、特定されたですよね(もちろん子機のある家は多いでしょうが、この場合は親機のことです)。そして、特定された家の電話機なら、話し手と聞き手の頭の中で具体的なになって現れますよね。形のある電話機なら数えられる名詞になり、by が位置を表わす前置詞になるのですよ。電話機という形がなければ「電話のそばに」とは言えないでしょ。このように冠詞があるかないか、つまり名詞が数えられるか、数えられないかという区別だけで、これだけ意味が異なるのです。ここまでわかれば、Taroさんの文が不自然なのがもうおわかりですね。Taro: Yes. I did it by the phone.訳) 電話のそばで、それをしました ??? これでは文意が通りませんね。皆さんもどこかで、by telephone, by telegraph, by fax など、通信手段の by を使った名詞には冠詞をつけない。つまり「無冠詞になる」と教わったことがあるのではないでしょうか? しかし、これも前回の by car と同様に、ただ漠然と「無冠詞になる」と教わっただけで、その理由はなぜか教わりませんよね。ではどうして通信手段の by に続く名詞は無冠詞になるのかを説明しましょう。一般に文法書などで「無冠詞になる」と言われる名詞も、今まで繰り返し説明してきた発想で考えれば、比較的容易に理解できると思いますよ。決して難しく考える必要はありません。「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば可算、描くことが出来なければ不可算」という至ってシンプルな判断基準でしたよね。Taroさんの文 I did it by phone. の by phone がなぜ「無冠詞」になるかと言うと、この phone は不可算名詞だからです。つまり、数えられない名詞なのです。確かに普通に考えれば「電話」は数えられますよね。しかし、by phone は「電話機」を表わしているのではなく、電話という通信手段を述べているのです。a phone なら具体的な電話機の形が描けますが、by phone 通信手段は具体的な形で描けませんね。頭の中で、通信手段を描いてみてください? 手段を具体的に描くことはできないでしょ。だから、数えられない名詞になり「無冠詞になる」のです。どうですか、一般に「無冠詞になる」と言われる名詞もこのように考えれば、シンプルで簡単でしょ!次の例文でもう一度イメージをつかんでみましょう。a) We need to buy a new telephone. (新しい電話機を買わなければ)b) Reservation can be made by telephone. (電話で予約がとれます) 頭の中で具体的な形やイメージを描くことができましたか? では例文のイメージを確認してみましょう。a) 「受話器のある電話機」 ⇒頭の中で具体的な電話機の形を描けますね。 b) 「通信手段」 ⇒by telephone は具体的な形のある電話機ではなく通信手段を指します。したがって、頭の中で具体的な形を描けませんね。今回の問題文のように慣用的に無冠詞になると教わった名詞も丸暗記するのではなく、可算・不可算名詞の区別を、イメージで捉えましょう。どうでしょうか、名詞をイメージで捉える思考回路が少しずつ構築され、「英語脳」ができてきましたか?英語脳を作るには「習うより慣れろ」です。ではまた、See you next time.ブログランキングに参加してます。皆さんの学習のお役に立てたなら、是非ワンクリックを!⇒人気blogランキングへこの英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語コンプレックスをプライドに!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2007年10月03日
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Day 19:今日もさっそくサミト君の英語の勉強をちょっと覗いてみましょう。問題:次の会話文のどこが不自然ですか?Karen: How did you come here today?Taro: I came here by a train.サミト君はこの会話文を読んだとき、交通手段を表わす場合は無冠詞になると学校で習ったことを思い出し、by a trainの a が不自然だと思いました。確かに by train が正しい表現です。しかし、サミト君はどうして train (列車)に a がつかないのか、どうもしっくりこない様子です。列車は数えられるのにどうして冠詞 a がつかないの? 皆さんはどうですか? by a train の不自然さがイメージでわかりましたか?皆さんもどこかで、by car, by train, by bus, by plane など、交通手段の by を使った乗り物の名詞には冠詞をつけない。つまり「無冠詞になる」と教わったことがあるのではないでしょうか? しかし、ただ漠然と「無冠詞になる」と教わっただけで、その理由はなぜか教わりませんよね。もちろん、理由など考えずに丸暗記してもよいでしょう。しかし、ときどき学習者を困惑させるのは on や in などの前置詞を使うと名詞に所有格や冠詞が付くということです。I came here by train.I saw her on the train.ではどうして手段の by の乗り物は無冠詞になり、on では冠詞が付くのかを説明しましょう。今回の問題のように、一般に文法書などで「無冠詞になる」と言われる名詞も、今まで繰り返し説明してきた発想で考えれば、比較的容易に理解できると思いますよ。決して難しく考える必要はありません。「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば可算、描くことが出来なければ不可算」という至ってシンプルな判断基準でしたよね。Taroさんの文 I came here by train. の by train がなぜ「無冠詞」になるかと言うと、この train は不可算名詞だからです。つまり、数えられない名詞なのです。確かに普通に考えれば「列車」は数えられますよね。しかし、by train は「列車」自体を表わしているのではなく、交通手段、つまり移動するための手段を述べているのです。a train なら具体的な形が描けますが、by train 移動手段は具体的な形を描けませんね。頭の中で、移動手段を描けますか? 手段を具体的な形で描くことはできませんよね。だから、数えられない名詞になるので「無冠詞になる」のです。どうですか、一般に「無冠詞になる」と言われる名詞もこのように考えれば、シンプルで簡単でしょ!次の例文でもう一度イメージをつかんでみましょう。a) I saw a car waiting outside. (車が1台外で待っているのを見た) b) If we go to the station by car we will catch the train. (車[という交通手段]なら、列車に間に合う)頭の中で具体的な形やイメージを描くことができましたか? では例文のイメージを確認してみましょう。a)「外で待っている1台の車」 ⇒頭の中で1台の具体的な車の形を描けますね。b)「交通手段」 ⇒by car は具体的な形のある車ではなく移動手段です。したがって、頭の中で具体的な形を描けないのです。だから「無冠詞になる」のです。今回の問題文のように慣用的に無冠詞になると教わった名詞も丸暗記するのではなく、可算・不可算名詞の区別を、イメージで捉えましょう。どうでしょうか、名詞をイメージで捉える思考回路が少しずつ構築され、「英語脳」ができてきましたか?英語脳を作るには「習うより慣れろ」です。ではまた、See you next time.ブログランキングに参加してます。皆さんの学習のお役に立てたなら、是非ワンクリックを!⇒人気blogランキングへこの英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語コンプレックスをプライドに!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2007年09月28日
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Day 18:今日もさっそくサミト君の英語の勉強をちょっと覗いてみましょう。問題:次の文のどこが不自然ですか?Ellen: How was your trip to Canada?Taro: I had unforgettable experience.サミト君はこの英文を読んだとき、experience (経験) は「抽象名詞」なので数えられない名詞であると学校で習ったことを思い出しましたが、前回のDay17の教訓を思い出し抽象名詞という捉え方をせずに太郎さんの experience「経験」をイメージで捉え、具体的に頭の中で描いてみました。すると experience が不自然に思えてきました。皆さんはどうですか?experience の不自然さがイメージでわかりましたか?前回のDay17で説明したように、抽象名詞が我々学習者を困惑させる問題点は「抽象名詞」も数えられる名詞を同時に持ち合わせているという事実です。beauty, fear, help, hope, knowledge など皆さんも辞書で調べればすぐにわかると思いますが、これらの抽象名詞には [C] または [a~] などという表記がありますよね。これは Countable つまり「数えられる」という意味です。「抽象名詞は数えられない」という考え方をしていると、今回の問題文のような文を見ると不自然さを感じないのです。ましてや、日本語に訳してもこの名詞の区別はできません。なぜならば日本語という言語に英語のような名詞の概念がないからです。「抽象名詞は数えられない」という発想はもうやめて、可算・不可算名詞の区別を、イメージで捉えましょう。「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば可算、描くことが出来なければ不可算」という至ってシンプルな判断基準でしたよね。では Taro さんの文の「経験」unforgettable experience をイメージで描いてみましょう。Taro: I had unforgettable experience. (忘れられない経験をしました)状況が目に浮かびますか?この状況を想像すると、太郎さんはカナダ旅行である経験をしたと想像できますよね。聞き手の私たちには具体的にどんな経験をしたかこの時点ではわかりませんが、太郎さんは経験した本人だから、頭の中でどんな経験なのか具体的なイメージが描けるはずですよね。もし、あなたが忘れられない経験をしたと言ったなら、具体的なイメージが描けますよね。例えば、生まれて初めてバンジージャンプをした経験なら、具体的にバンジージャンプをした経験が描けますよね。このように具体的な形が描けるのであれば、数えられる可算名詞です。ならば、unforgettable experience は an unforgettable experience にならなければ不自然ですよね。どうですか、「経験」のような抽象名詞もこのように考えれば、シンプルで簡単でしょ!次の例文でもう一度イメージをつかんでみましょう。a) My grandfather had some unusual experiences as a soldier. (兵士として異常な体験をした) b) Experience is the best teacher. (経験は最良の教師である)a)「具体的な1つ1つの経験」 ⇒例えば、ジャングルでの銃撃戦の体験、捕虜としての体験、銃弾をうけた体験などなど、頭の中で具体的な内容のあるいくつかの戦争体験を描けますね。b)「一般的な意味での経験」 ⇒漠然とした一般的な意味での経験なら、具体的に描くことはできませんよね。実際に頭の中で「経験」を描いてみて下さい。描けないでしょ。だから、一般的な意味での経験は数えられない名詞なのです。どうでしょうか、名詞をイメージで捉える思考回路が少しずつ構築されていますか?この思考回路を作るには「習うより慣れろ」です。ではまた、See you next time.ブログランキングに参加してます。皆さんの学習のお役に立てたなら、是非ワンクリックを!⇒人気blogランキングへこの英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語コンプレックスをプライドに!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2007年09月25日
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Day 17:今日もさっそくサミト君の英語の勉強をちょっと覗いてみましょう。問題:次の文のどこが不自然ですか?Taro: Close your eyes, Ellen. I have a surprise for you!Ellen: Okay.サミト君はこの英文を読んだとき、surprise (驚き) は「抽象名詞」なので数えられない名詞であると学校で習ったことを思い出し、「驚き」が可算名詞 a surprise になっていることが不自然に思えました。皆さんはわかりましたか?残念ながらサミト君はまた名詞をイメージで捉えるということを忘れてしまったようですね。皆さんは太郎さんの英文をイメージで捉えましたか?イメージで捉えた人は今回の問題文には不自然な箇所がないことがわかりましたよね。またまたちょっと引っかけ問題でした。確かにサミト君の言う通り、学校英語では「驚き」は「抽象名詞」と仕分けされ、数えられない名詞として扱われますよね。抽象名詞が数えられないというルールは文法的には正しいルールですが、学習者を困惑させる問題点は、beauty, fear, help, hope, knowledge など、いわゆる文法書なので「抽象名詞」と仕分けされる名詞は数えられる名詞も同時に持ち合わせているという事実です。皆さんも辞書で調べればすぐにわかると思いますが、これらの抽象名詞には [C] または [a~] などという表記がありますよね。これは Countable つまり「数えられる」という意味です。だから、「抽象名詞は数えられない」という考え方をしていると、今回の問題文のような文を見ると困惑してしまうのです。このような捉え方をするのはもうやめて、可算・不可算名詞の区別を、イメージで捉えましょう。「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば可算、描くことが出来なければ不可算」という至ってシンプルな判断基準でしたよね。では Taro さんの文の「驚き」surprise をイメージで描いてみましょう。Close your eyes, Ellen. I have a surprise for you!(目をつぶって、エレン。君が驚くものがあるんだ)この状況が目に浮かびますか?この状況を想像すると、太郎さんは具体的に何かエレンさんを驚かせるものを手に持っていると想像できますよね。ロマンチックな場面なら、差詰め指輪でしょうか。具体的に指輪で考えてみましょう。もうおわかりですね。指輪(驚かせるもの)なら具体的なイメージが描けますよね。具体的な形が描けるのであれば、数えられる可算名詞ですね。だから a surprise は正解なのです。どうですか、「驚き」のような抽象名詞もこのように考えれば、シンプルで簡単でしょ!次の例文でもう一度イメージをつかんでみましょう。a) I have a surprise for you. (君がびっくりする知らせ[贈り物]がありますよ) b) She looked up in surprise as I walked in. (入っていくと彼女は驚いて顔を上げた)a)「具体的な知らせや贈り物」 ⇒相手が驚く具体的な内容のある知らせ、または贈り物だから、頭の中で具体的にイメージや形を描くことができますね。 b)「漠然とした驚き」 ⇒漠然とした驚きは頭の中で具体的な形を描けませんよね。試しに「驚き」を頭の中で描いてみてください。描けないでしょ。どうでしょうか、名詞をイメージで捉える思考回路が少しずつ構築されていますか?この思考回路を作るには「習うより慣れろ」です。ではまた、See you next time.ブログランキングに参加してます。皆さんの学習のお役に立てたなら、是非ワンクリックを!⇒人気blogランキングへこの英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語コンプレックスをプライドに!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2007年09月23日
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Day 16:今日もさっそくサミト君の英語の勉強をちょっと覗いてみましょう。問題:次の文のどこが不自然ですか?Taro: I found a few grey hair this morning.サミト君はこの英文を読んだとき、髪の毛は集合的に扱う「集合名詞」なので数えられない名詞であると学校で習ったことを思い出しましたが、もう「抽象」「物質」「集合」名詞などという仕分けはやめて、名詞をイメージで捉えることを試みました。すると a few grey hair の不自然さが見えてきました。名詞の捉え方のコツがわかってきたようですね。(^◇^) 皆さんはどうですか? a few grey hair の不自然さがイメージでわかりましたか?可算・不可算名詞の区別は、イメージで捉えましょう。「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば可算、描くことが出来なければ不可算」という至ってシンプルな判断基準でしたよね。確かに「髪の毛」は集合的に扱うこともありますが、それは具体的な形に描けないときです。では「髪の毛」の具体的な形とはどんな形でしょう。さぁ、皆さんも頭の中で髪の毛を具体的に描いてみて下さい。どうですか、細い一本の毛の形を描けたのではないでしょうか?では Taro さんの文をイメージで描いてみましょう。「今朝、数本の白髪を見つけた」私も白髪を見つけた経験がありますが、白髪は一本一本の髪の毛ですよね。まだイメージが湧きませんか?では見つけた白髪を抜いて、紙の上に並べてみましょう。もう、頭の中で具体的な一本一本の髪の毛が具体的に描けたのではないでしょうか? 具体的な形が描けるのであれば、数えられる可算名詞ですね。可算名詞なら、a few grey hairs が正しい表現になりますよね。どうですか、「髪の毛」のような集合名詞もこのように考えれば、シンプルで簡単でしょ!次の例文でもう一度イメージをつかんでみましょう。a) I found a hair in the soup. (スープの中に一本の毛が入っていた)b) Did you have your hair cut? (髪を刈ってもらったの)上記例文を頭の中で具体的な形やイメージで描くことが出来ましたか?a) 「見つけた一本の髪の毛」⇒頭の中で具体的なスープに入った細い一本の髪の形を描けますね。 b) 「全体としての頭髪」⇒全体としての頭髪を指す場合は、一本一本の髪の形を描けませんね。実際に頭髪全体を頭の中で描くとヘアースタイルは描けますが、一本一本の髪の毛は描けないでしょ。だからこの場合は集合名詞になり不可算名詞になるのです。どうでしょうか、名詞をイメージで捉える思考回路が少しずつ構築されていますか?この思考回路を作るには「習うより慣れろ」です。ではまた、See you next time.ブログランキングに参加してます。皆さんの学習のお役に立てたなら、是非ワンクリックを!⇒人気blogランキングへこの英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語コンプレックスをプライドに!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2007年09月20日
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Day 15:今日もさっそくサミト君の英語の勉強をちょっと覗いてみましょう。問題:次の文のどこが不自然ですか?Taro: My sister broke glass last night.サミト君はこの英文を読んだとき、glass はガラスなので数えられない名詞と考えましたが、前回Day14の教訓から名詞をイメージで捉えることを思い出し、glass を頭の中で具体的な形で描いてみました。すると glass の不自然さが見えてきたようです。だんだん名詞の捉え方のコツがわかってきたようですね (^◇^) 皆さんはどうですか? glass の不自然さがイメージでわかりましたか?可算・不可算名詞の区別は、イメージで捉えましょう。「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば可算、描くことが出来なければ不可算」という至ってシンプルな判断基準でしたよね。では Taro さんの文「妹が昨晩 glass を割った」をイメージで描いてみましょう。「割った」という動作から得られる glass のイメージは形あるものですよね。形がなければ「割る」ことは無理ですね。ならば、皆さんの頭の中では飲物に使うグラスが描けたのではないでしょうか?具体的な形が描けるのであれば、数えられる可算名詞ですね。可算名詞なら、a glass が正しい表現になりますよね。どうですか、ガラスのような物質名詞もこのように考えれば、シンプルで簡単でしょ!次の例文でもう一度イメージをつかんでみましょう。a) John broke a glass last night. (ジョンがグラスを割った)b) Glass is made from sand. (ガラスは砂から作られる)上記例文を頭の中で具体的な形やイメージで描くことが出来ましたか?a)「割れたグラス」⇒頭の中で具体的な割れたグラスの形を描けますね。 b)「瓶や窓ガラスを作るための材料になるガラス」⇒窓ガラスやグラスの材料になるガラスを頭の中で描いてみて下さい。具体的な形に描けないですよね。窓ガラスやガラスのテーブルを描いたならそれらは材料になるガラスではなくもう製品になっている形ある可算名詞ですよ。ちなみに窓ガラスは a window を使います。テーブルのガラスは a table glass を使います。どうでしょうか、名詞をイメージで捉える思考回路が少しずつ構築されていますか?この思考回路を作るには「習うより慣れろ」です。ではまた、See you next time.ブログランキングに参加してます。皆さんの学習のお役に立てたなら、是非ワンクリックを!⇒人気blogランキングへこの英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語コンプレックスをプライドに!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2007年09月18日
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Day 14:今日もさっそくサミト君の英語の勉強をちょっと覗いてみましょう。問題:次の会話文には不自然な箇所がありますか?Taro: Excuse me, could we have two coffees?Waitress: Certainly!サミト君はこの英文を読んだとき、コーヒーは液体なので数えられないことを思い出し、コーヒーの複数形 (two coffees) が不自然に思えました。皆さんはわかりましたか?残念ながらサミト君は名詞をイメージで捉えるということを忘れてしまったようですね。皆さんは会話文のコーヒーをイメージで捉えましたか?イメージで捉えた人は今回の会話文には不自然な箇所がないことがわかりましたよね。ちょっと引っかけ問題でした。確かにサミト君の言う通り、学校英語ではコーヒーのような液体は「物質名詞」と仕分けされ、数えられない名詞として扱われますよね。しかし、「普通」「物質」「抽象」「集合」「固有」名詞という仕分けをするのはもうやめて、可算・不可算名詞の区別を、イメージで捉えましょうね。「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば可算、描くことが出来なければ不可算」という至ってシンプルな判断基準でしたよね。では Taro さんの文のコーヒーをイメージで描いてみましょう。皆さんもレストランなどでコーヒーを注文するときのことを想像すれば、具体的なイメージでコーヒーが描けますよね。そうです、コーヒーカップに入ったコーヒーが描けますよね。具体的な形が描けるのであれば、数えられる可算名詞ですね。だからtwo coffeesもOKなのです。もちろん、厳密に言えば、具体的に描いたものはカップなので two cups of coffee と言うこともできます。でも会話では cup を省略するほうが普通です。どうですか、液体のような物質名詞もこのように考えれば、シンプルで簡単でしょ!次の例文でもう一度イメージをつかんでみましょう。a) Could I have a beer, please? (ビールを一杯ください)b) We had a lot of beer at the party last night. (パーティーでビールを大量に飲んだ)頭の中で具体的な形やイメージを描くことができましたか?では実際に例文のイメージを確認してみましょう。a)「容器に入っている個別のビール」⇒注文する場合、缶、グラス、瓶などビールを頭の中で具体的な形として描けますね。 b)「アルコール飲料としてのまとまりのないビール」⇒パーティーで飲んだアルコール飲料を指しているので具体的な形を描けませんね。やはりビールもコーヒーと同じで注文するときは具体的な容器が描けるので数えられる可算名詞になるのですね。でも実際に飲んだビールは液体なので具体的な形を描くことはできませんね。だから、数えられない不可算名詞になるのですね。どうでしょうか、名詞をイメージで捉える思考回路が少しずつ構築されていますか?この思考回路を作るには「習うより慣れろ」です。ではまた、See you next time.この英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語コンプレックスをプライドに!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2007年09月15日
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Day 13:今日もさっそくサミト君の英語の勉強をちょっと覗いてみましょう。問題:次のTaroの英文には不自然な箇所があります。さてどこが不自然なのでしょうか?Linda: What did you have for dinner last night?Taro: I had a chicken. It was delicious!皆さんは不自然な箇所がわかりましたか?サミト君はこの英文を読んだとき、前回の名詞an appleとsome appleの違いを思い出し、名詞をイメージで捉えることにしました。そこで、頭の中で a chicken を具体的な形に描いてTaroさんの文章を考えてみました。おそらく皆さんも鶏冠のついたニワトリを描けたのではないでしょうか?では Taro さんの文のイメージは描けましたか?ちょっとグロテスクで恐ろしい Taro さんの夕食の光景が目に浮かびましたか? ちょっと極端に言うと、ネイティブには、ニワトリを丸ごと食いちぎりながら、口のまわりが血だらけになった Taro さんが、「デリシャス!」といいながらニワトリを食べている光景が目に浮かぶのですよ。もちろん、Taro さんはニワトリを丸ごと食いちぎっているはずはありません。手羽先、フライドチキンなどニワトリの原型を留めていないチキンを食べたのです。ならば、Taro さんの食べたチキンは具体的なニワトリの形に描けませんね。したがって、この場合、英語では数えられない不可算名詞 some chicken になるのです。どうですか、このように考えれば、シンプルで簡単でしょ!「普通」「物質」「抽象」「集合」「固有」名詞という仕分けをするのはもうやめて、ネイティブスピーカーのように可算名詞と不可算名詞の区別を、イメージで捉えましょう。つまり、「頭の中で名詞を明確で具体的な形やイメージに描くことが出来れば可算、描くことが出来なければ不可算」という至ってシンプルな判断基準です。次の例文でもう一度イメージをつかんでみましょう。a) We have two rabbits as a pet. (ウサギを二匹飼っています)b) We had rabbit at a French restaurant. (フレンチレストランでウサギの肉を食べた)a) 「生きたウサギ」 ⇒頭の中で耳の長い可愛い具体的なウサギの形を描けますね。 b) 「皿の上に料理として出されたウサギの肉」 ⇒頭の中で耳の長い具体的なウサギの形を描けませんね。やはり動物の肉はその動物の原型を留めていないので、具体的な形では描けませんね。だから、数えられない不可算名詞になるのですね。これがわかると、スーパーマーケットで売られている「肉」meatがどうして数えられない不可算名詞になるかも納得ですね。つまり、「肉」を具体的な形に描けるかどうかですよ。「肉」って具体的に描くことができないですよね。ニワトリ、ウサギなら誰でもがたいてい同じような具体的な形を描くことができますが、「肉」は描けませんよね。「肉」には具体的な形がないのです。具体的に描くとは10人がほぼ全員同じような形を描くということです。おそらく10人が「肉」の絵を描いたら、色々な肉の絵が出てきそうですよね。だから「meat」は数えられない不可算名詞なのです。ニワトリ、ウサギのように形があるものは、1羽、2羽、3羽…と数えられるので「数」で表わすことができますが、「肉」のように形がないものは数えられないのでグラムなどの「量」で表わします。どうでしょうか、名詞をイメージで捉える思考回路が少しずつ構築されていますか?この思考回路を作るには「習うより慣れろ」です。ではまた、See you next time.ブログランキングに参加してます。皆さんの学習のお役に立てたなら、是非ワンクリックを!⇒人気blogランキングへこの英語学習に関連したメルマガも発行しています。かなりマジな英語学習メルマガです。英語に自信のあるかた、または英語をより深く学習してみたいかたは是非登録して問題を解いてみて下さい。登録はこちら:Yahoo!メルマガ - そこが知りたい、英文法!日本人が繰り返す間違い!TOEICなど他の英語ブログも書いています。是非チェックしてみて下さい。英語学習ブログ 英語コンプレックスをプライドに!TOEICブログ TOEIC裏技先生日記ブログ Life in Vancouver
2007年09月13日
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