DAIネフローゼとの戦い



 腎臓病にカテゴライズされていますが、実は免疫系の疾患だそうです。原因は不明ですが、何かの拍子にリンパ球が自分の腎臓を攻撃し、『ネフロン』というたんぱく質を漉し取る網の目を大きくしてしまうんだそうです。その結果、尿中に多量のたんぱく質が流れ出し、それゆえ、血液中のたんぱく質が極端に不足し、放置すれば、ショック死してしまう病気です。

 原因はわかってはいません。なんらかのウィルス感染ではないかという説があります。ただ、風邪などの感染症が引き金になり発症するようです。

 治療法は、なんといってもステロイドの投薬治療です。ステロイドは、一般には副作用が恐れられていますが、患者にとっては命の綱なのです。しかし、中にはステロイドの効かない型もあり、その場合、免疫抑制剤の投薬治療となります。

 一概にネフローゼ症候群といってもいろいろな型がありますが、小児の場合、比較的予後は良いようです。しかし、発症してから治癒まではとても時間のかかるもので、10ン年闘っている子どもたちも少なくありません。また、再発を繰り返す子が圧倒的に多いのもこの疾患の特徴かもしれません。

 ネフローゼの主な症状は多量の蛋白尿、血液中のたんぱく質(アルブミン)の減少、高脂血症。この3つの症状でネフローゼ症候群と診断されます。見た目もむくみがひどくなりますので、それで気付くことが多いようです。

 ステロイドを始めは多量に投与され、徐々に減らしていく方法がとられます。ステロイドは急に切ることはできないので、慎重に減らしていきます。患者の中にはステロイドを減らすと症状が戻ってしまい、ステロイドが減らせないという悩みを抱える方も多くいます。
 -ステロイドの副作用についてー
 服用すると、脂肪が特定のところに着きます。特に頬とおなかにたくさんつきます。顔は『ムーンフェイス』アンパンマンそっくり。食欲お旺盛になり、体重も増加します。その上、おなかにたくさん脂肪がつくので、お相撲さん体型になります。また、毛深くなり、DAIの場合、眉がつながり、背中が毛むくじゃらになりました。
 また、骨の発育が止まり、もろくなり、ちょっとしたことでも骨折の危険が生じます。脂肪肝、高血圧、白内障の危険、不整脈とあらゆる成人病の症状を呈します。もちろん個人差はあるけどね。


© Rakuten Group, Inc.

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: