ふたりは何語で?



普段の生活では日常会話は日本語。そうすると丁寧になるし、ソフトな口調でけんかをする機会が減ります。むこうは日本語の単語はよく知ってるし、何でも日本語で話せるけれど、何を言っても語尾が「~してもいいの?」「~は~ですか?」「じゃあ~しまーす。」とかわいらしいので内容がずうずうしくてもまったくカチンと来ません。長い結婚生活には便利な戦略です。

アメリカで知人、友人と一緒にいるときは英語。私たちだけしかわからない言葉で話すのはたとえいいことを話していても相手に不快感や不安感を与えかねないからです。でも相手が見ず知らずの人だとこっそり日本語とドイツ語を混ぜて誰にもわからないように内緒話します。

ドイツ語は実は二人ではあまり話しません。はじめのうちはこちらからドイツ語で話しても彼は日本語か英語で返事をして返してくるので非常に頭にきてました。「日本語ばかりで話してると、私がドイツ語忘れてしまうから」と本気でお願いしたにもかかわらず、「じゃあ1週間に一度火曜日だけはドイツ語で話す日ね」といってたくせに、その当日しか実行されませんでした。それもいちいち定冠詞の間違えをいやがらせのように指摘してきたので、「私の向上心をサポートする気はないの?!」とマジ切れになり、それ以降はやつ以外のドイツ語圏の友達とドイツ語で話すようにしています。でも話がこじれそうになってどうしても理論で攻めたいときだけは私がドイツ語に切り替えます。Rechtfertigenといって、利詰めで相手を黙らせるのには本当に向いていてる言語だと思います。私がドイツ語になるときはどうしても譲れない事があるときとわかっているので彼も身構えます。日本語でそこまで言ったらいじめだけど、ドイツ語だと悪い気がまったくしないのは不思議。


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