ぬちぐすい。

ぬちぐすい。

うぬぼれのすすめ。







~ うぬぼれのすすめ ~



   幼い子供って みんな自信家です。
   なぜなら自分しか知らないから・・・。
   周りの状況や現実を理解したり・・・
   その中の自分を客観的にみることは
   まだ できないからなんですが・・・
   それは ある意味 幸せなことだと思うし・・・
   だからこそ小さい子供は希望や夢に胸を膨らませて
   いつも楽しそうに目をキラキラさせているわけです。
   子供は 自分が一番すごい!と信じて疑いませんから(笑)

   でも それが だんだんと大きくなってくると・・・
   自分を取り囲む周りの状況が客観的に見れるようになり
   自分を他人と比較してしまって落ち込んだり
   自分を駄目なやつだと責めて 自信を失ってしまう。
   それは 思春期が 一番 ピークかと思います。  

   そして もう少し 歳を重ねてくると・・・
   自分が楽に生きられる方法(なまけるという意味ではなく)
   「そのままの自分」でいいじゃないか!!!
   「自分以上は望まない」そんなふうに思えるようになる。
   自分は不完全な人間だけど・・・
   それなりに生きていけばいいことに気づく。


   たぶん(笑)

   気づいても・・・
   そう思っていても・・・
   悩みは尽きないんですけどね^^;




   昔 育児の本で・・・たとえば・・・
   「子供が自分の力を過信してるようなことがあっても
   それを気づかせるのは親ではなく本人であるべき」
   ・・・というような内容を読んだことがある。

   ま~簡単にいえば・・・
   どうやっても登れそうもない高いところに登ると子供がいう。
   それを 親が「無理よ!危ないからやめなさい!」と止めず
   実際の登らせてみる(実際問題 難しい場合も多いけど)
   子供は登れなくて悔しくて泣くかもしれない。
   もしかしたら落っこちて怪我するかもしれない。

   でも 実際に自分でトライしたことで・・・
   自分は まだこの高さには登れないと実感する。
   そして じゃ~このくらいなら登れるかな?と
   もう少し 低い所にチャレンジするかもしれないし
   どうやったら登れるのかを試行錯誤するかもしれない。
   (あきらめてしまう子もいるだろうが^^;)


   そうやって 実際に自分で自分の力を把握することが大切。
   親にいわれても 自分では実感できず・・・
   そのまま 親の価値観 親の基準で生きていくことになってしまう。
   実際のところ 親が危ないと思っても
   子供は登れちゃったりすることもあって・・・
   親だって子供の力を正しく把握してるとは限らない。



   親の心配は もちろん ありがたい親の愛ではあるのだが
   親の不安を子供に移行したのでは 子供は進めなくなってしまう。




    話しの方向が ちょっと変わってきたような^^;

   タイトルの「うぬぼれのすすめ」は
   少し前の新聞のコラムでみかけたものです。


   そのコラムでは「うぬぼれる」の意味は・・・
   「(実際以上に)自分をすぐれていると思って得意になる」で
   でも その「実際」というのは 世間の評価だったり・・・
   会社の上司や学校の先生 はたまた近所の人の目だったりする。
   その評価に対し もっと自分はできるんだと思うことが
   「うぬぼれている」ととられてしまうことはおかしい。
   世間の自分への評価と 自分の自分への評価が違っていたのなら
   迷うことなく「自分の評価」を信じるべきである。


   ・・・というようなことが書いてありました。


   で 何がいいたいのかというと(笑)
   親は子供を世間の評価に惑わされることなく・・・
   まして 自分の子供への評価に囚われることなく
   もっと 子供の力を信じてあげなければいけないのでは?
   ・・・・そんなふうに思ったわけです^^;


   いえ 実際問題 難しいのはわかってます。
   本の中の話しや コラムだったらいくらでもかけるし
   子供一人一人違うので ケースバイケースだし・・・
   「うちの子に限って」状態になってしまうのは困るし^^;


   だから おおやけには なかなかできないけど
   心の中では 家の中では 子供の前では・・・
   「親ばか」でいるのがいいかな~って。
   「親ばか」っていうと また少し語弊があるかもしれないけど
   「子供の力を信じる」ってことかな・・・。


   これから 裏切られたと感じることもでてくるかもしれない。
   何が起こるかわからないけれど・・・。
   いつでも いつまでも子供を信じられる親でいたいと思います。




                  2003.4.14 記(日記より修正加筆あり)








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