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中国の古典を題材にした短編集。無駄な描写がなく、簡潔に物語がまとまっている点は評価できる。しかし一方で内容だけでなく物語展開までも古典を踏襲している単調な起承転結で、ナラトロジーの面白みはない。★★★★☆
2008.03.24
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南の島のホテルで働くティオと様々な客や島民が繰り広げる短編集。ティオが語る一人称で統一されており、物語がわかりやすいのがよい。また神がかった不思議な事件が起きて日常が異化される点や近代文明と原始的生活との対比も描かれており、児童文学だけれど大人でも十分読める内容になっている。★★★★☆
2008.03.24
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恋愛をテーマにした短編集。他の作品に比べてへんてこ度は低く、ぬるい人間関係ばかりで盛り上がりが少ない。恋愛小説として異色の面白さもあるけれど、異色が続くと飽きてしまう。★★★☆☆
2008.03.21
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ピアニストの変な逸話や半生を書いた本。日本人天才ピアニスト久野久や、ポーランドの首相になったパデレフスキーの話はよくまとまっていて、ピアニストの波乱万丈な半生と作者の軽快な語り口と相まって面白い。イサーク・アルベニスも面白そうなのに、ちょろっとだけしか紹介されていないのが残念。★★★★☆
2008.03.21
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米軍基地に土地を貸した地主には大金が転がり込み、それを目当てに女たちがだましに来るという話。主人公の独身の男には本土から来た謎の女が居付き、彼女に説明する形で沖縄特有の事情が明らかになっていくというベタでご都合主義的展開のうえに、最後のオチが読めてしまってカタルシスがないのが興ざめする。米軍基地に埋められた美女の幽霊の話などの挿話は面白いけれど、リアリティのないヒロインがいるせいで全体としてリアリティがない。ユーモラスさがあるのはいいけれど、逆にそれ以外は見所がない小説ともいえる。★★★☆☆
2008.03.21
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金閣寺に仕える青年坊主が金閣寺を燃やす物語。金閣寺の炎上事件が風化していない当時はもっと面白く読まれただろうと思うけれど、現代にこれを読むと描写の技法やラストシーンがありきたりに見えてしまう。その分を差し引いても、登場人物たちに人間味があり、小説として完成度が高く面白く読める。★★★★☆
2008.03.21
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逃亡犯が乗って逃げた船がずいぶん後になってから戻ってくるという話。ガルシア=マルケス風だと評価されるほどの描写技術があるのはよいが、面白おかしくしようと意図して読者うけを狙ったようなレトリックはむしろ稚拙に見えてよくない。周りに変人が多数いるのに比べて一人称の語り部となる主人公の女性の存在感がないのも不満だ。序盤は主人公が思い出す挿話の連続でストーリーの進展がなく退屈で、逆に後半に主人公とは関係の無いところで物語が急展開して主人公の存在感がなくなり、構成としてアンバランスな印象をうける。★★★☆☆
2008.03.21
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