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心理学と社会学のキーワードをもじったSF短編集。各短編ごとの特徴づけやオチがしっかりしていて、エンタメとして十分な出来栄え。男性がセックスロボットをかうようになって女性がいらなくなるなど、現代社会の問題点を先取りしたような慧眼もよい。★★★☆☆
2010.03.10
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カルヴィーノの本を買った男性読者と女性読者が出版社のミスで混ざった別の小説に興味を持ってそっちを読む話。男性読者と女性読者が主人公で、作者が二人称の「あなた」で描写していく。章間には小説の断片が挿入されて、しかも続きがない。続きを探していくうちにまた別の小説の断片に行き当たり、それが最終的に『冬の夜一人の旅人が』という小説になる構想が奇抜で面白い。★★★★☆
2010.03.10
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昔の渋谷の出来事やうんこネタを書いたエッセイ。連作のように話が繋がっていて、読むたびに新しいうんこネタが展開するのが面白い。★★★☆☆
2010.03.10
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弁護士アスタンが悪人ハイド氏からジーキル博士を助けようとする話。三人称でアスタンを中心に物語が展開する。叙述でジーキルとハイドが別人であるかのようにミスリードしていき、オチを地の文で書かずに登場人物の手紙という形式で書くことによって物語のリアリティを出そうと工夫しているのはよいけれど、殺人の動機がよくわからないし、ただの二重人格でなく薬で身長まで変わってしまうという突飛さがリアリティを損ねている。この物語ははたしてミステリーなのか、ホラーなのか、あるいは博士の苦悩と悲劇の物語なのか、短編なのに焦点が定まらず中途半端な印象。★★★☆☆
2010.03.10
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妻のことを書いた詩集。孤独の洞察や妻への愛情がしみじみ表現されていてよい。★★★★☆
2010.03.10
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古い地図と記憶の食い違いを調べる表題作と記憶をテーマにした他の短編集。どの短編も男性主人公による一人称。「……」が多く、文章がもっさりして臨場感もなく、目だった文彩もなく、描写の技術は拙い。三人称が書けないから一人称なのだろうかと思ってしまう。プロットも主人公が過去を思い出して犯罪が露見するというワンパターンで、文章力のなさゆえにプロットを生かしきれていない。★★★☆☆
2010.03.10
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超人的な嗅覚を持つ男が処女の匂いを求めて殺人をする話。三人称で、主人公の出生から時系列順に物語が展開していく。表現や比喩が特に優れているわけではないものの、筆致は安定していて読みやすい。物語としては犯人が主人公だとわかっているし伏線もなく単調に展開するのでミステリやサスペンスとしての面白さは少ないものの、小説では描写が省略されがちな匂いを小説の中心にした独創性はよい。★★★★☆
2010.03.10
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