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2015.01.05
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カテゴリ: 小説
年増女がアメリカで自殺した母親を調べたり情事をしたりする話。
三人称。短い会話と短い描写からなるラノベ的な軽い文体で、場面を立ち上げる描写力がなく、長編には向いていない短編向きの文体で読み応えがない。各章にタイトルがついていて場面ごとに章が別れている構成ながら、各章が短編として面白いわけでもない。文学的な見所は凝りすぎて意味不明な比喩。
「兼一郎は江美に近づき、両腕で掴まえようとした。まだ覚めきらない体に、茹でたトマトのようなかたまりが宿っている。」
「潤子はその瞬間、内からの強い力にうながされて立ち上がり、兼一郎のベッドまで歩いていくと、彼が横たわる傍らに腰を下ろし、まだ濡れている頭を抱え込んだ。体の重力に抗いきれなくて倒れこむように、その顔に唇を被せた。やがて体の下の大地が、マグマを噴出するように動き、潤子は逆に押さえつけられていた。」
「久しぶりに腹の底に、人を恋うる熱いかたまりを覚えた。」
「頭の芯に一点、凍りついたところがあって、そこからかすかな残響が、流れ続けている。」
恋愛絡みの場面にさしかかると突如としてシュールな比喩がでてきて、ただでさえ描写が少なくて状況がはっきりしないのがもはや理解不能になる。茹でたトマトのようなかたまりってなんやねん、生のトマトと何が違うねん、マグマを噴出するような動き方ってなんやねん、体からマグマ噴出したら体ばらばらになるがな、またかたまりかいな、どんだけかたまり好きやねん、頭凍ったら大変やがな、はよ病院行きなはれ、といちいち突っ込むのにも疲れる。この小説の登場人物たちは体内にかたまりだの何だの異常がありすぎだろう。描写が雑なのに比喩で強引にシリアスな場面を演出しようとしても無理だという悪い例。
1988年の作品で、バブル時代に乱造された恋愛小説という感じで特に読む価値なし。

★★☆☆☆






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最終更新日  2016.02.11 00:06:43
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