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2016.03.02
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カテゴリ: 小説
「雨」「赤毛」「ホノルル」の太平洋南海を舞台にした3つの短篇集。

「雨」はマクフェイル博士がパゴパゴで足止めを食らうことになって島に上陸して民宿に泊まると、同じ船に乗っていた熱血宣教師デイヴィッドがはっちゃけて部屋で売春していたミス・トムソンを改心させようとする話。
三人称。デイヴィッドは原住民をさげすむ熱血キリスト教宣教師というステレオタイプな人物像で、一方のマクフェイル博士は猿回し的傍観者で存在感がなく、登場人物にあまり面白みがない。宣教師と売春婦という時点でオチの予想がついてしまう。

「赤毛」はスコットランド人のニールソンの妻のサリーは30年前にレッドという美青年と相思相愛になるものの、レッドは人手不足の捕鯨船に拉致されてしまってから消息不明で、サリーはニールソンの求愛に応じて結婚はしたもののいまだにレッドを思い続けていたので、ニールソンが島にやってきた船長にレッドの消息を尋ねる話。
三人称。理想化されている青年時代と中年時代の落差を大きくすることで、短編内でメリハリをつけている点はよい。この短編集の中では一番面白いかもしれない。

「ホノルル」は私がホノルルに旅行して知り合ったバトラー船長から、呪いのふくべにまつわるエピソードを聞く話。
一人称。ふくべというのはゆうがおの実に顔の絵みたいなのを描いたものらしいけど、作品内ではふくべ何なのか説明してないので、オチがいまいちわからない。

全体の感想としては、オチを知ったら面白みがなくなるようなエンタメ短篇集で、その割にはオチの予想がついてしまうのでプロットとして面白いというわけでもないものの、人物の特徴づけがされていてメリハリがあって、短編としてちゃんと物語の見所が用意されていてよい。最近つまらない小説を立て続けに読んだせいか、プロットがわかりやすくて各短編にちゃんとオチがあるというだけでもありがたく感じる。つまらないというわけでもないけれど、この短編3作のためにわざわざ本屋で探してまで買うほど面白いというわけでもない。

★★★☆☆







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最終更新日  2016.03.03 00:33:26
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