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2019.01.15
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カテゴリ: 詩・写真集
平安時代のイケメン貴公子(在原業平)が旅をしたり恋愛したりする物語。

●感想

むかし、ねこありけり。ひねもすぐうたらするいやしきねこなりければ、すさびに古典を心見むとて伊勢物語を読むなり。
主人公のをとこが在原業平というのはコンセンサスのようだけれど、誰が作者なのか、なぜ伊勢物語というのかというのは諸説あるらしい。在原業平が何歳のときのどこの話なのか、女が誰なのかという状況に関する情報も乏しいし、段落のつながりもはっきりしない。私が読んだ岩波文庫のやつは現代語訳もないし注釈もほとんどないので読者に古文の知識がないと理解できない仕様なので、結局ネットで調べながら読んだ。時代背景の情報が少なくて状況がよくわからないものの、馬のはなむけをするとか、正月に偉い人を訪ねて大御酒を飲むとか、平安時代の文化や風景が垣間見えるのは面白い。花、朝露、蛍、紅葉といった儚くうつろいゆくものにもののあはれの特徴が出ている。平安時代と比べて現代は自然の風景が随分変わっているけれど、それでももののあはれは現代人でも理解できる自然観である。現代人は蛍を見るよりも派手なイルミネーションを見て、星や月を眺めるよりも派手な花火を眺めるようになったけれど、桜や紅葉は相変わらず季節の象徴として鑑賞の対象になっている。最近はソロキャンプが流行っているけれど、これももののあはれじゃないかと思う。サバイバルや狩猟だと野性的で荒々しいので詩情はないけれど、ソロキャンプだとしみじみとした詩情がある。ヒロシはたぶん芸人としてはあまり売れなかったはかない存在だからこそ哀愁が漂っていて地味なソロキャンプが似合うのだろうし、普通のYouTuberのようにテンション高めにはしゃいで原色の大文字の字幕をごてごて盛ってうるさい効果音を入れていたらキャンプ動画が人気になっていなかったかもしれない。最近は芸能人に小説を書かせるのが流行っているようなので、そのうち文學界がヒロシにソロキャンプ小説を書かせて芥川賞候補にするんじゃないかと思う。

★★★☆☆





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最終更新日  2019.01.15 01:14:57
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