「きのうの常識はきょうの非常識(きょうの常識はあすの非常識かも)」

「きのうの常識はきょうの非常識(きょうの常識はあすの非常識かも)」

2005/10/10
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カテゴリ: 政治を考える
 ユダヤ民族は2000年もの間世界を放浪した末に、世界政治の権力バランスの上に英・米・仏のバックアップでイスラエル建国を実現した。 しかし、そのイスラエル建国の犠牲となって、1000年もの間その地に住んでいたパレスチナ人がその地から追われた。 憎しみが生まれない訳がない。

 第2次大戦の中で、多くのユダヤ人がドイツやポーランドにおいて虐殺されたことは「ホロコーストの悲劇」として世界が記憶する出来事である。 その殺された側のユダヤ人が政治的軍事的強者となり、政治的軍事的弱者であるパレスチナ人を殺す・・・
パレスチナ人の報復・・・

 過日、新聞紙上に「杉原千畝すぎはらちうね」氏の遺族のことが掲載されていたことがあった。 杉原氏は「センポ・スギハラ」と呼ばれた元日本外交官(こんな立派な外交官もいたのだ。無論ノンキャリア組で、戦後外務省を首になった。国の許可なく勝手にビザの発給をしたとの理由)であるが、第2次世界大戦中のリトアニアでナチスドイツの迫害から逃れるユダヤ人に査証(ビザ)を発給して6000人もの命を救った人物である。

 その杉原氏の遺族が、イスラエルのパレスチナ侵攻を見るに見かねてイスラエルのシャロン首相に「勇気ある撤退を」と親書を送ったという。杉原氏の未亡人は「主人の書いたビザはあれで良かったのであろうか。書かなければ良かったのかもしれないなどと悩まざるをえません」とまで訴えたと書かれていた。

ユダヤ人の悲劇は建国しただけでは解決しなかったのである。そしてその悲劇は、彼ら自身が砂漠の果てに追いやったパレスチナ人のことに思いを寄せることができない限り、今後も永遠に繰り返される悲劇となって残されるかもしれない。

アンネも心いためていることでしょう。~付け足し

「宗教は人を救いもするが、滅ぼしもする」 わが国でもやたら政治に口を突っ込みたがる宗教団体もあるが、指導者は心すべき。~付け足し

さんま漁船に当て逃げしたイスラエル船籍の船の会社が、非を認めたとの報道があった。不幸中の安堵であった~付け足し


杉原千畝氏のお墓は、イスラエルにもあります。日本人はその名を知らない人が多いのですが、イスラエルでは有名なかただそうです。
終戦後、「センポ・スギハラ」をさがして、外務省に何度照会しても、該当者無しの返事で、すぐには彼の消息がイスラエルの政府でもつかめなかったそうです。
あすのドラマSP日本のシンドラー杉原千畝物語は是非見ようとおもう。





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Last updated  2005/10/14 04:57:18 PM
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