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今週の『 とと姉ちゃん
』、ついに直線裁ちがでてまいりました。
戦後すぐの衣料不足の時代に、
花森安治氏が提唱はじめ、長年『暮しの手帖』のバックボーンだった
直線裁ちの服。
型紙もこむつかしい洋裁の技術も不要、
裁ち残りも少なくて布をむだにせず合理的。
まっすぐ縫えば洋服ができあがる。
じつは最近、『 まっすぐ縫い
』がしずかなブームで
ブティック社はじめ各社からテキストが出版されてうれしいのですが
本家本元(笑)というべき暮しの手帖社に、
ぜひ昭和の生活史をなぞる意味でも
『 直線裁ち
』集大成の本を出版していただきたいなあと希望します。
花森安治氏なきあとの
今から30年前、1986年7・8月号に掲載された『ゆかたの直線裁ちと色』。
ゆかたの反物2枚を中心で接ぎ、肩を「わ」にして
えりぐりをあけた、まっすぐな服。
まっすぐな服にベルトをしめるときれいな線がでて
しゃれたドレスに。
左は同様なまっすぐな服のえりぐり部分をたてあきにしてVネック、
ポケットつき。
丈を短くして、まっすぐなブラウス。
たて・よこに縞をいかすのがおしゃれ。
左はやや本格的にスタンドカラーのT型チュニック。現在また流行になっているスタイルですね。
暑い暑い時期、
かんたんにつくれて風通しよく着ていてらくな
直線裁ちは、いいですね。
『とと姉ちゃん』、みのがしたかた、もういちどみたいかたは、 こちら
から。
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