夏が近づいてくるとうっとうしい季節梅雨がやってきます。
何日間もしとしとと雨が降り続き、じめじめした季節はどうも苦手です。
ネパールにいた時も雨期の始まりだったのか毎日雨が降りました。
夕立ちもあるのですが、たいていは夜明け前から激しく降り朝9時ころには上がっていました。
昼間は暑く太陽も顔を出すので過ごしやすかったです。
とはいえヒマラヤの山々が雲に隠れてほとんど見えないのはがっかりでしたが、
最終日にはなんとかマチャプチャレも見ることができました。
ポカラ最後の日、やっと峰々が見えました
ヒンドゥバシニ寺院から戻ってくるともう午後も遅くなっていました。
レイクサイドノースの船着き場まで帰ってくると何人かの顔見知りがいました。
チベタン村からお土産を売りにきている人、老眼鏡をあげたおばさん、
トレッキングを誘ってくれたマウンテンガイドの人などです。
今日が最後で次の朝発つのでみんなで記念撮影です。
ガイドたちが自転車を返しておいてあげるというので最後のお散歩です。
イエムにもさよならを言いに行きました。
イエムは 「チベット村へ向かいました」
で書いたサテ屋さんです。
彼はバイクでサランコットまで連れて行ってあげると言ってくれたのですが
毎朝雨でその約束は果たせませんでした。
仕事前にしか行けないからと朝早い時間を空けてくれていたのですが残念です。
しばらく話をして湖畔に向かいました。
船着き場の辺りからは散歩道ができていて何人かの人が夕暮れを楽しんでいました。
派手ではありませんでしたがきれいな夕焼けに包まれてなんだか幸せな気分。
静かなたそがれは優しく、そぞろ歩く人も美しく見えました
するとどうでしょう、湖右の北の空がベールの幕を引くように晴れ始めたのです。
8000メートル近い峰々がもう暗くなった空に浮かんでいます。
アンナプルナ・サウスは大きな舞台のように突き出していました。
「豊穣の女神」と呼ばれるアンナプルナは第1峰から第4峰まであるそうです。
聖なる山マチャプチャレ(魚の尾)も高くその尾を上げていました。
シバ神に関連のある神聖な山マチャプチャレは登山が禁止されています。
ですからまだ未登頂の山なのです。
湖畔の草の上に座ってその荘厳さに打たれ、闇に沈んでいく峰々をただ見ていました。
なんと言ったらいいのでしょうか、深く高揚した気分が静かに湧いてくるようでした。
暗くなり山もよるとの境目を無くしてきたのでメインストリート近くまで戻ると
何人かのガイドたちが近付いてきて言いました。
「最後の夜でしょう?いっしょに歌おうよ」
そう言われても...としり込みしているともう楽器を取りだして演奏を始めます。
サーランギ、マダルと言う太鼓、竹笛はバンスリと言うのだそうです。
まずは「レッサン・ピリリ」そして軽快な楽曲が続きます。
「ガイドさんがなんで楽器をするの?」と聞くと
「僕たちはみなさんを退屈させないためにいろんなものを持っていくのさ。
その一つが音楽なんだよ。もちろん星空が一番きれいなところで歌うんだ」
話を聞いているとどんどん引き込まれていきます。
花畑、氷河、星々の天空、シェルパのむら....行ってみたいです。
2週間も歩き続けるのは無理かもしれないけど....心は動き始めていました。
そんなこんなで夜も更け最後の夜は夢も見ませんでした。
朝起きてみるとまた雨。
ホテルではご主人や奥さん、息子さんと話をしながら朝食を食べました。


キッチンにはお香がたかれ、窓の外には青いバナナが生っていました。
息子さんはポカラのことをたくさん話してくれました。
お母さんもまだまだいいところもあるからとまた来るように誘います。
もっといたいけど、もう行かなくっちゃ。
別れがさみしく感じられたのはずいぶん久しぶりのことでした。
タクシーでバスターミナルへ行くときも雨が降っていました。
ここからはカトマンズに戻ります。
そして2、3日してから帰国の予定。
すこしホームシックになり始めたポカラ最終日でした。
ゆっくりのんびりとブログに旅を綴っています。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
カトマンズではいよいよスワヤンブナートやパシュパティナートにも行きます。
また読んでくださいね。
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